コアガンダム

登録日:2019/11/27 Wed 21:56:41
更新日:2025/05/06 Tue 11:34:34
所要時間:約 30 分で読めます





んで!相棒のお前がー

相棒じゃない、ヒロトだ。機体は――


(――この子の名前は?)


――コアガンダム。



コアガンダムとは、『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の主人公クガ・ヒロトが操るオリジナルモデル。
機体デザインは前作主人公機から引き続き海老川兼武氏が担当。



概要

CORE GUNDAM
型式番号:PFF-X7
全高:14.1m*1
重量:28.0t
所属:BUILD DiVERS
ビルダー:クガ・ヒロト
ファイター:ヒロト

メインカラーは紺と白で、背部の大型スラスターを除くとシンプルにまとまった機体。
ヒロトの回想でちょくちょく登場する作られたばかりの頃はG-3ガンダムと同じ紫と灰の地味なカラーだった*2*3

GPDでSG(1/200)PG(1/60)を打ち倒したヒロトが『小さい機体でも活躍が出来る*4』と、RX-78を参考に製作されたコアガンダムはHG規格と比べると一回りほど小さく、頭身も基本的な18m級の機体と比べると頭1つ分小さく、SDガンダムと比べると2つ分大きいという独特な体格。
フロントアーマー中央ブロックにTV版の78と同じ耐熱フィルムを収納し、単独での大気圏突入もできるコアガンダムは、サイズを利用した機動とヒロトのテクニックでそれらを感じさせない活躍を見せている。

そのサイズと武装のために火力こそ低いが、ユニークな機構や、ヒロトがかつては『AVALON』に所属していたということもあって、コアガンダムはGBNでそれなりに認知された存在となっている。


名前はヒロトがイヴに尋ねられた際、その場の思い付きで付けた惑星のcore(中心核)、型式番号はコアファイターの形式番号であるFF-X7に、後述のプラネッツシステムのPlanet(惑星)の頭文字。

後述するようにヒロトとイヴの共同作業によって真の完成を見た「俺たちのガンダム」であり、機体そのものがイヴと過ごした記憶の象徴となっている。


○武装
  • コアスプレーガン
本機のメインウェポン。サイズが小さいので火力相応
プラネッツシステムで射撃武器を装着する際*5のコアも兼ねている。

  • コアサーベル
背部スラスターの両サイドに装備されたトーチ状の小さいビーム刃。
装備箇所は基本的に脇下だが肩越しに抜く事もできる。

  • コアシールド
防御用装備。
機動力を損なわないためなのか一際小さく、腕の甲に装着した場合、カバーの範囲が腕しかない。

  • アッザムリーダー
オプション装備。
装備ではなく、近くの高台などで遠隔作動させている。



コアガンダムⅡ

CORE GUNDAM Ⅱ
型式番号:PFF-X7Ⅱ
全高:14.3m
重量:29.2t
ビルダー:クガ・ヒロト
ファイター:ヒロト

エルドラでの戦闘を基に改修された姿。
外見上は胸部のカラーリングが白、クリアパーツ追加、アンテナ造形変化やマスク部分の改装、サーベルの接続向きに、シールド大型化など、ほぼ全身。
新装備のコアディフェンサーと合体した飛行形態のコアフライヤーではモビルドール・メイをぶら下げて飛行できるほど推力に余裕がある。
コアガンダムのまま各種ウェポンを付けることも可能なぐらい出力が向上してもエルドラウィンダムクラスの相手は単体ではやや厳しく、技量で何とかカバーしている。


○武装
  • コアスプレーガン
出力向上。

  • コアサーベル
全体的に鋭角化されており出力も向上。

  • コアディフェンサー
背中のバックパックから垂らすように装着する複合兵装兼可変用ユニット。
見た通りの盾はもちろん、内蔵ビームバルカンで攻撃もできる。
コアフライヤー時にはコアスプレーガンを機首に装着し、攻撃することが出来る。

  • プラズマリーダー
オプション装備。アッザムリーダーの上位種?
原作のそれと同様、地面に刺して使用する。

  • GNガンソード&GNガンシールド
MS本体の生成に失敗したヴァルキランダーの装備。
だが、小さなコアガンダムⅡにはよくフィットしている。


プラネッツシステム

本機最大の目玉となる換装システム
専用に製作されたアーマーと合体する事で本機の性能を強化・変化させる。

歴代シリーズの換装機構と比較すると武装だけでなく手足や頭部の機構も変更されるため、完全に別物と化す。
だが本編開始時は、アースアーマー以外のアーマーはヒロトの部屋の棚で埃を被っていたり、封印されている状態にある。

