ナポレオン(Fate)

登録日:2018/07/26 (木) 00:52:47
更新日:2023/04/17 Mon 00:34:57
所要時間:約 9 分で読めます







※注意※



この先には『無間氷焔世紀ゲッテルデメルング』の重大なネタバレが含まれています。












呼んだかい?―――ああ、呼んだよな。言わんでもいいぜ


オレが! ここに! いるぜ!




Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。
クラスはアーチャー


ILLUST:Ryota-H
CV.日野聡


身長:189cm
体重:92kg
出典:史実、ナポレオン伝説
地域:欧州
属性:中立・善


◆ステータス
筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具
D C A E B B


◆スキル
○クラス別スキル
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:C
マスターからの魔力供給を絶ってもしばらく活動できる能力。

〇保有スキル
凱旋のカリスマ:B
ナポレオンは特殊なカリスマ性を有している。
本来はカリスマスキルの効果を含む複合スキル。

火力支援(砲):B+
作戦行動の支援として行われる強力な遠距離攻撃。
ナポレオンの場合、この攻撃は砲撃の形で行われる。
本来は軍略スキルの効果を含む複合スキル。

可能性の光:B
星の開拓者に似て非なるスキルにして、無辜の怪物によく似たスキル。
実際に自分が手掛けた偉業も、実際には関わりのない伝説も、すべてを一身に受け止めた偶像が英霊ナポレオンであり、現界した彼は「期待」と「可能性」の具現として振る舞う。
「―――まあ、そいつもオレが言った事になってるらしい」
可能性の光、虹の如く。
彼と出会った敵対者は、いずれソラ駆ける虹を見る事になるだろう。

皇帝特権:B
初代フランス皇帝として立った彼は、皇帝特権スキルを有しているが……
FGOでは基本的に使用しない。


◆宝具
凱旋を高らかに告げる虹弓(アルク・ドゥ・トリオンフ・ドゥ・レトワール)
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大補足:100人


勝利は前進するってなぁ!

人よ願え! お前たちに不可能は無い! なぜならば――オレが居る

虹よ、虹よ! 今、可能性の橋を架けろ! ソラを往け――

凱旋を高らかに告げる虹弓(アルク・ドゥ・トリオンフ・ドゥ・レトワール)』!!


凱旋門のフランス名と同名を冠する砲撃宝具。
人(霊長)の持つ可能性は砲弾へと変わり、まるで虹のようにしてソラを駆ける。
英霊ナポレオンの存在そのものを基軸として、ギザのスフィンクスを砲撃したという伝説を加えることで昇華を果たした宝具。
外観としては片手持ちの変形型大砲。
「スフィンクスを破壊した」という砲撃伝説に伴い、神秘への特攻を有している。


◆真名:ナポレオン

ナポレオン・ボナパルト。フランス革命期の軍人にして、後にフランス皇帝となった男。
詳細な史実・伝説の解説についてはこちらへ


アーチャーとしてのナポレオンは、その伝説という名の可能性を体現する存在として現界する。
あらゆるナポレオン伝説を肯定し、その全てを反映した「理想のナポレオン」。
それがこのサーヴァント、可能性の男、虹を放つ男、アーチャー・ナポレオンである。
そのため、出典は「史実」に加えて「ナポレオン伝説」となっている。

理想を押し付けられているとも言えるが、彼はその全てを受け入れ、人々の期待に応える存在であることを決めている。
己はナポレオンと名付けられた偶像であり、皇帝ナポレオンという人物は過去の人間にすぎない。
ならば俺は過去に執着する亡霊にはならない。
人が「ナポレオン」に多くを夢見たならば、そう在るのみ。

「過去に執着しない」という言葉を体現するように、現界し座に還る度に記憶や記録を自分自身から破棄する性質を持つため、基本的に前回の現界に於ける記憶を持ち越さない。
カルデアでは、ただ1つの例外の名前を聞くと「ああ、佳い名だ」と美しい響きを感じ取り、胸を締め付けられる。

大柄で豪快な男といった印象だが、史実のナポレオンは167cmの低身長。
割とコンプレックスだったらしく、身長が伸びたことに関しては「これで誰にも小男とは言わせない」と喜んでいる。
ライダー適性もあるらしく、そちらで召喚されると史実通りの身長になるらしい。
多分、もっとも有名な肖像画の姿で出てくるのだろう。

武器は巨大な大砲「勝利砲」で、それを片腕で振り回して使う。
砲弾のみならず、弾丸の連射、巨大さを活かして殴る、ビームを出すなど様々な攻撃方法がある。
ライダークラスで召喚された場合は、生前に率いた大陸軍(グランダルメ)が宝具となるらしい。

