Surface(Microsoft)

登録日:2016/07/27 Wed 22:20:22
更新日:2025/09/23 Tue 14:29:35
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Microsoft Surfaceとは、米Microsoft(以下MS)が製造・発売しているMicrosoft Windows搭載パソコン
どうでもいい話だが本項目の初版製作者はSurface3で作成している。

概要

Android端末でいう「Nexus・Pixelシリーズに相当する標準機」という立ち位置のシリーズ。

MS自社設計のため更新はWindowsアップデートのみで完結する。そのため追加のドライバーのダウンロードは(外部機器を使わない限り)基本的に不要。

Windowsタブレットとしては早くから英ARMプロセッサーに対応しており、ARM版Windows搭載機もSurfaceが初である。
一時期は性能面の問題もありx64プロセッサーに一本化されたものの、ARMプロセッサーの性能向上もあり2020年代に入ってからは再び使われるようになった。

2025年現在、販売されているSurfaceの種類は以下の通り。
  • Surface Pro:タブレット型。
  • Surface Laptop:キーボード一体型のノートパソコン。
  • Surface Laptop Studio:Laptopの業務用で専用GPUを搭載している。
  • Surface Go:お値段控えめの廉価版。
ブラウジングや文書作成、データ管理と言った作業についてはどの機種でも問題ない。
一方でゲーミング性能についてはLaptop Studeio以外はやや不足気味。
特にARMプロセッサー搭載機はアプリ側が対応していないと起動できない場合がある。一応x64アプリエミュレーション機能は搭載されているが…。
ブラウザゲームやXbox Cloud Gamingのようなクラウドゲームであれば問題ないが、最新の重量級3Dゲームを直接遊ぶことは厳しい。

製造は自社工場ではなく台湾の会社に委託している。

インターフェイス

高速転送・画面出力が可能なUSB3.2(一部はUSB4/Thunderbolt 4)規格を採用。現行機はUSB-PDを用いた充電にも対応している。

  • Surface Connect
Surfaceに電源を供給する専用端子。磁石で装着可能。

  • 3.5mmヘッドホンジャック
ヘッドホン・イヤホンを接続する端子。

  • MicroSDカードスロット
記憶領域として使えるSDカードスロット。SDXC規格に対応している。

規格はnanoSIM。好きな通信会社の回線で4G・5Gと言ったモバイルデータ通信が可能になる。

  • MiniDisplayPort(旧型のみ)
外部ディスプレイを接続する時に使用する小型のDisplayPort。
変換アダプタを使えばフルサイズのDPやHDMI端子でも出力可能だったが、現行機はUSB-Cに置き換えられている。

主な純正アクセサリー

  • Pro用のタイプカバー
画面保護用のカバー兼キーボード。これがあると無いでは使い勝手が信じられないくらい違う。
なんだかんだ言ってもWindowsはマウス前提のMacに比べればキーボードだけでどうにかできる類のOSなので。

  • Surfaceペン
スタイラス。ペンタブレット並の細やかな筆圧・角度検知能力を備えている。
かつては特殊な単6電池を使用していたが現在は充電式に移行している。

  • Surfaceドック
USBと有線LAN端子を増設できる。本体充電も同時に可能。

  • 純正ACアダプタ/充電ケーブル
Surfaceに電源を供給する。充電ケーブルの接続部は通電中には白色LEDが点灯する。

  • アークマウス
曲げてマウスの形にすると電源がONになる。マウスなのでSurface以外でも使用可能。



以下の内容は2016年頃に記述された部分だが、歴史的資料としてそのまま掲載する。

シリーズ

  • Surface(無印)
元祖Surface。形態はタブレット。
CPU…というかSoC(中枢部のチップ)にはnVidiaの「Tegra」を採用している(Nexus9とかに使われているやつ)。
このモデルのみOSに「Windows RT」というモバイル機器向けの特殊なWindowsを採用している。
ま、アップデートでWin8.1になったんですが。
電源端子は磁気式の特殊な形状のコネクター。

  • Surface Pro
Surfaceの上位モデル。
こちらは無印と違い、一般的なWindowsPCに使われているCoreシリーズがCPUとして採用されている。
そのため一般的なデスクトップ/ノートPCと同じように使える。

  • Surface2
Surfaceの二代目。このモデルからCPUがAtomになり、フル規格のWindowsが動くようになった。
電源端子は同じく磁気式の特殊なコネクタ。

  • Surface Pro 2
Surface Proの第二世代モデル。
CPUが新設計のものとなり、画面のピクセル数も強化された。

  • Surface Pro 3
Surface Proの第三世代モデル。
CPUが(ry、画面の(ry。

  • Surface Pro 4
Surface Proの(ry
CPU(ry

  • Surface 3
Surfaceの第三世代。
CPUはAtomの最新バージョン、しかも最速のx7シリーズ(一説にはCore2 Duo並の性能とされている)を採用しているため、「Atom機=低性能」と思っていると結構面くらう。
電源端子はMicroUSB(通信対応)となり、電源の自由度が大幅に向上した。スマホ用のモバイルバッテリーでも(出力2A以上のものであれば)充電できる。筆者はこのお陰でProが選択肢から外れた。
また4G LTEに対応したモデルもラインナップに加わっている。
SIMフリー端末ではあるが、日本国内で動作が確認されているのは公式にはY!Mobile回線のみ。
でもドコモやauのLTE回線でもまあ使える…とは思う。(筆者は未検証)
後継モデルに関しては、どーもIntelがAtomシリーズの新製品開発をやめるんじゃないかという噂が立っており、
「終了のお知らせ」かあるいはスマホで猛威を振るっているARM系SoC「SnapDragon」シリーズを採用しコンセプトも少し変わるんじゃないか、とも噂されている。

  • Surface Book
ノートPCタイプのSurface。
簡単に言うと「画面を外してタブレットとしても使えるノートPC」。
独立したGPUを搭載するなどシリーズでもかなりの高性能機となっているが、その分お値段も高め(日本円で約20万円より)。



追記・修正さえあれば、何もいらない。


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最終更新:2025年09月23日 14:29