リセットさん(どうぶつの森)

登録日:2011/06/30 Thu 16:25:40
更新日:2025/05/20 Tue 21:38:16
所要時間:約 4 分で読めます




「リセット押すなゆーてんのが わからんのかー!」

『どうぶつの森』シリーズに出てくるキャラクターで、シリーズ皆勤賞。ツナギを着てヘルメットとツルハシを装備したモグラのおっさん。
リセットボタンを押したりそのまま電源を切ったりすると(つまりセーブしないでタイトル画面に戻る)、
次のプレイの時に待ち伏せをしていて、プレイヤーに説教をしてくる。
これは事故だろうが不可抗力だろうが例外ではなく、停電や電池切れで切れたとしても容赦なし。フリーズでもソフトがすっぽぬけてもお説教にやって来る。*1
『どうぶつの森』自体元々リセットしない仕様のゲームだが、当時は技術的にオートセーブが難しく*2擬似的なリセット対策としてお説教が実装された。
一説によるとプレイヤーが干渉しないゲームの開始時に「リセットさんフラグ」をこっそりセーブし、終了のセーブ直前にフラグを消す……つまり、フラグが消えないまま電源が落ちるとリセットがバレるという仕組みらしい。
ペナルティはおっさんが長話しに来るという一見実害のなさそうな物だが、この間に住民が寝たり店が閉まったりイベントが終わったりすると悲しくなるし地味に厄介。

初めの内は諭す感じであまり長い説教ではないが、何回もリセットしてると徐々に長くなり、しまいには反省の言葉を入力させられたりデータを消すふりまでしたりする。
なお反省の言葉を入力する時に悪口の類を入力すると普通に間違えた時よりもブチ切れる。

エスカレートすると「そこに座れ」とか言ってくるが、ゲームの仕様上できない。そのせいで更に怒られる。理不尽~!

それなら早く済まそうと思ってボタンを連打しても、ちゃんと見抜かれて怒られる。しかも何回押したかまでカウントしている(逆にボタンを押さずに大人しく話を聞いてると彼は上機嫌になる)。

また、GCの『+』は、リセット2度目までは怒らないが、
3度目から怒られる。

また、Wiiの『街へいこうよ』は、4度目のセリフのとき、「仏の顔も三度まで、心を入れ替えてくれることを信じてるで」と言葉を残し、
その次のリセット(5回目)から怒られるようになる。

また、GCの『+』以降では兄であるラケットさんも出てくる(5回目のリセットの時のみだが、Wiiの街森は6回目のリセットの時のみ)。リセットさんとは逆に穏やかな性格。


リセットさんの説教の話は地味に現実染みていて、時にはゆっくりと聞くのもいいかもしれない。
「ええか、人生にリセットっつうもんは無いんや。貴重なアイテムが手に入らないからって何度も何度も……」
初めは本当にペナルティ限定のキャラだったが、知名度が上がるにつれて後の作品ではネタキャラとしての出番も増加しつつある。

普段は「リセット監視センター」という場所に勤めており、リセットされてないかを監視している。
リセットを検知するとセンター内のランプが点灯、犯人であるプレイヤーの許へとすぐさま向かわなければならない。
それはたとえ食事中でも洗濯中でも風呂に入っている時でも体調が悪い時でも例外なく。

リセットした奴が出たのならば駆け付けて注意しなければならないのである……。
ちなみに出てくる穴は当然リかセンから自分で掘るのでかなり重労働らしい。ただし一度やらかしたプレイヤーの家はもう掘ってあるのですぐに向かえる。

リセット監視センターは基本的に関係者以外立ち入り禁止だが、『e+』では岩を割ってリセット監視センターへ行く事ができた。
『街森』でも街角にリセット監視センターがある。
『おい森』ではリセット監視センターには行けないが、喫茶店に特定の時間に行くとたまにいる。

ちなみにリセット監視センター(通称リかセン)の椅子は出動装置にもなっており、リセットした人がいるとアラームが起動。リセットさんの操作で背後の壁が開いて線路が現れ、「リセットスクランブル!レンジャー!!」の掛け声で椅子ごと猛スピードで飛び出していく。
「とびだせ」では上司から「音声認識システム」なるものを預けられたらしく、主人公もこれを押しながら3DSのマイクにリアルに「レンジャー」と話しかけると強制出動させられる。

