登録日:2015/12/02 (水) 05:38:00
更新日:2023/11/04 Sat 17:49:23
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「プリンス・ユキ」……、
それは海原高校に存在する草摩由希のファンクラブである!
その会員数は海原高校の女子半数以上にのぼるという。
活動内容は、
「皆で我が校に舞い降りた王子を讃え、愛し、守ろう」
であるが、
平たく言えば、
「ぬけがけすんなよ このアマ」
である!
なもんだからクラブの決まりは厳格かつ絶対。
一、王子の私物を盗まない。
二、王子の自宅へ乗り込まない。
三、話しかける時は常に2名以上で。
四、呼称は下の通りに。
3年生は由希
2年生は由希君
1年生は草摩君
ちなみに由希はこの時二年生。
五、etc……。
それに反した者は(クラブ以外の者でも)手痛いお仕置きを受けるとか受けないとか!
『
フルーツバスケット』に登場するファンクラブ。
通称、プリユキ。
しかし由希本人は公認どころか、ファンクラブの存在すら知らない。
クラブの名前こそ出てないが、登場自体は早く第1話から。
由希と一緒に登校してきた透に文句を言う姿が確認できる。
ちなみに、本編開始前に由希に単独で告白し、あまつさえ、抱きつこうとした女子がいた。
手痛いお仕置きを受けたのだろうか?
彼女の身が心配である。
◆主な活動内容
●
文化祭では
「由希君専用コスチューム」
を作り、頼み込んで女装させる。
そして
文化祭後はコスチュームを細かく切り刻み、メンバーに等分された。
●卒業式(準備中)では
由希が作った紙の花を強奪。
速攻でバレて捕まったが、代わりの花をプリユキで作ることで和解した。
当然、由希は知らない。
また、紙の花は「王子の私物」には含まれないらしい。
王子が作った公共物ということだろうか?
プリユキとは関係ないが、夾の花も盗まれている。
●アニメ版では
放課後教室に集まり、プリユキの決まりを暗唱したり、作戦会議をしたりしているが
「何してんだ? 早く帰れ」
と教師に何度か注意されていた。
●
修学旅行中には
旅行気分で浮かれた女子たちの由希への告白ラッシュから守るために、鉄壁のガードを見せた。
「せっかくの
修学旅行で私たちは何をしてるんだろう……」
という気持ちも無いわけでは無いらしいが、考えないようにしている。
●新生徒会への女子メンバー入会阻止作戦
由希が新
生徒会長になることが決まり、
生徒会メンバーに女子が入る可能性を鑑みて現
生徒会長への圧力と尋問をする。
(新
生徒会長および、新メンバーも任命制のため)
ただし、プリユキにはなーんの力もないため失敗に終わる。
生徒会侵入作戦も考えられたが、考えられただけだった(多分)
結局、新生徒会メンバーには女子2名、男子2名が選ばれた。
この作戦をもっと重要視していれば……何が何でも成功させるべき作戦だったのに……。
ちなみに、
「プリユキメンバーを生徒会に入れろ!」
とは言わなかった。
あくまで遠くから見守ることが目的で、生徒会入りは抜け駆けになってしまうからだろうか?
●
本田 透 駆除政策
由希の隣で笑い、由希と登下校を共にし、あまつ由希のご親戚の方々とも親しげな本田透は魔女である。
ですが魔女は強力な力を持つ魔王に庇護されている。
毒電波を操る魔王に!
なんとしても魔王の弱点を見つけ、毒電波を封じる。
という政策。
具体的には、魔王(
花島咲)の家に行って、日記とか写真とかポエムとか、なんなら下着とかをあさる計画。脅すのだろうか?
