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ドランゴ(DQⅥ)

登録日:2010/02/11 Thu 01:40:32
更新日:2026/08/16 Sun 07:55:18
所要時間:約 9 分で読めます




私の…タマゴ……かわいい…コドモ……
つぶしたな……コロシたな……

許せない……許さない……
おまえも…つぶす……コロス……


【ドランゴ】ドラゴンクエストⅥの登場キャラクター。
竜のモンスターで、種族は『バトルレックス』。大きな斧を持っている。

CV:山口眞弓(ライバルズ)


◇概要

初出はアークボルト城の北にある旅人の洞窟。
旅人の洞窟の工事中に地下から現れて、卵を産んでモンスターを多数出現させて工事をストップさせていた。
その力は強く、アークボルト城の兵士では敵わない程。
後に判明するが、このバトルレックスはまさかのラストダンジョンのモンスター。
DS版では幼生だった点を踏まえても工事をストップどころでは済まない被害が出る前に解決して幸いであった。
ライフコッドの住民は同じ狭間のモンスターをクワで食い止めていたがそれはそれで

そこでアークボルト城の王様は腕の立つ旅人にこのモンスターの退治を依頼していた。
そしてテリーが、それから遅れて主人公が引き受けることになる。


主人公たちが洞窟の最深部に着くと、一足先に辿り着いたテリーとドランゴとの戦闘が始まる。
ドランゴは炎の他に何故かギガデインやがんせきおとしっぽい技を使っている。

対するテリーは、

炎を飛び越え
ギガデインをかわし
がんせきおとしをすりぬけ

傷ひとつ負わず着々とダメージを与えつづけ、トドメに、

全身を輝かせてから放つ格好良いドラゴン斬り

で圧倒的な勝利を納める。
戦闘後、テリーはドランゴの死体を棺に収めてアークボルトに届けた。


これにより死んだと思われていたが、後にアークボルトの牢屋で復活。
自分を打ち倒した青い人間を待つことになる。






以下ネタバレ








待っていた…おまえ…青い人間…
おまえ…私…うち負かした。

私…おまえ…ついていく。それ…負けた者…運命……
ついていって…いいか?



◇まさかの仲間入り

テリーもとい、青い引換券をアークボルトに持ってくと晴れて仲間になる。
ちなみに余談だが「Quest」というのは「探求(の旅)」という意味なので、ドランゴを求めてアークボルトにテリーを連れていくこのイベントは、ある意味「ドラゴンクエスト」というタイトルの回収になっている。

なお、ベストドレッサーコンテストのモンスター回に出場できるので「仲間のモンスター」ではあるが、システム上は魔物使いで仲間にする仲間モンスターとは別で、人間キャラと同じ固有のメモリ枠が設けられている*1
その為、仲間モンスターが大幅に削減されスライム系だけになってしまったDS版でも続投しているし、仲間会話の台詞も汎用セリフを繰り返すのみであるスライム系と違い、人間キャラと同等の多種多様なセリフパターンが容易されている。
これによりDS版ドランゴは能力が強化された上に会話のバリエーションまで豊富、とやたらと優遇された状態になっている。
もしかして今作の「ドラゴンクエスト」はドランゴを求めてテリーを連れて向かうという意味なのか・・・

そして性別は(ゲーム中では不明のままだが)である。*2*3

しかも本人曰くまだ子供である。

「ギルルル……」

「私……実は……こう見えても……まだ……子供……」

「〇〇……ぱふぱふ……したいか……?」

「私……泳げるけど……潜れない……」

「ギルルル……。私……牢……きらい……」

かわいい。


◇能力

【習得呪文・特技】
  • 習得済み
かえんのいき・はやぶさぎり
LV9:まじんぎり
LV15:はげしいほのお
LV20:メタルぎり
LV25:ザオリク
LV30:しゃくねつ

敵のバトルレックス一族のいいとこ取りのような特技。ザオリクを覚えるのはまさか自分が復活した時の勢いでだろうか……?
初期レベルは5であるがステータスも成長率も高く、その引換券テリーをも遥かに凌ぐ。
また、初めから【ドラゴン】という特殊な職業についており、覚える特技も優秀。すぐに転職しても炎の息系は自力でも覚える。
装備さえ整えれば即戦力として使える。というか他のキャラのお下がりでもすぐステータスを上回る。
最終的には全キャラ中トップクラスのHPと力になり、その他のステータスも総じて優秀。
ドラゴンの職業につかずともまじんぎりやザオリクをレベルアップで習得するというのが凄まじい。
欠点は強いて言えばMPと素早さが中の下くらいでかっこよさが低めである程度。
とは言えかっこよさは仲間内の誰かができればいいベストドレッサーコンテストでしか使わないし*4
MPはドラクエ6自体が特技偏重バランスであるため最低限の回復呪文を使えるだけあればそうそう不足しない。そしてその程度はある。
あまりの強さ故、ゲームバランスが崩れるため敢えて封印されることもある程の実力者だった。

