魔女見習い試験

登録日:2014/10/28 Tue 00:04:10
更新日:2025/05/18 Sun 22:52:11
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魔女見習い試験とは、『おジャ魔女どれみ』シリーズに登場する試験。
無印編と『ドッカーン!』で1年間の目標として描写されたほか、ぽっぷはどれみ達の課題とは別に4年間取り組み続けた。
『もーっと!』の試験については個別項目へ。


◆概要
人間または水晶玉を失った魔女(こちらは『もーっと!』1話を見るに相当特殊な例)が魔女見習いを経て魔女になるための試験。お知らせはデラが、試験官はモタとモタモタが務める。
無印編で過去にマジョリカが受けたとされるシーンがあるが、おそらくシリーズ初期ゆえの設定ミス(単に魔女学校の試験を指した可能性もある)。

9級からスタートし、課題達成に加えて魔女界あるいはそれに関係するものにとって良いことを2回すると、魔女の証である水晶玉を得られる。言うまでもなく級が進むごとにどんどん難しくなり、中には脱落者が特に多い課題もある。
実施日は月が笑う日の夜遅く*1そのためぽっぷは無印編の時点では試験を受けられなかった。*2
飛び級や追試の受験も認められており、おんぷやハナちゃんは飛び級を繰り返してかなり早い段階で上級の試験までこぎ着けている。

『♯』によると魔女界に住む魔女以外の種族も受けられるらしい。
また水晶玉を得た後何らかの理由で魔女見習いを継続する場合は、既に1級合格扱いのためこれに代わる課題を課されることがある。


◆各試験の詳細
→どれみ、はづき、あいこ
→ぽっぷ
→ハナちゃん

◾︎9級
報酬はお付きの妖精。
指定された食べ物を魔法で出す。
まず落ちる人はいないらしく、失敗したどれみは一躍魔女界の有名人となった。

来る途中で寝てしまったが、ハナちゃんの魔法が暴走したのを助けた功績で6級に飛び級。

魔法でちょっと元気の無い花を咲かせる。暴走したもののあっさり合格し、その後ぽっぷと共に小鳥を助けた善行で飛び級。

◾︎9級追試
魔女くしゃみ草を取ってくる。
実は試験会場の裏に生えていたのだが、それに気づかず散々寄り道をしたためマジョリカに怒鳴られた。

◾︎8級
制限時間以内に「あしじゅぽーん(イカ)」を探し、その頭に旗を乗せる。
事前に苦手なものを書くアンケートを取られ、馬鹿正直に答えるとその内容が邪魔してくるため難易度が跳ね上がる。
人助けの結果全員不合格になりかけるも女王様がその行いを見ていたため合格した。
ちなみに苦手なものは
どれみ→算数(魔法ではづきに変身したが、頭の中身は元のまんま。はづきの機転で乗り切ったが、やり方がずるくないか……。)*3
はづき→おばけ(魔法でのっぺらぼうに変身して対抗した。)
あいこ→たこ焼きわざと好きなものを答えた。策士!)

◾︎7級
報酬は植物と話せる魔法。
試験官の都合で何もしていないのに合格。いいのかそれ。

ほうきによるオリエンテーリング。
地図で場所を調べ、制限時間以内にリングを取ってくる。8級の時のどれみ達同様、道草をしたことで不合格になりかけていたが、魔女幼稚園の友達を助けたことに免じて、女王様から合格を言い渡された。

◾︎6級
報酬は認定証とクルールポロン。
魔法を使わずに魔法玉を手に入れる。
なお、この時そもそも試験であることは知らされなかった。

写真を手掛かりにモタのペットである亀を探す。実は後述の4級試験に登場する亀で、名前も「亀」とそのまんま。
ちょうどオヤジーデも保育士の試験中だった*4が、高いところから落ちかけたハナちゃんを助けるべくルール違反を犯し彼は不合格に…。それでもハナちゃんは結果的に「亀」を見つけることはできたのと、その道中で行った善行で5級に飛び級した。

◾︎5級
モタとモタモタが欲しがっているものを魔法粘土で作る。
答えは孫の手(どれみの作った花が不本意ながら合格)。

劇場版で登場。
たくさんの魔女ガエルから指定された魔女ガエルを当てる。
試験自体は問題なかったが、ぽっぷが見つけたとある花が事件を引き起こすことに……。

◾︎4級
うさぎと亀、魔女見習いと変身した妖精による二人三脚対決。相手は結構速い。
ぽっぷのときはハナちゃんの検診が重なり様々な迷惑を被った。競争相手がハナちゃんの魔法のせいで窮地に陥るも、その場にいたどれみと一緒に救出。その直後にぽっぷは寝てしまうもゴールまで担ぎ込まれ合格。どれみ達も検診は乗り越えたが、ハナちゃんのサポートについてはマジョハートに注意された。

