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メギド72

登録日:2018/06/28 Thu 16:52:57
更新日:2026/05/30 Sat 10:34:37
所要時間:約 3 分で読めます




悪魔となら、
えられる未来がある。

『メギド72』とは、『ワイルドアームズ』のメディア・ビジョンが開発した基本無料のスマホ向けゲームである。
ジャンルは「フォトンドリヴン世界救済RPG」。
一見すると謎なジャンルではあるがきちんとゲーム内容を体現したものだったりする。

2017年127日サービス開始。
2024年11月27日の公式生放送において、2025年3月9日19:02(PM72分)をもってオンライン版を停止し、事前DLでオンライン要素を伴わない機能はほぼ遊べるオフライン版へと移行することが発表された。
徐々にイベントの配布キャラ枠が無くなったりと終盤は運営面で苦しんでいて何とか存続していたような雰囲気もあったものの、とはいえクセのある作品ながら7年も続き、そして評判の高かったメインストーリーは2025年1月の更新をもって堂々の完結を迎え、公式でも「サービス終了」より「完結」を前面に押し出す形で告知されている。
なお、3月9日はサービス開始から約7.2周年でもある。こだわりすぎ

ただしサービス終了後も外部展開が続いており、評判の高い楽曲面から2025年9月には過去数回開催していたコンサート、2026年1月には初のXRライブが開催されるなど、円満完結のはずなのにどういうことか謎に元気が良い


ストーリー

輝界と宵界に挟まれた第三の世界ヴァイガルド。
全ての終末「ハルマゲドン」が近づく中、
そこで王となるべき少年は
いまだ一人地底を彷徨っていた……

プレイヤーは魔を統べる者・ソロモン王となり、追放され人間に生まれ変わった悪魔(メギド)たちを率いて、世界の終末「ハルマゲドン」を防ぐため、異世界からの刺客と戦いを繰り広げていく。


ゲームシステム

ドラフトフォトンシステム

「フォトン」と呼ばれる3種類のアイテムを1手ごとに取り合う戦闘システム。
FGOマギレコで採用されている「ランダムで出るカードを取得して役を作る」形のコマンドに、敵とカードを取り合う要素が加わったものと考えるとよい。
フォトンは通常攻撃して覚醒ゲージを溜める「アタック」、ユニット固有の能力が発動する「スキル」、ダメージは発生しないがアタックより覚醒が多く溜まる「チャージ」が存在し、ユニットの覚醒ゲージが溜まりきった状態でアタックを使うと「奥義」が、スキルだと「覚醒スキル」が発動する。

ユニット(メギド)

前衛に強い前衛のファイター、後衛に強い前衛のトルーパー、前衛に強い後衛のスナイパーの三種に分類され、その中でも手数と速攻に長けたラッシュ、防御や回復、妨害が得意なカウンター、そしてバフが得意で一撃が重いバーストの三種類のスタイルが存在。
例外こそあるが、スタイルごとに得意分野が分かれている傾向にある。(例えば盾役はカウンターに集中している、蘇生技はバーストに豊富といった塩梅)
加えて個々のメギド毎に得意不得意がはっきりしていることもあり、フォトンをどのメギドに与えるか、あるいはどのフォトンを敵に与えないようにするか常に考えながら戦う必要のある、奥深い戦闘となっている。
最大で5人まで編成できるが、フォトンは1ターンに最大5つしか取れない=コマンド数が限られているため、役割分担が非常に重要。

オーブ

メギドに一つずつ持たせられる装備品、スタイルで装備制限がかかる。
オーブには常時効果が発動する「特性」とフォトンを与えることで発動する「技」の二種類の要素が存在。
「技」にはチャージタイムが存在し、発動には戦闘開始からターンの経過が必要な反面、起動のフォトンの種類を問わない上にフォトン破壊の影響を受けないという強みもある。
なお初期のSSRオーブや配布オーブや低レアオーブが便利すぎて、後発に出たガチャ産SSRオーブはあまり使われない*1
特定のオーブを引くのが非常に難しかったが、オーブを処分して手に入るオーブの欠片というアイテムを使ってオーブを製造できる「オーブキャスト」機能が後に実装され、
新しいオーブや他一部を除いてガチャ産だろうが割と気軽に生成できるという気前の良い仕様。

