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種族値

登録日:2010/10/22 Fri 08:18:23
更新日:2026/05/22 Fri 15:29:38
所要時間:約 11 分で読めます




種族値とは、『ポケットモンスター』シリーズにおいてポケモンの個体の能力値を決めているデータの一種。
ポケモンのステータスは主に3つのデータで決まり、種族値・努力値個体値を合わせて三値と呼ばれている。
現在ほど知名度は高くなかったが、努力値個体値共々初代から存在しているステータスである

+ 目次

概要

個体値は同じ種類のポケモンであってもそれぞれ違う数値で、努力値はそのポケモンの育て方によって変わるのだが、種族値はポケモンの種類ごとに決まっている固有の強さ、ステータスの伸びやすさを表す数値となっている。
  • 体力の多さを表す「HP
  • 相手に与える物理攻撃のダメージに影響する「こうげき
  • 物理攻撃を受けた際のダメージに影響する「ぼうぎょ
  • 相手に与える特殊攻撃のダメージに影響する「とくこう
  • 特殊攻撃を受けた際のダメージに影響する「とくぼう
  • そしてバトル時の行動順に関係する「すばやさ
以上の6つで構成されており、それぞれに種族値が設定されている。
また、これらのステータス項目の略称としてHABCDSという表記*1が用いられ、「アルファベットと数値」の形で表される。

初心者や非ポケモンプレイヤーに説明する際には、ポケモン毎の「得意分野」や「適正」に例えられる。
例えば「こうげき」と「すばやさ」の種族値が高く「とくこう」と「ぼうぎょ」の種族値が低いポケモンが居るとする。
この場合は長けた「こうげき」と「すばやさ」を伸ばし、相手の上をとって高火力を撃ちこむ高速物理アタッカーとして使うのが基本であり、無理に低い「とくこう」を活かそうとするのは基本的には無駄が多くなるので推奨されることは少ない。

例を挙げるとカイリキーは「こうげき」の種族値が高いので「こうげき」が伸びやすく物理攻撃が強いので物理アタッカーに向くが、しかし「とくこう」は低いのでカイリキーで特殊攻撃で戦うのは非効率的となる。

種族値に関してどこからを高いとするかの明確な基準はなく、環境の主流ポケモンやプレイヤーの判断によって異なる
一応、最終進化系のポケモンの種族値の平均は80~90程度に落ち着くため、80を平均として150を超えると超スゴイ、30を下回ると超ニガテといった所か。

基本的に攻撃・特攻・素早さといったアタッカーに重要な数値と、HP・防御・特防といった耐久型に必要な数値では評価の基準が大きく異なり、前者の方がより高い数値を求められやすい。
新ポケモン登場に伴うインフレの影響によって、数世代前なら「攻撃か素早さが高い」と言われたポケモンでも評価が変わったりする。
これは耐久力を確保しづらいアタッカーは先制からの一致技や弱点技で相手を倒せなかった場合、反撃を受けるデメリットが大きいためと考えられる。

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このように横並びで表記されることも多い。左からHPこうげきぼうぎょとくこうとくぼうすばやさの順番で並んでいる。
ガチ勢ともなると、この並びだけで何のポケモンか分かったりする。

基本的には隠しステータスであるが、XYのガンバロメーターがこれと努力値のグラフであるように、ゲーム内で見ることができる作品もあるので殆ど公になっているものと考えていいのだろう。

ポケモンを育成する上では、まず種族値を把握するのが最優先となる。
種族値を把握し、そのポケモンで出来そうな事を考えるというのが一般的な流れ。

後述のように第1世代から存在する仕様だが、努力値「きそポイント」個体値「生まれつきの強さ」 と公式での呼称があるのに対し、種族値には第9世代時点でも正式名称が存在しない
そのため、今でもこの呼び名が使われている。
まあ、『同じ種なら能力値は同じ、別の種なら能力値は異なる』というのは、RPGであればある意味当たり前のことなので、わざわざ名前を付ける必要がないのであろう。

