登録日:2015/02/11 (水曜日) 10:30:00
更新日:2024/06/12 Wed 00:40:50
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三角線(みすみせん)は、宇土駅から三角駅を結ぶ
JR九州の鉄道路線である。
概要
宇土半島の北岸を走る路線で、起点は宇土駅だが全列車が
鹿児島本線熊本駅まで乗り入れる。
2011年から「あまくさみすみ線」の愛称が付けられている。
かつては
豊肥本線からの急行「火の山」が直通運転し、雲仙・天草と別府・阿蘇を結ぶ観光ルートとしても活用されていたが国鉄末期に廃止され、以降暫くは
普通列車のみの運行となった。
現在は土日祝日や観光シーズン限定で観光特急列車「
A列車で行こう」が1日2往復運行している。
前身は快速列車の「天草グルメ快速「おこしき」」だったが、快速時代から増便されている。
使用車両
キハ31形…国鉄末期に経営が苦しいと予想された三島(
北海道・四国・九州)向けに導入された気動車のひとつ。
2019年3月で引退。
駅一覧
〜鹿児島本線〜
宇土…
鹿児島本線八代方面乗り換え。線路名称上の始発駅。
宇土市の中心駅。2009年に駅舎が改築され、近未来的な駅舎になった。
緑川…潜るとあらゆる病が治るという高さ30cmほどの腰延べ鳥居がある粟嶋神社の最寄駅。
住吉…ここを過ぎると有明海沿いの絶景区間に入る。干潮時に道が現れ、満潮時には海上に電柱が延々と並ぶ光景が見られる長部田海床路の最寄駅。
JR神戸線や
都営地下鉄新宿線にも同名の駅がある。
肥後長浜…周辺には海水浴場や漁港がある、典型的な海沿いの駅。
網田…駅舎が登録有形文化財に登録されており、市が
JR九州から駅舎を購入した珍しい駅。
特急「
A列車で行こう」が下りのみ停車する。
最後の交換可能駅。
石打ダム…牛山氏の全国
秘境駅ランキング116位。
三角港築港百周年記念事業の一環として1989年に開業した言わば「市民が作った
秘境駅」。
う~ん。
かつては「埴生の宿」という曲が接近放送として用いられていたが、これがとても不気味だったことでも知られる。
波多浦…病院や
専門学校、スポーツ施設が近くにあり、利用者は割と多め。戸馳大橋から戸馳島にもアクセス可能。
三角…終着駅で旧三角町、現宇城市三角町の中心駅。
昔は天草方面への連絡口として栄えたが時代の変化で完全に寂れ、現在は観光に特化した駅。
観光特急「
A列車で行こう」の運行初期の頃は駅弁が販売されていた。
追記・修正宜しくお願いします。
最終更新:2024年06月12日 00:40