生体兵器(ACシリーズ)

登録日:2012/07/05 (木) 21:09:10
更新日:2025/01/15 Wed 02:59:32
所要時間:約 7 分で読めます






―それは―


―(´神`)からの試練にして―


―虫嫌いのトラウマ―



生体兵器とは機械である通常の兵器とは違い、始めから兵器として製造された…或いは兵器として改造された生物の事。
ここではARMORED COREシリーズに登場した生体兵器を扱う。



(´神`)<概要。

一貫して硬派なゲーム作りで知られ、時には要らん所にまで異常な迄のこだわりを見せる変態ゲーム企業フロムソフトウェアの誇る作品ARMORED COREシリーズにおいて、初代からLAST RAVENに至るまで登場し、その都度虫嫌いな傭兵達には大小様々なトラウマとなって敵として立ち塞がる厄介な存在。

初代での登場パターンからか生体兵器が出る場合、必ず子とその親玉がセット…と言うのがお約束だったが、3以降はB7723cやAMIDA系の様にそうで無い物も増えた。

だが共通して言えるのはとにもかくにも…



 キ メ エ



上記の通り時には要らん所にまで異常なこだわりを見せる(大事な事なので二回言いry)フロムの気質が故か、時にはパワードスーツやMT等の他の雑魚敵と比べて明らかに細かく造り込まれてる事もあり、多くのレイヴンの視覚(カメラ)を始め時には聴覚(レーダー)、そして精神と言う名前のジェネレータを大破させてきた…



しかしハードがPS3・Xboxに移行した4系、Ⅴでは生体センサーと共にまさかのリストラ。

この事態に多くの元レイヴンなリンクス、及びミグラント達は歓喜の声を上げた…が、極一部は逆に『もうちゅっちゅ出来ねえだろJK…』と落胆の色を隠せなかったとか。

まぁあのグラフィックで描かれようもんなら、最早別ゲーとなる可能性もあったかも知れないが。




(´神`)<紹介。


  • PSACシリーズ。

  • ウォーリアバグ
無印のミッション『大型生物駆除』で初登場する、記念すべき生体兵器第一号。
そしてトラウマの始まり。

体色は白っぽく、のっぺりとした体型の小型な個体。
モチーフは恐らく白アリか。

口からEN弾…の様な物を吐いて攻撃を仕掛けてくるが、余程囲まれる状況でも無い限り大したダメージは受けず、逆にEN兵器にはとても脆い為さっさとそれらで駆除すべし。

だがブレードを使うのは精神衛生上お勧めしない。
何故ならコイツは近付くと『キチキチクチャクチャ…』とえも言われぬ面妖な音を立てていて、それこそヘッドホンを付けてるならモロに聴覚をレイプしてくるからである。
興味があるなら聞いてみよう。



  • センチュリオンバグ
上記の親玉。
所謂『女王アリ』のポジションで子供の五倍は有ろうかと言う巨大な体格を誇り、生体発信レーザーを用いて攻撃をしてくる…が、正直見かけ倒しでそこまで強くは無い。
子供と同じくEN兵器に弱いのでピーピーピーボボボしてやるなりして手早くカタを付けるべし。
でないと子供より音量の増した『キチキチ…』を延々と聞かされ、精神がチャージング状態に陥ってしまう可能性が高い。
つか寧ろそっちが厄介。

あるミッションではコイツを四匹も相手にせねばならないと言う、虫嫌いにとっては絶望的なシチュエーションが待ち受けている。



  • PS2ACシリーズ。

→AC2シリーズに登場するディソーダーについては当該項目参照


  • スカウタ・フリー
ARMORED CORE 2 ANOTHER AGEに登場。
見た目はACの半分程はある馬鹿でかいノミ

屋外と屋内の二つの場面で戦う事になるが、屋外の場合はノミの本領発揮とばかりにかなりの高さ&スピードでピョンピョン跳ねてしょっちゅうロックを切られウザい事この上無し。
どちらも共通してACの装甲をも容易く溶かす強酸性の液体を吐きかけてくるので、回避を怠ると例え強化人間でも瞬く間にラジエータが悲鳴をあげる羽目に。



  • デストロイヤ・フリー
上記の親(ry
センチュリオンバグの様に子供の数倍はある体格。
体色も毒々しい紫色をしている。

センチュリオンバグとは違い、こっちはAAで有名な灰雲の名を持つ極殺鬼畜兵器や蘇りし紅の伝説と並ぶ難敵。
鎮座する部屋に降り立った瞬間、極太高熱高衝撃プラズマ弾の猛連射を受け画面から紫の光が逆流したレイヴンも多いだろう。