前述のようにテリーは戦闘の際にカッコよく色々やらかしておきながら、いざ両方仲間にしてみると立場逆転。
テリーなんざ比べ物にならないくらいドランゴの方が強い。そして仲間にする条件はテリーを連れて行く事のみ。
このためドランゴを仲間にした後は(仲間の枠が厳しい事もあって)、戦力的に厳しいテリーがすぐにルイーダ送りにされてしまうこともしばしば。
これもテリーが「ドランゴ引換券」となじられる理由のひとつ。


◇DS版では

SFC版でこれほどの強さを誇ったため、DS版では弱体化は避けられないか……と思いきや、蓋を開けてみればステータスを下げられるとか習得呪文・特技を減らされる等の明確な弱体化は何もないどころか、「仲間モンスターは敵の同名モンスターと同じ耐性に揃える」という仕様変更により、むしろ大幅に強化。


耐性の変化は以下の通り。
  • メラ系  無耐性→弱耐性
  • ギラ系  無耐性→強耐性
  • イオ系  無耐性→強耐性
  • バギ系  弱耐性完全耐性
  • ヒャド系 無耐性→無耐性
  • デイン系 弱耐性→無耐性
  • 炎    無耐性→強耐性
  • 吹雪   無耐性→無耐性
  • 岩石   無耐性→無耐性
  • 軍隊   完全耐性弱耐性
  • 即死   強耐性完全耐性
  • マヒ   強耐性完全耐性
  • 眠り   強耐性完全耐性
  • マヌーサ 強耐性強耐性
  • 毒    強耐性弱耐性
  • 混乱   強耐性強耐性
  • 一回休み 強耐性強耐性
  • 呪文封じ 強耐性完全耐性
  • 踊り封じ 強耐性完全耐性
  • マホトラ 弱耐性完全耐性
  • ニフラム 無耐性→完全耐性
  • ルカニ  無耐性→弱耐性

見ての通り半分以上において強化されている
ダメージ属性ではメラ・ギラ・イオ・バギ・炎と実に5属性も強化され、ギライオ炎は強耐性に、バギ系に至っては完全耐性を持ち鉄壁の耐性を誇る。
状態異常ではザキ麻痺眠り、ついでに呪文封じの完全耐性があまりにも嬉しい。突然行動不能になる事がほぼ無い信頼性は強い。
ヒャド系・吹雪の耐性がザルの弱点だがこれはSFC版から相変わらずだし、炎の鎧などヒャド・吹雪耐性を持つ防具をしっかり装備できるのも変わらない。

弱体化したのはデイン系、軍隊、毒の3つのみ。
軍隊系は「ぐんたいよび」しか該当特技が存在せず、敵が使ってくる事は無いので、事実上どうでもいい。
毒耐性は各種毒系攻撃で毒になる確率に関わるが、「もうどくのきり」による猛毒以外は戦闘後にキアリー分のMPがかかるだけしか影響がない。
ドランゴが仲間になった後でもうどくのきりを使ってくるのはデスタムーア第1形態だけだが、普通にやってればドランゴに1回も来ない事も珍しくない。
というかDQ6では予めただの毒状態にしておけば敵の猛毒の霧を防げる*5ので対策も可能。
唯一目立った影響があるのがデイン耐性で、ダークドレアム戦でギガデインが痛くなっているが、グランドクロス(バギ系)を無視できるようになったのでむしろ強い。
こんな有様なので実質的には強化しかされていないと言っても過言ではない。


つまり、元からチート級の強さを誇っていたところ、DS版ではさらに耐性が増えて強くなってしまったのである。


あと「ドラゴン斬りで弱点を突かれるようになる」という弱点も増えた。
これも問題になるのはダークドレアム戦だけだが、これがあるせいではぐれメタルマスター+におうだちをやらせる前衛としては同じ最高HPキャラでもハッサンに一歩譲る事になる。



ちなみにリメイク版では「おんな」と明記された立派な女性キャラではあるが、特技「ぱふぱふ」では男性陣が使った時と同じダメージ効果になるので注意。

◇オススメ転職ルート

  • ドラゴン
最初からなれる上にドランゴの能力に合う補正なので、そのまま極めさせよう。
マスターした際の『輝く息』は『灼熱』と併せて雑魚散らしとしては最高峰の性能。

