登録日：2018/05/27 (日) 10:20:26
更新日：2023/10/31 Tue 08:20:42
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CV：堀秀行
新出医院の医師で帝丹高校と帝丹小学校の校医。年齢は25歳。
縮れた茶髪を持つイケメンで眼鏡をかけている。
自宅兼診療所である新出医院は古い日本家屋で、中庭もある大きな屋敷である。
実母の千晶は4年前の交通事故で死亡しており、父の義輝、義母の陽子、祖母のミツ、住み込みの家政婦の保本ひかるの5人暮らしだったが、義輝が殺害され犯人の陽子が逮捕されたため現在は3人で住んでいる。
今の医院から青森の病院へ勤務する話もあったが、とある事情により取り止めとなっている。
とても優しくお人好しな性格で、帝丹高校や帝丹小学校の生徒からの信頼も厚い。
高校では特に女子生徒からの人気が高く、よくファンレターを貰っている。
温厚な人物だがある事件で家族に疑いの目が向けられた時には、
毛利小五郎や
目暮十三に「僕の目にはあなた方の姿が、疑う事に憑かれて人を気遣う事を忘れた悪魔にしか見えない！！」と激昂する場面もあった。
お人好しすぎるので、自分を殺そうとしていたとある人物の犯罪者らしからぬ行動の数々から、その人物が本当に悪人なのか疑問を持った事もある。
「医者の本来の使命は検視をして殺人者を割り出す事じゃなく、被害者を救命して殺人者を出さない事」という信念を持っているため、小五郎に「我々が組めばまさにホームズとワトソンだ」と言われた時には複雑な表情を見せていた。
（この言葉をかけられた小五郎も
「こりゃ一本とられましたなァ」とその考えに理解を示し、感心している。）
帝丹高校のOBであり、高校時代はバスケ部に所属。
その後は東都医大へ進学し、首席で卒業後は新出医院の医師となった。
ちなみに学生時代は何度か演劇で主役を張っていたらしい。
帝丹高校バスケ部顧問の田渕は高校時代の恩師であり、彼の骨折が完治するまで帝丹高校バスケ部の臨時コーチとなる。
そして内科検診で高校を訪れた時に、
毛利蘭達から文化祭で演じる劇の練習を見てほしいと頼まれ、その後はバスケ部の臨時コーチから演劇部のサポートをする立場となった。
帝丹小学校の内科検診も担当しているので少年探偵団と顔見知りであり、彼らからも信頼されている。
蘭にも優しく接するため、当初は
江戸川コナンから「こいつ蘭を狙ってるんじゃ…」と一方的にライバル視されるが、両者とも相手に対し特に恋愛感情は抱いていない。
名字の由来は、山本周五郎の小説「赤ひげ診療譚」の登場人物「新出去定」から。
初登場は第24巻『
暗闇の中の死角』。
この事件でコナン達と知り合い、小五郎のファンだった義輝の提案で彼らと夕食をとる事となるが、その際に義輝が殺害される事件が発生する。
義輝の死は事故にしか見えず家の人間にはアリバイもあったので、他殺の線を考えて捜査を行っている目暮達に反感を抱く。
その後で事件の真相とコナン達が犯人の陽子を罠にかけた真意を知り、「さっきは言い過ぎました、今後何かあったら協力します」と蘭を通して小五郎（コナン）に謝っていた。
その後は義輝から新出医院を受け継ぎ、帝丹高校と帝丹小学校の校医を受け持つようになる。
その一方で青森の病院へ転勤するための準備を進めており、ミツとひかるに先に青森へ行ってもらい医院の患者を別の病院へ紹介していた。
また、医院で起きた事件の裁判が控えているため、その裁判で証言した後で青森へ行こうとしていたが……
以下ネタバレ
実は『
命がけの復活』以降に登場していた新出は、彼に変装していた
黒の組織の一員・
ベルモットであった。
シェリーこと灰原哀を捜していたベルモットは、新出を殺害して彼に成り済まし、高校や小学校の校医という立場を利用して灰原の情報を得ようと企んでいた。
だがこの計画を知った
FBIは、ベルモットが新出達に危害を加える前に彼らの死を偽装。難を逃れた新出は家族と共にアメリカへ避難していた。