霊宝

メギドのレベルに応じて最大4つまで装備できる装備品、スタイルで装備制限がかかる。
また、大きさの概念があり、メギド側の霊宝装備枠の大きさに合ったものしか装備できない。
オーブと違い、いちいち素材を集めて作成する必要がある上に作成コストが大きく、効果も1個1個は小さめ。
優先順位はやや低いものの、霊宝の有無で使い勝手が大きく変わるメギドも少なくないので、パーティの軸となるようなメギドには優先して作成・装備させたい。
また、特定の「系譜」に属する霊宝は、一定の大きさ条件をクリアしたうえで「系譜」の霊宝を3つ以上装備した場合に「系譜」に沿った追加効果が発生する。

マスエフェクト

平たく言えばリーダー効果。
メギドは固有のマスエフェクトを所持しており、リーダーに編成したメギドの持つ効果が適用される。
ステータスバフや貫通能力付与、覚醒ゲージの上限を減らすなど様々な効果があるが、適用させるにはマスエフェクトの指定する条件(クラス、スタイル、性別)に合うメギドを編成する必要がある。
とはいえマスエフェクトに拘りすぎると却って戦略の幅を狭めることになるので必要な効果を取捨選択するのができるソロモン王スタイル。
ゲーム的には地味だが一部のメギドはこれの存在が何よりの強みになっている為、語るためには外せない要素。


状態異常が強い」「役の活用方法を考える必要がある」「バフ・デバフが強い」などのワードにピンとくる人は遊んでみるといいだろう。
戦闘の雰囲気や本作の魅力的な所は文字での説明よりも動画なりを見てもらった方が早いかも。


戦闘以外の要素

立ち絵の絵柄も含めて見た目こそやや地味だが高品質な3Dモデルによるキャラグラフィックに加え、モーションも職人芸の域に達しており、ヴィジュアル面は非常に好評。
綺麗でテンポのいいバトルが楽しめる。
加えてバッテリー消費こそ大きいものの、3Dモデルをガンガンに動かす作品ながら、型落ちのスマホでも軽快に動作するアプリ自体の軽さもしばしば驚かれる。

メインシナリオの人気も高い。敵味方問わず非常に頭の回りが良いのが特徴。味方がいらんことをして足を引っ張ってげんなりすることは少ない。
ただし作風自体は少々ハードでグロ描写もあったりする*2のには注意が必要か。始めたばかりの第1章が一番辛いとも。
どうしてもとイベント開催中にシナリオの数フレーズだけを修正する、イベントを復刻した際には現行の設定とのすり合わせも兼ねてイベントシナリオの大改修を行うなどシナリオへの拘りが覗える。
また、周年時のイベントシナリオでは毎度可能な限り全てのプレイアブルキャラに僅かでも出番を与えるという離れ業をやっていたことも特筆すべきか。

ソシャゲとして

このゲームのユニットにはレア度が存在しない。全てのユニットは☆1で加入し、様々なアイテムを集めることで最強の☆6まで育成が可能となっている。つまり全ユニットがSSR
なので「単体の強さ」よりも「他ユニットや敵との戦術的な相性」が重要になってくる。
ユニットの排出率も5%~10%と、一般的な高レアと同等と考えるなら大分高い。
更にストーリーで加入するユニットも多く、性能はガチャ産と全く遜色ないため(ただし育成難易度は除く)、「一切ガチャ要素を使わずストーリー加入キャラのみで推奨レベル???の高難易度ボス攻略」などのやりこみを達成したプレイヤーもいる。
ソシャゲとしていいのか…… もちろんガチャやイベント産のメギドやオーブを使えばもっと楽に勝てるのは言うまでもないが、このユニットやオーブさえ入れておけばなんでも突破できるという突き抜けたものは存在せず、相手やパーティーに合わせた多様性を出す形になっている。)
オーブもオーブでSSRオーブが必ずしも強いかと言われればそうでもなく、正直メギドよりもよほど当たり外れが大きい。
逆に低レアオーブの方が小回りが効いて使いやすいという場合も。

