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古川登志夫

登録日:2019/02/17 Sun 19:37:00
更新日:2026/08/20 Thu 23:40:50NEW!
所要時間:約 7 分で読めるようだな




古川(ふるかわ)登志夫(としお)日本の俳優、声優、歌手、ナレーター。
本名:古川利夫(読みは同じ)
妻は同じく声優の柿沼紫乃。

キリスト教を信仰するクリスチャン。


プロフィール

生年月日:1946年7月16日
出身地:栃木県下都賀郡大平町(現:栃木市
血液型:B型
事務所:青二プロダクション

来歴

15人兄弟の末っ子として生まれる。
幼い頃はとても剽軽な子供だったらしく、兄の1人が持って来た児童劇団のパンフレットを見て演劇に関心を持つようになり、児童劇団への入団を決めた。

大学は日本大学芸術学部演劇学科に進学するが日大闘争の煽りを受け卒業間際に中退する(本人曰く何度も大学は卒業しておらず、中退したと言っているが一向に修正されないと話している)。
大学中退後は舞台俳優になろうと劇団「櫂」に所属するが、その時に座長の中田浩二の薦めで声優オーディションを受けるようになる。

その後は現代制作舎に入り多くのテレビドラマに出演。
俳優業と並行して声優の仕事もするようになり、アニメ『マグネロボ ガ・キーン』で初のレギュラーを獲得してからはアニメへの出演のほうが多くなっていく。
その一方、アニメ出演で忙しくなり俳優の仕事を受けづらくなってしまったので、青二プロダクションへ移籍して声優業に専念するようになった。

1978年には三ツ矢雄二古谷徹、野島昭生、曽我部和恭とバンド「スラップスティック」を結成し、ギターを担当していた。

現在はアニメ出演をする一方で大阪芸術大学短期大学部の教授を務めている。

2009年には故郷であるとちぎ未来大使に就任、2016年には栃木市ふるさと大使に就任した。

特色

優しいイメージのする美声の持ち主で、古川自身は「ハイバリトーン(バスとテノールの中間あたりの声域)」だと語っている。
その声でニヒルな二枚目からコメディリリーフ的なキャラまで様々な役を演じ分ける。

代表的な役の1つである『うる星やつら』の諸星あたるは古川が担当した初の三枚目キャラであるが、役を貰った当初は登志夫本人が女性と話すのが苦手だった事もあり、どう演じていいのか分からず困ったらしい。
そもそも、この諸星あたるという役自体、基本的には二枚目の要素を持ちながら次のシーンでは三枚目になるなど、とにかく動きの読めないキャラクターであり、難易度が高かった。
アニメが開始した後も、その奇天烈で掴みづらい性格故になかなか演技のコツが掴めず、その迷いは視聴者にも通じたのか「合っていないから降ろせ」と大ブーイングであった。
音響監督の斯波重治から直々に「クレームが沢山来ているから演技を変えられないか。」と相談され、足が震えて止まらなくなるほどショックを受けた登志夫は、声優を本気で辞めようかとまで思いつめられる。
スタッフもこの事態を重く見て登志夫の降板を原作者の高橋留美子に進言しに行くが、その高橋本院が同作の声優は全てイメージ通りと褒めちぎられ、
「特にあたるはイメージ通りで完璧」と太鼓判を押した事で続投が決まり、それを受けて登志夫も改めて決意を新たに演じるようになる。
その後はコツを掴んでいったことで名前の通り当たり役となり、以降もこの経験を活かし、三枚目キャラを多く演じるようになった。

『ドラゴンボール』のピッコロ、『機動警察パトレイバー』の篠原遊馬、『悪魔くん』のメフィスト2世、『ONE PIECE』のポートガス・D・エース等、
主人公側の頼れる仲間や協力者ポジションのキャラを演じる事が多い。

死去した塩沢兼人や戸谷公次が担当した持ち役の一部を引き継いでいる。

また『ドラゴンボール』のブルー将軍や『美少女戦士セーラームーン』のホークス・アイ等のオネエキャラの演技にも定評がある。

何故か神谷明とは、ライバルや宿敵という関係で共演する事が多い。北斗の拳ケンシロウシンの関係が特に有名だろうか。
オーディションでも神谷に負けたことが何度もあり、「自分は神谷さんのせいで損をしてきた。」と本人を前にして言ったことがあるほどである。
そして、当時は同じ役柄が多い声優同士はオーディションで文字通り火花を散らしていたこともあり、今でも「神谷さんにオーディションで勝つことが目標」としている。
しかし、プライベートではとても仲が良く、イベントでトークショーを開けることがお互いに楽しいと言っていたり、
神谷明が70歳を越えて始めた自身のラジオに古川を呼んだこともある*1
なお『シティーハンター』には未出演だが、主演である冴羽獠の座を殆ど射止めかけていたらしい。

