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燐光のランツェ

登録日:2015/12/24 (木) 17:42:01
更新日:2026/07/12 Sun 10:43:04
所要時間:約 6 分で読めます





戦う為、生まれ変わった少女が居た
2つの形態を使い分け、戦場を駆ける槍となれ


■概要

『燐光のランツェ』とは、アムジー(AMZY)より2013年12月4日に配信されたニンテンドー3DS専用のダウンロードソフトである。
ジャンルは「ドッグファイトアクション」。価格は1000円(税込)。
なお、タイトルは燐光(りんこう)と読む。

ダウンロード専用タイトルのため、購入にはニンテンドーeショップへのアクセスが必要であった。
3DSのeショップが2023年3月末をもってサービスを終了したため、現在は新規購入は出来なくなっている。

プレイヤーは自機の「飛行形態」と「格闘形態」を使い分けながら、四方八方から出現する敵機を撃墜していく。
一部のステージでは、最後に強力なボスが待ち受けている。

ステージクリア型の構成となっており、総ステージ数は16ステージに分岐ステージ4つを加えた全20ステージ。
分岐ステージは1・2周目ではそれぞれ固定されているが、3周目以降は任意に選択できるようになる。

見た目の印象は「エースコンバット」と「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」を組み合わせたような雰囲気を持つ一方、実際のプレイ感覚は「マクロスVF-X2」に近く、格闘形態での戦闘は「電脳戦機バーチャロン」を彷彿とさせる。

初回プレイ時の難易度は非常に高い。
操作にはほぼすべてのボタンを使用するため、慣れるまでは思い通りに機体を動かせないことも多い。
さらに、一度の被弾でも大きなダメージを受けるうえ、ステージ中に回復手段は存在しない。
加えて、ゲームオーバーになるとステージの最初からやり直しとなるため、常に緊張感のあるプレイを要求される。
おまけにチュートリアルや難易度選択機能も搭載されていない。

ミッション1クリア後のランクがEで、その後のミッション3で行き詰まるのは多くのプレイヤーが経験する通過点。
それを突破してもミッション9またはミッション12で再び苦戦を強いられることが多い。

そのため、序盤の段階では本作を「クソゲー」と評価するプレイヤーも少なくない。
ミッションの長さや単調さ、ロックオンシステムの使い勝手の悪さも、その印象に拍車を掛けている。

しかし、操作に慣れ、システムを理解し、さらに攻略のコツを掴むことで評価は一変する。
ゲーム性を理解した後の高速戦闘や立体的な機動戦は評価されており、最後までプレイしたユーザーからの評判は概ね良好である。

また、数こそ多くないものの良質なBGMや爽快感のあるアクションも評価点として挙げられる。
加えて、ステージ背景に使い回しが存在しない点や致命的なバグがほとんど確認されていない点も特筆すべき要素である。
さらに、ニンテンドー3DSの立体視機能を有効にした状態でも60fpsを維持しており、技術的な高さも窺える。

いくつか惜しい部分は存在するものの、低価格帯のタイトルとしては完成度が高く、現在ではパッチによって難易度もある程度緩和されている。

また、本作には膨大な裏設定が用意されており、エンディング中に表示されるレポートや公式サイトにおいてその詳細が語られている。

■あらすじ

各地で起きるクーデター。
それは連鎖的に広がり、世界のほぼすべての国が、「国」という形を失っていく事となる。

多くの尊い命を犠牲にして作り上げた新しい時代。
国境の無い世界。自由であり、束縛の無い世界。
しかしそこに法律は無い……。

各地の紛争は止むことなく続き、人類の発展はこれ以上無理かと思われた。
だが程なく各地で治安部隊が生まれる。

その多くは、資本力や資源を持った団体と、元軍隊との共同体であった。
彼らの主義、思想は様々だが、世界各地において、
今一度、「国」に近い形を形成しようとしていた…。

新しく再構築されていく世界。

かつて、1つの国であったこの地域では、今、2つの共同体が命を削りあっていた…。

(公式サイトより抜粋)

■システム

●基本操作
Lボタンを押すことで、「格闘形態」と「飛行形態」を切り替えることができる。一部の操作は形態によって挙動が異なる。
  • スライドパッド:移動(飛行形態では左右でロール、上下で機首の上げ下げを行う)
  • L:変形
  • R:ブースト(格闘形態ではジャンプ上昇およびダッシュ)
  • B:マシンガン
  • A:ミサイル
  • A長押し:チャージショット(飛行形態のみ)
  • Y:ブレード
  • X:ターゲット切り替え(格闘形態では長押しで素早く敵の方向を向き、飛行形態では長押し中、敵機を画面内に捉え続ける)
  • 十字キー上下:下画面マップの拡大・縮小
  • 十字キー右:メッセージスキップ


●戦闘操作補足
  • 格闘形態
自動的に敵を視界内へ捉える補助機能を備えており、比較的操作しやすい形態。
攻撃を命中させやすい反面、武器の射程距離は短い。
機動力に優れ、素早い移動や回避行動を行える一方、エネルギー消費が激しく、長距離移動には向いていない。

