ワニ

登録日:2011/06/07 Tue 21:20:02
更新日:2021/02/21 Sun 23:34:07
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わに
※もしかして:漫画家・吾峠呼世晴のニックネーム

◆概要

川などの水辺に生息する爬虫類ワニ目に属する生物を総称して「わに」と呼ぶ。
漢字では「」と書く。

サカナへんに顎と書く(右側ないけど)だけあって、アゴの力は1tに及ぶほど凄まじく、カメの甲羅やスイカくらいは楽々砕く。
更にワニはその顎で相手に噛み付き、それを軸に回転するデスロールと呼ばれる方法で肉を引き千切る。
ワニの歯は鋭すぎて物をすり潰すことが出来ないため、引き千切った肉はゴクゴク丸呑みする。えぐい。

しかし、噛む力……即ち口を閉じる力は大変強いのだが、対して口を開く力はとても弱い。
要するに、ちょっと上から押さえ付ければとりあえず口は開けなくなる。

まぁ、ワニを表現するなら全身が武器。
強靭な鱗に覆われた尻尾一振りたるや先端速度は音速に達するといわれ、牛の骨も容易く砕いてしまうという。

普段はその平たい体を生かして目だけ水上に出しながら水面を泳ぎ、水辺の獲物にそっと近付いて一気に仕留める。
水棲生物だが、両生類ではなく爬虫類なので水がない場所でも平気。
いざとなったら水から飛び出て獲物を追いかける。
なんと意外にもワニはギャロップ走行をする。その走る速さは短距離であれば時速40kmに達するとも。
水中は勿論、陸上でもワニに遭遇したら助からない……とは言えあくまでも瞬間的な速度の話。普段は腹這いの体をその筋力で持ち上げて動くため、体への負担は大きく長くは走れない。
逆に潜水能力には優れており、1時間くらいは息をしないで潜れる。

このように書くと、なんかもう「やべえ! 見つかった瞬間襲われるんじゃないか!?」とか思いそうだが、実際はそこまでではない。
確かに飢えたワニと出くわしたら残念ながらご臨終である。
が、そもそも彼らは変温動物で寒くなったら寝る、温かくなったら起きるというアバウトな生活を送っているうえ、体も大きいため熱が奪われにくい。
したがってワニは1回狩りを行ったら、1週間は何も食わない。それどころか1か月絶食する個体すらいるという。
彼らの胃袋は鋼鉄も溶かすという子供向けの怪獣図鑑の解説文みたいな強力さであり、エネルギー効率が凄まじく良いのだ。
ま、じゃれつかれただけでもその重さやシッポ攻撃で死ぬか。
間違っても「バッグ100人前!」とか言って捕まえに行かないように。両さんは両さんだから取っ組み合えるのだ。
ただ、世の中にはワニに噛みつかれて池に引きずり込まれた子犬を救うために74歳の飼い主が池からワニを引っ張り上げて無理矢理顎をこじ開けて子犬を救出し、自分の命も守り切ったというエピソードもある。*1


ワニは古くは三畳紀頃には存在していたとされ、恐竜の同期生みたいなもんである。
現在に至るまでそう大きな進化を遂げておらず、ほぼ当時の形で完成されている生き物である。
一説によれば、ワニはあと1億年経ってもそんなに変わらない姿にしか進化しないらしい。
白亜期以前のワニの祖先は、やれ足が長いだの、15m越えだの脚がひれになったものなど奇抜な姿をしたものが多く、中にはワニなのに水に入れない種もいた。

ちなみに分岐生物学上、現生生物で最もワニに近いのは鳥類である
他の爬虫類を含めると、ワニとの近さは鳥類>カメ>トカゲ・ヘビの順となる


堅い革は利用価値が高く、バッグやベルト、財布、果ては武具などに利用される高級素材となる。
エルメスのクロコダイル革のバッグなど、高級車と同じくらいかそれ以上するほど。
また、家畜を襲うこともあるため害獣でもある。
このため昔から乱獲され続けており、絶滅が心配されている。
そのため、現在は野生のワニの革ではなく、革製品用に養殖されたワニの革を用いるようになった。
その際、仔ワニの餌には皮を剥いだワニの肉を与えるという。
鰐肉は人間も食べる。食べた人の話では固い鶏肉の味がするらしい。多分ワニ肉だと言われずに出されたら鶏肉だと思ってしまうとも。
中国ではワニが同じ道を行き来する習性を利用し、地面にナイフを逆さに刺しておいてその先に肉を置き、餌を食って腹が膨れたワニは気づかずUターンしてセルフ切腹という賢い方法で捕まえていたらしい。……ホントか?