他にも「一度全員生存でクリアしたステージはスタミナと攻略チケットを使うことにより強化素材やEXPを集められる(一度に99回までのリザルトを一瞬で得られる)」
「リタイアした場合はスタミナをほぼ消費せず、強敵相手にトライ&エラーで戦術を練れる」
「フルオートプレイや演出省略機能を完備」など、ソシャゲ的な冗長さをカットしてRPG的な部分を楽しめるように最大限の工夫が凝らされている。

ゲームモード

メインクエスト

ソロモン王としてハルマゲドンを止めるために奔走するメインシナリオ。
全12章で1章あたり大体10ステージ程度、1ステージは雑魚2面とボス1面の構成とかなりの長丁場。
さらにボスにはノーマルとハード、ベリーハードの難易度がある。
後半ステージになると戦闘時に色々な特殊ギミックが発生するようになり、難易度も上昇していく。

オフライン版では最初からストーリーだけは全解放されているので、ストーリーだけ楽しむこともできる。

イベントクエスト

メインクエストの幕間で起こった事件を題材としたサブシナリオ。
ストーリーでは必ず数名のメギドがピックアップされ、キャラクターの深堀要素を担っている。
また、各クエストでしか出現しないオーブなども存在する。

メインストーリーに比べると難易度が低めに調整されているものの、ステージ数は基本的に5ステージ程度あるので、クリアまでは意外と長い。

コロシアム(対人戦、オフライン版ではCPU戦のみ)

本作にもPvP要素は存在する…が2018年11月現在は完全に趣味要素となっている。
現行のレギュレーションでは5対5でレベルは自動的に揃えられる為、メギドとオーブの戦力差がものを言う仕様。
加えてメギドはエネミーと違い基本的に各種耐性を持たないために攻めが非常に強い。
また、相手も人間ということもあってPvEとは別種の戦略が求められる。無対策で挑めば何もさせてもらえずに完封させられることもザラの修羅の国。
その為PvPは完全放置しているソロモン王も多い。
とはいえ一部のメギドはこちらで使うことが前提と言える能力をしている上に、戦力が拮抗した時の面白さは得難いものがある為食わず嫌いするには惜しいコンテンツ。

ゲームの内容以外の特徴

このゲームの存在に行き着いた場合、大抵の人はこう思うはずだ…「なにこのタイトル画面」と。
この男女二人が手を突き出しながら号泣しているという衝撃のメインヴィジュアルはプロデューサー曰くドラマ性とインパクトを重視した結果とのこと。
もっとも既存プレイヤーたちからするとこれで人が集まるかと言われれば賛否両論気味である。
男の方、ソロモンが号泣している理由はオープニングで住んでいた村が焼かれたためという至極全うな理由があるのだが、女の方、 シバの女王も一緒に号泣している理由は不明*1

また、号泣以外にも広告費を開発に注ぎ込んでいると噂されていたり、そもそも宣伝の絶対量が少ない上に初期は実写広告や旅行プレゼントといった斜め上にのマーケティングを行っていたこともあり、かつては本作のファンの間では「とにかく知名度が足りない・宣伝が下手」というのが共通認識となっていた。
そのためこのまま埋もれさせるのは惜しいと感じたプレイヤーたちの間での布教への熱意が非常に高いのも特徴といえる。
今どき珍しいフレンド機能もない作品ということもあって「メギド72のソーシャル要素はファンが熱心に布教をしようとする所」とネタ交じりに言われるほどである。

