登録日:2016/05/13 Fri 00:38:34
更新日:2025/01/17 Fri 16:36:01
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若者たちにとって楽しい夏休みキャンプのはずだった・・・・・・
『13日の金曜日』とは、1980年に公開されたアメリカのホラー映画。
ショーン・S・カニンガム監督による13日の金曜日シリーズの記念すべき第1作目。
忌まわしい過去を持つキャンプ場でキャンプ指導員たちが血祭りに上げられていく惨劇を描いたホラー映画の金字塔。
1980年代に世界的現象ともなったスプラッター映画ブームの元祖ともなった作品。
トム・サヴィーニの血みどろ特殊メイクのインパクトが高く、のちに多くの続編と模倣作を生み出した。
なお、トムは
ジョージ・A・ロメロの『
ゾンビ』で脚光を浴びた人物であり、スタントマンや役者としても活躍していた。
だが特殊メイクの世界では第一人者といってもよく、スプラッタやホラー作品での人体破壊表現を確立したといっても過言ではない。
また本作で生み出された『ジェイソン』という人物像は、未だ殺人鬼の代名詞とも呼ばれるキャラクターとなっている。
ちなみに本作はショーン・S・カニンガム監督の出世作でもあり、当時は無名だったケビン・ベーコンが出演している。
【あらすじ】
ニュージャージー州のブレアーズタウンから少し離れた場所に、クリスタル・レイクという湖がある。
1957年の
13日の金曜日――そこで1人の少年が溺れ死んだ。
その翌年の6月13日の金曜日には、湖のキャンプ場に来ていた若い男女が何者かに惨殺された。
周辺に住む人々はクリスタル・レイクを呪われた場所だと恐れ、閉鎖される事となる。
だが十数年後、もはや凄惨な過去も地元民しか憶えていない1979年に事件は起きる。
新たにキャンプ場のオーナーとなった青年スティーブは、長く閉鎖されていたキャンプ場を再開する事を計画。
そのために若者達を雇い、放置されたキャンプ場の修繕など準備作業に取り掛かる。
クリスタル・レイクのキャンプ場が再開され、数人の指導員候補生達がキャンプ場に訪れる。
しかしそれは、新たなる惨劇の幕開けに過ぎなかった……
【登場人物】
※
日本語吹替は地上波で放送された当時の音声であり、現在はスペシャルエディション版DVD&BDにのみ収録されている。
本作のヒロインであり主人公。
キャンプ場再開のために指導員として働くブロンドの美女で、絵を描く事が趣味のインドア派。
本当は一度カリフォルニアに戻りたかったが、スティーブが無理に頼んであと一週間いる事となる。
若者メンバーのマーシーと比べると色気が控えめであるが、クリスタル・レイクの桟橋でくつろぐシーンでは青のビキニ姿を披露していた。
監督によるオーディオコメンタリーでは年上のスティーブと付き合っており、処女ではないという設定が明言される。
指導員候補生その1。
料理番であったが、ヒッチハイクでキャンプ場に向かっていた少女。
ダイナーで出会ったトラック運転手にキャンプ場近くまで乗せて行ってもらう。
その後、森の中でヒッチハイクをするが、乗せて貰ったジープは猛スピードで暴走。
危険を感じ車から飛び降り、足を怪我しながらもその場を逃げ出すが何者かに殺害されてしまう。
指導員候補生その2。半裸サスペンダー。
キャンプ場の若者メンバーの中では常識人のリーダー格。ギターの演奏が得意。
発電機の状態を見るため一人小屋に向かい、いつの間にか何者かに殺害される。
その遺体は見せしめのように小屋のドアに磔にされていた。
指導員候補生その3。
肉食系のイケメンでセクシーな肉体美。中盤でマーシーとベッドインしていた。
のちのシリーズからもわかるように、作中の舞台で
「カップルがセックスをする」という行為は
ほぼ100%死亡フラグ。
事実、マーシーがトイレに向かった直後にベッドの下からナイフを刺されて死亡した。
ちなみに気付いていないがこの時の二段ベッドの上では、喉を切られたネッドの死体が横たわっている。