コアガンダムに元々あった機構ではなく、「小さなガンプラの可能性の開拓」の観点から発案され、ヒロトのイメージをイヴが膨らませる形でバリエーションが増えていった。
水中特化型や宇宙用の存在から、単純な戦闘よりも地形適応によるミッション攻略に主眼が置かれていると思われる。
また、実戦での運用には先述のGPDでの戦法の影響が見て取れる。

ちなみに前作時点でのトライエイジのガンダムAGE-1(OPERATION ACE 02弾)の裏面証言欄にて
換装ギミックの付いたガンダムAGEのモビルスーツは、GBNのミッションの内容に合わせて性能の変更がしやすいんだ。
AGE-1はこのノーマルが標準的な性能で、パワー系のタイタスとスピード系のスパローという風に変化の幅もハッキリしてるし、
他にも驚く数のウェアが設定されていて……流石はファーストAGEだよね
というものがあり、コアガンダムとプラネッツシステムはウェアチェンジのGBNとの相性の良い部分の派生発展形ともとれる。

○アーマー
コアガンダム専用の換装パーツ群。
想定された戦場に合わせた武装とそれらを扱うのに最適な調整を施された手足や装甲で構成されている。
改修されたコアガンダムⅡでも合体規格は同じなので問題なく使用可能であり、武装出力も先代より向上する。

アーマーそれぞれが太陽系惑星の名を冠しており、またコアガンダムと合体することで
「惑星の名前*6と数字*7を組み合わせた造語+ガンダム」という名称になる。

名称と機体性質に関しては、基本タイプが地球、水中用が水星と分かりやすいのもあるが、
火力支援型に金星、遠距離狙撃型に天王星の名前を付けたりと、イマイチ法則は見出せない。
が、それもそのはず。元々は近接、重武装、海戦タイプといった用途に応じたシンプルな名前だったが、
イヴとの会話からアーマーに惑星の名前をモチーフとした名称を付けることを提案し、後付けしたものであった。
なお、アーマー合体後の名称はイヴとの共同作業で決めたものである。

また、換装タイプの機体についての話題で時折言われる「別形態の一部パーツを装備すればさらに強くなるのではないか」という点についても、
プラネッツシステムでは『リミテッドチェンジ』という名称で正式な仕様として取り入れられている。
その際には機体の名称と型式番号の最後に+がつく。

コアガンダムからアーマーを装着する時は「コアチェンジ、ドッキングゴー!」
別のアーマーに換装する時は「コアチェンジ、〇〇(今のアーマー名)トゥ〇〇(換装先のアーマー名)」
アーマーを急速分離させる際には「ボルトアウト!」お約束の掛け声となる。
いずれもファーストガンダムに登場したセリフのオマージュであり、1つ目と3つ目に関してはアムロが発していたそれとほぼ同じである。

○コアハンガー
コアガンダム専用のサポートメカ。
各アーマーを装着して戦場まで積載する輸送機としてだけでなく、コアガンダムを載せて飛行可能なS.F.Sとして活用する事ができる。

機動力のあるコアハンガーがアーマーを持ってきてくれるため、戦場のただ中でも換装合体が可能となっている。
また、ヒロト側の指示で装着したアーマーの武装を使用した火力支援も行えるが、操作はマニュアルの様でヒロトの手が回らない状況では静止してしまう。

ログイン時の登録の制限は不明だが、少なくともコアガンダムとコアハンガーで別々のアーマーを装着した状態で戦闘に挑める模様。
前作のインパルスガンダムアルクとインパルスガンダムランシエの合体機構の説明を見るに、
エネルギーの配分さえちゃんとしていれば合体・分離状態でも問題ないのだと思われる。

双方がアーマーを装着した状態でも武装換装はほぼタイムラグ無しで行える半面、
流石にアーマー装着状態のコアガンダムを乗せて高速飛行するほどの推力がコアハンガー側には無い様子。
ぶら下がった状態の飛行はしばしば行っている。

ウラヌス以降は別形状の改良版コアハンガーⅡが追加されている。


コアチェンジ、ドッキング・ゴー!