そんなこんなで当初こそ早々にサービス終了しかねない様相で隠れた名作扱いをされることもあったが、開発の努力やファンの布教の効果により知名度が急上昇。評価もぐんぐん上がっていった。
ついには2019年の日本ゲーム大賞・優秀賞を受賞した
そしてゲーム内のアイコンとして「2019日本ゲーム大賞・優秀賞」の画像を配布するという謎の行動に出た。


設定

フォトン

作中世界の根幹を為すエネルギー。
所謂魔力とかマナとかそういう類いのもの。
英字表現だとFotonと書くらしく、光子(photon)とは無関係。

三界

作中に登場する「臨界」ヴァイガルド、「(しょう)界」メギドラル、「輝界」ハルマニアを合わせた総称。
ヴァイガルドはシナリオの主な舞台で、いわゆる中世ファンタジー的なよくある感じの世界。フォトン溢れる大地。
メギドラルはメギドが住む異世界で、世界的にフォトンの減少が深刻化しており、存続がかなり怪しくなっている。
ハルマニアはメギドラルとは対照的にフォトンは豊富だが高度な発展の果てに文明が行き詰まってしまっている。

生物

ヴィータ

ザ・人間。
ヴァイガルドの原住民で、フォトンを溜めることはできるが行使できず、作中の種族の中では圧倒的に弱い。
他の種族と異なりフォトンを視ることすらできないが、視る能力を持っている者もごく稀にいる。
とにかくあらゆる人間が存在するので、ストーリーでも時にソロモンの助けとなり、時にソロモンの足を引っ張る。

メギド

ソロモンので「悪魔」として語り継がれる存在。
各メギドの「個」(メギド自身が自覚している自身の存在意義)を最重要視し、原則としてそれの表明・実現に一生を費やす。
そのために「戦争社会」と称される戦果を最重要視した社会を築いており、戦うことしか頭に無い連中が多い。
逆に戦いに関係ない「個」を持った者は異端児扱いされ、ある程度個人差はあるものの大抵激しい差別を受ける。

姿は普段はヴィータとほぼ同じ姿であることが多いものの、本来の姿は完全な異形であり、ヴィータの姿とは全く異なる。
本来の姿のほうが戦闘力も圧倒的に高いものの、本来の姿はフォトンを大量消費するため、基本的には非常時にしか本来の姿には戻らない。
また、本来の姿はそれぞれ個体によって全く異なっており、性別、ひいては生殖といった概念もない。
それなのにどうやって増えているのかは…ぜひストーリーをやってみてほしい。

メギドラルの活性化のため、幻獣をヴァイガルドに送り込み、様々な策でハルマゲドンを起こしてヴァイガルドのフォトンを奪おうとしている。
…と言うは容易いがその手段は本当に多岐に渡り、かつ周到さも相まって、シナリオで絶句したプレイヤーは多い。
一方で物語後半でメギドラルの内情に踏み込むようになると、上記の事情から想像以上に追い詰められた状況に陥っていることも明らかになる。

追放メギド

様々な事情でメギドラルから追放され、ヴァイガルドにてヴィータとして転生したメギド。
普通のヴィータより寿命が長かったり身体的にかなり強かったりはするが、基本的にメギドの力は使えず、その戦闘力はヴィータの姿を取っているメギドにすら及ばない。
ソロモンの指輪によって本来の力の一部を取り戻すことができ、十分な量のフォトンを供給されればメギドとしての力と姿を一時的に取り戻す。

追放メギドは転生メギドとも呼ばれ、基本的に単なるヴィータとして生まれ育ち、何らかのきっかけでメギド時代の記憶と力を取り戻すことでその正体が露見する。
ヴィータとして過ごしてきた経験次第では、メギド時代の記憶を取り戻しても性格がヴィータよりになっていることが多い。
逆にメギドとしての意識があまりに強いと、ヴィータとしての経験をほぼ無視してしまい、大抵碌なことにならない。