指導員候補生その4。
ジャックの恋人で本作におけるエロ要員。
ジャックと同じく典型的な
リア充であり、湖で休憩するシーンではセクシーなビキニ姿を披露していた。
中盤でジャックとセックスした後に尿意を催してトイレへと向かっていくのだが、その時の格好が
Tシャツにパンティ1枚というエロい姿。
残念ながら扉のせいで直接的な放尿シーンは見れないが。
用を足して扉を出た後に人の気配に気づいて振り向いたところ、斧を顔面に叩きこまれて死亡。
指導員候補生その5。
しょうもないイタズラや馬鹿なことばかりするお調子者の青年。
ムードメーカーであるが、シャレにならないドッキリで周囲を怒らせる場面もあった。
人影を追って一人キャンプ場のはずれにある建物へ向かって行方不明に。
そしていつの間にか何者かに(ry
指導員候補生その6。
菜食主義者でネッドのイタズラをとがめる等、真面目な性格である。
しかし、その一方では脱衣
モノポリーをしたりする一面もあり、ゲームが盛り上がってきた頃には下着姿になっていた。
…ちなみにアリスの方は何も脱がなかった。
就寝に入る直前に外から聞こえてくる「助けて」という子供の声に誘われて外出したところを何者かに殺害された。
彼女の遺体は終盤にバンガローの窓から投げ入れられる。
キャンプ・クリスタルレイクの所有者。
2万5千ドルもつぎ込んで閉鎖されていたクリスタル・レイクのキャンプ場を再開し、若者達を集めた。
金髪テンパの半裸ヒゲメガネ。アリスとは恋仲であり、肉体関係もある。
一足先にキャンプ場の復旧作業に入っており、区切りのいいところで残りの作業をアリス達に任せて町に出ていた。
本編後半では車の故障に見舞われながらも、警官にパトカーで送ってもらいなんとかキャンプ場近くまで辿り着く。
しかし警察無線で死体が見つかったという連絡が入ったため、キャンプ場の手前で降ろされてしまった。
徒歩でキャンプ場に戻ったところを何者かと遭遇、殺害された。
ブレアーズタウンの警官でドルフの上司。終盤でアリスを保護した。
病院で彼女を事情聴取しようとするが…。
同じく警官。ラルフの行方を捜してキャンプ場にやってきたが、無線の呼び出しで引き返した。
アリスらに「はしゃぎ過ぎるな」と警告した。
声のみ登場。女性。
アリスが保護されたブレアーズタウン病院の医師。
クリスタル・レイク付近に住んでいる怪しげな老人。
余所者が来るたびに予言者気取りで「死の呪いがあるぞ」と脅かして警告するため、町の住人からは煙たがれている。
中盤ではわざわざキャンプ場にまで押しかけてアリス達に不吉な忠告をしていた。
トラックの運転手。
クリスタル・レイクのキャンプ場に向かうアニーに対し、心配しつつもトラックに乗せて途中まで送っていた。
その際にはクリスタル・レイクにまつわる事件や出来事を彼女に聞かせていた。
彼女がキャンプ場に向かうのを辞めるよう説得しようとするも、失敗に終わる。
ダイナーの店員でアニーにエノスを紹介した女性。
スティーブが立ち寄ったダイナーの女店主。
映画冒頭で登場するキャンプカウンセラーの男女。
本編の約30年前である1957年の13日の金曜日に、キャンプ場でイチャイチャしていたところを何者かに殺害された。
スティーブの友人を名乗る
おばさんで、過去にこのキャンプ場でコックとして働いていた。
本編終盤に登場した人物であるが、詳細は項目参照。
本編のラストで登場。
今でこそ有名な
殺人鬼であるが、本作におけるジェイソンはガリガリの少年でトレードマークのホッケーマスクを着用していない。
多くは語れないが、彼はまだ何の罪も犯していない被害者である。
【シリーズ一覧】
【その他】
◆クロスオーバー作品
◆リメイク版
【余談】
アリスを演じたエイドリアン・キングは二作目も引き続き主人公を続投する予定だった。(ラストもそのための演出)
しかし本作を見た狂信的なストーカーに狙われるようになり、住所も突き止められ命の危機にさらされてしまう。
そのため冒頭で殺されるように脚本を変更してもらい、これを以って女優業を一時的に引退したという。
