阿武隈四入道

登録日:2016/09/03 Sat 12:25:35
更新日:2024/11/15 Fri 15:22:02
所要時間:約 3 分で読めます





俺達は栄えある志々雄様の使い 阿武隈四入道



阿武隈四入道(あぶくまよんにゅうどう)とは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場するキャラクターである。

CV:森訓久・志賀克也・松村武・永野善一 / 奥村翔、こばたけまさふみ、あべそういち、喜屋武和輝


●目次

概要

志々雄真実の部下の四人組の男性達。入道と名乗っていて僧侶のような格好だが、
酒を飲み肉*1を食い散らかし欲望丸出しで女の話をするただのチンピラのようなものである。
しかも墓に寄りかかりゴミを乗せていたりと罰当たりである。正直そこらのチンピラより品が無い。
実際志々雄の部下でも格下の様で、志々雄とは年に一度しか会えない*2
なお志々雄が炎に焼かれて包帯まみれになり最初の部下の宗次郎を得たのが 9年前、 十本刀と煉獄、そしてそれを買えるだけの金や力を得た『炎を統べる』が1年前なので、
志々雄がそれなりの部下を集められるようになった時期からの現在までを長めに見積もっても5、6年くらいと思われるし、
仲間を集め出した初期の頃からの関係であれば「1年に1度しか会えない」とかいう言い分はおかしいのだがこいつらどういう関係なのか。
宗次郎からも、一定の実力があるかの様に言われつつも捨て駒扱いされていた。


劇中では四乃森蒼紫の実力を測るために瀬田宗次郎が蒼紫の部下達の墓に先回りさせた。
そこで上記の狼藉を働いていた所を蒼紫に発見される。
ページ冒頭の自己紹介をした後蒼紫を志々雄の元へ連れて行こうとするが、墓を汚されて不機嫌な蒼紫には当然断られ、さらに
「これ以上この地を汚すなら貴様等だけでなく志々雄とやらも斬って捨てるぞ」と主をも愚弄されたため激怒。
墓に唾を吐きかけた後斧を取り出し、「志々雄様を愚弄するものは生かしてはおかん!!」
必殺技・瞬速四身一体技を仕掛けるも小太刀二刀流を会得した蒼紫に技を出すまもなく斬り捨てられた。
平成アニメ版では夫々に断末魔が追加されたが、令和アニメ版では最後のセリフは無く、ただの叫び声だった。
もっとも、令和版の死に様は数瞬で四肢を断たれ頭も縦に割られた挙句バラバラに飛び散るという有様なので、悠長に喋って死ぬ時間などなかったのである。

蒼紫がいつ戻るかはわからないため、墓の前で酒や料理を食いながら長時間待っていたらしく「待たせやがって」などと言っていたが、
前述の通りもともと志士雄が蒼紫のことを見極めるための捨て駒としてこいつらを派遣していたので、蒼紫と戦って負けることまで織り込んでいたのだが、
この四入道が墓の前で酒盛りをして斬られるまでの一部始終を 志士雄たちが物陰でじっと隠れて覗いていた
しかも こちらもゴザと傘と御膳と酒を用意してである。
四入道側は仲間と喋りながら楽しく飲んでいたと思うが、ボスの志士雄たちも近くで静かに飲んで待っていたことを考えるとシュールすぎる。

なお、この漫画には「四人組のハゲのかませ犬」がもう一度登場する


メンバー(名前は無いので仮称)

  • ケツアゴ
おそらくリーダー格。女に会いたがっていた。
他のメンバーと比べてセリフが結構多め。
平成アニメ版では墓に唾を吐いた。

  • マユナシ
女の話をしながら肉を食っていた。
原作で墓に唾を吐いたのはコイツ。
令和アニメ版ではフトマユ以上に太い眉毛が追加されたため元々のフトマユとの呼び分けが紛らわしくなった。

  • フトマユ
太い眉毛とたらこ唇、丸い団子鼻が印象的。
なんか頭頂部が膨らんでいる気がする。
酒をグビグビ飲んでいた。

  • しゃくれ
顎がかなりしゃくれている。
鼻を広げたドヤ顔が印象的。
にやけながら酒を枡で飲んでいた。


名言・迷言

  • 「俺達でさえ志々雄様と会えるのは年に一度あるかないかだと言うのに」
  • 「ちょっと腕が立つからっていい気になるなよ小僧!」
  • 「長刀…!!抜刀斎に敗北したことで武器を持ち変えたか!」
  • 「だが例え何を持とうがたかが刀一本で俺達の四身一体技は防げはしない!」
  • 「一本の鞘に二本の小太刀!!これはまさか――」
  • 「そんな…」 「馬鹿な…」 「呆気…」 「無さすぎ…」


キワミ界隈では

マイナーキャラだが時々素材として使われる。
おもな空耳は
  • 「男子に値する」
  • 「インポ痺れ~!」
  • 「お~ヤバイな~」
  • 「ホモ☆ソード」
言語によっては「パッ」というありえない発音で唾を吐いたりする。そして唾を吐きかけられた墓が何故か喘ぐ。
また、南米系スペイン語など一部言語では表現規制の影響か斬り捨てられるシーンがカットされているため、蒼紫から無事逃げ切れたとするネタが存在する。

また、蒼紫の空耳「髪型ちょっと変えたな?」は実はタイ語版の阿武隈四入道戦で発言されたもの。
どこをどう見ても髪が生えていない連中を相手にこの発言をすることで定着していった。
ただ元のシーンが面白すぎる割に発言そのものは面白くないため、語録や音声素材としてはあまり使用されていない。奇しくもネット界隈における阿武隈四入道のような扱いである。



そんな彼らだが、令和アニメ版では何故か活躍が盛られており、原作よりも若干強化。
原作では発動前に阻止された『瞬速四身一体技』であるが、数十年の時を経て遂に使用。見事なコンビネーション攻撃を披露した。
地味に使用する武器も変更されており、これまではお揃いの手斧であったのが、いずれも大型化し形状もそれぞれ異なっている。(片刃・両刃の大斧、まさかり、両端が尖り外側が刃になったつるはし)

令和の世に、こいつらが注目を浴びるとは誰が想像できただろうか……
あっ、勿論最期は原作通りですのでご安心(?)を。


余談

画像検索をすると、たまに同じ「るろうに剣心」で登場する、額に漢字を書いたハゲの悪人面四人組がヒットすることがある。
あるいはそこまでるろ剣を追っていない昔読んだ人の中では「弥彦と戦って負けた奴というのは覚えている」と記憶違いしていることも。
これは人誅編で登場した「四星」という噛ませ犬キャラであり、作中ではまったくつながりはない。




「ノートパソコン!!荒らしに敗北したことで武器を持ち替えたか!」
「だが例え何を持とうがたかがキーボード一個で俺達の項目を追記・修正は出来やしない!」
チャキン
「一人のwiki篭りに二台のパソコン!!これはまさか――」
ザクザクザクッ
「そんな… 馬鹿な… 呆気… 無さすぎ…」




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最終更新:2024年11月15日 15:22

*1 令和アニメ版では弁当に変更。

*2 本人たちは「俺たちレベルの猛者ですら年に一度しか会えない」とでも言いたげな物言いだったが