The Dark Knight Returns: The Last Crusade

登録日:2018/09/28 (金) 18:30:44
更新日:2021/11/03 Wed 09:29:35
所要時間:約 3 分で読めます





『The Dark Knight Returns: The Last Crusade』は2016年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。

+ 作品情報
『The Dark Knight Returns: The Last Crusade』
発売 2016年6月
脚本 フランク・ミラー、ブライアン・アザレロ
作画 ジョン・ロミータ・ジュニア

日本では未邦訳。

バットマン/ダークナイト:マスター・レイス』に合わせて発売された作品。
バットマン:ダークナイト・リターンズ』で示された2代目ロビン/ジェイソン・トッドを掘り下げた作品。
『マスター・レイス』同様、脚本・作画をブライアン・アザレロとジョン・ロミータ・ジュニアが脇を固めサポートしている。
レギュラーシリーズでジェイソンの死を描いた『バットマン:デス・イン・ザ・ファミリー』は彼の母親について掘り下げ、
アメリカを飛び出して物語が展開し、最終的に電話投票でその死を決められるなどエンターテイメント性を強く打ち出していた。
それに対し本作では『ダークナイト・リターンズ』や『マスター・レイス』につながる形でハードボイルド風に描かれる。



【物語】

『ダークナイト・リターンズ』より何年も前、いつものようにジョーカーを捕まえたバットマンは自身の肉体に限界を感じながらも、
まだまだ未熟なロビンの成長を見届けるため戦いを続けていた。
富豪を洗脳する事件を起こしたポイズン・アイビーを追う中で、バットマンはその実感を強め悩みを深めていく。


【登場人物】

ゴッサムを守る闇の騎士。限界に近づく肉体や精神面に不安を見せるロビンに頭を悩ませながらポイズン・アイビーを追う。
植物園でキラークロックに追い詰められるもポイズン・アイビーを逮捕し、バットケイブでアルフレッドの治療を受ける。
この戦いで自身の限界とロビンの若さを感じた彼は引退を決意し、現場ではなくバットケイブでロビンを育てていこうとするが……。

バットマンの2代目相棒。能力は衰えたバットマンより高く彼のピンチを幾度も救うが、暴力的な一面を持ちバットマンに不安を抱かせている。
ポイズン・アイビーの事件解決後、すぐにでも脱走したジョーカーを追おうとしてバットマンに準備不足と言われた彼は独り飛び出し……。


≪ヴィラン≫

犯罪の道化王子とも呼ばれるバットマンのライバル。バットマンに捕まりアーカム・アサイラムに収容されるが、
他の収容者を抱き込みあっさり脱走する。

  • ポイズン・アイビー(パメラ・アイズリー)
植物を操る力と人を操る毒を体に宿す女性。富豪男性を操り事件を起こさせたが、バットマンに拠点を突き止められてしまう。
男たちとキラークロックを差し向けるが敗北した。

  • キラークロック(ウェイロン・ジョーンズ)
特殊な皮膚病でワニのような外見を持つ犯罪者。ポイズン・アイビーに協力しておりバットマンに襲い掛かる。
1度目の戦いでは彼を敗北寸前にまで追い詰め、2度目の戦いでも追い詰めるがなりふり構わない攻撃に敗北する。


≪その他≫

  • アルフレッド・ペニーワース
ウェイン家に仕える執事。バットマンの限界やロビンの問題を感じながらもバットマンの意思を尊重し自分からは切り出さない。

かつて女盗賊キャットウーマンとして活躍した女性。引退済みでバットマンの悩みをベッドの上で聞く。



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最終更新:2021年11月03日 09:29