アースリィガンダム

EARTHREE GUNDAM
型式番号:PFF-X7/E3
全高:18.7m
重量:45.4t

●概要
地球の名を冠したアースアーマーを装着した状態。メインカラーは明るい
名前の由来は地球(Earth)+太陽系第3惑星(Three)
最初に作成されたアーマーであり、汎用性が高いためヒロトが最も愛用している。
本編開始時は最初はコアガンダムで出撃していたが、
最初の隠しミッション時点で敵機の耐久力に対してコアガンダムの火力不足が判明したため、以後はコアガンダム単体での出番はあまりなくこちらが主となっている。

機能的にはコアガンダムの機能をそのまま延長したような機体となる。
大半の戦局に対応出来るので、最初から状況や役割がはっきりしている場合を除けば大体アースリィで出撃している。
特化機ほど尖った対応はできないので、状況に応じてコアチェンジしてより柔軟に対処するのが基本運用。

この手の汎用形態にありがちな「尖った性能or上位互換の形態が出て空気化する」ということが視聴者の間でも囁かれていたのだが、
むしろ2ndシーズンに入ってから登場、活躍シーンが増え、1stシーズン以上にコアガンダムを象徴するアーマー形態となっている。そしてプラモ売り場からアースリィが消えた。
最終回ではドッキングしようとしたアースリィアーマーを後述するアルスコアガンダムに奪われ、ドッキングされてしまうという衝撃的な展開になっているが、
逆に言えば最終回時点でも使うほどヒロトが頼りにしているともいえ、全シーズンを通して強い印象を残すアーマーとなった。




マーズフォーガンダム

MARSFOUR GUNDAM
型式番号:PFF-X7/M4
全高:19.1m
重量:48.9t


●概要
火星の名を冠したマーズアーマーを装着した状態。メインカラーはやや暗めの
名前の由来は火星(Mars)+太陽系第4惑星(Four)

マーズアーマーはアースアーマーの次にヴィーナスアーマーと共に発案、過去編では龍虎祭にて使用されていた。
また、「AVALON」への入隊時にはチャンプにこのアーマーを見せていた。よりにもよってチャンプに火星をである。

本編ではストーリーミッションのセカンドミッションが「集落の防衛戦」である事から、火器の使用が戸惑われる状況になると想定されて投入された。

近接戦闘用に特化された調整を施されおり、アーマーに内蔵された加速デバイスによって高い瞬発力を発揮する。
手足に鉤づめが備えている事から武装を使わない格闘戦も行えると思われる。

武装はビームサーベル以外はアーマー由来の物に刷新されている。
流石に攻撃レンジが狭すぎるためか通常時のミッションでの使用回数が少なく、コアハンガーに装着するサブは後述のヴィーナスアーマーの方が優先される。





ヴィートルーガンダム

VEETWO GUNDAM
型式番号:PFF-X7/V2
全高:19.0m
重量:53.5t


●概要
金星の名を冠したヴィーナスアーマーを装着した状態。メインカラーは青寄りの青緑
名前の由来は金星(Venus)+太陽系第2惑星(Two)
この綴りでトルーと読ませるのは無茶だと思います。ヴィーツーと読んでしまうと光の翼が生えてきそうだが。

ストーリーミッションのサードミッションが「敵拠点への陽動」である事から火力支援機が必要だと判断されたため持ち出された。

砲撃戦を想定した調整を施されており、全身に火器を装備、頭部には強化センサーを設置され火器の命中率を補填する。
装甲も厚く、バックパックに搭載されたホバーユニットによって地上での高速走行が可能となっている。
元々は重装備用のアーマーであり、ハンドミサイルポッドとビームバズーカ以外は後から装備した物である。
恐らく後述のウラヌスアーマーに代わり狙撃支援を補う目的で改装されたと思われる。
また、アースリィ以外ではコアガンダムとコアガンダムⅡ両方で装着された数少ないアーマーである。

そのセンサーと火器の優秀さから後方からコアガンダムを支援する装備として申し分ないため、コアハンガーに装着するサブのアーマーとして使用される事が多い。





メルクワンガンダム

MERCUONE GUNDAM
型式番号:PFF-X7/M1
全高:19.3m
重量:46.7t

●概要
水星の名を冠したマーキュリーアーマーを装着した状態。メインカラーは濃い
名前の由来は水星(Mercury)+太陽系第1惑星(One)

ストーリーミッションのフィフスミッションにおいて水中からの敵の襲撃が示唆されたため投入された。

水中戦を想定した装備であり、高い水圧による負荷の中でも十全に戦う事ができる。そのため、アーマー単体の防御力としては全プラネッツシステムの中では一番高い。
ガンダム…というよりMSとしては珍しく、水陸両用ではなく水中専用(特化)に近い特性になっている。

劇中でも水中戦がメインだった8.9話以降は回想以外に出番がなく、このまま最後まで登場しないと思われた。
だがエクストラリミテッドチェンジで最初に換装され、その高い防御力で斬撃を受け止めた。





