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武軍装戦高校

登録日：2014/11/02 (日) 10:29:51
更新日：2024/06/25 Tue 21:44:07
所要時間：約 6 分で読めます


『Mr.FULLSWING』に登場した高校の一つで県予選における十二支高校の記念すべき一回戦目の相手。



◆概要
校名の時点でアレな匂いがプンプンしてるだろうが、お察しの通り軍に優秀な人材を輩出することを目的として創立された私立校であり
やっていること、所属人員含めて最早高校ではなく軍隊そのものと言って差し支えない。
野球の試合もグラウンドが文字通り戦場といった様相である。
所属選手も監督含めてユニフォームは迷彩柄の軍服、挨拶は勿論統率のとれた敬礼、
大会開会式ではヘリからパラシュート降下という度胆を抜くパフォーマンス。
更には試合中にも普通に実銃を乱射してたり自軍ベンチの周辺に対人地雷を設置してたりなどもうツッコミ所満載である。


そして少年誌のスポーツ漫画に必ず一つはあるであろう「ラフプレー上等なヒール集団」のポジションに当たるチームでもあるが
正直言ってそういう括りで見てもやっていることがあまりにもぶっ飛びすぎだと言わざるを得ない。
実際に羅列してもまず捕手が妙な機械で分析してるわ、意図的に相手選手を2人も病院送りにしてるわ
挙げ句の果てには試合場の至る所に監視員を配置し、別所の大型機材を通じてリアルタイムで打球の方向を全選手に送信してるわなどやりたい放題である。


華武高校との練習試合まではまだギリギリ野球をしていると言えなくも無かったミスフルの方向性を
完全に異次元の彼方へと持って行った最初の要因と言えなくも無かったりする。


とまあそんなこんなで十二支高校と一回戦でぶつかり、数々の暴虐行為に物を言わせて苦しめたものの接戦の末に敗退。
以降は黒撰高校やセブンブリッジ学園の試合を見に来る解説ポジションに収まっている。
(因みに観戦の時は流石に普通のワイシャツ姿であった)


◆主要メンバー
名前は全て旧日本軍の軍艦の名前から取られている。


  • 大和陽牙(やまとようが)
3年 右投右打 投手
2月11日生まれ
A型 身長222cm 体重101kg

武軍のレギュラーピッチャーで2メートルを超える長身と異常に長い手足を持つ。
猿野曰く「どこぞの部族の盾みてーなツラ」「藤岡弘、探検隊と密林に帰れ」という独特の顔をしている。
投球時には歯をイーッと剥き出しにするかなり怖い容貌になる他、ギャグで一度だけ少女漫画風の顔にもなった。

「武軍の塔」という異名を持ち、性格は寡黙で必要以上の言葉は発さない。
しかし武軍メンバーらしく上からの命令には忠実で意図的な選出潰しも躊躇わず実行する。
十二支との試合でも牛尾に危険球をぶつけ、終盤では猿野すらも同じ目に遭わせようとしていた。

その長身と長い腕を最大限まで高めて放たれる急降下の投球「カタパタルト投法」と
逆に腕を最大限真横に伸ばし、打者の視界がヘルメットで狭まっているのも利用して急角度から突然現れたように抉る「ステルスサイド」という二つの武器を持つ。


  • 妙高数明(みょうこうすうめい)
2年 右投右打 捕手
3月21日生まれ
O型 身長159cm 体重51kg

武軍のレギュラーキャッチャーで大和とは対照的に非常に小柄な体格と宇宙人のグレイを思わせるつぶらな黒い瞳が特徴。
猿野曰く「チビメカオタク」「お前が持ってるのはジャンピューター」
口が悪く事ある毎に相手を挑発するようなことを言う、口癖は「ありえない」

「人間電算機(コンピューター)」という異名の下で、武軍の野球を陰で支える頭脳的存在。
試合中でも打席に立ちながらお手製のスコープで相手投手の球を分析しつつ、手元のキーボードでデータを纏める。
(普通に考えればこの時点で反則な気がするが、試合後半ででそれ以上のことをやらかしているし……)

