バラライカ(BLACK LAGOON)

登録日:2009/06/27(土) 16:41:26
更新日:2025/01/08 Wed 21:59:22
所要時間:約 5 分で読めます




行こうか同志諸君、撃鉄を起こせ!

BLACK LAGOON』の登場人物。
そして我等が誇る姉御である。
CV:小山茉美



◇概要

ホテル・モスクワというロシアン・マフィアの幹部であり、同組織のタイ支部のトップ。
本名は『ソーフィヤ・イリーノスカヤ・パブロヴナ』で、バラライカは組織内のコードネームである。
日本編では『ヴラディレーナ』という偽名を使っていた。
ちなみにロシアの弦楽器に「バラライカ」がある。三弦でボディが三角錐に近い形になっているのが特徴。恐らく姉御のコードネームはここから来ているのだろう。
また同名のアイドルソングがあるのだが、無駄に勇壮な響きのためその曲が不思議とフィットする。

バラライカを含めタイ支部の主要メンバーは、「遊撃隊(ヴィソトニキ)」と呼ばれ、全てアフガニスタン帰還兵で構成されている。
マフィアではあるが内部では互いをアフガン紛争時の階級で呼び合うなど、中身は殆ど軍隊同然である。

愛銃は「スチェッキン・オートマチック・ピストル」、いわゆる「マシンピストル」と呼ばれるフルオート機能を備えた拳銃である。
しかしながら、拳銃のような短い銃身のものに連射機能を持たせた結果は「反動が桁外れ」「命中精度が某国レベル」という変態兵器となった。
基本的に「至近距離で弾丸をばら撒く銃」であり、普通なら彼女のように「片手で撃って的確に命中させる」ことはできない。

性格は非常に冷酷かつ非情でとても好戦的。
その為、自分達の邪魔をする者や障害になるものは徹底的に叩き潰す。
ただし加齢による衰えのせいか、ヘンゼルとグレーテルを排除した際には気が滅入ったようだ。
また他にやる人がいなかったせいで自らAVのチェック作業を行っていた時は、さすがに表情にもしんどさが現れている。

その性格とホテルモスクワの高い戦闘力が相俟ってか、タイ支部が置かれているロアナプラでは他の組織が彼女達に睨まれることを恐れて無法な行為をあまり行わない為それなりに治安は安定している。
一方で彼女らが日本へ出向したタイミングでは、弾けたかのように街中で銃火が絶えなかった。

因みに彼女は軍人時代にムジャヒディンの捕虜になった事があり、その際に全身の肌を寸刻みに焼きつけるという拷問を受けている。
その為全身が火傷の跡だらけであり、裏で彼女の事を火傷顔(フライフェイス)と侮辱する者もいる。
……が、それを本人の前で呼ぶ事は禁句であり、作中では直接発言した他幹部の胸倉を掴んでぶん投げている。



◇過去

元々は旧ソビエト連邦空挺軍の軍人。
旧ソ連の軍人時代は、スペツナズの第318後方撹乱旅団・第11支隊と呼ばれる一個小隊を指揮し、大尉まで上り詰めたほどの凄腕の軍人だった。
しかし、国際法違反越境作戦中に難民キャンプの子供を助けたのを理由にアフガン戦争中に軍籍を剥奪された。
そして戦う事で糧を得てきた帰還兵は明日の生活にも困るような状態に追い込まれる。
そんな部下達を救う為彼女は部下達と共にロシアン・マフィアのホテル・モスクワに参加することになったのである。
「直系の部下は第三次大戦に臨めるだけの場数と技量をつんだ百戦錬磨のアフガン帰還兵たち―――」
「彼女を頭脳として全員が一個の殺戮機械として機能する。そうやって連中は熱砂の地獄から戻ってきた」

このようなエピソードがある為か組織内部では自分と戦場を駆け回った、支隊のメンバーにはとても手厚く接し何かと気に掛けている。
しかしそれ以外の構成員は歯牙にもかけず、特にKGBやGRU出身の構成員の場合は敵意を剥き出しにして明け透けな態度をとっている。