+ 計算式
具体的にどれだけステータスに関わっているかというと、仮に攻撃種族値が100・個体値31・努力値252・性格補正なしのポケモンの場合、トーナメントレベルであるレベル50のときは100 + 15.5 + 31.5 + 5=152となる。
すなわち、数値がまるまるステータスになる。

ちなみに詳しい計算式は、
HP以外 = {(種族値×2 + 個体値 + 努力値÷4)×レベル÷100 + 5}×性格補正
HP = (種族値×2 + 個体値 + 努力値÷4)×レベル÷100 + レベル + 10
小数点以下は出る度に切り捨て。

すなわち、レベル50だと
HP以外 = (種族値 + 個体値/2 + 努力値/8 + 5)×性格補正
HP = 種族値 + 個体値/2 + 努力値/8 + 60

HP以外の能力値はV極振りで種族値+52
UVで種族値+20
HPはV極振りで種族値+107
UVで種族値+75
と覚えると簡単に計算できる。


種族値の傾向

第1世代

初代だけあって比較的バランスの良い種族値配分のポケモンが多い。
傾向として、攻撃or特殊面が高めで、素早さor耐久もそこそこ、というタイプが多い。

何故か素早さ種族値100のポケモンがやたら多いのも特徴。全体の種族値の平均は500を越えるため、高水準と言える。
しかし、高めに纏まってはいるが、ガチ戦では半減の少ないエスパータイプが猛威を振るっていたため、使われるポケモンは偏りがち。
マシン技も微妙で、良技が殆ど一つずつしか手に入らなかった。

また、場の効果を後続へ引き継げなかったため、種族値依存が激しい。
この世代は特攻と特防が「とくしゅ」として統合されており、特殊の低いかくとうどくタイプは殆ど使われなかった。

余談ながら、現在の公式攻略本では種族値は★の数などでおおざっぱに表現されているが、この世代は数値で明確に表されていた。

第2世代

特攻と特防が別になり、前作から登場していたポケモンには新たに種族値が設定された。
全体的に低種族値が多いが、割り振りは無難な感じで、いい感じに落ちついている。
わざマシンも一部の良技が無限入手可能になり、やや改善されたほか、コンボで火力補強できるようになった。

また、この世代からは種族値の微妙さを、バトンや壁で補えるようになった。
種族値をカバーする持ち物もこの世代が初出だが、運に左右されるものも多い。

第3世代

前世代よりは高いが、一部低いポケモンもいるので平均はまずまず。
特に鈍足・攻撃特攻どちらも高めの二刀・紙耐久のポケモンが異様なまでに多いのが特徴。
現在でもこのような種族値配分のポケモンが出たときにホウエン種族値と言われる

しかし特性を考慮しても、鈍足紙耐久という性能はお世辞にもいいとは言えず、いわゆる弱ポケも多め。
反面、伝説含めガチ環境の中心に鎮座するポケモンもまた多く、格差の激しい世代である。
攻撃以外の種族値が壊滅的にもかかわらず、優れた習得技と後の世代での特性によるテコ入れによって、強キャラポジションにずっと居続けているキノガッサはまさにこの世代を代表するポケモンと言えるだろう。

この世代から特性が登場し、タイプや種族値の欠点をカバーしやすくなった。キングドラが良い例。

第4世代

攻守のバランスに優れており、追加進化の多さも相まって全体的に高水準。初代と比べても中途半端感が少ない。特にガブリアスの配分はもはや芸術といえる
種族値配分の良さに加え、他の要素も兼ね揃えたガチ戦で多用される優等生が多い。

ただし、尖った強みもあまりないため、ガブリアスを除いて環境を作るようなポケモンは少ない。
伝説戦におけるシンオウ三竜がまさにそんな感じである。

また、攻撃を上げられる『こだわりハチマキ』以外にも、更に特攻と素早さに対応する『こだわりメガネ』や『こだわりスカーフ』、『きあいのタスキ』など種族値をカバーできる道具が増え始めた。

第5世代

Wi-Fi対戦の普及に伴い、対戦に関する情報交換が一層盛んになった。
そうした面を考慮してか、バトルでも使いやすい種族値のポケモンが増加。種族値の割り振りがかなり極端なものがよく見られる。