ジュピターヴガンダム

JUPITIVE GUNDAM
型式番号:PFF-X7/J5
全高:19.3m
重量:51.7t


●概要
木星の名を冠したジュピターアーマーを装着した状態。メインカラーは明るい
名前の由来は木星(Jupiter)+太陽系第5惑星(Five)

宇宙空間における機動力と火力を重視した装備であり、2種類のファンネルを用いた多彩な戦闘方法が特徴。
宇宙空間での活動を意識しているだけあって、シルエットが試作1号機フルバーニアンに近い。
本機のみコアハンガー状態でのモードチェンジ機能があり、推力を一点に集中した高速形態になれる。

宇宙専用アーマーの特性上、第一次有志連合戦やロータスチャレンジ、そして衛星での2回の決戦といった激戦で多用された。
その優れた機動力から、特殊な事情から通常プレイヤーのMSではありえない性能だと言われるゼルトザーム相手にもタイマンでほぼ対等に渡り合い、
アーマー状態でもトランザムインフィニティーを発動した状態のダブルオースカイメビウスともまともにドッグファイトをしながら競り合って見せている。
衛生砲破壊のときにはコアハンガーに装備された状態でエクスヴァルキランダーを載せての大気圏離脱に使用された後、ネプテイトから換装し、リライジングになる直前までコアガンダムⅡに装着された。





ユーラヴェンガンダム

URAVEN GUNDAM
型式番号:PFF-X7Ⅱ/U7
全高:19.1m
重量:50.1t



●概要
天王星の名を冠したウラヌスアーマーを装着した状態。メインカラーは濃紺
名前の由来は天王星(Uranus)+太陽系第7惑星(Seven)
既に製作済みだったが当初は保管しているタッパーをガムテープでグルグル巻きにして封印しており、激化する戦況と父の言葉を受けて解放した。
封印していた理由は過去の「狙撃そのもの」に起因する。

装甲部分はアースリィをベースにしていた他のアーマーと異なる形状になっており、マッシブな印象を受けるようになった。
コアガンダムⅡとのドッキングの際は、コアディフェンサーが背面スラスターへ被るように装備されている。

アースリィガンダムをベースにあらゆる状況下での高精度狙撃を想定した射撃特化の調整がされており、ビットによる測距により超高精度の狙撃が行える。
その測距性能から、チームへの情報伝達能力も申し分ないものがある。
また、脚部にも有線式のカメラが搭載されている等、歴代ガンダムシリーズの狙撃型ガンダムと比較してもより集団戦での狙撃に特化した構成となっているが、
通常戦闘も十二分にこなす事が可能。

基本はコアガンダムⅡが装備しているが、過去編でもG-3カラーコアガンダムに装着した姿が描かれている。
セカンドシーズンのメインMSのように宣伝されているが本機の出番自体はさほど多くはない。
…どころか見返すとヒロトのトラウマを抉りまくっている18話以外はまともに換装して出番があったのはフレディの夢の中に出た14話や回想以外だと18話のみである。





サタニクスガンダム

SATURNIX GUNDAM
型式番号:PFF-X7Ⅱ/S6
全高:19.4m
重量:61.0t



●概要
土星の名を冠したサターンアーマーを装備した状態。メインカラーは重機のような
名前の由来は土星(Saturn)+太陽系第6惑星(Six)

ユーラヴェンと同型のアーマーをベースに、右肩にドリル、左肩に大型クロー、足裏にローラーという、カラーリング通り重機のような形態。
ビーム兵器がほぼ無効化されるガンダム・フレームとの対峙を想定して作られたが、マサキ救出戦に際し、洗脳装置である右腕に対処する為に投入された。
ユニットが2年前に使用されていた事から、恐らく製作自体は完了していたと思われる(作中ではヒロトが筆塗りをしていた)。

ローラーにて急速接近したのち、ドリルとクローで装甲を無理やり破壊するパワーファイトをコンセプトとしている*9
マーズフォー同様の近距離型アーマーだが、アーマーに加速デバイスが搭載されていたあちらとは異なり出力向上デバイスが搭載され、射撃武装も更に少なくなっており*10、見た目通りのハイパワーな物理格闘に特化している。

まともに登場したのは22話だが宿敵であるゼルトザームとの決着のアーマーとしてドリル対決、
最終話でもアースアーマーを強奪したアルスコアガンダムを撃破するなど、インパクトのある見せ場は多い。





