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ナイン(スパロボ)

登録日:2017/08/19 Sat 19:41:00
更新日:2026/06/26 Fri 00:55:45
所要時間:約 4 分で読めます






そういう生き方を選ぶんですね。
非合理で非効率的…。でも、あなたは面白いです。


スーパーロボット大戦V』に登場するバンプレストオリジナルキャラクター

CV:山本希望
デザイン:渡邉亘


【概要】

事故で元いた世界から並行世界に転移し、タツさんの家で平穏に暮らしていた主人公たちの前に現れた謎の少女。

主人公は転移の際に自機であるヴァングレイと別々に転移させられ、その所在を全くつかめていなかったが、
少女が指示を出すと、どこからともなくヴァングレイが出現。彼女曰く、自分がヴァングレイを動かしたという。
また、主人公は少女の素性に全く覚えが無かったが、向こうは主人公をよく知っているようで、
それも時折「何故自分の素性に気付かないのか」と言わんばかりの態度を取る辺り、直接やり取りしたこともある様子だった。

そして、少女の呼び出したヴァングレイでテロ事件に対処した主人公は、
襲われていた工場を抱える大企業「旋風寺コンツェルン」の若き社長・旋風寺舞人から接触される。
彼と共に少女から事情を聞くと、少女の驚愕の真実が判明する。


なんと彼女の正体は、ヴァングレイのシステムOS・『システム99』であった。
ヴァングレイ(『システム99』)は並行世界に転移した後、ネットワークへの潜入等を利用して主人公達の行方を捜索していたのだが、
情報を収集する際やコミュニケーションをする際に、人間の姿の方が都合がいいと判断。
とある研究施設に潜入し、そこの資材を使ってアンドロイド(ガイノイド)のボディを築き上げたのである。

アンドロイドに『システム99』そのものが移植されたため、ヴァングレイ本体にはOSがない状態になっているが、
上述の通りアンドロイドの状態でも遠隔操作(操縦支援)が可能なので、操縦感や機体の機能等は以前と変わっていない様子。
ちなみに、アンドロイド状態の名前はなかったが、人間の姿をしているのに『システム99』と呼ぶのもどうかということで、
『99』から取って『ナイン』という個体名、あるいは愛称を主人公から付けられ、以降は自分でも『ナイン』を名乗るようになった。

なお、何故アンドロイドボディを作るにあたって男性ではなく女性の姿を選んだのかについては、
並行世界転移前、アナライザーが謎が多すぎるOSである『システム99』に事情聴取を行った際に、
主人公が『システム99』を「なんとなく女の子なんじゃないかと思った」と言ったからであると思われる。
きっちりとゴスロリ調の衣装を着込んでいる他、外見上はアンドロイド…というか機械を思わせるものがないため、
主人公や仲間たちも初見では人間の女の子と思い込んでいたが、ウリバタケのような機械に精通している一部の人間は最初からアンドロイドと見破っていた。


『システム99』だった頃と同じく、人間や人間社会に興味津々であり、平時・戦闘時に関係なく感情の動きなどを観察している。
最初に自分に「人間」というものを教えてくれた主人公にはかなり懐いているが、近しいだけに時に辛辣になることもしばしば。
意外と手先が器用であり、戦闘で得られたデータ(TacP)を用いて強化パーツやスキルパーツを自作することが出来る*1
また、Tacカスタマイズのレベルを上げると徐々に脱がされていく姿を見ることができる。いくらCEROが上がったからといって自重しなすぎである。
どこぞの変態エージェントロボ同様、エーストークも担当しており、
エースになったパイロットに対して「愛」について質問することが多いが、大半のキャラクターには満足いく答えを返してもらない上、
強引に迫り過ぎて相手が逃げ出してしまうことも多い。


【人間関係】

  • 叢雲総司、如月千歳
ヴァングレイのメインパイロットにしてマスター。
ただ、主人公はナインと主従関係ではなく対等なパートナーとしての関係構築を希望したため、
総司の場合は「キャップ」、千歳の場合は「姉さん」*2という愛称でそれぞれ呼ぶようになる(メイン主人公ではない方は「名前+さん」付け)。
どちらの場合もナインは主人公をとても慕っており、主人公の方もまるで妹分のようにナインを可愛がるようになるが、
特に総司の場合は、物語が進むにつれて異性として意識しているような描写も増えていき、彼が女性と親しくすると機嫌を悪くすることも*3

