ライトブリンガー(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/08/21 Thu 01:20:12
更新日:2025/03/16 Sun 00:07:35
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もっとも弱い者のみが、その奇跡を予言していた。世界は混迷し、憎しみを生み続ける。予言を知っていてさえも、この事態は複雑すぎた。




ライトブリンガーは、デュエル・マスターズの種族である。

概要

デュエル・マスターズには様々な光のウィニー種族がいる。
外敵を攻撃するイニシエートグラディエーターと外敵から光の本拠を守るガーディアン
内部に侵攻してきた敵を迎撃するスターライト・ツリーバーサーカーソルトルーパー
世界は違うが龍の威を借りて正義という名の支配を望むジャスティス・ウイング

ではライトブリンガーのポジションは何かというと、彼らは光文明の支配種族である。

基本的に彼らは予言を預かり、その予言の元イニシエートやガーディアンなどに指示を出す。
そしてあるいはまたエンジェル・コマンドを使役する。
場合によっては自らも闘うが…。

こういったこともあり、光のウィニー種族の中では特に特徴を持たない。だが、支配種族であるが故に、似たポジションのスターライト・ツリー、バーサーカー、ソルトルーパーなどとは段違いにカードプールが存在し、しかも一部は重量級も存在している。攻めを目的に殴りかかるイニシエート、守りから大型につないでいくガーディアンと並んで、光のウィニーでは種族として強い。
なお、イニシエートやガーディアンを従える存在であるゆえか混合は少ない(つまり三者のデッキで共通するカードは呪文を除くと出張要員程度)が全くいないわけではない(《白騎士の黙聖セパ》はイニシエート複合、《黙示聖者ファル・レーゼ》はガーディアン複合)。

単種族は「予言者」、多種族は「黙示(もくし/もくじ)」。進化クリーチャーは「英知」がつく。

ライトブリンガーのデッキ傾向

ライトブリンガーは古くから存在することもあり、優秀なクリーチャーが多数揃っているが、特にライトブリンガーにフィーチャーしてデッキを組む場合、オリジンの複合が多かったため、同じくオリジン複合が多いサイバーと組んだ光水の2文明デッキや、やはりオリジン複合が多いファイアー・バードと組んだ光火混合のデッキが多いだろうか。
特に光水混合オリジン軸は《英霊王スターマン》の召喚条件を非常に満たしやすいこともあって使いやすい。
なお進化3体のうちソロモニアスはオリジン進化を捨ててしまっているため、基本的にダビドゥールとメフィスターばっか使われる。というかソロモニアスが微妙スペックでなければ十分採用できたと思うんだけど…ねえ。

ライトブリンガーであることを活かすデッキ構築は割と難しい方である(たくさん登場しているにもかかわらずライトブリンガーに関係するクリーチャーは1種のみ)が、《ドラゴンズ・サイン》によってその重要な存在《龍聖黙示プラネット・フィスタシオ》を呼び出せるようになり、そのフィスタシオと相性のいい《支配の精霊龍ヴァルハラナイツ》と共にウィニーを並べる【ライトブリンガー軸ヴァルハラサイン】あたりは組みやすいか。

他はクルトやソルハバキが白単イニシエートに出張するのをよく見かける。

代表的なクリーチャー

予言者リク 光文明 (5)
クリーチャー:ライトブリンガー 1000
S・トリガー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドが2枚以下であれば、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに加えてもよい。
《プルプル・キュアー》内蔵クリーチャー。
基本的になかなかトリガーの機会が見出しにくいが、例えば《エメラル》などでこいつを仕込むと、相手が警戒して割りに来ないので条件を満たしやすい。
基本的に延命用クリーチャーであるため、コンボデッキなどにおいて時間稼ぎ要員にしたり、トリガーを活かして進化元にするのが基本的な用法になる。

予言者ローラン 光文明 (7)
クリーチャー:ライトブリンガー 2000+
このクリーチャーを召喚するコストは、自分のシールド1枚につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない。
自分のシールドが2枚以下の時、このクリーチャーのパワーは+4000され、「ブロッカー」を得る。
同弾のアレフティナと逆の召喚条件を持つクリーチャー。
そのままでも序盤から終盤まで腐りにくいクリーチャーとして運用できなく…もない。