攻撃or特攻の一方が高く、もう一方や素早さがトコトン低いポケモンが多い。
ヒヒダルマシャンデラシュバルゴがこれに当たる。
彼らがアタッカーの場合、耐久高めのポケモンを突き崩すのには秀でるが、素早さ種族値が99~80くらいの中速が多いため、上から押し潰されることが多いのが悩み。そのため、アタッカーのスカーフ採用率がやたら高い。

種族値配分に無駄が少ないので高く感じるが、実は平均種族値は低く、例えば、ヒヒダルマの種族値合計はオール80のオニゴーリと同じ480である。

第6世代

全体的に種族間格差を抑えるように配分されている。
例えば600族のヌメルゴンは600族初の耐久型の種族値となっており、従来よりも種族値の暴力を実感し難くなるように配分されてある。実質種族値が720のギルガルドを除く

また、ポケモンは対戦型RPGという性質上、ザコ敵となる低種族値ポケモンが必要不可欠であるが、X・Yでは隠れ特性というシステムを有効に使うことでそこを上手くカバーしている。
その結果ホルードファイアローといった、種族値詐欺とも言えるほど体感の強さと実際の種族値の差が大きいポケモンが多数登場している*2

また、前世代以前の一部のポケモンに種族値の上方修正が行われた*3。この種族値の上方修正によってライチュウなど大きく評価が変わったポケモンもいる。

第7世代

まず最初に目に付くのは他世代のポケモンよりも圧倒的に低い素早さ。カプ・コケコを始めとした伝説のポケモンを含めた場合の平均素早さ種族値はそこまででもないがこれらを除くと全世代ワーストとなるほど。
今作登場の御三家も最速がまさかの途中進化のニャヒート(90)、最終進化系だとジュナイパー(70)という有り様。
さらに進化することで素早さが下がるポケモンが史上最多の10匹以上である。進化前から一切変わらないというポケモンも多い。
その低い素早さの代わりに攻撃性能に特化させたという種族値はどこかホウエン地方を彷彿とさせる。

もちろん上記の特徴に当てはまらないポケモンもいるにはいるが、そういった者には大体致命的な技不足という足枷というか嫌がらせがかけられており、今作の600族であるジャラランガやアローラ一般ポケモンでは最速クラスであるルガルガンなどがモロにこの影響を受けている。しかしこれらのポケモンは次回作にて教え技や新技でかなり改善された。
強ポケモンとされるカプ・コケコやカプ・ブルルフェアリーの高火力技である『じゃれつく』と『ムーンフォース』を覚えないので例外ではない。

しかしそれでもカプ・テテフやミミッキュはその強特性と隙のない能力から対戦環境ではトップメタクラスの立ち位置となっている。
低素早さと技不足の両方を貰ってしまったケケンカニは泣いて良い。

なお今作でも一部の前世代以前のポケモンに種族値の上方修正が行われている。前作での調整の反応が上々だったお陰かどのポケモンも大体20以上も種族値が伸びており、特にアメモースは特攻と素早さに20ずつ、つまり40も上昇と大幅に強化されている。
なぜココロモリではなく進化前のコロモリの種族値が上昇したのかは謎である

ちなみに種族値とは直接関係はないが過去作ポケモンの特性の変更・追加も行われており、前作で猛威を振るったゲンガーが『ふゆう』を没収、『のろわれボディ』を与えられるという実質的弱体化を食らったり、かつて種族値の負の側面としてよく挙げられたギガイアスバイバニラ、さらにペリッパーコータスに天候始動特性が与えられ、一気に対戦環境での要注意ポケモン扱いをされるにまで強化された。
さらに、既存特性の一部仕様変更からこれまで種族値詐欺だと囁かれてきたメガガルーラやスキン特性持ち、ファイアローが弱体化された。

ちなみにウルトラビースト、および同じく異世界からやって来たポケモンであるソルガレオルナアーラ系統とネクロズマは全ての種族値が素数、たまに半素数という特徴を持つ。そのためか非常に極端な種族値の持ち主が多い。

