緑神龍ダグラドルグラン

登録日:2015/02/07 Sat 21:37:25
更新日:2024/10/19 Sat 16:51:32
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龍咆哮し、魔導具輝く時、裂けた天地は命の塊に戻る。


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緑神龍ダグラドルグラン》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-15「転生編 第2弾 神滅奥義継承」に収録された。レアリティはレア。

自然版ボルメテウス的な能力を持つアクセルクリーチャー。


スペック

緑神龍ダグラドルグラン R 自然文明 (6)
クリーチャー:アース・ドラゴン 6000
W・ブレイカー
アクセル
AC-このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札ではなく持ち主のマナゾーンに置く。

クロスギアとのクロスで能力を発揮するアクセルを持つ。

このダグラドルグランの持つアクセルは自然の《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》ともいえる能力である。
その能力は、このクリーチャーがブレイクしたシールドを、プレイヤーの手札に加えられる代わりに、マナゾーンに送る。
当然ではあるが、相手のS・トリガーは起動させることができない。

独特さを感じる『疑似』シールド焼却だが、なかなか強力。

墓地では無くマナにシールドを送り込むため、相手のマナブーストを最低二枚は手伝ってしまう。
しかしそのデメリットを考慮しても、S・トリガーを使わせない点は強い。

相手のデッキの文明にもよるが、墓地よりもマナゾーンのほうが回収しにくい場合も多い。
特に、近年は墓地肥しを行う強力なデッキが考案されているため、追い風は吹いていると言える。
ただし、もちろんマナ回収を手軽に行えるカードも少なくは無いので安心はしないように。

パワーに関しては少々不安な面が存在するが、それに関しては能力を使う際にクロスするであろうクロスギアで補ってやろう。
ダグラドルグランと様々なクロスギアを組み合わせるのもなかなか楽しい。

しかし、アクセルという存在はやや使いにくい能力であることは否定できない。
そしてアクセルを起動するためのクロスギアという存在自体が今や過去の遺物である。
そのため、ドラゴンを投入するデッキでS・トリガーを封じる手段は《無双恐皇ガラムタ》の方が圧倒的に使われる。
一応、ダグラドルグランはガラムダとは違い、相手にカードを回収させない点や殿堂ではないという点で有利ではあるが…。

アクセル自体が過去の忘れられた存在とは言え、ダグラドルグラン自体は一定以上のスペックはあることは事実なので、専用デッキなどを組んでみても良いだろう。


相性の良いカード

ファイアー・ブレード C 火文明 (2)
クロスギア
これをクロスしたクリーチャーは「スピードアタッカー」を得る。

スピードアタッカーを与えるクロスギア。

ダグラドルグランを出した直後に、クロスできるマナがあればクロスさせてやろう。
そうすれば、ダグラドルグダンの弱点であったタイムラグを無くすことができる。

インビジブル・スーツ C 水文明 (2)
クロスギア
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+1000され、ブロックされない。

ブロックされないクロスギア。

ダグラドルグランにクロスさせれば、相手へ確実にシールド除去を打ち込める。
僅かではあるが、パワーをパンプアップさせられる面も心強い。

バジュラズ・ソウル SR 火文明 (5)
クロスギア
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+2000され、シールドをさらにもう1枚ブレイクする。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選び、持ち主の墓地に置いてもよい。

超竜バジュラ》の力を宿したクロスギア。

ダグラドルグランにクロスすればブレイクするシールドが増え、さらにランデスを行える。
そのため相手の増えるマナは一枚だけになり、従来のシールド焼却に近い動きとなる。

パワーを+2000のパンプアップをさせられる面もベスト。

超銀河剣 THE FINAL SR 闇文明 (10)
クロスギア:サムライ
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+12000される。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、そのクリーチャーに「G・ブレイカー」を与えてもよい。(「G・ブレイカー」を得たクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクし、その攻撃の後、自分のシールドをすべてブレイクする)

DM-31で登場した、サムライの禁断兵器。

滅茶苦茶大きいパンプアップだけではなく、バトルゾーンの全シールドを吹きとばす。
つまり、相手のシールドを全てマナゾーンに送り込んでしまうのだ。

THE FINALは反撃のリスクも大きいが、ダグラドルグランは疑似シールド焼却なので、普通に使うよりは安全性も強い。


関連カード

緑神龍ダグラドルグランR P 自然文明 (6)
クリーチャー:アース・ドラゴン 6000
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーが攻撃する時、シールドを1つ選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。