このゲームにおける味方ユニットのうち「祖メギド」に分類されているものはソロモン72柱をモチーフにした追放メギドであるが、味方ユニット以外の追放メギドも多数存在する。

ハルマ

ヴァイガルドで「天使」として語り継がれる存在。
ヴィータの王家と共同でヴィータとヴァイガルドを保護すべく活動しているが、「合理性」を最重要視するがゆえ、時に冷酷な対応を平然と行う。

こちらもメギド同様に普段はヴィータの姿をしているが、ヴァイガルド活動用にそういう姿をしているだけで、本来の姿はまた別に存在する。
ただ、本来の姿は作中でもあまり明確には描かれていない。

遠い昔にヴァイガルドを舞台としてメギドと戦争をしていたが、ヴァイガルドが滅びかけたため休戦している。
作中でもメギドと休戦を継続しているが、別段和解したわけではないためメギドとハルマの仲は最悪である。

幻獣

フォトンを食べるメギドラル原産の生物。
メギドは幻獣を操作する技術を持っており、ヴァイガルドにいる個体は基本的にハルマゲドンの一環でメギドから送り付けられたものや、それが野生化したものである。

ヴァイガルドの一般的な動植物に比較的近い外見をしていることが多いものの、戦闘能力はヴァイガルドの中ではかなり上位。
ほとんどの野生生物やヴィータでは太刀打ちできず、騎士団のような訓練を受けた戦闘集団が束になって小型の幻獣を倒すのがやっとである。
あまりの暴れっぷりから大抵近隣住民の間で「化け物」として噂話になっていることが多い。

一応、追放メギドなら基本的に1匹程度は1人で対処でき、本来のメギドならよほど強力な個体や大きな数量差がない限りは苦もなく処理できるらしい。

ハルマゲドン

メギドとハルマの最終戦争のこと。メギドラルとハルマニアの間にある世界がヴァイガルドであり、そのため戦場は必然とヴァイガルドとなる。
このためハルマゲドンが起きると世界は滅びるとヴァイガルドでは伝承で伝わっている。とばっちりすぎる。

護界憲章

ヴァイガルドに設置されている休戦維持機構。
これの存在によりメギドもハルマもヴァイガルドでの行動に大きな制約が課されており、制約を破るなり即死する。
古代のメギドとハルマが休戦する際に作られたもので、ロストテクノロジーで動いているらしい。

ソロモンの指輪

主人公が左手に装着している5つの指輪のこと。
フォトンの操作や契約したメギドの召喚などの機能を持つが、適正のある人物でしか扱えない。
機能自体は文にすると単純だが、作中で複雑な設定掘り下げが行われており、ストーリーのあらゆる場面で密接にかかわってくる。



登場人物

主要人物

主要人物はリアクションに沿った立ち絵が複数用意されていることが多い。
逆に言えば主要人物以外は立ち絵が1種類しかないので、主要人物と並ぶシーンではだいぶさみしい。

ソロモン(CV:小野友樹

タイトル画面で号泣しているこのゲームの主人公。メギド72は彼が「ソロモン王」になっていく物語でもある。
「ソロモンの指輪」を持っており、メギドたちを召喚・使役する能力を持つ。
ソロモンの名は通称であり、本名はプレイヤーが入力可能。
一行に見つけ出されるまではフォトンを視る能力があるだけの平凡な村人として過ごしていた
……が、
  • とがった黒い爪
  • 物々しい指輪
  • 全身の入れ墨
  • 露出の激しい服
と、ただの村人にしては大分ファンキーな姿をしている。

極一部を除いて戦闘に出ることはないが、状況の理解やそこから答えを導き出すなどの思考力には目を見張るものがあり、窮地から突破口を作り出すことも多い。メギドの力を引き出す以外にも、一行に欠かせない存在。
決して諦めず、どんなときでも勝算があるか考えている。
またメギドを指輪の力で強制的に従わせるような真似はせず、まず相手との対話と相互理解を図ろうとする人格者であるが、切羽詰まった状況でもそれを通そうとするため、一部リアリストなメギドからは不興を買うこともある。