第8世代

比較的無駄が少なめの種族値配分が多く、序盤ポケのヨクバリスアーマーガアも特性に頼らずともしっかり戦えるレベルになっている。
配分がパッとしない種もタイプや特性でしっかり補われており、またタイプが残念でも良種族値で活躍しているポケモンがいるなど、うまくやっている方か。

一方で素早さについては極端なポケモンが目立っており、ヨクバリスやブリザポスのように鈍足高耐久を突き詰めたポケモンからカマスジョードラパルトレジエレキのように徹底的に素早さに配分されたポケモンまでいる。
特にドラパルトはそれまで600族最速だったガブリアスと40もの差を付けて新たにトップの座に君臨することに。

加えて禁止伝説級のポケモンの高速化が全世代中でも非常に著しく、素早さ種族値120以上がフォルムチェンジ別で6匹もいる。中でも剣の王ザシアンは攻撃170に素早さ148、更に特性で攻撃1段階上昇と禁伝の枠すら超越しかねないスペックを誇っている。

ちなみに実質種族値720と言われたギルガルドは種族値を下方修正されるという史上初のテコ入れが行われている。

第9世代

誇張抜きに歴代最強クラスの戦闘民族戦闘民族どころか戦闘マシンだという声も
過去の世代と比較してもかなり種族値配分に無駄が少なく、攻・防・速で隙の少ないポケモンが多い。
リージョンフォームや久々となる既存ポケモンの追加進化も登場したが、いずれも原種や進化前と比較して不要な種族値を露骨なまでに切り捨てて強化している場合が多く、明らかにガチ対戦を意識した調整がなされており、なんとたねポケモンよりも特攻が下がっているポケモンすらいる。
全体的な傾向としてはHPの種族値が高めで、高速ポケモンであれば中程度の耐久、低速ポケモンであれば超耐久を備えている。
ならばタイプや特性、習得技が残念…なんてこともなく、むしろ強力なものを引っ提げてしまっている。
  • 高速物理アタッカーで、確定急所&必中&非接触の専用技とへんげんじざいを持つくさ/あくタイプのマスカーニャ
  • 高めの耐久と高めの火力を持ち、確定で特攻が上がる専用技とてんねんを持つほのお/ゴーストタイプのラウドボーン
  • 耐久型にもかかわらずゴースト技半減+状態異常無効の特性を持ち、一貫性の高い削り技を放ついわタイプのキョジオーン
  • 非常に高い物理耐久を持ち、相手の積み技はてんねんで無効化、あくびやじわれで場を引っ掻き回すみずタイプのヘイラッシャ
  • 高い特攻と及第点以上の耐久、すばやさを持ち、特性によりほとんどの変化技をシャットアウトするはがね/ゴーストタイプのサーフゴー
など、一例を挙げるだけでも一筋縄ではいかないポケモンのオンパレード。
更にはいずれも強力な準伝説ポケモンが4体に加え、それに比類する種族値を持つポケモンが14体も存在し、合計種族値もインフレ。

結果としてランドロスなど過去作の準伝説が解禁されたランクバトルでも、使用率ランキング50位までのうち本世代初登場のポケモンが約半数を占めているという過去では考えられない戦闘民族っぷりを発揮しており、環境は混沌としている。

なお種族値の下方修正は引き続き行われており、前世代で禁伝の枠すら超えかねない超性能で暴れていたザシアンの攻撃種族値が下方修正されている。ついでに巻き添えでザマゼンタの耐久種族値も下げられてしまっている
その他、テラスタルとの相性を危惧されてかクレセリアの耐久種族値が下方修正されている。


対戦において

純粋なステータス面だけで考えれば、この種族値が高ければ高い程そのポケモンは強いとも言える。
基本的にはポケモンが進化するごとにステータスが強力になる、つまり種族値も増加していく。

多くのポケモンの最終進化系の合計種族値は500前後になる。一部のポケモンは合計種族値が600の所謂600族と言われている。
準伝説等も合計種族値が600近いことが多く一般的なポケモンよりも高いステータスを持ち、厨ポケと呼ばれる事も。

対戦では特に素早さ種族値が意識されることが多く、素早さ種族値が130のポケモンは130族と呼ばれ、素早さ調整の際に意識されることが多かった。現在では素早さのインフレが進みほぼ死語になっている

