雷光の使徒ミール

登録日:2015/03/16 Mon 16:36:59
更新日:2024/04/13 Sat 20:26:16
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雷光の使徒よ、覚醒せよ。汝の目は審判の弓なり。




《雷光の使徒ミール》はデュエル・マスターズのクリーチャー。

概要

雷光の使徒よ、我等が敵を迎撃せよ。闇を切り裂く刃の如く。
DM-01で登場したイニシエート
見た目は目のついた勾玉っぽい何かの両横に、目のついてない勾玉っぽい何かがくっついている。
おそらく両手なのだろう。

デュエル・マスターズのクリーチャーの中でも実に描きやすい部類。

雷光の使徒ミール 光文明 (3)
クリーチャー:イニシエート 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。
迎撃せよ、とか言われてるがぶっちゃけミール単体は《ローズ・キャッスル》1枚で死ぬ程度のパワーしかなく、
予言者クルト》くらいしか迎撃できない。しかもライトブリンガーはイニシエートの上司。
後に《希望の親衛隊ラプソディ》も登場したがあちらはイニシエートの同志。
誰を迎撃しろってんですかね…。

とはいえ、登場当初から一線級のイニシエートの優秀なタッパーではある。補助要員としての運用が肝となる。
cipで相手をタップするため、相手の召喚酔いしているクリーチャーをその間に殴り潰すための補助として使われたのであった。

かつては《鎮圧の使徒サリエス》とタッグを組んで、「タップ&デストロイ」を行うのが役目だった。
こちらがタップして、サリエスでぶん殴るわけである。

超回転による電光は100万ボルト!光の使徒よ、敵をしびれさせろ!

なお100万ボルト、つまり某ケチャップの大好きなでんきネズミの得意技の10倍の威力の電光を放つようだ。
なんでそんなやつがパワー1000なんだよ…それとも実はクルトでさえ我々よりは遥かに強力なのかもしれない。
なにしろ《不死身男爵ボーグ》(P2000)でも歴戦の勇者を名乗れるぐらいだし。

歴史

雷光の使徒よ、電光まといて覚醒し、敵をまどわす罠となれ。
詳しいイニシエートの歴史はこちらこちらを参考にしていただきたい。

ミールはサリエスのページでも述べたとおり、もともと「サリエスからつながる3コストのタッパー」である点が優秀なのであった。
そして、イニシエートであるため、サリエス同様、《聖天使クラウゼ・バルキューラ》などに進化することが出来た。

ミールというクリーチャー自体が、クルトよりも実は先に光文明の看板のようなクリーチャーでもあり、関連カードは非常に多い。
機動聖者ミールマックス 光/火文明 (6)
クリーチャー:イニシエート/アーマロイド 3000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーは、タップされていないクリーチャーを攻撃できる。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
DM-13では、ミールがアーマロイドと合体。
自身が火を含んだことで、タップもしてないのにアンタップキラーとして活躍できたりする。
もっともパワーが低いのでそこを上げてやる必要があり、現在の環境では力が不足するが。
この次のDM-14ではライトブリンガー版同型再販《予言者マルタ》が登場するが、ライトブリンガーは
基本パワーが低いのでミールほどの知名度はあげられなかった。一応、サリエスの同型再販である
《白騎士の予言者ティリオス》は登場したため、あちらもタップキルはできなくはないが…
ティリオスの時期が時期だし(DM-33)なあ。

電磁聖者ウォルミル 光/水文明 (4)
クリーチャー:イニシエート/サイバーロード 2000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選びタップしてもよい。
このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。
DM-27では《ウォルタ》と合体。
イニシエート多色は優秀なクリーチャーがやたら多いと言われるが
(古参ならタージマル、ベガ、サンフィスト、ベルリンといえばわかるだろうか?)
進化先の多いアドバンテージも取れる優秀なクリーチャーである。

霊壁の使徒ミルース 光文明 (5)
クリーチャー:イニシエート 4500
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。
相手が自分のクリーチャーを攻撃する時、その攻撃の終わりまで、このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。
DM-28では上位互換まで登場。
もっとも、こいつ自体は悪くないが悪くないとしてどこにいれるにも器用貧乏さが目立つ。

しかし、DM-30からインフレにミールも付き合わされることになっていく。
《光牙忍ライデン》の登場である。

光牙忍ライデン 光文明 (3)
クリーチャー:アーク・セラフィム/シノビ 1000
ニンジャ・ストライク1
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
ニンジャ・ストライク、驚異にして脅威の1。どんなデッキにも入る(誇張なしに)。
このクリーチャーの登場で、やろうとさえ思えばもっと自然にタップキルできてしまうことになった。
防御札としてすら機能する。なんだこいつ。

宝翼機ミール・サンダー 光文明 (3)
クリーチャー:グレートメカオー 1500
H・ソウル
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。
DM-39ではなぜか《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Ζ》のお目に止まり、強化されたが
見た目が禍々しく改造され原型も何もない。
その後どうやら戻れたようだ。

束縛の守護者ユッパール 光文明 (3)
クリーチャー:ガーディアン/アンノイズ 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップしてもよい。そのクリーチャーは、次の相手のターンのはじめにアンタップされない。
DMD-06ではついにライバル種族ガーディアンに、フリーズ要員が登場してしまったことで、
ミールの職場はなくなったかに思われた。

しかし天はミールを見放してなどいなかった!

ライデン、ミール・サンダー、ユッパールと登場した上位互換たち。
しかしこれらはいずれも、アーク・セラフィムグレートメカオー、ガーディアン。
そう、全員イニシエートではないのであった。
そしてエピソード2エピソード3のフィーチャーによって、
サイレンス トパーズ》の進化元にも使えるイニシエートであり、cipなので出た瞬間に仕事が終了しているということから、
再び活躍の場を得たのであった。

さすが、種族ゲーなデュエル・マスターズならではの事態と言える。

なお相方の《鎮圧の使徒サリエス》は逆にイニシエートであるせいで活躍の場を失った。涙拭けよ…。
なお現在でも類似能力持ちのカードは割と多く登場しているが、それでもなおミールの完全上位互換は存在しない。

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最終更新:2024年04月13日 20:26