ロードラ

登録日:2017/12/16 (土) 23:18:56
更新日:2025/10/28 Tue 22:31:38NEW!
所要時間:約 3 分で読めます







六ちゃんのお父さんは、本当は勇気のある強い人だったんだ、わかるだろ?

……うん


本当に強い人は、普段はとっても優しいんだよ



ロードラとは、「ウルトラマンタロウ」第23話「やさしい怪獣お父さん!」に登場する怪獣である。

別名:蜃気楼怪獣
身長:48メートル
体重:3万8千トン

普段は道路の地下に潜み、黒い竜巻のような蜃気楼を発生させて上を通るを溶かして回っている怪獣。
ギョロッとした目玉にシャワーノズルのような鼻、腹部には巻貝のようなものが複数くっついたユーモラスな外見をしている。
最大の武器は鼻から放つ溶解液で金属はドロドロに溶かしてしまうも、生物には一切影響がない謎の性質を持つ(勿論服だけ溶かすとかそんな都合のいい物でもない)。
他にも多彩な能力を持ち、意外と厄介な怪獣である。





関連人物

  • 六郎一家

白鳥健一の友人である少年とその両親。
所謂カカア天下な家で、強気な母親がグイグイ引っ張っている。
父は温和で妻には逆らわないが、博識で決して頼りない男ではない。
だがそんな父親に六郎は失望しており……。


本編での行動(以下ネタバレ注意)

箱根付近のハイウェイの地下に潜み車を溶かしまくっていたが、
その溶かした車の1つに主人公、東光太郎の友人である白鳥姉弟が乗っていた事で防衛チーム、ZATに存在を知られてしまう。
ZATの出動後も車を溶かし続けていたが、道路を遮断されたことで溶かす車がなくなり、獲物となる車を求めて地上に姿を現す。
ZATによるミサイルを体中に突き刺す「ハリネズミ作戦」やレーザーをものともせず、逆に溶解液で反撃しスカイホエールとコンドルを撃墜。
説得に来た六郎の母親が鼻につかまり、それを助けに来た父も人質の形とするも、竹やりを手に特攻した光太郎に目を突かれてしまい3人とも振り払う。

ここで光太郎がウルトラマンタロウに変身したため、ロードラはこれと対峙する。

フット光線で首と両腕を切断されるも、切り離された首と両腕をそのまま飛ばしてタロウにしがみつき電流を浴びせ、その後は何事も無かったかのように元に戻る。
そして溶解液を発射しタロウを苦しめるもスワローキックによって鼻を切り落とされ、頭部への蹴りでダウンしてしまう。*1
ストリウム光線(しかも体を発光させるフルチャージ版)で止めを刺されそうになるも、手から放った光線で相殺する。
しかしタロウがここで体を高速回転させて竜巻を発生させる新技「タロウスパウト」を使用。
ロードラは空中高く打ち上げられて爆散した。
なお、その破片は何故かミニカーとなって降り注ぎ、子供たちは大喜びするのだった。
あの高さから降ってきたらミニカーでも凶器と化すだろとか突っ込んではいけない


とまあ様々な技でタロウを苦戦させたロードラであるが、結局何故自動車を溶かして回っていたのかは謎のままであった。
単純な嗜好なのか、自動車の音や排気ガスが嫌いだったのか、ヒドラエレジアのように車を憎む気持ちが乗り移ったのかは定かではない……(もっとも、ウルトラシリーズ全体を見渡せば何故こんなことをするのかという怪獣は珍しくないのだが)。

この話は内山まもるによって「消えた車は怪獣のエサだ!」としてコミカライズされている。
こちらのロードラは光に弱く、キングブレスレットから照射された光エネルギーを受けて自分が溶けてしまった。
金属を溶かしていた理由がハッキリしており、サブタイトルの通りに溶かした金属を飲んで栄養にしていた。いわゆる「体外消化」というやつである。


追記、修正は車を溶かされてからお願いします。

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最終更新:2025年10月28日 22:31

*1 どうやら細かな部位の再生はできない模様