ハナちゃんが受験した時期は1000回記念で、競争相手はどれみ達やぽっぷに負けたリベンジを果たすべくトレーニングをしていたが、先々代の女王の悲しみのイバラの影響でダウン。その結果ハナちゃんはあっさり合格。これには試験官は観客からのクレームを受けてしまうも、どれみ達が競争相手を救った善行で2つ飛び級した。*5
ちなみにこれ、大人の魔女には良い賭博もとい娯楽なんだとか。おい。

◾︎3級
どれみ達の時の報酬は魔法玉がたわわに実る木。
制限時間以内に3つの世界にある3つの扉を探してゴール。
魔法は2回までしか使えない。
道中は探索を妨げる魔女や仕掛けが配置されている。
該当話を見れば分かる通り高難易度で、ここで脱落したために魔女ガエルが元に戻れなくなるケースが多いとか。
しかも疲れたところにゴール直前で好きなもの(どれみはステーキ、ももこはいちごタルト)が誘惑するおまけつきで、どれみは誘惑に負け落ちてしまった。
ぽっぷの時はハナちゃんとの面会日と重なり、魔女幼稚園がトラブルになったが時間ギリギリで合格。更に道中で人助けしたので、認定玉も一つ追加された。
ハナちゃんは上述の通り、唯一受けていない。うらやましい。

……作中あいこが扉を出す魔法で突破する場面があるため、実はこれを2回やればクリア可能である。
おんぷは呆れるくらい簡単と評していたがまさか……?

◾︎2級/3級追試
報酬はどれみ達が望む願いを女王様が一つ叶えてくれる。
(どれみはステーキ食べ放題を願おうとするも、寸前に止めたはづきとあいこがどれみの飛び級を願ったためどれみもこの試験の合格で2級となった)
隠し芸大会に参加しネタがうけたら合格。
魔法を使ったネタがうけないのは言うまでもない。
各々マジックを披露したが、タネはおろかそのネタの存在を知る魔女がおらず女王様ですら最後まで不思議がり、真似しようとしては側近のマジョリンに咎められていた。
それぞれ披露したのは
どれみ→親指伸ばし
+ ...
片方の親指を曲げてもう片方の手で隠し、曲げた指を伸ばす。
はづき→ばあや直伝顔クルクル
+ ...
顔面の部分だけ穴を開けた円柱状の箱をかぶり、箱だけ回して穴が前に来た時だけ首を動かす。
すると首が回転したように見える。
あいこ→つるり綾取り
+ ...
詳細不明。分かる方追記お願いします。

道をふさいでいる魔法樹をどかす。

◾︎1級
報酬は水晶玉。
日中に実施。
人間界で魔法を使った人助けを行い「ありがとう」と言ってもらう。ただし人間相手の場合魔法を使ったことがバレてはいけない。
どれみ達は合格したのまでいいものの、その直後に家族やクラスメイトに正体がバレかけてしまい……!?
ぽっぷの場合は魔法の結果起きた事象に対しお礼を言われたが合格扱いになっている。
ハナちゃんは不合格となっていたが、同時期に起きた事件を解決したことから結果的に1級合格扱い。



追記・修正は9級不合格で一躍有名になった方がお願いします。

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最終更新:2025年05月18日 22:52

*1 本作の月は独特なビジュアルをしており、世界各国でまるで笑っているかのように見える日がある。小説版では当日の昼間に魔女界へ移動するシーンがあるが、魔女であるハナちゃんやマジョリカが一緒だったため、人間であるどれみ達だけでも可能かは不明。後の定期検診なども同日に行われている。

*2 無印編の最終話でぽっぷは姉達と共におんぷを助けるため、自身も魔女見習いを辞めざるを得なくなったが、『#』の第1話でハナちゃんの誕生に立ち合ったどれみ達の計らいで自身もすぐさま魔女見習いに戻り、それ以降は『ドッカ〜ン』の終盤までその立場だった。

*3 あいこも自力では解けず、どれみと同じやり方で突破

*4 この時はボーナスの時期だったが、オヤジーデはアルバイトであるため、正式な保育士にならない限りはもらう事ができない。そのためボーナス本命での受験である。

*5 その以前にマジョリカも同じようにダウンしたため、どれみ達は原因に気が付いたが、現代の女王に聞かされるまでは「黒い雲によるもの」と思っていた程度で、先々代の女王によるものである事は知らなかった。