ネプテイトガンダム

NEPTEIGHT GUNDAM
型式番号:PFF-X7Ⅱ/N8
全高:19.1m
重量:42.3t



●概要
海王星の名を冠したネプチューンアーマーを装備した形態。メインカラーは明るい青緑
名前の由来は海王星(Neptune)+太陽系第8惑星(Eight)
2ndシーズンOPの終盤にこの形態と思われるシルエットが、同じくOPラストのアーマー勢揃いカットにこれと思わしきアーマーが並んでいる。
明確に制作途中とされていたアーマーであり、他のメンバーの力も借りて完成させた。

最大の特徴はやはりその背中に背負う、スターゲイザーをモチーフとした円形のユニットだろう。
これは元ネタ通りのヴォワチュール・リュミエールであり、ヒロトのアーマーの中では唯一、明確なモチーフが存在している。
円形ユニットは背中のX字型ユニットと両腕部で分割されており、両腕を大きく開くことでX字型ユニットと合体して円形を描く。
X字型ユニットを背負っているので、ユーラヴェン、サタニクスでは装備出来たコアディフェンサーは装備していない。

アーマーの形状はユーラヴェンと同じマッシブなものだが、X字型ユニットも含めた機体各部には、これまでのアーマーでは見られなかったスターゲイザー譲りの黄色いラインが入っており、デザイン的に異彩を放っている。

イヴとの約束を果たすための純粋に移動を目的としたアーマーであり、
劇中でもヴォワチュール・リュミエールでビルドダイバーズと共に宇宙に上がった所で役目を終え、エルドラの衛星軌道上にパージされた。
なおガンプラのネプテイトユニットパッケージのコアガンダムⅡはG3カラーと色んな意味であり得ないエモいものになっている。





リライジングガンダム

Re:Rising GUNDAM
型式番号:PFF-X7Ⅱ/BUILD DiVERS


●概要
コアガンダムⅡを中心にビルドダイバーズの機体を合体させた必殺形態にして、「ビルドダイバーズ」全員による究極のコアドッキング形態。

詳細は個別記事を参照。





エクストラリミテッドチェンジ


●概要
破壊されてしまった各アーマーから無事なパーツを集めて装備した急造形態。
正式名称は不明…というか無いだろう。おそらくコアドッキングカスタムの一環であるため、別パーツを使用したエクストラリミテッドチェンジもありうると思われる。
奪われたアースアーマーと戦闘用ではないネプチューンアーマー以外のパーツを装備している。

パーツの内訳は以下の通り
素体&背中 コアガンダムⅡ(コアディフェンサー)
アンテナ&左肩 ジュピターアーマー(マニファービット)
右肩 サターンアーマー(ブレーカドリル)
右腕 ヴィーナスアーマー(ハンドミサイルポッド)
左腕 マーキュリーアーマー
胸&腰&背中 ウラヌスアーマー(センサービット&ビームシュートライフルU7)
両足 マーズアーマー

内訳を見てもらえば分かる通り、各アーマーに付随する武装も一緒に装備しているため、かなりゴツい&カラフルな見た目になっている。
また、全体的なシルエットがパーフェクトガンダムに似ているともっぱらの評。右腕に2連砲を装備していたり、右肩から獲物が生えていたり、両足が赤い装甲だったりと一致点は少なくない。

分離後はこれらのパーツを一つのコアハンガーⅡに装着し、コアガンダムⅡが上部に乗って従来通りの空中戦も可能だった。




コアガンダムⅡ(G-3カラー)コアガンダムⅡ(ティターンズカラー)

CORE GUNDAM Ⅱ(G-3 COLOR)/(TITANS COLOR)

●概要
日々アップデートされ多様化していくGBNのミッションに対応するため、ヒロトが新造した二体のコアガンダムⅡ。
片方はかつてのコアガンダムと同じくG-3ガンダムをモデルにした紫と灰色、もう片方は黒系の所謂ティターンズカラーといった対照的なカラーリングになっており、名称も機体色で区別されている。
二体とも左大腿部にBUILD DiVERSのエンブレムがマーキングされている以外、外見はオリジナルコアガンダムⅡの色違いで武装も共通だが、それぞれが使用されるミッションのバトルフィールドに合わせた調整を施されているのが特徴。

G-3カラーは宇宙空間での使用を想定し、スラスターの調整による運動性の強化、放熱システムの改良、マグネットコーティングの見直しによる反応性の強化を図っている。
ティターンズカラーは重力下、地上での使用を想定し、コアフライヤーの飛行能力向上、深海の高水圧に対応した構造の強化などにより、地球全体をカバー出来る性能を与えられている。

エルドラでの戦いが終結した後製作されたようで本編には登場しないが、『ビルドダイバーズ バトローグ』ではミラーグの召喚台に実体化した二体が立っている姿が描かれている。



