アベンジャーズ(2012年の映画)

登録日:2012/09/19(水) 22:37:16
更新日:2019/07/06 Sat 22:31:22
所要時間:約 5 分で読めます




◆アベンジャーズ




日本よ、これが映画だ。





アベンジャーズは、2012年8月に日本で公開されたマーベルコミック原作の映画である。
監督・脚本は『トイ・ストーリー』『エイリアン4』の脚本を手掛け、テレビドラマで活躍していたジョス・ウェドン。


本作は2008年公開の
アイアンマン』、
インクレディブル・ハルク
2010年公開の
アイアンマン2
2011年公開の
マイティ・ソー』、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー
の5作品からなるマーベル・シネマティック・ユニバースの完成形の一つである。

インフィニティ・サーガのフィナーレ『アベンジャーズ/エンドゲーム』では本作の舞台裏が明かされるので、是非とも合わせて鑑賞しよう。


【ストーリー】

かつてソーと闘った邪悪な神・ロキが神々の至宝ことコズミックキューブを奪い去ってしまった。
地球最大の危機に特殊組織「S.H.I.E.L.D」のニック・フューリーはスーパーヒーロー達を集め、1つのチームにする「アベンジャーズ計画」を始動させる。
しかし、ヒーローは連携がとれず、チームが成り立たない。アベンジャーズは地球の危機を救えるのか!?


【登場人物】
アイアンマン/トニー・スターク
演:ロバート・ダウニーJr/吹き替え:藤原啓治
戦う実業家。ポスターなどで一番目立っているし美味しいところをいっぱい回されているが、俳優の格がダントツなので仕方ない。
本作ではマーク6スーツ、そして終盤では空中で装着するマーク7スーツを使用する。
中盤のロキ捕縛作戦時は『アイアンマン2』同様にBGMとしてAC/DCの「Shoot To Thrill」を引っ提げて登場した。
また、後半以降はBlack Sabbathの公式バンドTシャツを着用している。*1

キャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャース
演:クリス・エヴァンス/吹き替え:中村悠一
超人ソルジャー。70年間眠っており、現代の技術に疎くジェネレーション・ギャップに困っている。
チームの司令塔になり5人に的確な指示を出しながら戦う。

ハルク/ブルース・バナー
演:マーク・ラファロ/吹き替え:宮内敦士
苦悩の科学者。『インクレディブル・ハルク』の戦いの後、インドに身を潜めて医者として活動をしていたが、ブラック・ウィドウに説得されアベンジャーズに加入する。
穏やかそうに見えるが、自らの力もあってかなり疑心暗鬼になっている。
なお、インクレディブルで演じたエドワード・ノートンが降板したため、役者がマーク・ラファロに変わっている。
役者の変更に反して、意外にも顔を変えた設定ではない模様。
もしノートンが降板しなかった場合、吹き替えを担当した俳優も続投した可能性があったかは不明。 

ソー
演:クリス・ヘムズワース/吹き替え:三宅健太
神失格の男。方法は不明だが再び地球に訪れ、ロキを連れ帰ろうとしたところ事情を知らないアイアンマンと対立する。
また中盤にはヘリキャリア内で暴走したハルクとも戦う。
本作でもムジョルニアによる圧倒的なパワーは健在、雷でチタウリ軍団を粉砕する。

ブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフ
演:スカーレット・ヨハンソン/吹き替え:米倉涼子
魔性のスパイ。『アイアンマン2』の時とは髪型が変わっている。
チタウリの飛行機に飛び乗り操縦するなど常人とは思えない活躍をする。そして尻がエロい。

ホークアイ/クリント・バートン
演:ジェレミー・レナー/吹き替え:宮迫博之
地上最強の射手。『マイティ・ソー』に顔見世で初登場し、本作から本格的に参戦。冒頭からいきなりロキに洗脳されてしまう。
戦闘時は様々な矢を使用し戦い、チタウリ戦では屋上から百発百中の射撃を披露、前を向きながら後ろの敵に当てるなどといった神業を見せ付ける。

ニック・フューリー
演:サミュエル・L・ジャクソン/吹き替え:竹中直人
アイアンマンからたびたび登場していた眼帯のオジサン。SW M&Pピストルや近代化されたRPG7を武器に戦う。
隠し事が多く、アベンジャーズがバラバラになる原因とアベンジャーズが結束する原因の両方を作った。 
しかし、平和を願う気持ちは本物で、決して非情な人間ではない。

◆フィル・コールソン
演:クラーク・グレッグ/吹き替え:村治学
こちらもアイアンマンから度々登場していたキャラ(当初は原作未登場の映画オリジナルキャラだったが人気が出たため、後にコミックに登場)。
キャップのファンらしく、常に彼のトレーディングカードを持ち歩いている。キャップのコスチューム制作にあたってもデザイン面で関わっていたようだ。

◆マリア・ヒル
演:コビー・スマルダーズ/吹き替え:本田貴子
S.H.I.E.L.D.女性エージェント。無茶をする長官のサポート役。

◆エリック・セルヴィグ
演:ステラン・スカルスガルド/吹き替え:金子由信
かつてソーと知り合い、アスガルドの存在を知った天文学者。
キューブの研究のためにS.H.I.E.L.D.に協力するが、ホークアイと共にロキに洗脳され、キューブの兵器転用のために利用されてしまう。

◆ペッパー・ポッツ
演:グウィネス・パルトロー/吹き替え:岡寛恵
トニーの恋人で、スターク・インダストリーズの現社長。
アイアンマンに入れ込むトニーを甲斐甲斐しく支える。

◆ジャーヴィス
声:ポール・ベタニー/吹き替え:加瀬康之
トニー専属のAI執事。
相変わらず感情豊かにアイアンマンの戦闘サポートを担当する。

◆スタン・リー
…また出てるよ!