初回特典を使った人なら、主人公に次いで付き合いの長くなる特別編成チームの二人。
だが、蘊蓄を語りたがるヴェルトと、それに付き合うロッティのことはナインには理解不能のようである…。

人工知能仲間。マイトガインを初めて見た際には思わず「かっこいい…」と魅せられていた。どうやらこの時点で男性像を見出していたようである。
勇者特急隊からは「俺たちのアイドル」扱いされるなど可愛がられており、良好な関係を築いている他、
アルからも(彼(?)にしては珍しく)気さくなタメ口で接されるほどには親しく思われている。



※以下、ネタバレ注意。










そもそも、システム99の正体は戦闘ロボットのAIではなかった。
その正体は、かつてソウジが所属していた月面特殊戦略研究所で研究されていた「ERS-100」というシステムである。
(ソウジとチトセに懐いていたのも、ソウジが地球へと向かう際にERS-100の入ったケースを持っていた時や、チトセが第三研究所のラボの警備をしながらの間、
それぞれが戦死した家族や戦友や、絶望の中でも捨てない希望といったものを話してくれたことで「人間」を知ることになったから、である)

このシステムの正式名称は「Earth Regeneration System 100」つまり「地球再生システム」である(現時点では不完全であるため、100から1を引いて99を名乗っていた)。
本来は自律学習型の工作システムのようなものであり、学習を重ねた上で道具さえあれば遊星爆弾によって荒廃した(新正暦世界の)地球を再生するだけのシステムを作れるだけの力があった。
だが、今のままの地球にいても滅亡を待つだけだったために、偽の命令書をクラッキングして主人公をヤマトへと乗り込ませたのである。

ヴァングレイは彼女の機能を確かめるべく、第三研究所が資材を与え、建造させた機体であるが、
人間をわかっていなかった頃のナインが作ったため、乗るパイロットを全く考慮せず高機動、高火力、重装甲を無理矢理並立させた、完成度の低い機体である。*4
(実際、ヴェルトや新見も「兵器には運用目的に応じたバランスが必要」「コンセプトが見えない」と酷評していた)
そのため、後継機であるグランヴァングやヴァングネクスは、パワーやスピードといった明確なコンセプトを持ち、三世界の技術を融合させて完成度を高めている。


※以下、更なるネタバレ注意









その正体は地球人が開発したものではなく、超文明ガーディムが開発した文明再建システム、ネバンリンナの端末、スレイブナンバー2044である。
数千年前にイスカンダルとの戦いに敗れ、地球へと流れてきたガーディムの遺産が遊星爆弾で海が干上がったことで地球人に発見され、それが巡り巡って月面の研究所へと流れ、研究されていたのである。
ナインが「愛」を知らなかったのは、ガーディムが徹底した管理社会であり、婚姻も統制されていたために「愛」という概念も失われてしまったから、である。
ソウジに対する態度や、DLCでの行いを見ると、本当に愛を最後まで知らなかったどうかは甚だ疑問ではあるが。


ネバンリンナを撃破し、三つの世界を救った後は、主人公と共に「愛」を求めて終わりなき旅に出ることになった。


その後、次々作『スーパーロボット大戦T』にもソウジ・チトセ共々、『V』世界からの来訪者としてゲスト登場している。



追記・修正は「愛」が何かを教えられる方のみお願いします。

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最終更新:2026年06月26日 00:55

*1 ヴァングレイが「修理装置」を持っているのもナインのこの技能のおかげである。DLCで彼女の能力を見ると「修理スキル」の五文字が光っている。

*2 千歳本人は「お姉ちゃん」呼びを希望していた。

*3 千歳であっても総司のことを彼女が異性として意識しているのか気にする場面がある。

*4 この性能に加えてパイロットスーツなしで乗り込むことができ、全天周囲モニターまで搭載しているのだが、機体制御まわりの劣悪さが響いていた。