コアガンダムリゼ

CORE GUNDAM RIZE


外伝「ビルドダイバーリゼ」に登場する、ヒロトのコアガンダムを模倣して作られた赤いコアガンダム。
ELダイバー「リゼ」のモビルドールも兼ねている。
アンテナが短いためF90火星仕様のようにトサカが目立ち、マスクもコアガンダムと異なっている。
逆に、頭部以外はほぼコアガンダムと同じ。カラーリングが異なるくらいである。
装着するアーマーは動物を模したもので、アーマーと合体することでコアガンダムアニマリゼに。




アルスコアガンダム

ALUS CORE GUNDAM


2ndシーズンから登場した、アルスがコアガンダムを模して作り上げた紫色の機体。
デザインはコアガンダムと同じく海老川氏が担当している。

独自アーマーも用意されており、アルスアースリィガンダムフェイクνガンダム
デュビアスアルケーガンダムリバースターンXなどへ変化することが出来る。

詳細は個別記事を参照。


コアガンダムⅡ+

CORE GUNDAM Ⅱ plus
●概要
「ビルドメタバース」にて後述のプルートアーマー共々登場。メインカラーは紫。
コアガンダムⅡとの変更点はコアディフェンサーの翼が後述のプルートアーマーの武装を使用するうえで引っかからないように前進翼に、頭部の前半分*11などの形状が変化している。
プルートアーマーとの合体を想定して能力調整が行われており、改修前は苦戦したエルドラアーミーを単体で撃破できるほどになっている。


プルタインガンダム

PLUTINE GUNDAM
形式番号:PFF-X7Ⅱ+/P9
全高:19.1m
重量:59.9t
●概要
冥王星の名を冠したプルートアーマーを装備した形態。エコプラから作られていることもあり、メインカラーは。どことなくメイを連想させられる色合いに見えなくもないが、関連性は不明。
これが赤くて差し色が緑だったらストナーサンシャイン撃ってきそう
名前の由来は冥王星(Pluto)+太陽系第9惑星(Nine)
2006年に冥王星は惑星ではなく準惑星に降格されたことは密に

リサイクル材から作られるエコプラに触れたヒロトが「破壊と再生」を司る冥王星との関連性を見出して生み出した、言わば「決闘仕様」と称される機体。
外装の「EP装甲」は機体から発せられた余剰エネルギーを補充エネルギーに再変換するという、何気にとんでもない機能が備わっている。
流石に次元連結システムやメイオウ攻撃は搭載されなかった

作中ではリオと組んでミッションに挑んだ他、セカイが駆る神バーニングガンダムと互角の戦いを繰り広げた。
その禍々しい見た目とカラーリングから「ヒロトが闇堕ちした姿ではないか」「名前の通り冥王にでもなってしまったのか」などの不穏な噂が立ってしまっていた




ガンプラ

当然ながらHG規格で発売されているのだが、少々ややこしいことになっている。
劇中と同じカラーのコアガンダムが付属するのは最初に発売された「HGBD:R アースリィガンダム」だけで、
後から発売されたマーズ、ヴィートルー、ジュピターヴにはそれぞれ色違いのコアガンダムが付属する。

メルクワンはアーマーのみの販売であり、さらにマーズ、ヴィートルー、メルクワンは別売りの武器セットを揃えてようやく完成となる。
武器セット別売りじゃないと単体価格が2kオーバーしてしまう*12し、選択できる方が便利と言えば便利だが。

コアガンダムⅡはウラヌスアーマーとセット(=ユーラヴェンガンダム)での販売だったが、本編終了後にG3カラー、ティターンズカラーの単品売りが決定した。
サターンアーマー、ネプチューンアーマーはそれぞれウェポンセット共々バラ販売のみとなる。
また、リライジングガンダムには金色のユーラヴェンガンダムが付属する。

なので、劇中のアレコレを(完璧に)再現するならアースリィ、ヴィートルー、ユーラヴェン付属のコアガンダム(Ⅱ)が必須*13
それぞれに付属するコアガンダムのカラーは決して奇抜なものではなく、アーマーに合う色なので多少の妥協が出来るなら問題ないだろうが。
もちろんプレイバリューの高さからオリジナルの換装をするのも自由。
本編では叶わなかったネプチューンアーマーをG3カラーコアガンダムに換装させたネプテイトガンダムを作ることも出来る。

