鎧亜の紅滅グレン・ブラムスリー

登録日:2015/05/22 Fri 21:51:39
更新日:2024/10/25 Fri 17:45:00
所要時間:約 5 分で読めます






我らが神の敵はどいつだ?

おまえか?

それともおまえ?

――鎧亜の紅滅グレン・ブラムスリー


鎧亜の紅滅グレン・ブラムスリー》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-24「極神編(バイオレンス・ヘヴン) 第1弾」にて収録。レアリティはベリーレア。

極神編最初のパックにて、早速送り込まれたロスト・クルセイダー屈指のハズレア


スペック

鎧亜の紅滅グレン・ブラムスリー VR 闇/火文明 (5)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー 6000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが多色でなければ、自分のシールドを1枚選び、墓地に置く。
W・ブレイカー

ロスト・クルセイダーなだけあって、多色カードを参照にした能力を持つ。

その能力はcipで、このクリーチャーを出した時に山札の上を一枚めくる。
めくったカードが多色でなければ、自分のシールドを1枚墓地に置く。

……この能力だけで分かっただろうが、とんでもなく酷い性能である。

どう考えても運頼みに近いcipで、しかも多色カードをめくるのに失敗すればシールドが焼かれるというだけで大きいデメリット。
しかも何がおかしいかっていうと、多色カードを引き当ててもなにも良いことが無い
めくるのに成功したら多色カードを手札に加えられるとか、そういうロスト・プリズム的なことも出来ない。

仮に、この怖いcipが成功したとしても出した後は準バニラ。

種族的にサポートに特段恵まれているわけでもなく、種族方面での活躍も期待できない。
一応、コストに反してパワーもやや高くW・ブレイカーもあるので攻撃要員で活躍できるのでは?と思えなくもない。

しかし、当時から見てもデメリットを引き替えにしたパワーとは思えない。

デメリットと引き換えに、コストに反したパワーを手にしたカードの例としては《虚空の翼ダークモルダー》《封魔ガルマジアス》がいる。
よく考えてみるとこいつらは、単色の上でブラムズリーよりパワーも高いのだ。
ついでに言っておくと、ブラムズリーより前の時代のカードだしダークモルダーなどは闘魂編のカードだぞ。

つまり、ブラムズリーはビートダウンデッキなどでの活躍も見込めない。

さらにインフレが進んだことにより、ブラムズリーを取り巻く状況は悪化。
結果的に単色でコスト5のパワー6000、そしてメリット能力持ちのクリーチャーも数多く登場している。

これからこのカードが使われる可能性は限りなく低いだろう……


関連カード

鎧亜の紅滅コルンバ UC 闇/火文明 (6)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー 6000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
ロスト・プリズム
W・ブレイカー

同じDM-24に収録された、同文明・同種族・同パワーのクリーチャー。
ブラムズリーよりもコストは1上がっている。
しかしその代わりにロスト・プリズム持ちであり、デメリットもなくレアリティが低い。

……こう考えると、何故ブラムズリーと同じパックに収録したのか謎である。
と言うか、ベリーレアが同じパックのアンコモンと比べられる時点で何かがおかしい

鬼ヶ大王 ジャオウガ KGM 闇/火文明 (5)
クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 7000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドをすべて手札に加えてもよい。ただし、その「S・トリガー」は使えない。

一王二命三眼 SR 闇/火文明 (5)
クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 6000
自分がゲームに負ける時、これが相手のターンで、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、かわりに自分の手札にあるこのカードを相手に見せ、山札の下に置いてもよい。
スピードアタッカー
W・ブレイカー
<鬼エンド>このクリーチャーが出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、自分の山札の一番下のカードを墓地に置く。それがコスト5以下のクリーチャーなら、出してもよい。

極神編での収録から13年の時を経た十王篇でついに登場してしまった、同コストかつ同文明の完全上位互換

鬼ヶ大王 ジャオウガ》はブラムスリーにもないスピードアタッカーを備えてパワーも7000ほどあり、更には任意でシールドを全回収できる。
何故そんなデメリット効果を?と思われるだろうが、シールドが0枚の時に発動する鬼札王国特有の能力「鬼エンド」の起動に貢献してくれる優秀な効果であり、強制ではなく任意である事から単純なアタッカーとしても運用可能。

一王二命三眼槍》はジャオウガと同様にSAを持ち、手札にあれば軽い条件と引き換えに自身の敗北を無効化できる。
もちろん攻撃要員として使用するに当たって一切のデメリットはない

もはやブラムスリーが優っている点は一切なく、使おうとするならこちらの2枚を選ばない理由がないというのが現実。
救いがあるとすれば、ジャオウガも三眼槍も2023年の環境ではバリバリ活躍している事くらいか…。


補足

極神編は、DMの人気を回復させたという実績もありファンからの評価は高いシリーズ。
そんな中でも最初のパックであり、ウルフェウスや武者、さらにはゲキ&メツが収録されたDM-24は特に人気が高い。
しかし、グレン・プラムズリーのようにハズレアはこんな人気パックでも潜んでいる。

さらに言っておくと、DM-24はグレン・プラムズリーだけでなく、結構酷いハズレアが目立つ。
例として挙げると
このように地味にDMでもトップレベルの地雷級カードがあるので、購入の際には注意が必要なパックだったと言える。



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最終更新:2024年10月25日 17:45