ちなみに原作では、本物の新出の眼鏡のブリッジは2本、ベルモットが変装した偽者は1本になっており、第27巻の「敵は姿は変えて学校へ通っている」と言うジョディの台詞は入れ替わりを示す伏線でもあった。
ベルモットが逃亡したと聞くと、家族が「海外は水が合わない」と不満がっていた事もあり、FBIに頼んで帰国する。
だが勤務するはずだった青森の病院へは別の医師が既に入ってしまっているため、以前と同じく新出医院に腰を据える事となった。
戻る前に、自分に成り済ましていたベルモットが普段学校等でどう振舞っていたかを
ジョディ・スターリングから聞いていたので、誰にも疑われる事なく溶け込めた。
だがベルモットの行動から彼女が悪人にはとても思えなかったので、ジョディとの電話で
「本当に悪い人だったんですか？」とつい尋ねる。
ジョディにとってベルモットは父の仇であったため、これを聞いたジョディは「笑って人を殺すような人間にいい人なんかいるわけないじゃない！！」と感情的になっていた。
これ以降はあまり登場しなくなるが、「ラブ・コナン」の青山先生のインタビューによると「これからもやばい目に遭うかもしれない」との事である。
また新出医院はベルモットが住んでいた場所なので、「まだいろんなものが残されているかもしれない。それを見つけるとやばいかも」とも答えている。
上記の義輝は医師としては真っ当な人物だったが、その本性は見境なしに女に手を出すという相当な色情魔(アニメ版では浮気男)という人間としては非常に問題のある人物だった為、新出は準レギュラーとなったキャラクターの中で、家族の中に問題のあった人物がいたという作中でも珍しい人物である。
余談だが、新出役の堀秀行氏の兄は
ジン役の堀之紀氏である。
追記・修正は医学部を首席で卒業してからお願いします。
- 元に戻れないまま10年たった未来を描いたOVAだと割と重要な役やってたな -- 名無しさん (2018-05-27 11:45:43)
- 中の人はジン役の人と兄弟 -- 名無しさん (2018-05-28 14:59:56)
- インタビューで作者が存在を忘れていたので再登場出来るか怪しい -- 名無しさん (2018-05-28 18:21:14)
- 犯人の犯沢さんに少しだけ登場してたのはよかった -- 名無しさん (2018-06-30 09:23:01)
- 作中ではトップクラスの好人物 -- 名無しさん (2018-08-25 20:33:01)
- FBIなら病院内から手がかりがないか調べてそうだけどな -- 名無しさん (2018-11-21 08:28:25)
- 現実では医者が独立できるのは26歳 -- 名無しさん (2021-05-02 23:17:45)
- ↑来月勤務予定だったから、来月誕生日だったのかもしれない -- 名無しさん (2021-05-02 23:25:43)
- 正体発覚後でも「彼がベルモットの変装だとコナンが疑っていた」事に気づいてない読者もいるのが巧妙かもしれない。 -- 名無しさん (2021-05-21 16:39:40)
- ポルシェの事件で、博士とのやり取りや新出先生(ベルモット)が灰原の診察をする→ベルモットが灰原を発見→コナン「俺の推理通りなら、俺たちはこの世にもういないはず」ってのを発覚後に見ると合点がいくという。 -- 名無しさん (2021-05-21 16:47:18)
- 明確に疑い始めたのは高木刑事の影武者やらせたときだろうな -- 名無しさん (2021-05-21 19:49:34)
- ちゃんと話に決着付いてお別れエピソードもあった本堂瑛祐と違って、こっちはマジで突然出番が無くなった。いわゆる猿空間送り -- 名無しさん (2023-05-11 10:51:48)
- バスジャック事件で、新出先生に変装したベルモットはコナンのことを命懸けで犯人から庇っていたけど、本物の新出先生も同じことをしていたと思う。 -- 名無しさん (2023-10-31 08:20:42)
最終更新：2023年10月31日 08:20