  • バトルマスター
ドラゴンを極めたならば武闘家から始めて戦士→バトルマスターにするのがおススメ。
『正拳突き・魔人斬り・疾風突き・爆裂拳』と主要な攻撃技が一通り揃う。『岩石落とし・回し蹴り』の範囲攻撃もあると便利。

  • パラディン
ドラゴン・バトルマスターをマスターした後は、パラディンを目指しても良い。
……但し既に灼熱・輝く息を取得してると思うので、MP0の真空波の利点が大分減りマスター時のグランドクロスもMP削りになるのでイマイチか。というか作戦次第ではグランドクロス最優先という酷い事態にも。
僧侶に一旦就いてベホマだけ習得するのが、一番効率的かもしれない。

  • 盗賊
アイテムドロップを狙うならオススメ。素早さ以外マイナス補正がかかるが、輝く息・灼熱連発とドランゴの高能力なら雑魚相手ならあまり問題ない。というか「はぐれメタルの書」をかき集める廃人なら自然とここに来てしまう。移動用の小技も地味に役立つ。

  • その他の職
賢者などの魔法系は元からザオリクを自力で覚えるし、高い攻撃力が腐るので余りオススメできない。


◇総評

DS版ではロビン2やカダブウも居ないので、文句なしぶっちぎりで本作最強キャラの座に。
ちょっとだけ強くなった引換券さんが霞む鬼強キャラと化した。

ただしドランゴは主人公では無くテリーについてきたのも事実。その点においては彼にも感謝してあげよう。
そのテリーに対する感情はまさしく「恋する乙女」であり、テリーに近寄る女性に嫉妬のような物を抱くことがある。

そのせいか冒頭の戦いも実は「テリーとグルになった八百長だったのでは?」という疑惑の噂も出たりする。
単純に「そもそも自分の子供を殺した相手をなぜ慕う(ちゃんとテリー戦の前にその件で怒って襲い掛かっている)のか?」という疑問もあるし、バトルレックスはラスダンのモンスター、卵を産んで疲れていたことや雷鳴の剣を持っていないことを考慮しても仲間として加入した時のテリーのステータスではバトルレックスに勝てるかは怪しい。
そもそも、卵から産まれるのが何故かヘルバイパーなことやドランゴが生きていたことから、卵はどこからか持ってきた別モンスターのもので、雷鳴の剣欲しさにやっぱり八百長をしていたのだろうか……?
アークボルトのブラスト兵士長との戦いも怪しいが、主人公達が正々堂々と打ち倒しても息子が色々理由を付けて不調で負けたんだと言い訳しているのでノーカン

ボスとしてヘルクラウドに出るテリーなら雷鳴の剣抜きでもバトルレックスより強いので話は変わるし、スマホ版の能力では善戦できる。 ……が覚えていない技のエフェクトがある事実だけは変わらないのであった。この時と仲間になる時までかなりの期間が空いているのでそれまでにレベルが5〜8程度上がっていたとすると分からんが。
まぁベストドレッサーコンテストでスーパードレッサーになった(女性限定ランクを突破した)ことだけは擁護しようがないのだが


◇余談

ゲーム本編では良い扱いのドランゴだが、実は漫画版DQ6(神崎まさおみ)では一匹だけ恐ろしく扱いが悪い。
テリーと戦って倒されるまでの経緯は同じなのだが、テリーに首をはねられて倒した証に首だけ持っていかれてしまう。
そしてテリーが加入した後もはざまの世界に移動するため、仲間になるどころか生き返ったかどうかの説明もないまま退場した。
また、リメイクDQ6の会話でテリーのことを好いている描写がめちゃくちゃ増やされた彼女だが、実はSFCの発売当時の4コマ劇場で多くの作家によって「ドランゴ✕テリー」のカップリングは主張されているため、ある意味リメイクのこれらは逆輸入のネタの一つだったりする。
また、DQ10では、テリーと共に極稀に魔法の迷宮に出現。ふくびき券をくれる。




ギルルル……。

追記……修正……頼む……。

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最終更新:2026年08月16日 07:55

*1 仲間モンスターはこの枠が原因で、全モンスターを3匹ずつ同時に仲間に保持する事ができないが、ドランゴはこれが上限に達している状態でも問題なく仲間になるし、別れる事もできない

*2 今作で初登場した女性専用頭防具の”うさみみバンド”を本人の要望通り装備できる

*3 スマホ版では性別おんなと明記

*4 特にドランゴはモンスター枠なのでランク6にしか関係が無い

*5 SFC版では毒→猛毒の上書きが可能だが、敵の思考ルーチンが毒状態の相手に猛毒の霧を使わないようになっている。リメイク版ではそもそも上書き不可能