ガンダムベース限定品では新たにリアルタイプカラーのコアガンダムⅡ、プロトタイプカラーのコアガンダム、それに白いアースアーマーと黒のジュピターアーマー、やや暗い赤のサターンとウラヌス兼用アーマーが付いたものが発売。
それに加え白、黒、暗い赤の各アーマーのアンテナが付属し、手持ちのと組み合わせれば色違いのマーズフォーやヴィートルー、メルクワン、ネプテイトが作れるようになる。
白いアーマーに至ってはそこかしこで売れ残ってるジュピターヴガンダムを買えば手に入りやすいので、金さえかければ武器と各オプションパーツを付けて白いアースリィ、マーズフォー、ヴィートルー、メルクワン、ジュピターヴを統一して組むことが可能となる。
ちなみにリアルタイプのコアガンダムの腰アーマー、胴部、胸部ダクト、首をオリジナルに戻し、胸部だけ通常に戻した白いアースアーマーを装着すると、ヒロトがリスペクトしていると思われる初代ガンダムとほぼ同じカラーリングになる。*14
じゃあ黒い方は?というとプルタインと組み合わせると黒一色で統一されたエクストラリミテッドチェンジが可能になり、通常カラーとはまた違った楽しみ方が出来る。え、普通の楽しみ方もしたい?2個買いましょう
もう一つ言えば、あのトラウマを引き起こす原因であり、アルスアースリィの参考元になった「シュートライフルU7を装備したアースリィガンダム」にもなれる。

さらにアーマーがない代わりにアルスコアガンダムを加えたロービジリティも発売。
こちらもコアガンダムとアルスコアガンダムの色違いだが、黒基調でマゼンタのセンサーという悪役然としたコアガンダムに対し、白基調で青緑のセンサーと機械的な正義感を感じさせる色合いになったアルスコアガンダム*15と、今までとは真逆のイメージになっている。
これにプルタインやフェイクニューを付けようとしたあなたは多分間違ってない

表にすることな感じである
商品名 コアガンダム ユニット 武装
コアガンダム+アーマー
アースリィガンダム 通常カラー -
ジュピターヴガンダム 宇宙戦カラー -
ユーラヴェンガンダム コアガンダムⅡ -
リライジングガンダム コアガンダムⅡ(金色) -
アルスアースリィガンダム アルスコアガンダム -
ガンダムアニマリゼ コアガンダムリゼ -
プルタインガンダム コアガンダムⅡ+ -
コアガンダム+○○ユニット(武装別売り)
コアガンダム(リアルタイプカラー)
&マーズフォーユニット
リアルタイプカラー 別売り
コアガンダム(G-3カラー)
&ヴィートルーユニット
G-3カラー 別売り
コアガンダムⅡ(単品)
コアガンダムⅡ(G-3カラー)
コアガンダムⅡ(ティターンズカラー)
コアガンダム(ロービジカラー)
コアガンダムⅡ(ロービジカラー)
アルスコアガンダム(ロービジカラー)
(ガンダムベース限定3体セット)
ユニット、ウェポン単品
マーズフォーウェポンズ - -
ヴィートルーウェポンズ - -
サタニクスユニット - -
サタニクスウェポンズ - -
メルクワンユニット - -
メルクワンウェポンズ - -
ネプテイトユニット - -
ネプテイトウェポンズ - -
フェイクνユニット - -
フェイクνウェポンズ - -
アウンリゼユニット - -

この他、最近のガンプラでは恒例となったガンダムベース限定のクリアカラーバージョンや、イベントで抽選配布されたゴールドバージョンなんかも存在する。

アルスコアガンダム、フェイクニューアーマーにはガンプラオリジナルのアーマー収納用の台座が付属する。収納すると聖衣っぽい。
もちろん、既存プラネッツシステムとのアーマー交換も可能。

コアガンダムリゼはコアガンダムアニマリゼとして発売。
キットはアースリィガンダムのリデコであり、余剰パーツと組み合わせてコアガンダムリゼをただの赤いコアガンダムとして組むことも可能。
さらにアースアーマーの青いカラーのパーツが(あくまで余剰パーツとしてだが)無色クリアで入っているので、
アースリィガンダムから足りないパーツを補えば、クリアカラーのアースアーマーを組むことも可能。
ちなみにアーマーフレームも余剰で入っているが、こちらはウラヌス・サターン・ネプチューン用のものとなっている。
換装装備のアウンリゼアーマーも同時発売された。