◆ロキ
演:トム・ヒドルストン/吹き替え:平川大輔
ソーの義弟。『マイティ・ソー』のラストにて行方不明になっていたがチタウリに出会い杖と軍隊を授かり地球侵略を開始する。
一応ボスではあるのだが、アベンジャーズ全員に出し抜かれたり軽く扱われているため、悲しき悪役として描かれていた『マイティ・ソー』とは対照的に何かとネタ扱いされている。

(例)
  • ブラックウィドウの誘導尋問(嘘泣き)に引っかかる
  • ホークアイの矢を片手で受け止めドヤ顔→矢が爆発してぶっ飛ぶ
  • ハルクを煽る→ビターンビターン→「ちょろい神だ」→「キュー……」
  • ソー「ロキは俺の弟だ」→ウィドウ「2日で80人殺した」→ソー「養子だ」
  • 一般人に大物ぶって演説した際、モブのおじいさんに「いつの世にもいるゲス野郎だ」と卑しい本性と小さい器を完全に見抜かれる→杖から発射した怪光線で物理的に黙らせようとする→ギリギリのタイミングで到着したキャップの盾に跳ね返されて怪光線が自分に命中
  • スタークタワーでトニーを洗脳しようとする→杖がリアクターに当たって洗脳できない→原因がわからず「あれっ?」という顔
  • 兄はムジョルニアの力とはいえ空を飛べるが、ロキは飛べないので神なのにトラックの荷台に乗って移動
  • ソーの雷にビビる→指摘されたら「この後に来る奴が嫌いでね」
  • ハルク用の牢に閉じ込めたソーを落下させて勝ち誇っていたらコールソンに「信念がない」と指摘され、キレた隙にエネルギーライフルで吹っ飛ばされる

ちなみに演じた俳優トム・ヒドルストンは、
  • 貴族の家系出身
  • ケンブリッジ大学を寮長で主席で卒業
  • 高身長(187cm)
  • イケメン
  • 子供たちの為にソー役の人と一緒に病院へ訪問する等ファンサービスも怠らない精神
と超チートである。



【余談】

続編の『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の公開は米では既に2015年に決まっており、それに合わせて、
アイアンマン3
マイティ・ソー/ダークワールド
キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー
が公開。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーも2014年に公開された。
製作の遅延で今回の参戦が見送られたアントマンは『エイジ・オブ・ウルトロン』の後に公開されている。

トニーがみんなで近くの店のシャワルマを食べに行こうと誘っていたが、ロキを捕縛したソーは帰ってしまった。
かと思いきや、スタッフロール後にアベンジャーズのメンバーがシャワルマ(ケバブ)をひたすら無言で食べているシーンがある。
時系列的にはソーが帰る前なのだろう。

これはアメリカと日本のみで追加されたシーン。
キャップは口が動いていない。これは追加撮影の時点で、既に『スノーピアサー』という映画の役作りのためヒゲを生やしていた為、キャップの顔が映らないようにせざるを得なかった。
ウォーマシンはこのシーンの直後に到着したという設定。

「アベンジャーズ、アッセンブル!」という決め台詞が一度も使用されないが、撮影中にトニー役のロバート・ダウニー・Jr.が「アベンジャーズ、アッセンブル!(訳:みんなで飲みに行こう!)」と共演者を誘ったらしい。

ディズニー配給ということで、ディズニーランドにアトラクションを作る計画が進んでいるらしい。なおTDLへの導入は未定。

フューリー、クリント、ナターシャの吹き替えキャストが以前までと変更されているため上映当時は賛否両論があり、後の映像ソフト化の際にも以前の声優による新録版が製作されなかった事に対する批判が殺到した事はネットニュースでも大きく取り上げられた。
ディズニー作品の吹き替え声優は、「ディズニー・キャラクター・ボイス・インターナショナル」により細かく管理されており、一度起用した声優は
続編などでも基本的に続投させる事が徹底されている。今作での配給会社変更によりマーベル作品にも適用され、『エージェント・オブ・シールド』でも僅かに特別出演したフューリーのために、竹中氏をわざわざ極秘で起用したりと、ディズニーの吹き替えキャストに対する拘りが強い事が窺える。
但し、クリント役の宮迫氏に関しては、普段の芸人としてのイメージとは異なる演技の影響か、当初から中々評判が良く、後の作品群ではそれぞれもキャラにハマってきているためか否寄りの意見は以前に比べれば少なくなってきている。
MCUの吹き替えでは1度出演した声優が別役で再起用される事も多く、当初のクリント役である阪口周平氏はドラマ『インヒューマンズ』でシリーズ復帰を果たした。また、本作以後に公開されたサミュエル・L・ジャクソン、スカーレット・ヨハンソンの出演作品の吹き替えで、シリーズの前任者である手塚秀彰氏、佐古真弓女史が度々起用されるようになった。

追記・修正は地球を救ったあと、みんなで粛々とケバブを食べながらお願いします。




























サノス
『インフィニティ・ガントレット』『マーヴルスーパーヒーローズVSストリートファイター』などで有名なヴィランがスタッフロール中に登場。
後に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にも登場、
公式でもインフィニティ・ガントレットを下敷きにした『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でトニーらが最終決戦を挑むことになる。
なお、『インフィニティ・ウォー』は前編を2018年5月、後編を2019年5月に公開する予定。



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