趣味

かなりのフィギュアコレクターとして知られ、自分の演じたキャラやアニメの関連ロボットのフィギュアを収集するのが趣味。
特にピッコロのフィギュアは全種類揃えるほど力を入れている。
他にも鉄道模型やミニカーを集めるのも好きで、コレクション棚は凄い事となっている。

余談

憧れの声優は山田康雄と富山敬。山田康雄は芸を盗もうと彼の出演作を研究した事があり、富山敬については彼の演じるねずみ男に衝撃を受けて、ねずみ男役に憧れるようになった。
そんな時に『ルパン三世 風魔一族の陰謀』でルパン役でのオファーが入り、敬愛する山田の代表作である事に悩みながらも渋々承諾して出演するが、山田のイメージに引っ張られた事で不本意な演技となった。
また、当然声優変更についてはオリジナルキャストの了承を得ているだろうと思っていたら、全くの無許可*2で他ならぬ山田やファン達から総スカンを食らってしまう。

この時は不評を受けた事でかなり落ち込んだらしく、後にこの事を振り返りながら「一番辛い仕事は、長寿アニメのキャラクターを引き継ぐこと」だと語っている。

難しかった芝居として『うる星やつら オンリー・ユー』の泣きながら牛丼を食べつつ台詞を言うシーンを挙げている。

ポプテピピック』第2話Bパートで千葉繁と共演した際、放送後に一部の視聴者から「大御所なんだから仕事選べ」とネタ混じりの批判(というかツッコミ)の声が寄せられた。
しかし、古川はそのほとんどが明らかなジョークなツッコミに真摯に応じ、一連のキャスティングを「声優個々の演技論の違いが明確に分かる」と高く評価しており、加えて「演技論はプロの表現者の数だけ有る」と論じている。
「仕事選べ!」といった声に対しても「一本の仕事を取るのにマネージャーさんが何度頭を下げるかご存知か!」と一喝し、大御所声優と言えど仕事を選べるほど偉い立場にないことを語っていた。
その後もTwitterにポプ子のイラストを投稿するなど作品に対する思い入れの強さを見せ、
「Animelo Summer Live 2018」では千葉繁と共に声だけのサプライズ出演を行い、petit milady*3の吹き替えを担当するという寸劇が挟まれた。

アニメ版『からくりサーカス』で演じた白金は気に入っているようで、わざわざプラハへ旅行に出掛けたほどである。
その際にとあるシーンを自分で再現した様子をTwitterに投稿し、一連のシーンを知るファンを恐怖させたが。

今までに三匹のオスのシーズー犬を飼っており、それぞれ「あたる(故犬)」「遊馬」「エース」と自分が演じたキャラクターの名前を付けている。

声優の柿沼紫乃と結婚しているが、まあまあな年の差婚。後年古川は冗談混じりに「高齢になる自分の面倒を見て欲しい」と言ってプロポーズしたのだとか。
1991年に結婚して以来夫婦仲は非常に良く、柿沼曰く「機嫌が悪いとピッコロの声になる」らしい。

主な出演作

テレビアニメ

特撮

ナレーション

映画

OVA

  • オリビエ・ポプラン(銀河英雄伝説
  • バクシー・マローン(エリア88
  • ルパン三世(ルパン三世 風魔一族の陰謀)
  • タクヤ(大魔獣激闘 鋼の鬼)
  • 火野村窯(クライング フリーマン)
  • 四方田犬丸(御先祖様万々歳!)
  • タナトス(聖闘士星矢 冥王ハーデスエリシオン編)

吹き替え

ゲーム

その他

  • 悠木碧(Animelo Summer Live 2018)
  • 中村文一(進研ゼミ小学講座)




もう神でも冥殿でもない……。本当の名もわすれてしまったWiki篭もりだ。

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最終更新:2026年08月20日 23:40

*1 なお、同番組は台本などが一切無いぶっつけ本番のトーク番組である。

*2 アニメ制作陣は作者であるモンキー・パンチには許可を取っていたが、そのモンキー・パンチも「先代キャストに話を通すこと」を条件としていたが、このエピソードの通りスタッフは先代に一切伝えず行った。

*3 こちらも第2話Aパートで共演。