キットとして見ると、コアガンダムは見た目通り稼働に優れており、スタンド無しでの安定性も高い。
アーマーを付けると流石に可動範囲は狭まるが、それでも十分なものがあるので各種ポージングには困らないだろう。
特に脚部はアーマーを取り付けることでコアガンダムの足首が膝の第二関節の役割を果たし、既存のHGキットと遜色ないポージングが出来る。でも今度はコアガンダムの脚自体が大腿部に干渉する。しょうがないけど
アルスコアガンダム、コアガンダムⅡでは改良が加えられ、腹部の関節が増えたため若干だが可動範囲が広がっている。
ただ、個体差でアーマーが外れやすかったり関節が硬かったりすることがあるので、関節部に接着剤やアクリルニスを塗るなどして上手く調整してやるとより楽しく遊べるだろう。

なお、アーマーとウェポンのばら売りという売り方が祟って、どちらかしか売ってないという悲劇もちらほら。
特にウェポンは、改造ガンプラ30MM、さらには他社製プラモデルでも規格の合う物なら流用できるため消えやすい。
マーズフォー・サタニクス・フェイクニューウェポン、お前らの事だぞ。
ちなみに共通バックパックにコアドッキングシステム対応のアダプタがコアガンダムのキット*16に付属し、各アーマーを装着出来るようになる。

しかし逆も然り。他のガンプラや30MM、30MSの武器やアーマーを借りてオリジナルアーマーに仕立てる改造も可能。特に30MMの武器はコアガンダム、コアドッキング形態どちらでも違和感なく付きやすいので、戦国ウェポンやファンタジーウェポン、ユニコーンガンダムのビームマグナムといった明らかにコアガンダムだと過剰積載かもしれないが武装てんこ盛りのコアガンダムを作れる、正に限界知らずの可能性を秘めている。
共通バックパックを装着するアダプタがコアガンダムのキットに付属し、ストライクフリーダムのドラグーンやデスティニーのヴォワチュール・リュミエールを展開したバックパック等を取り付けられるようになる。




☆余談

歴代のビルドシリーズの前半主役機は番組タイトルの一部を名前にしている。
本機もその例に漏れず、コアガンダム(CORE GUNDAM)の綴りの一部がタイトルRe:RISEの一部とかかっている。ぶっちゃけ分かりづらい

従来のビルドシリーズ主人公機たちとは違い、機体の能力を一時的に強化するタイプのシステムを持っていない。

発売から1クール目までは作品自体の評価があまり高くなかったこともあり福袋の常連などで投げ売りのような状態もあった。
だが作品の評価が変わるにつれて徐々に売れていき、なかでもコアガンダムIIになったユーラヴェンは発売時から好調ですぐに再販がかかるも完売。
更にはライフルが要所で出番があることやコアガンダムⅡがリライジングを構成する1機と判明、エクストラリミテッドチェンジの需要もあって入手困難な機体になってしまった。

無論以外の物も再入荷してもすぐに売り切れているが、そのせいで肝心なコアガンダムが手に入らないためアーマーだけが売れ残っているということも起きている。
これを憂慮してか前述のように本編とは別カラーのコアガンダムⅡ単体の発売が決定している(これだけではカラーを変えてもエクストラリミテッドチェンジは再現できないが)。

ただ、ガンプラは元々プラモデルの中では需要旺盛で再販頻度は高く、
新作アニメのガンプラならなお再販頻度は高いため、再販情報を確認して気長に待とう。
バトローグ公開でまた瞬殺しかねないけど



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最終更新:2025年05月06日 11:34

*1 カタログスペックに関しては、すべてデータ上の設定である

*2 元々G3カラーとして制作した様子

*3 過去編で通常カラー、G-3カラー、リアルタイプカラーに加えて赤いカラーリング案も確認できる

*4 実際にGBNではサイズの小さいSDガンダムも尖った性能を持つ機体として一定の地位を築いている

*5 アース、ヴィーナス、マーキュリー、ジュピター、ウラヌス、の5つのアーマーで装着する

*6 マーキュリーとウラヌスは少し捩ってある

*7 惑星の太陽系における順番の数字

*8 左右対応

*9 グレイズアインに武装構成は近しい

*10 コアガンダム由来のもの以外なし

*11 アンテナ、マスク、それらを適応するために前半分自体も

*12 武装が少ないアースリィはともかく、付属武装の多いジュピターヴは実際に税込み2200円が基本価格となっている。なおマーズ(ヴィートルー)の本体価格と武器セットを足しても同じ値段である。

*13 リアルタイプカラーは作中にデザイン画が登場し、設定画像も存在しているが直接作中には登場していない。

*14 武装もバズーカやハンマーこそ無いがサーベル、ライフル、シールドにバルカンと一通り揃っている上に一致している

*15 実はノーマルカラーのコアガンダムのクリアパーツと同じ色

*16 コアガンダムⅡには付属しないので注意