種族値、つまりステータスが高い600族や伝説のポケモンが一般ポケモンを圧倒するかというと必ずしもそうではないのがポケモンバトル。
ポケモンにはタイプ相性や特性、豊富な技があるため、一概に種族値だけで勝負が決まるわけではない。
中には「種族値詐欺」と呼ばれるほど、合計種族値と実際の強さがかけ離れている例もある。

種族値詐欺となる要因

当然だが以下の要因が複合している例もある。特に対戦でメジャーなポケモンは複合している例がほとんど。
元の種族値が平凡以下でも特性によって補える場合があり、ステータスの低さを踏み倒すような特性の持ち主がこれ。

例えばマリルリの種族値。
HPは100とやや高めだが特攻が60で攻撃と素早さは50と低く、防御特防も80と並程度、合計種族値は420しかない。数値だけ見ればはっきり言って弱い。
しかしマリルリは物理技のダメージを2倍にする『ちからもち』という特性を持っているので、常に攻撃力が2倍になるようなものである。
攻撃力に特化した際の実質的な種族値は50×2で100、ではなく152。合計種族値で言えば522まで盛られているようなものである。

HPが満タンであればHP1で食いしばる『がんじょう』やほぼ全ての攻撃を1回だけ無効化できる『ばけのかわ』などは最低1回は行動が保証される訳で防御や特防が低くともそれを踏み倒すことができる。

また攻撃技ではない変化技を先制で放てるようになる『いたずらごころ』、HPが満タンの時にひこうタイプの技を先制で放てる『はやてのつばさ』のようなすばやさを踏み倒して行動できるものは特に強力とされる。

例:マリルリ(420)・クレッフィ(470)・ミミッキュ(479)

この場合も種族値以上の活躍が見込める。
2つのタイプのかみ合わせがいいと、弱点が少なくなり耐久型のポケモンにとって有利になることがある。
そしてもちろん逆もあり、種族値だけは優秀だが弱点が多すぎてどうにも困るポケモンも多い。

例:エアームド(465)・ヌオー(430)・ナットレイ(489)

  • 合計種族値は低いが、配分に無駄が少ない
アタッカーであれば大抵は物理・特殊のどちらか一方に系統を絞られ、もう片方は使わないことが多い。
つまり攻撃と特攻のどちらかが高く、残りが低いというのは無駄のない種族値配分と言える。

耐久型のポケモンの場合、攻撃技を多く覚えさせないこともあるため、すばやさ、攻撃、特攻にあまり割かれていなかったりすると優秀な種族値配分となることもある。
また、HPは物理耐久と特殊耐久の両方に関係する唯一のステータスであるため、高ければ高いほど種族値配分に余裕が生まれる。他の要因にも当てはまる場合も多い。

例:ドオー(430)・ランクルス(490)・ヨクバリス(460)

  • 覚える技が強力
ローリスクでありながら高威力の攻撃技を覚えたり、強力な変化技を使用出来たりするパターン。
こちらも単体では成立しにくく他の条件との複合している例が多い。
覚えるポケモンの数が少ない技であることが多いが、特性などと組み合わさって何気ない技がトンデモ性能になることも。


  • 専用アイテムとの親和性
「でんきだま」や「ふといホネ」などといった専用アイテムを持たせることで真価を発揮するポケモンも存在する。ほかの持ち物の採用が見込みにくいという欠点こそあれど、それを補ってあまりあるポテンシャルを秘めている。

例:ピカチュウ(320)・ガラガラ(425)

…そして逆もまた然りである。
種族値以外の要素で評価を落としているポケモンも少なくない。その一例を紹介する。

  • デメリット特性との抱き合わせ
特性はポケモンを強くするものだけではない。 弱体化させるものもある。
特に高種族値の代償として、意図してデメリット特性が付与されているポケモンもいる。
そういう特性を使わざるを得ないポケモンは、ハンデを背負って戦っているに等しい。特性によるメリットを得られていないばかりか、その高い種族値がデメリット特性のせいで台無しとなっている場合もしばしばある。


