登録日:2017/04/23 (日) 13:39:32
更新日:2024/10/01 Tue 18:02:27
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室田ってヤツの“盗聴”はオレが喰っちゃった
CV:石田敦
人物
蟲寄市在住の青年で、
仙水の仲間の1人。
生年月日や
血液型、家族構成は不明。恐らく20代と推測される。
大柄で糸目な青年。唇も厚い。
かなりの巨漢で仙水一味の中では最も長身。
桑原からは「デブ」と言われていたが、アニメ版では割と筋肉質な体形である事が明らかとなった。
後述の能力“美食家”のとおり、食べる事が趣味。
不器用で動きが鈍く、高校時代は「ウシ」というあだ名で呼ばれていた。
努力をするようなタイプではなく、常日頃から「楽してスポーツがうまくなりたい」「強くなりたい」「成績を上げたい」と思っている。
その事と趣味が相まって、魔界の扉の事件では“美食家”の能力が覚醒する事となった。
仙水の仲間になった経緯は不明だが、仙水は「次元を切り裂く事が出来る能力者」を探していたため、その過程で“美食家”の能力を持つ彼をスカウトしたものと思われる。
巻原に発現した能力。領域は自らの体内(胃袋)。
自分の体内に相手を取り込み、その者の持つ能力等を吸収して自分のものにしてしまう。
相手を体内に取り込む方法は、その能力名どおり「食う」事。より具体的に言うと、相手を肉体ごとそのまま丸呑みしてしまうのである。
能力で巻原に取り込まれた相手はその時点で吸収され絶命するため、彼に取り込まれたが最後、助かる術はない。
なので、作中に登場した能力の中では最もえげつないと言っても過言ではないだろう。もはや「美食」というより「悪食」である。
「食う」行為に具体的な制限はないため、食えば食うほどどんどん強くなる。
ただし、自分の力量を超える相手、例えば不死身の身体を持つ相手の場合は、領域をもってしても吸収しきれない場合がある。
また、「食って」いくらでも強くなれる代わりに、一度相手を体内に取り込んでしまったら、たとえどんなに苦しんでも体外に吐き出す事は不可能という欠点もある。
活躍
仙水の指示で、水槽の中で再生を続けていた
戸愚呂(兄)を吸収。身体を自在に変形させる“武態”の能力を手に入れる。
しかし、皆さんご存知のとおり
戸愚呂(兄)は不死身の身体を持っていたので、完全に吸収しきれずに逆に精神を蝕まれていく事となる。
原作でも1カットだけだが精神が蝕まれていく恐怖に錯乱している様子が描かれていたが、アニメ版では戸愚呂(兄)との“
共同生活”の様子がより詳しく描かれており、自分の身体が戸愚呂(兄)に支配されていく恐怖に耐え切れず、戸愚呂(兄)の顔が浮かび上がった拳を壁に叩きつけるなどの自傷行為を何度も行っていた。
遂には自分の精神、肉体、そして能力すらも戸愚呂(兄)に支配される事となり、桑原捕獲に乗り出した時点では既に巻原の意識は消失している状態だった。
その後、大凶病院の事件で“
医師”の能力者・
神谷が倒された後、
幽助達と離れた室田と接触し、彼を能力で吸収して人間の心の声を聞く“
盗聴”の能力を手に入れた。
ちなみに、作中ではどのような順番で前述の2人を食ったか正確には明記されいない。
桑原を拉致した後は、彼を救出しに来た幽助達の前に立ちはだかる。
前述のとおり、この時点で既に巻原の意識はなくなっていたが、
蔵馬に下顎から上を刎ねられ
死亡。
その後、彼の下顎から下の身体は戸愚呂(兄)に操られる事となる(その後どうなったかは戸愚呂(兄)の項目を参照)。
仙水側の人間では(仙水を除いて)唯一の死者となり、事件が解決を迎えた後も身体だけ戸愚呂(兄)と共に永遠の幻覚を見続ける事となった。
さらには後日談でも彼の生年月日や家族構成、心の闇などが明かされる事はなく、「ちなみに巻原は戸愚呂(兄)といっしょに未だに体だけほら穴の中」とコマの外に小さく書かれていただけと不憫である。
余談
原作とアニメ版では戸愚呂(兄)を食ったタイミングが違っていて、原作では“
水兵”の能力者の
御手洗に食っている様子を目撃されていたが、アニメ版では御手洗が桑原に敗北し離脱した後で食っている。
その為、アニメ版で御手洗が目撃した巻原の犠牲者の正体は不明となっているが、おそらくは、室田と思われる。
そうなると、室田の名が御手洗の口から出てこなかった
矛盾も生じるが、偶然にも目撃しただけだったと考えれば、辻褄は合う。
「wiki篭りかあいつ。このままだと項目を追記・修正されますよ」