……2019年、メギドの日を記念して6月24日~7月3日までの期間、プレイヤーから寄せられた質問に答える「メギド質問箱」という企画が開始された。
記念すべき第1回目はソロモンとシバについて。
二人の身長や年齢等が明かされ、ソロモンの食事事情など様々な質問に対し回答が並びプレイヤーたちを賑わせた。
そのなかには二人の服装についての質問もあり、「ソロモンは自分の服装をどう思っているのか」という何よりみんなが気になっていたものがあったのだが…、
  • ソロモンはもちろん自分の服をかっこいいと思っている
  • 一人暮らしデビューをする際イメチェンを考え、悪友たちからイレズミを活かしたファッションを提案される
  • 村人たちはソロモンの人柄を知っているのでイメチェンも好意的に捉えてくれていた
  • しかしどれだけそのスタイルに愛着があろうと、かつて褒めてくれたグロル村の人たちはもういない
  • 成長して似合わなくなるまでずっとあの格好を続けるつもりである

…といった風な感じに、前半はかつての彼の微笑ましいエピソードだったのが後半の文章でなんとも悲しい気持ちにさせられた。


アミーラ(シバの女王) (CV:相坂優歌

ソロモンの指輪と対になるアイテム、ハルマを使役できる「シバの指輪」の所有者。ソロモンと一緒に号泣してる人。
今時珍しく一人称が「(わらわ)」のストレートな"のじゃ姫"。
王都エルプシャフトに住まう王族であり、代々その力を受け継いでいる。
正義感は強く使命に忠実、誰に対しても公正な態度で接する。

ソロモンとは「互いに唯一の対等な立場の人物」であり互いに本音で接することができる相手だが、性格的な相性が悪いのか、出会うと必ずと言って良い程喧嘩になる。
ただ、重要局面では互いに歩み寄って大きなことを成す。

ソロモンと一緒に号泣していることからも明らかなように、立ち位置は紛れもないヒロインだが、ガッツリ絡むところは少なく第二の主人公といったところ。

追放メギド(初期メンバー)

以下の7人はストーリー第1章で加入する、いわゆる配布キャラ。以降にもストーリー加入キャラはいるが大分間が空く。
シナリオ中では当初からソロモンと共に旅をしている面々で、ソロモンとしても色々な意味で召喚しやすいらしい。

ブネ (CV:津田健次郎

筋骨隆々、大剣使いの大男。
ヴィータとしては結構な歳で離婚歴あり、メギド時代は軍団の長だった、と人生経験も戦闘経験も豊富なオッサン。
経験が浅くふらつきがちなソロモン以下一同を引っ張り、場の空気を引き締める頼れるリーダーであるが、ちょっと頭が固いことと短気なのが玉に瑕。
元は自由気ままで豪放磊落なメギドだったようだが、自らを追放し、メギド時代の部下を弄んだメギドラルに対する復讐を目論んでいる。
ストーリーの始まりであるソロモン探索を始めた人物。

見た目に反して攻撃力のステータスは控えめな方。
横に並んでいる敵をまとめて攻撃する列攻撃や相手の覚醒ゲージを削る覚醒スキルを振るういぶし銀。
リジェネレイトしたバースト版は一転全キャラ随一の攻撃力となり、
また相手地形が地割れ状態時強力な一撃を与える「破断」奥義アタッカーになっている。

モラクス (CV:山下大輝)

猪突猛進の少年。
肉とケンカが好きでなんでも力で解決するのが一番だという「メギドらしい」性格。
強い相手がいる方向がなんとなくわかるという特技があり、ほかのメンバーと比べると考えるのは苦手だが、その分実働に徹するデキる奴。
また、武闘派としてメギドラルの勢力図にも詳しい。
ソロモンをアニキと慕う。