DMEX-15「20周年超感謝メモリアルパック 魂の章 名場面BEST」にて登場したまさかのダグラドルグランの派生カード。
イラストはDMEX-15のコンセプトに基づき、漫画『FE』において勝舞との試合前に切り札としてダグラドルグランを紹介したコマの抜粋となっている。

能力は攻撃時に相手のシールドを1枚マナに任意で送れるという効果となっていて、ブレイク自体がマナ送り能力だったダグラドルグランから性質は結構変化している。
実は特にプレイヤーの指定がないために自分のシールドを削るという運用も可能となっており、シールドからマナをブーストするという一種のスーサイド戦法が出来る。
何よりも能力に関してクロスギアのクロスを必要としなくなっており、これは後述のプレイス版に近いとも言える。

相手クリーチャーへの攻撃以外でもシールドの疑似焼却が行えるようになっており、単純に考えてシールドブレイク時も実質的なT・ブレイカーとしての攻撃力を発揮する。
ディスペクターのEXライフに対しても、EXライフシールドを直接削れることからキラーとなる性質を持つ。
一方でブレイク自体は元ネタと違ってただのシールドブレイクなので、シールドに攻撃した際にS・トリガーなどによる反撃を受ける危険性は上がっている。


デュエル・マスターズ プレイス

緑神龍ダグラドルグラン VR 自然文明 (6)
クリーチャー:アース・ドラゴン 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりにマナゾーンに置く。

DMPP-07 第7弾「超神星爆誕 -GATE OF DISASTER-」にて収録。レアリティはなんとベリーレアに昇格。
レアリティの昇格措置を受けたのは、最大の目玉だったアクセルが消えて素の状態でアタックトリガーでシールドの疑似焼却が可能となったため
プレイスでは転生編に該当する時期においてクロスギアの登場をすっ飛ばしたため、このような事態となったのである。

アクセルの手順が必要なくなったので扱いやすさは格段に上がっており、専用デッキも組みやすくなっている。
ハイランダー戦では2枚目以降の《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》としての採用が期待できる。
スピードアタッカーにする組み合わせも《マイキーのペンチ》だけではなく、本家では一応可能だが現実的ではなかった《幻想妖精カチュア》との組み合わせも可能となった。
一方で能力の利用が楽になったという事は考えなしに使って相手のマナをブーストしやすくなったということでもあるので、心理的な意味で注意が必要になった…のかもしれない。


背景ストーリー

背景ストーリーでの活躍は不明だったが、プレイス版背景ストーリーではダグラドルグランの咆哮からフェニックスへの反旗が翻す兆しになるという重要な役割を果たしている。
世界滅亡を経た不死鳥編時期にも旧世界から引き続き生き残っていたとも考えられるが、プレイス版背景ストーリーは本家と一部設定が異なるので共有設定なのかは不明。

本家のフレーバーテキストから見るに、本家の背景ストーリーでは魔導具を使いこなしていたと思われるため、クロスギアの存在が描かれなかったプレイス版背景ストーリーでは立場が違うのかもしれない。


漫画では

漫画「FE」ではR(リッチ)が勝舞戦において、自身のデッキの切札として使用。

Rは「全てを与えて勝利する」と宣言して、ダグラドルグランを二体召喚する。
そして彼の宣言通りに、シールドを4枚マナに送るという、相手に大きいマナブーストをさせての攻勢を仕掛けた。

これだけを見るとRの勝利に見えるが、返しのターンに勝舞は《ボルベルグ・クロス・ドラゴン》を引き当てる。
そして、アクセル状態の《メタルカオス・ドラゴン》と《青銅の鎧》で逆に攻勢を仕掛け、Rを撃破したのだった。



追記し、修正行う時、裂けた項目は良項目に戻る。

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最終更新:2024年10月19日 16:51

*1 画像出典:pixiv イラストレーターmasuda氏 『緑神龍ダグラドルグラン』 2009年9月14日掲載 https://www.pixiv.net/artworks/6150233