エリートトレーナーのケン(ポケモン)

登録日:2019/04/27 Sat 02:43:00
更新日:2025/05/07 Wed 18:00:48
所要時間:約 3 分で読めます




[!](視線が合う)

よのなかには 2しゅるいの
にんげんが いるんだ
センスの ある やつと ない やつ

きみは どっちかな?


(エリートトレーナーの ケンとの しょうぶに かった!)

きらり ひかっている!


(対戦後)

きみ ポケモンの センス
みどころが あった ひかってた!
きっと つよく なるよ!


ケンは、ポケットモンスター 金・銀・クリスタル及びリメイク版のHGSSに登場するポケモントレーナーの一人。
つながりのどうくつ地下2階にいるエリートトレーナーで、他のエリートトレーナー達と共に修行をしている。
近くにはラプラスの出現する水辺もある。

対戦前のセリフはやや挑発的なニュアンスに取れるかもしれないが、負けた際の態度は非常に潔く、主人公にエールを送ってくる。
エリートトレーナーの中では比較的良心的な人物である。


手持ちは初代御三家3匹で、リメイク前もリメイクもレベルは全て26で統一されている。
初代御三家の姿を図鑑に登録できるチャンスである。
もっとも、野生出現もせずGTSもない第二世代では姿を登録できたところでどうにもならないのだが…。

HGSSでは手持ちのゼニガメが本来覚えられないはずののろいを覚えている。
リメイク元と同じ技構成にした結果、第二世代限定のわざマシン技をそのままにしてしまったというプログラムミスである。
さすがに改造厨扱いはされていない。



…と、ここ迄なら普通のモブトレーナーである。
強いて言うなれば第二世代のフィールドグラフィックが他のエリトレと違う事位か。
(リュックを背負った少年のグラフィックではなく、坊ちゃん刈りの様な少年のグラフィック)





しかし、彼はジョウト地方で多くのポケモントレーナーを絶望に追い遣ってきた歴史がある。


それは毎週火・木・土曜日に開催されるイベント「虫取り大会」である。
ケンはこの虫取り大会で圧倒的に強く、ほぼ高確率で上位に食い込む実力の持ち主なのである。
因みにキャラグラフィックは洞窟内と同じだが、何故か髪の色が青になっている(洞窟内では赤)。


プレイヤー「ストライク捕まえた!コレで優勝は貰った!」

警備員「第2位はストライクを捕まえたアニヲタさん!得点は350点でした!」

プレイヤー「はあ!? 何でだよ!!?」

警備員「こんかいの優勝者はカイロスを捕まえたエリートトレーナーのケンさん!得点は360点でした!」


警備員「第2位のアニヲタさんにはかわらずのいしを差し上げます!」


いくらプレイヤーが高得点を叩き出しても、毎度それを上回る得点を叩き出し、優勝を阻止してくるのだ。
この為、虫取り大会の攻略法では警備員の前でセーブして、公園西側にエリートトレーナーのケン(青髪の少年)を見つけたらリセットするのが優勝のコツと紹介される程である。
また、虫取り大会では偶にだいすきクラブのアキヒト*1やキャンプボーイのユウイチ*2も1位争いをする事があり、ケンが2位、ユウイチが1位、プレイヤーは圏外なんて事も。

しかし、エリートトレーナーのケンに負けた次の大会では、前回のケンより高得点を出して勝ってしまった…といった事もザラ。

これもある種のクオリティ発動なのだろうか…?

因みに1位の商品は金銀で初登場となる進化の石である「たいようのいし」。
クサイハナヒマナッツにしか使えず、どちらも第2世代当時から対戦での人気はマイナー気味だが、図鑑完成を考えれば避けては通れない道である。
逆に3位入賞商品の「おうごんのみ」*3を狙い、敢えてケンに負ける前提で3位入賞を目指したが、結果的には2位、或いは3位にすら入れなかったと言う事も。




<真面目な解説>
絶対に勝てない相手ではないのだが、虫取り大会の配点ルールを知らないと、ケンに勝つのは難しい。
大雑把に言えば金銀の虫取り大会では、レベルとステータスの実数値と残りHPの数値を元に得点を算出している。
当然、強いポケモンを強いまま捕まえたトレーナーほど高いスコアが出る。

この為元の種族値個体値が高いポケモン程有利、みねうちに頼れば頼る程優勝出来る確率は下がっていく。
残り時間ギリギリまで粘り、ボールを使い切ってでも強い個体のHP満タン捕獲を試みたほうが優勝できる確率は上がる。

ケンに本気で勝とうと思った場合、お目当てのポケモンを見つけたら速攻で眠らせてボールを投げるしかない。
ねむり状態は捕獲率を上昇させるが、得点には一切影響しない為、積極的に眠らせよう。

金銀の虫取り大会に登場するNPCは捕まえるポケモンが3種類ずつ割り当てられており、ポケモンの種類ごとに基礎点数が決められている。
更にそのポケモンの基礎点数に対して最大で7ポイントを加算するランダム処理が行われている。
ケンの場合、ポケモンと配点がバタフリー349点、ストライク357点、カイロス368点となっており、参加するNPCの中で最も高い基礎点数が設定されている。
このため1点でも多く稼がないと勝つのは難しく、必然的にHP満タンを狙うことになる。

因みに、配点が特に高いのはストライクとカイロス*4、その次に高いのがスピアー、バタフリー*5だが、何れもHP満タン時の捕獲率13.2%、眠り状態でも捕獲率17.1%と非常に厳しい。
お目当てのポケモンにボールを20個全部投げきる覚悟が無いと勝つのは難しいかもしれない。


配点ルールを理解して、徹底的に高得点を狙えば、ケンに勝つ事も夢では無い。
因みに、虫取り大会でケンに勝ってからゲート内で話しかけると「おみごと! ぼくもポケモン そだてなおすよ!」というセリフが見られる。
洞窟内でのバトルしたときと同様、負けを潔く認めて人を誉めてくれる謙虚な好人物である。
だが、それでもケンのいない大会で優勝を狙った方が楽なのは明白ではある



虫取り大会でケンに勝ったトレーナーの皆様の追記・修正をお待ちしています。

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最終更新:2025年05月07日 18:00

*1 普段は自然公園の草むらにいる

*2 セキチクジムのトレーナー

*3 ポケモンに持たせるとHPを30回復。第3世代以降の「オボンのみ」に相当するアイテムで、対戦では確定数ずらしに使われる。

*4 僅差でストライクの方が上

*5 同じく僅差でスピアーの方が上