一々相手をおちょくりまくるSッ気全開ながらも本人の精神はレギュラー陣の中でも未熟なのか
試合終了後は自分たちが負けたことを認められずにいつもの口癖を交えながら号泣していた。


  • 武蔵暴流人(むさしぼると)
2年 右投右打 外野手(ライト)
6月6日生まれ
B型 身長193cm 体重108kg

武軍の中でも一際血の気の多い武闘派で、顔に巨大な斜めキズや頭の両側部にボルトなどとても高校二年生には見えない外見。
猿野曰く「ボルトフランケン」「ツラだけで無期懲役」
口の悪さは妙高以上であり一度は猿野もマジギレして殴りかかろうとしたほど。
が、本人の煽り耐性も低く鹿目の挑発にキレて自分も殴りかかろうとしていた。

彼の代名詞は何と言っても故意に相手選手の負傷を狙った「殺人ヘッドスライディング」であり
これによって蛇神を病院送りにすると同時に武軍の焦土作戦が幕を開けることになる。
その他、鹿目の剃刀カーブを難なく打ったり、四球を2つ稼いだりと打者としての技能もなかなかのもの。
(が、魔球Xには手も足も出ず十二支戦ではノーヒットに終わっているが)

試合のラストに捕手の辰羅川も病院送りにしようと凄まじい勢いで突っ込んできたが
それを事前に察知した猿野と頭からぶつかって真っ向勝負となり敗れる。
しかし試合後は満身創痍ながらも今までのラフプレーを咎められても不遜な態度を崩すことなく
「自分たちは決して間違ったことはしていない、咎められるくらいでやめるなら最初からしちゃいない」と言い残している。
汚い、卑怯と罵られながらも武軍のやり方には一種の誇りを抱いており
負けた後も猿野にいくら罵られても敗者である以上何を言われても仕方ないとするなどといった態度も見せていた。


  • 神鷹樹(しんよういつき)
3年 右投右打 外野手(センター)
10月28日生まれ
A型 身長176cm 体重67kg

武軍のキャプテンで4番バッター。目元以外を黒いマスクですっぽり覆い隠したアサシンのような無口男。
一切の言葉を喋らず意思疎通は全て手話で行っている。
猿野曰く「スナフキン」「思わせぶりに出てきた割り影薄すぎ」

一見すればむさ苦しい連中の集う武軍メンバーの中で美男子とも言える見た目だがその本質は冷酷らしく
抽選会で一触即発になっていた武蔵のことを手話だけで怯え竦ませ引かせている程。
その恐ろしさからついたあだ名が「沈黙の暗殺者(サイレントアサシン)」

最軽量のバットを用いて超高速のスイングから音も無く相手の打球を振り抜く「サイレントファントム」が必殺技。
覇竹や空蝉と被ってるとか言わない、出たのこっちが先なんだから。
他にもデータから送られた飛球先に後ろ走りの体勢から捕球に繋げる「バックファイア」という技もある。


  • 瑞鳳源帥(ずいほうげんすい)
監督
5月30日生まれ
O型 身長181cm 体重85kg

選手たちからは提督と呼ばれている武軍の司令塔。
武軍だから仕方ないとはいえコイツもコイツで高校教師にはとても見えない風貌である。
猿野曰く「どこのテロリストをヘッドハンティングした」「提督と呼んでいいのはジャコウ様だけじゃい」

スポーツマンシップなど最早何それ美味しいの？　状態同然であり
意図的に相手選手を潰す「焦土作戦」や、リアルタイムで球場全体を監視して
自らは球場外の指揮車で打球の飛来位置を無線で選手に伝える「絶対防衛フォーメーション」などやりたい放題やらかしていた。
最終的に十二支野球部賊軍陣の奮闘によりモニター役が潰され手痛い反撃を受けて崩れ落ちた。






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最終更新：2024年06月25日 21:44