  • B7723c
ARMORED CORE 3に登場する生体兵器。
シリーズ初の『親玉が居ない生体兵器』でもある。

AAから急速に強まったリアル路線を引き継ぐかの様なデザイン。
元ネタは多分ダニ。

『モコモコ…』と動く時は独特の足音を立てる上に非常にノロマ。
攻撃も威力の低いパルスビームをチマチマと撃つだけと言う、聞くだけなら雑魚の中の雑魚と思えるだろう…聞くだけなら。

実はコイツのAPは…



三万である。



大事な事だからもう一度言おう。



三 万 で あ る



一体このダニの何処にそんな生命力が有ると言うのだろう。
作中でも『耐性生物』と呼称されるだけあって、主砲は勿論核の直撃を受けても平然とこちらにパルスを撃ってくる姿には初見だと恐怖すら感じられるかもしれない。
しかし途中で知る事になるのだがコイツは上記の兵器にすら耐え切るのに酸には極めて弱いと言う弱点があり、直後に降下される酸性ガス入りのシリンダを破壊していく事であっという間に弱体化。
最終的にはAPがたったの1になってしまうので、後は存分に溜まった鬱憤を晴らそう。
但し隠しパーツが欲しいなら、シリンダ破壊数を二本に抑えねばならないので注意。



  • B988A C-Type
先述のリアル路線が行き過ぎてしまった象徴とも言える存在にして、今でも尚『出すゲームを間違えてる』『なにかんがえてるの』『公式が病気』等、多くの虫嫌いレイヴン達がそう口を揃える恐怖の存在。

見た目はACサイズの白く巨大なアシナガグモorアシダカグモとこれまた聞くだけでもキッツイ姿。
足音までも『キチャキチャッ…』とやたらリアルであり、更に戦う場所も薄気味悪い地下下水道
おまけにコイツらは元を断たない限り、脇の下水溝から無限に沸き出してこっちを執拗に追跡しビームを放ってくるのだからたまったものでは無い。
終いには撃破されると本物と同じ様に縮こまりながら死んでいく。そこまで凝る必要があるのかフロムよ。






そして…














  • B988A M-Type
行き過ぎの象徴の象徴。
上記の(ry

ここまで来れば最早フロムも確信犯でやってると認めざるを得ない。
例によって子供より巨大な体格であるが過去作品の親玉達と比べても裕に数倍、子供からすれば十倍位は有ろうかと言うとんでも無い化け物グモ。
初見で悲鳴を上げたレイヴンも少なくは無いだろう。

攻撃も遠距離では主砲の様な極太レーザー、近付くと高い衝撃力の電撃を放ち容易な接近を許さない。
だがレーザーの弾速は遅いので、避けながらこっちも高火力の武器で短期決戦を挑めば割とアッサリ死ぬ事も。
その際もグニャリと垂れ下がる等、最後の最後までトラウマを植え付けようとしてくる。

余談だがコイツの周囲にある緑の塊は何と卵。
暫く放置してると子グモ誕生の瞬間を目の当たりに出来る…おぇぇ。



  • B103f C-type
こちらはサイレントラインに登場。
前作でやり過ぎたと理解した結果なのか、リアル指向は大幅にナリを潜めているデザイン。
それ故に人によっては物足りなさすら感じる事も。

元ネタは不明。

製造元はキサラギと、初代のバグ系の様にメーカーがハッキリしてる数少ないタイプ。

寧ろ何がデザインベースなのか気になる所ではある。
フワフワと空中に浮いて赤いラインビームで攻撃を仕掛けてくる。



  • B1037f M-type
上(ry

子供と同じく、何とも形容しがたいデザイン。
見方によっては芋虫とも、ナメクジとも取れる。

下手に正面に立つとリロード一桁台と言う超連射プラズマの餌食となり、更には外気温を直接操ると言う珍しい攻撃でジワジワとプレッシャーを掛けてくる嫌らしい相手。

だが中央のプラズマキャノンを使う時に砲口へ攻撃すると、19倍もの大ダメージを与えられるので上手く狙おう。



みんなのアイドル。
詳細は項目参照。



  • ミールワーム
ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICONに登場するルビコニアンふつうワーム食用芋虫。
ルビコン3では昆虫食(?)が普通にされているようで、コーラルを飼料にしてそれなりに肥大化させたものを加工して食べる模様。星外から持ち込まれたのか、ルビコン3の原生生物だったのか、人工的に設計された生物なのか等は不明。

ストーリーではACに匹敵する全長まで異常成長した個体が登場。放置されて危険な生物になっただけで、兵器として開発されたわけではないため厳密には生体兵器ではなくただの野生化したミールワームである。
技研都市封鎖の影響で地底に溜まったコーラルをたらふく食べていたらしく、食べ過ぎによるコーラル汚染によって青白く光っている。
地中からウゾウゾわき出たり天井からボトボト落ちて来ては、ACに飛び掛かりコーラル爆発を伴う自爆攻撃を行う様はまさに天然生体兵器。




追記・修正は全ての生体兵器を愛でれる様になってからお願いします。

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最終更新:2025年01月15日 02:59