  • 飛行形態
マシンガンおよびミサイルの威力が格闘形態よりやや高く設定されている。
また、ミサイルは複数の敵を同時にロックオンすることが可能で、両武装とも格闘形態より射程が長い。
高速移動や遠距離戦を得意とする反面、格闘形態のような瞬発的な機動は苦手であり、操作に慣れを要する。


以下各メニューの説明

●CAMPAIGN MODE
本作のメインモード。
プレイヤーはミッションを順番に攻略していき、すべてのミッションをクリアすることでエンディングを迎える。
一度クリアしたミッションは、その周回中に再挑戦することはできない。
エンディング後は、所持金および購入済みのサブユニットを引き継いだ状態で次周を開始する。
また、ゲームクリア前であっても「NEW GAME」を選択することで、その時点のデータを引き継いで最初からプレイすることが可能。

●FREE MODE
キャンペーンモードで一度クリアしたステージを、何度でも自由にプレイできるモード。
配信当初はプレイしても通貨を獲得できなかったが、アップデートによって修正されている。
獲得した所持金および購入済みユニットはキャンペーンモードと共有されるため、攻略に行き詰まった際には本モードで資金を稼ぐことが基本戦術となる。


以下はキャンペーンモードおよびフリーモード共通の項目。

●MISSION
文字通りミッションへ出撃する。
リザルト画面では獲得ランクに応じて報酬として得られる通貨の量が変化する。
ランクは「SS」から「E」までの7段階評価。
被弾による評価減少が大きいため、高ランク獲得にはノーダメージクリアが事実上必須となる。

●SHOP
獲得した通貨を消費して、機体性能を変化させるサブユニットを購入できる。
サブユニットは以下の4カテゴリに分類される。

  • ATTACK :攻撃性能
  • DEFENSE :防御性能
  • BOOSTER :エネルギー性能
  • FCS :射程性能

●SETTING
購入したサブユニットを装備・設定する。

●FLIGHT RECORD
特定条件を満たすことで称号を獲得できる実績要素。
条件はミッションクリアだけでなく、特定の敵機の撃墜や制限時間内での撃破など多岐にわたる。

ちなみにSAVEの項目もあるが、本作はオートセーブに対応しているため利用する機会はあまりない。


■キャラクター

●アインス
本作の主人公。元は普通の人間であったが、自ら志願して身体を機械化し、共同体「ルフトシュトローム」の新型決戦兵器として戦いに身を投じる。
機械化の影響により、人間だった頃の記憶は失われている。

主人公でありながら、作中では一切台詞を発しない。しかし、エンディングでの描写から感情はあると思われる。

●セレン
CV:MIMI.
アインスのオペレーター兼バックアップ(後方支援)を担当する女性。元科学者。
戦闘経験は皆無であるものの、自らの強い希望により特例として任務に就いている。
軍や戦争そのものに賛同しているわけではなく、過去の自身の行いに対する贖罪の意味合いから戦いに参加しており、その思想は反戦的な傾向が強い。

主人公であるアインスが台詞を持たないため、ゲーム中の会話は実質的に彼女が担っている。
敵機撃墜時には「グッドキル!」「ナイスキル!」といった通信を頻繁に送ってくる。

オペレーターとしての機能は限定的であり、攻略面で直接役立つ場面は無い。

●ラーテイル
CV:MIRUKU SATO
ルフトシュトロームと敵対する共同体「ノルト・リヒト」に所属するエースパイロットであり、アインスと同型の新型決戦兵器。本作におけるライバルキャラにあたる。
戦争孤児として育った過去を持ち、後に科学者クロムと出会ったことで彼の養子となる。
その後、アインスと同様に自らの身体を機械化するが、記憶の消失は軽微であり、自我も保持している。
この理由については、クロムによる何らかの処置や、彼女自身の精神力および肉体的な適性が影響していると推測されているものの、詳細は明かされていない。

彼女にとってクロムは養父という立場を超えた特別な存在であり、その絆は実の親子以上に深いものとなっていく。

●クロム
アインスおよびラーテイルの開発責任者を務める科学者。
研究活動のために立ち寄った街でラーテイルと出会い、彼女を養子として迎え入れる。
ラーテイルとの出会いは、双方の人生に大きな影響を与えることとなった。
本来は平穏な生活を望んでいたが、再び戦争に巻き込まれたことで人類の争いを終結させる方法を模索するようになる。

なお、作中にはセレンの上司をはじめとする複数の登場人物の存在が示唆されているものの、名前が明かされているキャラクターは基本的にこの4名のみである。

■余談

エンディング中、下画面に表示されるレポートの内容は周回数によって変化する。
レポートは全7種類存在し、8周目以降は再び1周目の内容へ戻る仕様となっている。


追記・修正はすべてのミッションでランクSSを取り、ブレード千人斬りを達成し、称号をすべて獲得した方のみお願いします。

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最終更新:2026年07月12日 10:43