登録日:2017/12/16 (土) 23:18:56
更新日:2025/05/02 Fri 10:01:15
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六ちゃんのお父さんは、本当は勇気のある強い人だったんだ、わかるだろ?
……うん
本当に強い人は、普段はとっても優しいんだよ
ロードラとは、「
ウルトラマンタロウ」第23話「やさしい怪獣お父さん!」に登場する怪獣である。
別名:蜃気楼怪獣
身長:48メートル
体重:3万8千トン
普段は道路の地下に潜み、
竜巻の蜃気楼を発生させて上を通る
車を溶かして回っている怪獣。
ギョロッとした目玉に
シャワーノズルのような鼻、腹部には巻貝のようなものが複数くっついたユーモラスな外見をしている。
最大の武器は鼻から放つ溶解液で金属はドロドロに溶かしてしまうも、生物には一切影響がない謎の性質を持つ。(勿論
服だけ溶かすとかそんな都合のいい物でもない)
他にも多彩な能力を持ち、意外と厄介な怪獣である。
■関連人物
白鳥健一の友人である少年とその両親。
所謂カカア天下な家で、強気な母親がグイグイ引っ張っている。
父は温和で妻には逆らわないが、博識で決して頼りない男ではない。
だがそんな父親に六郎は失望しており……。
■本編での行動(以下ネタバレ注意)
箱根付近のハイウェイの地下に潜み車を溶かしまくっていたが、
その溶かした車の1つに主人公、
東光太郎の友人である白鳥姉弟が乗っていた事で防衛チーム、
ZATに存在を知られてしまう。
ZAT早速人々を避難させようとするが、車を溶かされた六郎一家の母親は損失を補填するべく怪獣を有効利用するのだと主張し、ZATを追い返してしまう。
父親も妻の横暴を止められず、六郎は失望していた。
その様子には北島隊員も「これじゃ人間より怪獣の方がマシ」と漏らしていた。
仕方なく上空から監視していたZATだったが、溶かす車がなくなった事で遂にロードラが地上に姿を現す。
ZATまず
ミサイルを相手の体中に突き刺す「ハリネズミ作戦」を実行するも通じず、
レーザーも効果なし、
逆に溶解液をくらいスカイホエールもコンドルも撃墜され地上戦に移る。
今度は王水を装填した銃で攻撃する、流石に最強の酸性液体をくらっては苦しんでいたものの、
あくまで怪獣の生け捕りを狙う母に妨害され、その隙に王水銃を溶かして反撃に出る。
更にはZATガンまで溶かされ、撤退するZAT、だが母はロードラの説得に向かう。
無論話などできるわけもなく、ロードラの頭部にしがみつく形で
人質にされてしまう、それを見た六郎は
「お父さんが悪いんだ! お父さんが弱いから
お母さんが勝手な事ばかりするんだ!」
と糾弾する、その言葉で
火がついた父は母を助けに向かうも、同じく捕らわれる、そこに……、
と
いつものように光太郎が竹槍を持ち怪獣に飛び乗る。
そのまま怪獣に攻撃するも有効打にはならず、3人とも振り落とされる、ここで光太郎は
ウルトラマンタロウに変身、2人を救出しロードラと対峙する。
まずは足から放つフット光線でロードラの首と両腕を切断するも、
何と切り離された首と両腕がそのまま飛んできてタロウにしがみつき電流を浴びせる、なんとか振り払うも、すぐさま首と両腕は胴体にくっついて元に戻る。
そして溶解液を発射しタロウを苦しめる。生物には効果ないんじゃなかったのか……
何とか耐え抜いたタロウはスワローキックを放ち鼻を切り落とす。(どうやら細かな部位の再生はできない模様)
そして
ストリウム光線で止めを刺そうとするも、ロードラも光線を放って相殺させる。(しかも体を発光させるフルチャージ版である)
しかしタロウはここで体を高速回転させて竜巻を発生させる新技「タロウスパウト」を使用、
そしてロードラは空中高く打ち上げられ爆散、その破片は何故かミニカーとなって降り注ぎ、子供たちは大喜びするのだった。
あの高さから降ってきたらミニカーでも凶器と化すだろとか突っ込んではいけない
そして母も自分の行いを反省し、父と和解するのだった。
一方の光太郎も、「本当に強い人は、普段はとても優しいんだよ」と六郎に教え諭したのだった。
とまあ様々な技でタロウを苦戦させたロードラであるが、結局何故
自動車を溶かして回っていたのかは謎のままであった。
単純な嗜好なのか、
自動車の音や排気ガスが嫌いだったのか、
ヒドラやエレジアのように車を憎む気持ちが乗り移ったのかは定かではない……(もっとも、ウルトラシリーズ全体を見渡せば何故こんなことをするのかという怪獣は珍しくないのだが)
この話は内山まもるによって「消えた車は怪獣のエサだ!」としてコミカライズされている。
こちらのロードラは光に弱く、キングブレスレットから照射された光エネルギーを受けて自分が溶けてしまった。
金属を溶かしていた理由がハッキリしており、
サブタイトルの通りに溶かした金属を飲んで栄養にしていた。いわゆる「体外消化」というやつである。
追記、修正は車を溶かされてからお願いします。
- 『ロストヒーローズ』ではスーパーショッカーに飼育されており、ヒルカメレオンの配下としてケムジラと一緒に登場した。ヒルカメレオンが倒されると戦意を喪失したため、ヒーローたちに見逃されるが、暴走したボガールに食べられてしまう(エグイ咀嚼音もばっちり再現)。再生能力はないが、斬撃耐性を持ち、風属性が弱点なのは原作再現か -- 名無しさん (2017-12-16 23:32:22)
- 最後にミニカーに変わったあたり、怪獣というより実体化した夢のようなものだったのかもなあ。 -- 名無しさん (2017-12-17 00:21:22)
- コイツ超獣やろ…能力的に考えて… -- 名無しさん (2017-12-17 12:28:24)
- 因みに六郎の母親役の人は、ピッコロ回でも太一少年の母親役で出てる -- 名無しさん (2017-12-17 19:42:31)
- こういう何がなんだかわからない能力と存在そのものが正に"怪"獣って感じで好き -- 名無しさん (2018-03-29 10:15:40)
- 磁石の塊の怪獣に引き寄せられたり(マグネドン)、金属だけを溶かす溶解液に苦しんだりと、昭和のウルトラではウルトラ戦士の身体が金属的な素材で構成されてると受け取れる様な描写がちょくちょくあるね -- 名無しさん (2020-11-28 04:23:30)
- ちなみに六郎くん役の子、観てて「あれ?前作の梅津ダン役の子?」と思ったら、マジでそうだった。 -- 名無しさん (2023-01-30 12:47:34)
- ↑"六"郎ってネーミングは狙ってつけたのかな -- 名無しさん (2024-05-22 09:12:03)
- 切断した頭と手がそのまま飛んでくるのはタロウも目に見えてビビってたな。 -- 名無しさん (2024-12-27 22:59:47)
- トミカの化身だったのコイツは? -- 名無しさん (2025-05-02 10:01:15)
最終更新:2025年05月02日 10:01