「防御貫通」の能力を持つ正統派アタッカーで、攻撃が通りにくい敵にも十分なダメージを与えることができる。
また、斧使いの見た目に反して素早さも中の上くらいはあり、オーブを用いたサポートにも向く。
初期メンバー唯一のバーストスタイルということもあって手堅い能力なのが、利点でもあり欠点。
リジェネレイトしたラッシュ版では連撃アタッカーとなっており。
奥義で両端の味方を自分が攻撃する度に追撃する「猛攻」状態にする。主にコンボパーツとして活用される。

ウェパル (CV:名塚佳織

冷静沈着どころか「冷血」と評される毒舌少女。
ジト目と口元だけ歪めた皮肉な笑みが特徴的。
実益のないことを嫌がり、最短での目的達成にしか興味を示さないが、参謀タイプというわけではなく、自分の意見だけははっきり出す程度の実働タイプ。
元々は達観のし過ぎで周りはおろか自分の命にも興味のない冷めた性格のメギドだった。
そんな彼女が戦う理由は…。詳しいことは彼女のストーリーを見てみよう。

めんどくさがりで時間を掛けたがらない性格ゆえに、高い攻撃性能に加えて1ターン目の攻撃力が上がる能力を持っており、速攻戦術を得意とする。
一方で前衛としてはかなり打たれ弱く、味方の援護がないとあっという間にやられる。
リジェネレイトしたバースト版はアタッカーだったラッシュ版とは違い耐久面に優れたステータスとなり、特定ターンに爆破して相手を一掃する「ハイドロボム」を使用する。


シャックス (CV:上坂すみれ

キノコ大好き鳥頭の元気娘。
その場のテンションと好奇心優先で動くことがかなり多く、しょっちゅう物忘れをするハプニングメーカーで、自他共に認める"不幸を呼ぶメギド"。
周りからはアホの子と思われているが(事実そうだが)、物忘れが激しいだけで頭は悪くなく得意分野のことになるとかなり饒舌になる。
情に厚いがメギド的な価値観も比較的強く、笑顔の立ち絵でさらっと黒い発言が飛び出したりもすることも。
メギド体がどう見てもでかいヒヨコで、他のメンバーとは違い悪魔的な格好よさゼロの姿である(本人は誇りに思っているので決して馬鹿にしないように)。
ソロモン→「モンモン」など、他人をよく2文字×2回のあだ名で呼ぶ他、会話の中でも同じフレーズをよく反復する特徴がある。

敵のスキルの使用を封じる「感電」状態の付与に特化した前衛。
素早さも高く、相手がスキルフォトンを取ったのを見てから先手を打って感電させて動きを止めるようなこともできる。
リジェネレイトしたバースト版では特定スキル達を使用することで味方や自身を連続行動させることが出来る「チェイン」を使用する。
彼女の場合は味方にチェインではなく自身にチェインして奥義を使うことが主な運用となっている。無論チェインの中継地点としても便利なキャラである。

バルバトス (CV:江口拓也

ナルシストの吟遊詩人
普段の態度は軟派だが、観察眼に優れた切れ者で、何か問題があった時には大抵真っ先に気づく。
社会の風俗に詳しく、口も上手い為、一行の交渉役を引き受けたり、わかりづらい説明を受けた際にかみ砕いて解説してくれたりとマルチに働く。
ただ、女性好きで時々目的の中に女性関係を紛れ込ませてくるため、仲間からのその方面の評判は悪い。

味方の回復や攻撃力アップができるサポーター。
単体大回復という性質が後述のガープとの相性も良く、配布組では層が薄い補助部分を一手に担う。
また特定のスキル達を使用することで自身達を強化できる「協奏」メギドにも属する。
リジェネレイトしたラッシュ版でも同じ協奏メギドではあるが、こちらはアタッカー運用が主であり、かつては彼を中心とした協奏パーティーが1強時期もあった。