だが結果は、自分たちより年下の花ちゃん弟、恵に正論で説教されたあげく、
呪われそうになり、脱兎のごとく逃げ出すはめに。勝てないから魔王なんです。
「そうそう。呪いの効果は3日後よ」
余談だが、このエピソードが
アニメ化された際には、当時流行っていた映画、
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のパロディになっていたり、モゲ太の歌が流れたりなどのこだわりが随所に見られる回となっていた。
「
ライバルなのにどうして美人に描くんですか?」
と読者から高屋先生にお手紙が来たこともあるくらいの美人。スタイルもよし。
品が良く、敬語しゃべりなのもあってどこぞのお嬢様のような雰囲気だが、実家は商店街の八百屋さん。
ただし、自室はかなりの乙女部屋。
その部屋で由希への愛を1人語るが、愉快な格好の母親にうるさいとよく怒鳴られている。
素子は素子で何で1年遅く産んでくれなかったのよ!っと怒鳴り返す。
似たようなしょうもない親子喧嘩がよくあるらしく、近所では評判になっている。
由希の1つ上の学年であり、プリユキ会長。
由希の美しさに一目惚れし、それ以来真剣に恋をしている。
由希の感情や柔らかな表情の変化にも気づいており、
それが本田透のおかげであることも認めたくはないが、認め少なからず感謝している。
その一方で、自身の未熟さ、醜い嫉妬心、傲慢さに嫌気がさしたこともあったが、成長することを諦めなかった。
卒業式の日に、自分の気持ちを由希にきちんと伝え、感謝しながら卒業していくその姿からは、確かな成長が見られた。
新生徒会メンバーの桜木直人から好意を寄せられている。素子こそが直ちゃんが由希を
ライバル視する原因。
●木之下南
Cv.浅井晴美
由希と同学年でありクラスも同じ。
プリユキ2年代表。アニメでは副会長。
愛すべきバカ。次期プリユキ会長を狙っている。
登場はなんと第1話から。
最初から透へ敵意を向けまくり。
徒競走前には、風邪気味の由希を心配して話しかけた透に暴力を振るいつつ由希から引き離すが、花ちゃんにバレて毒電波を受信してしまう。
「やつらが! やつらがくる!」
1週間寝込んだり頭の中で声がしたり誰も信じてくれなかったりと、どえらい目に合いつつも本田透駆除政策を実行し続けた。
文化祭のシンデレラの配役決めでは、透を継姉役にして由希の前で意地悪な姿を晒させようとするが、自分も継母役に選ばれてしまった。
「人を呪わば穴二つ」
さらに、透は意地悪な演技が上手く出来ず、自分は意地悪な演技(?)をよりにもよって由希に褒められてしまった。
見ないでーっと叫んでいたが、本番では吹っ切れたのかしっかり演じていた。
花ちゃんは人間の限界を超えてるから対処不可だが、魚ちゃんならなんとかできるらしい。本当だろうか?
●山岸美緒
Cv.梶田夕貴
由希の1つ下で1年代表。
真知、潑春、紅葉と同じクラス。
アニメでは由希たちと同学年に変更された。
実は1番狡猾との設定がある。
花ちゃんの家をやたら細かく想像したが、全く当たらなかった(当然だが)
木之下南と同様に、恥ずかしいポエムを書いたことがあるらしい。
次の次のプリユキ会長を狙っているが、美緒が会長になる頃には由希は卒業して学校にはいない。どうするんだろうか?
と、作者の高屋先生は読者に突っ込まれていた。
●後藤舞
Cv.鈴木薫
名前だけでわかったらかなりのフルバ通。
もともとはただの
モブキャラだったが、アニメでは名前や台詞をもらったキャラ。
素子たちと一緒に花ちゃん宅に潜入している。
その際「2号さん」とアダ名で呼ばれていたために、恵に本名を知られることはなく、1人呪われる心配がないことを喜んでいた。
なぜかカエルのかぶり物をしており、そのことに関しては全員から
スルーされている謎のキャラ。
●相田リカ
Cv.松本美和
素子と同学年のプリユキメンバー。
新生徒会に女子メンバーがいるかどうかを調べるために召集された。
「この私に開けられない学校のカギはない」
という危ない特技があるので生徒会室に忍び込み調べる計画。
どうかあっちの道に進みませんように。と後輩から本気で心配されていた。
王子が納豆を食べるのは好ましくないらしい。
追記・修正はプリユキメンバーになってからお願いします。
- まさか記事ができるとはね -- 名無しさん (2015-12-03 19:11:02)
- ↑作ってもいいぐらいに濃いキャラ達だよな。(やってる事はストーカーすれすれ) -- 名無しさん (2015-12-03 22:44:17)
- 「プリキュア」を幻視してしまう件について -- (2016-05-28 23:17:14)
最終更新:2023年11月04日 17:49