が、注目すべきは実際には支払うことは少ない「本来のコスト」である。
これが「7」。
そして《偽りの名 スネーク》が「8」。

…ということで、《ヒラメキ・プログラム》でローランを破壊することでスネークが出せてしまう。
そしてスネークによってG・ゼロ持ちを多数並べた時にドローとマナチャージを繰り返し、ダイヤモンド・ソードでワンショット、というのが
スネーク採用軸のヒラメキドレーン、通称【ヒラメキスネーク】である。

この理不尽さからローランは殿堂入りしてしまった(後に解除)…が、実は7コストライトブリンガーは《予言者プロキオン》もいる。
そしてプロキオンもとある能力のせいで実は早期に出せてしまう…こわい。

予言者クルト 光文明 (1)
クリーチャー:ライトブリンガー 500
デュエル・マスターズで最も有名なバニラ。
1コストで500と、他の文明ではありえない「+500」のおかげで1コストクリーチャーとして存在できることが許された例外中の例外。
同じスペックは《希望の親衛隊ラプソディ》もいるが、あちらはかなり時間がたってから登場したため知名度は低い。

ライトブリンガーの進化元にするだけならライトブリンガーにもブロッカーはゴロゴロいるが、クルトはバニラであり攻撃制限も特に無い。
このため、クルトは白入りの速攻では非常に採用率が高いのである。
デメリットはなんもない。強いて言うならどんな奴と戦っても負けること。

なお、彼は波瀾万丈の人(?)生を送っているので、ぜひ彼のページも見て欲しい。

龍聖黙示プラネット・フィスタシオ 光文明 (6)
クリーチャー:アポロニア・ドラゴン/ライトブリンガー 6500
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札を見る。その中からコストが3以下の進化ではないライトブリンガーを2体まで選び、バトルゾーンに出す。その後、山札をシャッフルする。
W・ブレイカー
意外にもドラゴンでありながら最重量級ライトブリンガーではない。
ヴァルハラサインのキーカードで、こいつで優秀なライトブリンガーを並べながらヴァルハラナイツでフリーズするのが基本戦略となる。
昔は採用率は非常に低かったがヴァルハラサインでの採用率が上昇してきている。

黙示賢者ソルハバキ 光文明 (2)
クリーチャー:ライトブリンガー/グラディエーター/オリジン 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚、自分のマナゾーンから手札に戻してもよい。そうした場合、自分の手札を1枚、自分のマナゾーンに置く。
マナを交換することで実質1マナとなり、しかもその効果でオリジン進化を手に加えれば出たターンから殴れるうえ、コントロールやコンボデッキでも採用される優秀なクリーチャー(マナ落ちを回避できるため)。

またアクロアイトが出ている状態で出すと、実質G・ゼロになる。これを活かして実質ノーコストでソルハバキを出し、アンタップされたマナで進化するのも面白い。

予言者マリエル 光文明 (4)
クリーチャー:ライトブリンガー 1000
パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できない。(パワー3000未満のクリーチャーが、攻撃中にパワーが追加された場合、攻撃することができる)
マリエルロックともあだ名される能力で、ほとんどのクリーチャーの攻撃を止めてしまう。
ノーブル・エンフォーサー》とのコンボで、パワー2500以外のクリーチャーは攻撃できなくなるため光以外のカードは詰む…と言われていたが、後に火にパワー2013の《巳年の強襲者 コブラ》が現れたので火文明もなんとかなるっちゃなる。

とはいえそれでも強力なロックにかわりなく、殿堂入りしてしまった経緯を持つ。そもそもコブラでたのマリエルエンフォーサー期のはるか後だしね。ヒューッ!

英知ダビドゥール 光文明 (2)
進化クリーチャー:ライトブリンガー/オリジン 6500
ブロッカー
進化-自分のライトブリンガーまたはオリジン1体の上に置く。
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
2コストながらほとんど《英知ソロモニアス》の役割を奪っているクリーチャー。
ソロモニアスの利点は攻撃に参加した後ブロックもできることだが、両者とも相手プレイヤーを攻撃できないため、基本的にどちらも殴り返し要員であることを考えると、ソロモニアスをそこまで優先する理由がなく、ソロモニアスの役目は《英知メフィスター》でもなんとかなるため、オリジン進化のダビドゥールとメフィスターが優先される。

いずれにせよライトブリンガー進化はオリジンデッキで基本的に輝くと言える。両者とも軽い進化元が多いのが利点。


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最終更新:2025年03月16日 00:07