大の大人の男の胸倉を掴んで片手で投げ飛ばしたり、頭を掴んで引きずり回したり、首の骨を折って殺害したり、殺意たっぷりの藪睨みで我々を畏怖させたりと威厳たっぷりの彼女だが、幼少時代の彼女はそんな雰囲気は全くなく可憐で清楚な女の子である。
逆から言えば戦争はここまで人を変えてしまうという良い例なのかもしれない。

因みに幼少時代の彼女はロリライカと呼ばれ一部ファンから熱狂的な支持を得ている。
レギュラーキャラが若返るというオマケページでは物凄く猫をかぶっていた。
 そんな萌えとは遠い世界にいる彼女だが、どういうわけかアニメ最萌トーナメントに武力介入をしている。

その投票者のコメントも、『姐御一生ついていきます!』『姐御!俺だ!婿にしてくれ!!』等々、本当にこれが最萌トーナメントのコメントなのかと思うようなコメントで溢れかえっている。
これもホテルモスクワの工作による……、おっと誰か来たみたいだ。うわ、何をする!やめ……


アニメ版BLACK LAGOONでは彼女の声優を小山茉美さんが担当しており、バラライカのイメージにぴったりだと中々好評である。
因みに小山茉美さんはあのアラレちゃんの声優も担当している。
また、初代ミンキーモモも担当しておられた。
とてもじゃないが同じ声優とは思えない。プロって凄いですね。



◇名言


「『ホテル・モスクワ』は行く手を遮るすべてを容赦しない。それを排撃し、そして撃滅する。親兄弟、必要ならば飼い犬まで」

「鎮魂の灯明は我々こそが灯すべきもの。亡き戦友の魂で、我らの銃は復讐の女神となる。
 カラシニコフの裁きのもと、5.45ミリ弾で奴らの顎(アギト)を喰いちぎれ!!」

「あらごめんなさい。腕より金で昇った人は、印象が薄くてね。忘れないよう、ドル札に名前を書いておかなくっちゃ」

「私がこの国で望んでいるものは、破壊と制圧──他の一切に興味はない。妥協もない。私はな、どこまで地獄の釜底で踊れるのか、それ以外に興味がないんだよ」

パチンコ玉詰めたら殺すわよ」

「本当に残念だわ…坊やには悪いけどあなた、ここでお終いなのよ。でも、その前に坊やにはオイタのこと謝って貰わないとねぇ坊や。
 とりあえず、そこに跪きなさいな?」


「跪け」



◇外部出演


対魔忍RPG

アサギとはあの砂漠の戦場で出会ったわ。
最初に見た時は、何か凄い恰好をしてる……と思ったけれど、実力は申し分なかったわね。

2022年に行われたコラボイベント『GUNSLINGER and TAIMANIN』にてSR待遇で参戦。
イベントに参加し一定条件をクリアーすれば誰でも手に入るイベント配布キャラで、平時のスーツ姿ではなくドレス姿を身に纏っている。
性能的にはAtk値が配布キャラにしては非常に高く、スキルも万能なものが揃っているのでとても使いやすい。
ちなみに対魔忍との繋がりでは、アサギとアフガンで会った事があるらしく、それなりに友好関係はある模様。その頃から現役だとお互い結構な歳になるんだが……。 
信頼度を高める事で閲覧可能となる回想シーンでは、さすがにR-18シーンは禁じられており、本作主人公のふうまとパーティへ向かったり、ご褒美としてビーチで戯れるなどイチャイチャ交流をしている。




バラライカ「本当に残念だわ…坊やには悪いけどあなた、ここでお終いなのよ。
      でも、その前に坊やには立て逃げのこと謝って貰わないとねぇ坊や。とりあえず、そこで追記修正しなさいな」
Wiki篭り「いやだなぁ、そんなこと言って―」
バラライカ「 書け 」
パァン!

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最終更新:2025年01月08日 21:59