グローリー・スノー

登録日:2015/03/16 Mon 12:06:23
更新日:2024/06/30 Sun 20:25:09
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空舞う光は、誠実な魂を祝福する。




概要

グローリー・スノーとは、デュエル・マスターズの呪文。
DM-05 第5弾「漂流大陸の末裔(リターン・オブ・ザ・サバイバー)」にて初収録。レアリティはレア。
DMX-18「三段変形!龍解オールスターズ」やDMBD-06「クロニクル・レガシー・デッキ2018 至高のゼニス頂神殿」にも再録されている。

光文明の貴重なマナブーストとして高い知名度を誇っていたカード。

スペック

グローリー・スノー R 光文明 (4)
呪文
S・トリガー
相手のマナゾーンにあるカードの数が自分のより多い場合、自分の山札の上から2枚を、自分のマナゾーンに置く。

S・トリガー呪文……なのは普通だが、ある意味珍しい能力を持つ。
何が珍しいのかというと、光文明の呪文としては異例のマナブーストを行うという点で、相手のマナより自分のマナが少なければ山札から2マナブーストできる。
ただし、珍しいと言っても基本セット時代は「友好色文明の得意技をコストパフォーマンスが悪いながらも使える」というカードが少なからずあったので、この呪文もその1枚と言える。

珍しくこそあるが、能力は相手依存な部分があるので確実に発動はできない。
基本的に相手が自分よりマナが多いかどうかという点は、相手のデッキカラーや左右されやすい。
相手が光を入れていないかつ、こちらが先攻だった時には手札の中で腐ることもある。

とは言え、マナブーストに長けていない光文明からすればマナブースト効果は貴重。
条件付きではあるが、上手く発動すれば自然の《アルティメット・フォース》を上回るスペックとなる点は見逃せない。

安定性を求めるならチャージャーの方が使用されるが、そもそも光文明は他文明よりチャージャーが少ない。
爆発力を期待する場合はこちらを採用してみるのも良いだろう。

特に近年はインフレで自然の入っていないデッキはマナ数で大きく劣ってしまうこともあるので、2マナもブーストできるこのカードはありがたい存在。
ドラゴン・サーガからは単色デッキが強化されているので、採用は十分に検討できる。

しかし、後述する実質的なツインパクト版である《煌メク聖晶 弩楼/ビスティック・マース》が登場すると下位互換に追い込まれた。
一応ツインパクトによる弱点もあるので完全下位互換と言う訳ではないが、その弱点を心配してこちらを優先する可能性は低い。
後述するが、《煌メク聖晶 弩楼/ビスティック・マース》はグローリ・スノーの欠点を克服しているため、猶更グローリー・スノーを使う理由はない。

デュエル・マスターズ プレイス』でも、DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」においてそのままの性能とレアリティで登場。
プレイスでも貴重な光のマナブースト要員としての立場は確立しているが、多く使われている訳ではない。

関連カード

グローリー・ストーン C 光文明 (1)
呪文
S・トリガー
相手のマナゾーンのカードが自分のより多ければ、自分の山札の上から1枚目を自分のマナゾーンに置く。

グローリー・スノーの調整版…というよりも同弾に収録された《聖騎士ミルキーウェイ》の呪文版。

相手のマナゾーンのカードが自分のより多ければ、一枚マナブーストできる。
グローリー・スノーよりもマナブーストできる枚数は減っているが、その分コストはたったの1。
弱点が相手依存になりやすいという点も同じか。

本家のはずのグローリー・スノーよりも、同じ効果を持った派生カードが多い。

ダイヤモンド・クラック R 自然文明 (5)
進化クリーチャー:スノーフェアリー 5000
マナ進化-自然のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。
自分のターンの終わりに、相手のマナゾーンのカードが自分より多ければ、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。

DM-33で登場したマナ進化スノーフェアリー

自分のターンの終わりにグローリー・スノーと同じ能力が使える。
ただし、このクリーチャーは光では無くマナブーストに長けた自然。

マナ進化の弱点とマナブーストが補い合っているので、最低でも能力を一回は発動しやすい点が魅力。

ツインパクト版?

煌メク聖晶 弩桜 SR 光文明 (9)
クリーチャー:メタリカ/サバキスト 11500
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドゾーンにある表向きのカード1枚につき、カードを1枚引いてもよい。
ビスティック・マース SR 光文明 (4)
呪文
S・トリガー
相手のマナゾーンのカードが自分のより多ければ、自分の山札の上から2枚をマナゾーンに置く。

メタリカサバキストのツインパクトカード。
呪文面は名前こそ違うがグローリー・スノーの相互互換スペックであり、クリーチャー面はシールドゾーンの状況によるドローを行う大型ブロッカー。

上述したようにグローリー・スノーは相手依存の性質があるので手札で腐ることも多かったが、こちらはツインパクトを持たせたことでその欠点を克服している。
クリーチャー面はドローソースとしてはやや不安定な部分はあるが、大型ブロッカーなので一定以上の働きは期待できる。天門デッキのドローソースとして採用する価値もあるだろう。

補足

このカードは、初収録以降長いこと再録されていなかった。

しかし、ドラゴン・サーガのDMX-18にてついに再録を果たす。
DM-05の生産が終了したのは2005年のため、新品が世に出回ったのは実に9年ぶりとなる。
初収録の年から数えると11年ぶりである。長かったな…。

再録されることになった理由は、ドラゴン・サーガが単色推奨環境だったことがあるのだろう。






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最終更新:2024年06月30日 20:25