  • タイプの組み合わせが良くない、一部の単タイプ
弱点が多かったり、メジャーな4倍弱点があるタイプのポケモンは、耐久面の種族値が高くてもその恩恵を実感しづらくなる。
特に素早さが低いポケモンは先制されるリスクが高まるため、この問題が更に顕著になる。


  • 種族値配分に無駄が多い
「物理型or特殊型しか使わないので攻撃・特攻のうち一方が要らない」場合、どちらも一定の水準に達していれば使い分けて相手の意表を突いたり、両方を併用する二刀流型にするという手もある。
しかし中途半端にどちらも高いと無駄が多くなり損している欠点は無視できないものである。

「HPと防御・特防のバランスが悪い」場合は先述の通り、HPが高ければ高いほど種族値配分に余裕が生まれやすいのだが、HPだけ高くても防御・特防が極端に低いとダメージがあまり軽減させないため、結果として大した耐久力を得られない。
防御と特防が高いがHPが非常に低いという逆の配分も存在しているが、こちらは種族値配分にも余裕が無くなって攻撃面や素早さが並以下になりがちなせいでより悲惨な性能になる傾向にある。

他にも「素早さが激戦区にギリギリ届かない」「配分が平坦すぎて攻撃面も耐久面も目立たない」等、理由は様々。


  • 技に恵まれない
技が弱ければポケモンの性能も当然悪くなる。
高威力の技が使えず火力が伸びない場合や主力技の命中率が軒並み低いせいで安定しない場合、高耐久でも持久戦に向いた技をあまり覚えないなど様々。
また、強い技があってもレパートリーに乏しければ、役割遂行の範囲が狭い上に戦法がバレバレで対策されやすくなってしまう。

しかし種族値は高いことは事実なため、きちんと考えて使えば活躍させることはできる
こうしたポケモンをどう活かすかもトレーナーの腕の見せ所とも言える。



余談

現時点での各種族値の最高値と最低値は以下の通り。

ちなみに合計種族値の最下位はヨワシ(たんどくのすがた)の175。
敵専用形態ではムゲンダイナ(ムゲンダイマックス)の1125が最高。

  • 最高値
HP  :255(ハピナス
こうげき:190(メガミュウツーX
ぼうぎょ:230(ツボツボ・メガハガネールメガボスゴドラ
とくこう:216(メガジガルデ
とくぼう:230(ツボツボ)
すばやさ:200(レジエレキ)
合計  :1321/平均:220.2

  • 最低値
HP  :1 (ヌケニン
こうげき:5 (ピンプク・ラッキー)
ぼうぎょ:5 (ピンプク・ラッキー)
とくこう:10(ツボツボ・ヒンバス・ウソハチ・アローラサンド)
とくぼう:20(キャタピー・ビードル・コイキング・ププリン・キバニア・デオキシス(アタックフォルム)・イシヘンジン
すばやさ:5 (ツボツボ・ゴンベ・ナマコブシ
合計  :46/平均:7.6

  • 禁止級とメガシンカを除いた最高値
HP  :255(ハピナス)
こうげき:181(カミツルギ
ぼうぎょ:230(ツボツボ)
とくこう:173(デンジュモク
とくぼう:230(ツボツボ)
すばやさ:200(レジエレキ)
合計  :1269/平均:212

+ 各種族値ランキング
  • HP
ポケモン 種族値
1位 ハピナス 255
2位 ラッキー 250
3位 アクジキング 223
4位 ジガルデ(パーフェクトフォルム) 216
5位 レジドラゴ 200

  • こうげき
ポケモン 種族値
1位 メガミュウツーX 190
2位 メガヘラクロス 185
3位 カミツルギ 181
4位 ゲンシグラードン
メガレックウザ
デオキシス(アタックフォルム)
180
5位 メガセグレイブ 175

  • ぼうぎょ
ポケモン 種族値
1位 メガハガネール
ツボツボ
メガボスゴドラ
230
2位 ツンデツンデ 211
3位 ハガネール
レジロック
200
4位 クレベース
クレベース(ヒスイのすがた)
184
5位 メガヤドラン
パルシェン
ボスゴドラ
180