- 戸愚呂兄以外に食った描写がなく、それ以降は戸愚呂兄が寄生して好き放題やってただけだからなんか不憫 -- 名無しさん (2017-04-23 14:13:39)
- 相手の肉体を取り込むのは同時期の連載仲間のセルと被るけど、強化+能力コピーは後のブウと被るなw -- 名無しさん (2017-04-23 17:18:17)
- 「魂は霊界に行ったかどうか」を明記するだけで大分違ったのにね -- 名無しさん (2017-04-23 19:41:07)
- 項目乙。コイツだけ設定が適当というか・・・。能力に覚醒してそれなりに時間経ってるハズなのに食べたのは直近の戸愚呂兄と室田だけっていう。もうちょっと色々食って中ボスの風格出しててもよかったと思うけど。 -- 名無しさん (2017-04-24 09:27:04)
- デブデブ言われるほど肥満体系でもないという矛盾 -- 名無しさん (2017-08-13 14:53:46)
- 肉体は戸愚呂兄と一緒に蔵馬の幻と永遠に戦い続けてるけど巻原本人の意識というか魂はどうなったのやら? -- 名無しさん (2018-09-05 19:22:33)
- 詳しい描写を憶えてないけど、人間を丸ごと食うって胃の中はどうなっているのかな?通常なら1~2kgの食事でも満腹なのに、相手の全身となると数十kgを食うことになる訳で…一人分でも相当しんどい気がする、楽な方法なら他にもあったろうに -- 名無しさん (2018-10-21 23:42:40)
- 戸愚呂兄食わせて逆に戸愚呂兄に巻原自身を乗っ取らせてるとすると樹がいってた「俺たちはただの駒(捨て石(?)」というのはある意味コイツが一番当てはまるか? -- 名無しさん (2018-12-09 02:23:22)
- もし室田の魂が成仏せず巻原の体内に残っているとしたら、室田が一番可哀想だ -- 名無しさん (2019-03-21 00:08:17)
- 原作では「室田って奴は俺が食っちゃった」って台詞だけで済まされたけど、アニメ版では実際に室田を食べるシーンが追加。室田の悲鳴と生々しいシルエットで確実にトラウマになります -- 名無しさん (2019-11-06 18:47:49)
- どこかに巻原の今の逞しい体格は、学生時代に自分をいじめてた連中を衝動的に食ってしまって得たものなんじゃないか…って考察あって、なるほどと思った -- 名無しさん (2020-03-29 20:23:04)
- 元ネタは当時まだ若かった槇原敬之であると推測される。あくまで外見だけの話であって後年の氏がどうなったかという点については触れてはならない。 -- 名無しさん (2020-05-07 21:33:43)
- 拘束された桑原をチンピラ妖怪が襲いかかろうとしてるシーンで、隣にいる巻原を妖怪達が無視している(つまり、巻原が妖怪化している事に気付いている)という伏線があると某所で指摘されててピシャリと来た -- 名無しさん (2021-08-15 19:52:00)
- ↑アニメ版じゃその後に頭を蔵馬に切られた時も、明らかに普通じゃない血の色してたな。外見は変わってないけど完全に戸愚呂兄の体として変質してたんだな…… -- 名無しさん (2021-12-09 12:24:33)
- 後にジャンプの別作品で食べることが特技の強いデブが出てきたのがまた -- 名無しさん (2022-04-19 13:27:16)
- ↑9 俺は胃の中がテリトリーで平気なんだと解釈してた -- 名無しさん (2022-11-09 13:36:04)
- 模倣の達人乱童を仮に自分の体内に取り込んで能力自分のものにした場合は乱童と同じ模倣の達人になっていたか?(ただし技の欠陥見抜けず逆に技に溺れてしまう悪癖も受け継いでしまう) -- 名無しさん (2023-01-27 20:10:48)
- 仙水の元仲間って事件解決後はわりと楽しそうに暮らしてるだけに(刃霧は微妙だが)尚更不憫。 -- 名無しさん (2023-05-16 09:00:01)
- 何というか…… -- 名無しさん (2023-12-26 23:05:38)
- なんというか…身の程を考えずに楽ばかりを考えたら破滅したって感じだな -- 名無しさん (2023-12-26 23:06:24)
- 能力が生まれても精神がそのままなら「食人」って相当な抵抗あると思うけど能力発現と同時に精神にも多少変化あるのかな -- 名無しさん (2024-01-09 20:57:26)
最終更新:2024年10月01日 18:02