『スマブラX』ではアシストフィギュアとして登場。
2分もの間その場で説教をしているだけという所謂ハズレキャラだが、攻撃を加えると爆発を起こし、台詞が変わる。
たまにモノマネをしたりもする。全キャラ分あるので(例えばピーチ姫だと「はっ!ちゃあ!」)、全て見るのはかなり面倒。
だが「いにしえっぽい王国」などの強制スクロールステージで出るとリセットさんが流れてしまい、もの悲しい気持ちになる。


余談だが服装は初代と『+』の時は加トちゃんみたいな格好をしていたが、『e+』からはオーバーオールを着用している。

欧米の嫌いなキャラランキングで1位になったことがある。


『e+』まではとたけけに20時45分頃に話しかけると、ライブ中の背景にリセットさんがさり気なく流れていくという小ネタがあった。



とびだせ どうぶつの森』ではなんとリセット監視センターが事業仕分けされ、リセットさんも追い出されてしまった
おそらく前任の村長か、代理中のしずえの仕業。もっとも、公共事業によってプレイヤーの意思で設置する事は可能だが……。
これを設置してもセレモニーは無い代わりに、自分の家までリセットさんが来て業務再開の挨拶をされる。ついでに自宅までの穴も確保される。

この仕様となった理由は「もちろん好きな人もいるんですけど、なかには、関西弁で怒られるのが「怖い」という人もいる」
「とくに小さな女の子が怖がっている。泣いてしまうお子さんもいると聞いたことがある」というもの。*3

そんな中、設置後いつも通りのシチュでリセットさんがやってきたらやっぱりまたお説教……かと思いきや、なんでリセットされたのかと質問される。
そして現れる選択肢。つまり今作ではこちらの事情を言えるようになっているのである

選択肢の内容は「電池が切れた」「身に覚えがない」「リセットしたかった」の3つ。
1つ目は早めに充電するようにと軽く注意されて終わり。2つ目はこちらにも分からないということでなんと謝罪されるそして3つ目を選んだら恒例のお説教タイムである。
すっとぼけても別にバレることはないが、まあリセットさんを復活させたということは寧ろ説教されに来たという人が殆どだろう。

そして『あつまれ どうぶつの森』ではついにオートセーブが実装されたことにによって基本的にリセットが効かなくなったため、ついに彼の出番は消滅……した訳ではない
何らかの事情で身動きが取れなくなったプレイヤーを規定の場所へと戻す緊急脱出サービスのオペレーターとして再就職した。
謂わば詰み防止の(場所を)リセットさん。一応お代はかかるが、仮に無一文でも脱出だけはさせてくれる。

名前こそオペレーター表示だが、関西弁の口調に加えいつもの音楽も流れてくるのでバレバレである。
声だけで姿は拝めないものの、彼を模した季節もの家具「グラウンドホッグのおきもの」が1月末限定で買える。
あの、グラウンドホッグってリスの仲間なんですが……?実はリス科なのかリセットさん。

喫茶店の実装後は、過去作同様に度々来店するので『あつまれ』でもついに直接姿を拝めるようになった。
リかセンの仕事はプレイヤーがリセットしまくったせいでやはりというか激務だったらしく、オペレーター転職後は体調も良くなったらしい。よかったね。物腰も以前に比べればだいぶ穏やかなものになっている。
更に、『ハッピーホームパラダイス』と彼のamiiboがあれば彼の別荘をコーディネートできる。

余談だが、中国語では「電源叔叔」(電源叔父さん)と呼ぶらしい。
やっぱりリセットじゃなくても説教してるんじゃないか……。

寝る前に、追記・修正しとけよ!



ほな!












アニヲタ「もう疲れてるからやらなくていいか!」

プチッ





アニヲタ「さーて追記・修正すっかー」
パチン








「リセット押すなゆーてんのが わからんのかー!」




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最終更新:2025年05月20日 21:38

*1 Wi-Fiの通信エラーは流石に例外で、その時はリセットさんが謝る絵が表示される

*2 『シレン2』のようなローグライクゲームには64当時から実装されているが。

*3 出典: https://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/egdj/vol1/index2.html