追記・修正は、“血のキャンプ場”で唯一の生存者になってからお願いします。
- そうか今日は13日の金曜日か!今気づいたわw -- 名無しさん (2016-05-13 03:39:39)
- ついでに言うと2016年5月13日金曜日、全ての数字を分解して足すと2+0+1+6+5+1+3=18となり6×3と同じ→6+6+6 -- 名無しさん (2016-05-13 08:45:40)
- 途中で送ってしまった。6が3つ並んで666になる。“13日の金曜で666”…創作物での記念日にするには持ってこいである -- 名無しさん (2016-05-13 08:50:04)
- ついでに仏滅 -- 名無しさん (2016-05-13 10:21:01)
- なんちゅう不吉な日だ…。迷信ぶかい性質ではないが、少し不安(笑) -- 名無しさん (2016-05-13 10:30:09)
- 作成乙です、ひさびさに古き良きスプラッターの名作である本作を見てみようと思う! -- 名無しさん (2016-05-13 13:36:59)
- 今日は体調酷かったわ。13日の金曜日のせいにしてさっさと寝たい -- 名無しさん (2016-05-13 20:00:23)
- 今日、上司が遂に仕事を振ってくれなくなったんだがこれもジェイソンのせいなのか? -- 名無しさん (2016-05-13 20:21:12)
- 今週は13日の金曜日 -- 名無しさん (2017-01-10 15:19:42)
- ゲーム版に超能力少女とか来ないかな? -- 名無しさん (2017-06-22 00:00:02)
- こいつら、結構な数がいつの間にか誰かに殺されてんな -- 名無しさん (2017-06-28 20:48:45)
- そういや昨日って13日の金曜日か -- 名無しさん (2018-04-14 11:21:45)
- いつもジェイソンが最後に負けるのが何かなあ。たまには全員殺してスカッと快勝しても良いと思う -- 名無しさん (2018-07-13 17:35:46)
- でも、「パート1」~「パート3」までは登場する若者達、結構まともだし。 -- 名無し (2018-08-09 23:02:37)
- お母ちゃん年齢の割りに強すぎだろ -- 名無しさん (2018-12-16 20:02:34)
- パメラおばさんもジェイソンも、候補生たちでなく、自分を殺したクソガキどもやその家族どもを殺しに行けばよかったのに…… -- 名無しさん (2019-08-19 13:53:42)
- ↑ショックを受けて精神破綻した人間にそこまで冷静な判断を下せというほうが無理ってもんよ -- 名無しさん (2019-12-10 10:57:17)
- ラストのアレは初見の時心臓止まるかと思った。。。 -- 名無しさん (2021-06-30 10:33:43)
- ↑湖のシーンか…俺もびっくりした。くると分かってても怖いよな… -- 名無しさん (2021-06-30 10:37:53)
- 2021年の13日の金曜日にザ・スーサイド・スクワッドが公開 -- 名無しさん (2021-08-13 13:32:50)
- ジェイソンをよく知らなかったころに観て、ママン?!ってなった -- 名無しさん (2021-11-30 21:00:14)
- 2022年5月13日は、13日の金曜日で仏滅でした。記念に。 -- 名無しさん (2022-05-13 12:34:11)
- 2018年に再リブートの企画が報じられたけど、いつの間にか音沙汰無しになってるみたいだよね -- 名無しさん (2023-01-13 13:18:12)
- しばらくぶりに9月13日が13日の金曜日 -- 名無しさん (2024-09-13 23:31:28)
- 今日も久しぶりの13日の金曜日 -- 名無しさん (2024-12-13 10:14:26)
最終更新:2025年01月17日 16:36