好きなものは色々。
嫌いなものはパグ。ナポレオンには妻ジョセフィーヌの飼っていたパグにベッドに入り込まれ酷く噛まれたという逸話がある。
そのため、実は犬っぽいフォウくんも苦手だったりする。

カルデアには色々関わりがあるサーヴァントが多い。

イスカンダルことアレキサンダー大王を尊敬しており、エジプトに進軍した際に彼の伝説を真似てクフ王のピラミッドの王の間で一晩寝てみたという逸話がある。
翌朝、ナポレオンは真っ青な顔で現れ、部下たちに心配されたが、「絶対信じてもらえないから」と何があったかは語らなかったという、。
一説ではイスカンダルの亡霊に遭遇したとも言われる。
イスカンダルの影響かイリアスの愛読者でもあり、アキレウスやヘクトールと対面したときはテンションが上がっている。

エドモンとはエルバ島に追放されていた頃に対面したことがある。
エドモンはナポレオンの側近であるベルトラン大元帥から手紙を託されたが、これをダングラールの企みで「支持者に当てた秘密文書だ」とされ、
無実の罪でシャトー・ディフに投獄されることになった。
そんな彼を救えなかった自分も憎しみの対象であるだろう。とナポレオンは語る。

晩年のサンソンに会ったことがあり、ナポレオンが「革命が起こったら君は私のことも処刑するのか」と尋ねたところ、「私は国王を処刑した男ですよ」と返したため、ナポレオンは気味悪がったという。

フランス革命で処刑されたマリー・アントワネットには色々複雑。
ナポレオン本人は処刑に関わったわけではないし、当時はまだ一軍人だったため、本人とも特に縁はなかった。
しかしそれでも色々やりきれないナポレオンであった。

犯罪界のナポレオンと呼ばれたモリアーティに対しては、笑ったかと思えば凄んでいる。
名前を使われて怒っているのかもしれない。

ちなみに。生前は愛多き男であったため、現界ごとに一人、これと決めた女性を愛するという困った癖がある。
そしてフランス男子のためか、それ以外の美女も挨拶代わりにナンパする始末。
ただ、ぐいぐい求婚してくるものの、惚れた女のためなら自分の命を賭ける覚悟もあり、良くも悪くも直球な快男児である。


◆劇中での活躍


  • 第2部2章「無間氷焔世紀ゲッテルデメルング」
集落の人間を間引きに来る御使いを止めようと戦っていた主人公たちの加勢に現れ、そのまま案内役として同行することになる。
主人公たちよりも早く北欧異聞帯に現界したらしく、北欧異聞帯の事情に詳しいが、情報源に関しては秘密とのこと。

これ以前に、スカサハ=スカディの城に単身乗り込んでいったのだが、その時にオフェリアに一目惚れし、求婚している。
オフェリアはあまりの事に言葉も出なかったが、ナポレオンは「拒まなかった=OK」とポジティブに解釈し、婚約者を名乗っている。
そのため、シグルド(に潜んでいるスルト)からは「間男」と呼ばれ、殺意を向けられている。
なんだこのややこしい関係……

そして復活したスルトによってオフェリアは連れ去られ、スルトが解放した「剣」を前に、防ぐことは不可能だと誰もが思った。


◆ゲームユニットとしての性能

LostbeltNo.2の直前キャンペーンで実装された恒常の星5アーチャー。

スキル構成は清々しいくらいに火力に全振りで耐久系は一切なし。
  • 凱旋のカリスマ:味方全体のAtk強化(3T)&自身にはさらにAtk強化(1T)
  • 火力支援(砲):味方全体の宝具威力強化&スター発生率強化(共に1T)
  • 可能性の光:自身のNP増加(Min20-Max30%)&無敵貫通(3T)&スター獲得状態(3T)

宝具は自身に1T続く防御無視を乗せてからの神性特効B全体攻撃。
幕間のクリアで威力上昇に加え、スター20個獲得効果がつく。


――と、自己火力にPT火力支援を両立した優秀なサーヴァントなのだが、如何せん評価が地味。
というのも、英雄王と雷電博士の宝具の特効範囲が広すぎてダダ被りしており、「ナポレオンだけが有利に戦える相手」に乏しいせい
スキルを鑑みれば、スター生産に長けるヒット数の多い者、クリティカル威力強化やスターコントロールの得意なサーヴァントが良い相棒となってくれるだろう。



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最終更新:2023年04月17日 00:34