  • とくこう
ポケモン 種族値
1位 メガジガルデ 216
2位 メガミュウツーY 194
3位 ゲンシカイオーガ
メガレックウザ
デオキシス(アタックフォルム)
180
4位 メガフーディン
メガヒードラン
メガシャンデラ
175
5位 デンジュモク 173

  • とくぼう
ポケモン 種族値
1位 ツボツボ 230
2位 レジアイス 200
3位 メガドラミドロ 163
4位 ゲンシカイオーガ
デオキシス(ディフェンスフォルム)
160
5位 ルギア
ホウオウ
フラージェス
154

  • すばやさ
ポケモン 種族値
1位 レジエレキ 200
2位 デオキシス(スピードフォルム) 180
3位 テッカニン 160
4位 メガゼラオラ 153
5位 メガアブソルZ
メガルカリオZ
メガガブリアスZ
フェローチェ
151

  • 合計
ポケモン 種族値
1位 メガミュウツーX
メガミュウツーY
メガレックウザ
780
2位 メガジガルデ 778
3位 ゲンシカイオーガ
ゲンシグラードン
770
4位 ウルトラネクロズマ 754
5位 アルセウス 720

+ 禁止級とメガシンカを除く各種族値ランキング
  • HP
ポケモン 種族値
1位 ハピナス 255
2位 ラッキー 250
3位 アクジキング 223
4位 レジドラゴ 200
5位 ソーナンス 190

  • こうげき
ポケモン 種族値
1位 カミツルギ 181
2位 ラムパルド 165
3位 ケッキング
レジギガス
ヒヒダルマ(ガラルのすがた)(ダルマモード)
イルカマン(マイティフォルム)
160
4位 オノノクス 147
5位 ランドロス(れいじゅうフォルム)
ブリザポス
セグレイブ
145

  • ぼうぎょ
ポケモン 種族値
1位 ツボツボ 230
2位 ツンデツンデ 211
3位 ハガネール
レジロック
200
4位 クレベース
クレベース(ヒスイのすがた)
184
5位 パルシェン
ボスゴドラ
180

  • とくこう
ポケモン 種族値
1位 デンジュモク 173
2位 ズガドーン 151
3位 シャンデラ
ボルトロス(れいじゅうフォルム)
クワガノン
サニゴーン
レイスポス
145
4位 ヒヒダルマ(ダルマモード)
ギルガルド(ブレードフォルム)
ヨワシ(むれたすがた)
テツノドクガ
140
5位 フェローチェ 137

  • とくぼう
ポケモン 種族値
1位 ツボツボ 230
2位 レジアイス 200
3位 フラージェス 154
4位 レジスチル
ダイノーズ
メレシー
ヌメルゴン
ヌメルゴン(ヒスイのすがた)
150
5位 ドヒドイデ 142

  • すばやさ
ポケモン 種族値
1位 レジエレキ 200
2位 テッカニン 160
3位 フェローチェ 151
4位 マルマイン
マルマイン(ヒスイのすがた)
150
5位 アギルダー 145

  • 合計
ポケモン 種族値
1位 ケッキング
レジギガス
670
2位 イルカマン(マイティフォルム) 650
3位 ヨワシ(むれたすがた) 620
4位 カイリュー
バンギラス
ボーマンダ
メタグロス
ラティアス
ラティオス
ガブリアス
ヒードラン
サザンドラ
ランドロス(けしんフォルム)
ランドロス(れいじゅうフォルム)
ヌメルゴン
ヌメルゴン(ヒスイのすがた)
ジャラランガ
ドラパルト
セグレイブ
ブリジュラス
600
5位 トドロクツキ
テツノブジン
ウガツホムラ
タケルライコ
テツノカシラ
テツノイワオ
ウネルミナモ
テツノイサハ
590





追記・修正は全ポケモンの種族値を覚えてからお願いします。

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最終更新:2026年05月22日 15:29

*1 H=HP、S=Speed、A=Attackで、B以降はAに続く形で割り当てたという説が有力

*2 ただしX・Yの序盤ポケモンは従来と比べても合計種族値は高めで配分も要所にしっかりと振られている。

*3 HP~素早さのどれかの種族値が10上昇、ピカチュウは例外。