ガープ (CV:津田拓哉)

強さに誇りを持つ元奴隷剣闘士。
メギドとしての意識が強く基本的にヴィータ(ソロモン含む)を見下していている。
ヴィータの人生をほぼ剣闘士として過ごしてきたこともあわせて戦いに対する誇りと矜持を持っているため、それがないヴィータに対しては下等生物や虫と称するなどかなり辛辣。
逆に言えばそれらを持つ相手はヴィータであっても敬意を払う戦士。いわゆるツンデレ
ソロモンからの贈り物に対する「お前は俺の母親か!」というリアクションが印象的で、一部のプレイヤーからは息子と呼ばれる。

仲間に向かう攻撃を「かばう」能力を持つ盾役。列や全体攻撃が主な敵以外にはガープがいるかいないかでメンバーの生存率に雲泥の差が出るほどの守護力を誇る。
他に盾役が召喚できれば別だが、そうでなければ末永くお世話になること間違いなし。
一方で、ゲームをやり込んでいくことで手に入る専用オーブを装備すればコンスタントに高火力を叩き出すようになる、ある意味大器晩成型。
リジェネレイトしたラッシュ版では一転アタッカーとなり、相手より与えているダメージ量が高いと大きなバフがかかるハイトランス「コロッセオ」を使用するメギドとなっている。
またコロッセオ時はスキルが強化される。

マルコシアス (CV:上田麗奈

全ての「悪」を滅ぼすと決意した、正義に燃えるシスター兼魔物ハンター…なのだが見た目くらいしかシスター要素がない。*3
メギド時代から正義感に燃えており悪は滅ぼすというまっすぐな思想を持った珍しいメギド。
追放後もその性格は変わらず、ヴィータのために幻獣を狩っているが、ある時期までは「追放メギドはメギドラルの罪人=悪」との思い込みから、追放メギドも襲っていたという後ろ暗い過去がある。
孤児院の出ということで子供の相手がとても上手なお姉さんキャラでもある。

フォトン破壊や容量低下、めまい付与で敵の行動を減らす能力を持つ妨害系アタッカー。
さらに火力も一級品、悪魔をモチーフにしたゲームで悪魔特効(単純に2倍ダメージ)という反則的な特性を有する素敵なシスター。
間違いなくこのゲームで「配布が強い」と言われる一因を担っている。
リジェネレイトしたバースト版はシャックスと同じチェインをを使用するメギドとなっており、彼女の場合は専用霊宝前提だが自己チェインとチェインの奥義アタッカーとして使い分けができる。
またチェイン数次第だが最大で奥義倍率が10倍以上になるというロマン火力枠でもある。


その他Wikiに項目があるメギド



ちなみに声優陣はメインキャラこそ割と有名声優寄りだが全体としては無名な人も割と多い(また1人2役が多い)、くらいの塩梅であるが、
元子役女優「はるかぜちゃん」こと春名風花*4とかカイザ・ムラカミこと村上幸平*5といった変わったキャスティングもある。




追記修正は号泣しながらお願いします。

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最終更新:2026年05月30日 10:34

*1 強力なのも多いが、単純に汎用性や手に入れやすさが原因

*2 原則立ち絵での紙芝居形式で地の文もないシステムなので、あくまで間接的な描写ではあるが

*3 シスター服着てるのは住んでた孤児院にサイズが合う服がこれしか無かったからの模様。そもそもヴァイガルドには宗教・信仰が根付いておらず、あくまでシスターのような服装をしているだけであってシスターではない。

*4 ちなみに彼女はリアルで僕っ娘なのだが、それを意識してなのか演じているプルフラスもボクっ娘王子様キャラ。

*5 演じるアマゼロトは温厚な武術家に見えて殺しや不意討ちに躊躇のない危険人物で、中の人の名前が余計に不穏さを煽っている。