冒険者の宿(Wizardry)

登録日:2018/05/06 Sun 12:51:10
更新日:2024/10/04 Fri 00:54:33
所要時間:約 4 分で読めます





ご挨拶

いらっしゃいませ、Wiki篭りの皆様。 ここは訓練場で冒険者登録を行った方々専用の宿泊施設で御座います。
貴方様の事は門の衛兵から聞いております。この施設について解説させて戴きましょう。

概要

上記の通りここは冒険者専用の宿で御座います
…え? 何で冒険者専用の宿が必要なのか? ですと?
ご質問させて頂きますが貴方は観光やビジネスでホテルに泊まる際に隣の部屋に重武装の傭兵やヒットマン、異教の僧侶や魔術師、忍者や泥棒が宿泊していると知って心安らかに部屋で過ごせますか?
僧侶の祈りの言葉や魔術師の呪文の仕込み、冒険者達の取り分の揉め事、武具や所持品から出る異音が出るような状況でゆっくりと眠れますか?
つまりはそういう事なので御座います。

料金体制

料金は1週間単位で全額前払いで御座います。
但し、外傷が皆無の方は特別に食事なし1泊だけの無料休憩サービスを行って各部屋の宣伝活動を行っています。

部屋のご案内

それでは各部屋について解説させていただきます。
尚、ここでの表記はリルガミンにおける設備、価格設定故他方と異なる場合がございますので予めご了承して下さい。

  • 馬小屋 宿泊費:無料 回復:MPのみ
王宮や城下の馬を管理している共同馬小屋への宿泊となります。
冒険者を野宿させておくのは危険…
基、折角お越し戴いたのに失礼であると国王はお考えになられ、国家予算にて運営されておりますのでこの部屋(?)へは無料で宿泊できます。
但し、馬の管理の関係で1日単位での宿泊となります。

因みにどこかの国では、「馬と共に寝る様な悪環境」、「馬糞が溜まったところで寝る」と言う様な所も有るとの事ですがここリルガミンでは管理道具置き場や藁をしまっている納屋等に宿泊する形となります。
え?何で馬小屋に直接泊めないのか?ですと?
そのう…以前はそうしていたのですが…あの…ですね…
…以前泊めた冒険者が飢えに苦しんで馬を食べたり、病気をうつしたり、馬を怖がらせてしまったりした事が多々あったからなんですよ。

Wiki篭りの皆様からすれば劣悪な環境と思われがちですが雨風に晒され、モンスターの襲撃の恐怖におびえる様な野外での野宿に比べれば天国…
それがここに泊った冒険者達の感想なのです。

…ここで疲労を回復して傷は魔法で治せばいいからって殆どの冒険者はここに泊るんですけどね…


  • 簡易寝台 宿泊費:10G 回復:HP1(週)
無数に寝台が並べられた大部屋への共同宿泊となります。
健康ランドの仮眠所の様な物と言えばお分かり戴けるかと。

駆け出しの冒険者の方々に初めは泊って行って戴けるのですが、熟練冒険者達が余計な入れ知恵…
失礼、助言なさるので結局馬小屋へ泊りに行ってしまうのです。

一応、朝に前日の王宮の食べ残しのパンの配給サービスを行っております。

  • エコノミールーム 宿泊費:50G 回復:HP3(週)
寝台と小さな机、簡易トイレがあるだけの部屋で御座います。
ビジネスホテルのシングルルーム、と言えばお分かり戴けるかと。

回復量、価格の関係で殆どの冒険者の方々には不評です。
ただ、プライバシーを気にする駆け出しや中級冒険者の方は泊っていくので
完全に不要と言う訳でもないのであります。

宿泊者には野菜屑のスープと小さな干し肉、パンの食事サービスがあります。

  • スイートルーム 宿泊費:200G 回復:HP7(週)
寝室、リビング、専用バスタブ、個人用トイレ付きの豪華な部屋で御座います。
当店でも自慢のお部屋の一つなのですが、豪勢に行くならロイヤルスイート、節約するからエコノミールームと言う様に
中途半端な印象が否めないのも事実ではあります。

宿泊者には我が宿自慢のシチュー、地元の肉料理とエール、焼きたてパンの食事サービスがあります。

  • ロイヤルスイート 宿泊費:500G 回復:HP10(週)
スイートルームに王宮から取り寄せた調度品や家具を飾り付けた我が宿一番のお部屋で御座います。

宿泊者には王宮から取り寄せた豪華なフルコースもお召し上がり頂けます。

利用者の大半が無料休憩者なのですがここに休憩した事で
「いつかは自分の稼ぎで1週間泊ってやる」と奮起して本当に1週間宿泊する冒険者も多いので部屋の収益は結構あったりもします。
…尤も、直ぐに馬小屋へ泊るようになるのですけどね。

あ、そうそう現在は「ワードナ討伐百周年キャンペーン」を展開しておりまして、1週間以上の宿泊者の方々にはかつてのワードナの迷宮で使われたと言われる「ブルーリボン」のレプリカを贈呈しております。

最後に


以上で説明を終わらせて頂き…おやお客様だ、しばしお待ちを。

禿のカツラとガスマスク、裸でブーツと外套だけ羽織った爺「ロイヤルスイートに泊めさせて貰おう。」



宿屋の親父は卒倒した。


禿の(略)「何故倒れるのだ? ちゃんと金も用意したのだぞ、早く部屋に案内せぬか!」

追記・修正はロイヤルスイートに泊まった方のみお願いします。

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最終更新:2024年10月04日 00:54