よく、「アリゲーターとクロコダイルは何が違うの?」と言う質問を目にするだろう。

簡単に説明すると、

【アリゲーター】
口先が幅広く、上から見ると頭部が四角形に近い形をしている。また、横から見ると上あごの牙が見える。比較的温厚な性質とされる。
※個体差があります

【クロコダイル】
アリゲーターと比べ口先が細く、上から見ると頭部が三角形に近い形をしている。あごがしっかり噛み合うので横から見ると上下の牙が両方確認できる。比較的獰猛な性質とされる。
※個体差ry

こんなところだろうか。要はクロコダイルの方が顔の幅が狭いのである。
まぁ細かい事は気にしなくてもおk。知らなくても生きていけるよ。

アリゲーターはワニ目アリゲーター科で、アメリカアリゲーターとヨウスコウワニ、カイマンなどがこれにあたる。
クロコダイルはワニ目クロコダイル科の生き物。世界最大のワニ・イリエワニや、どこに生息してるか書かなくても伝わりそうなアメリカワニ・ナイルワニ・オーストラリアワニなどはクロコダイル。
それにクロコダイルより顔の幅が狭いガビアル科を足して、ワニ目はこの3科いる。
ちなみに全部で23種類のワニが現存する。


◆ワニと文化


海神・金毘羅様はワニの姿をしている。
「金毘羅」はワニを指す言葉である。

エジプト神話では鰐頭人身の神様セベク神や、ワニの頭にライオンの前脚、カバの下半身を持った魔獣(神獣?)アメミットが存在する。
アボリジニ神話ではワニの姿をした精霊グランガチが存在する。




◆ワニに関するアレコレ

●『鰐の死角は正面』

鼻が長いので真ん中が見えないのである。


●『鰐の鱗は粗い』

その硬質でザラザラとしたウロコは大根おろしが出来るほど。
笑う犬にて原田泰造が無謀にもワニの背中で大根をおろすことが出来るかと挑戦。
当然のごとくビビりっぱなしだったがなんとかおろすことに成功。

削れたー!



のぉぉぉぉぉぉ!!!




●『バナナワニってのがいるんだぜ!』

いません。
「熱川バナナワニ園」は、バナナワニなるワニを飼育しているわけではなく、そういう名前の施設です。
ただ、漫画ONE PIECE』には架空の生き物であるバナナワニが登場しますが。


●『ワニは昔は空を飛んだ!』

そのような記録も研究結果もありません。
ワニの肉が鶏肉の味に近いためできた都市伝説とされています。
が、ワニは直上にあるエサを捕るために水中から垂直に自分の全長近くジャンプする事もあるというから、同じ響きの動作でも「飛ぶ(fly)」ではなく「跳ぶ(jump)」の字を当てればより正確かもしれない。
実際にこの習性をショーとして取り扱う場所もあるとか。


●『昔、日本にはワニがいた』

事実である可能性が高い。
現に日本国内でもワニの化石が出土する事は多く、45万年前くらいには日本にもワニが棲息していたと考えられている。主なものに「マチカネワニ」がある。
ちなみにマチカネは、待兼と書き、大阪府豊中市にある山の名前である。

なお、古事記の因幡の白兎には「わに」と言う生き物が登場しますが、これは「さめ」のことだと言われています*2
(もしくは説話の元ネタがワニであったか)

なお、イリエワニが漂流して日本の国内に漂着することが確認されており、明治には西表島に小規模の群れがいたのではないかという説がある。

●『水中のワニを常食する動物がいる』

ブラジル・パンタナール湿原のジャガー密度は非常識なほどに高いが、
これは世界一豊富とも言われるワニに支えられている可能性が高い。
パンタナールのジャガーは、ワニの真上から川に飛び込み首筋に噛みついて仕留める。

●『混浴風呂にワニが生息している』

ワニ違い。混浴風呂で女性客の裸を見る(時に触る)ために潜む男性客のことをワニ、ワニ族と呼ぶ。
由来は温泉から顔だけ出して女性客を眺める、あるいは女性客が入ってきた途端群がる姿がワニに似ているからというもの。
混浴の項目も参照。


◆ワニに関するいろんなもの



なお、ワニは爬虫類には珍しく子育てをします。

卵が孵ると子の鳴き声に反応して母ワニが現れます。卵の殻を割って産まれる手伝いをしてやることも。
子供は母ワニに優しく咥えられ水の中へと運ばれます。


子ワニ「ママ?」

モルモット「おい、冗談じゃねぇよ」





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最終更新:2021年02月21日 23:34

*1 ニュースとしてワニと格闘する飼い主の映像が残っている。映像を見る限り小型のワニなので池から引っ張り上げる事ができたと思われる。

*2 現在でもサメの仲間に「シロワニ」「オオワニザメ」とワニの名が付くサメがいる。