進化の石(ポケモン)

登録日:2012/05/28(月) 13:44:40
更新日:2021/06/15 Tue 01:40:28
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『進化の石』とは「ポケットモンスターシリーズ」に登場するアイテムの一種。
特定のポケモンに使用することでそのポケモン進化させることが出来る。
低いレベルのポケモンでも簡単に進化出来るのだが、大抵の進化先はレベルアップで技を「覚えない」または極端に技が「少なくなる」。
進化させる際にはレベルを計算して行う必要がある。

またシリーズによって入手する数や方法がバラバラで、手間がかかる場合が多い。


●石の種類

  • ほのおのいし
橙色をした結晶。中心部に炎のような模様がある。
ほのおタイプのポケモンを進化させるのに使用する。

ロコン→キュウコン
ガーディ→ウインディ
イーブイブースター
バオップ→バオッキー


  • みずのいし
澄んだ水色をした結晶。泡のような模様がある。
みずタイプのポケモンを進化させるのに使用する。

ニョロゾ→ニョロボン
シェルダー→パルシェン
ヒトデマン→スターミー
イーブイ→シャワーズ
ハスブレロ→ルンパッパ
ヒヤップ→ヒヤッキー


  • かみなりのいし
黄緑色をした結晶。中心部に稲妻のような模様がある。
でんきタイプのポケモンを進化させるのに使用する。

ピカチュウライチュウ
イーブイ→サンダース
シビビール→シビルドン
デンヂムシ→クワガノン(第八世代より)
レアコイル→ジバコイル(第八世代より)

  • リーフのいし
茶色っぽい石。中心部には緑の葉っぱのような模様がある。
くさタイプのポケモンを進化させるのに使用する。

クサイハナ→ラフレシア
ウツドン→ウツボット
タマタマ→ナッシー
コノハナ→ダーテング
ヤナップ→ヤナッキー
イーブイ→リーフィア(第八世代より)


  • つきのいし
夜空のような真っ黒な石。月から落ちてきた隕石。
ピクシー・プクリン・ニド夫妻等この石を使用するポケモンは多い。
また、「ムーンボール」というこの石で進化出来るポケモンにのみ効果が高いボールがある。
ニビシティの科学博物館に展示されているものがある。

ニドリーノ→ニドキング
ニドリーナ→ニドクイン
プリンプクリン
ピッピ→ピクシー
エネコ→エネコロロ
ムンナ→ムシャーナ


  • たいようのいし
太陽のような不思議な形をした石。深紅に輝く。
第二世代から登場した石で、使用するポケモンは太陽と関係するようなポケモンが多い。
エレザードが登場するまでは全員くさタイプだった。

クサイハナ→キレイハナ
ヒマナッツ→キマワリ
モンメン→エルフーン
チュリネ→ドレディア
エリキテル→エレザード


  • ひかりのいし
光のように眩しく輝く結晶。
第四世代から登場。使用者にこれと言った共通点はないが、イメージでなんとなく掴めないこともない。

トゲチック→トゲキッス
ロゼリア→ロズレイド
チラーミィ→チラチーノ
フラエッテフラージェス


  • やみのいし
闇のような暗紫色の結晶。
同じく第四世代から登場。あくタイプゴーストタイプの進化に使用する。

ヤミカラス→ドンカラス
ムウマ→ムウマージ
ランプラー→シャンデラ
ニダンギル→ギルガルド


  • めざめいし
瞳のように眩い光を放つ青緑色の結晶。
同じく第四世代から登場。使用するポケモンがエルレイド&ユキメノコのみという極めて珍しい石。
両者とも『性別』が使用条件になっている。何にめざめるんだ…

キルリア♂→エルレイド
ユキワラシ♀→ユキメノコ

  • こおりのいし
氷のような水色の結晶。
第七世代から登場。主にリージョンフォームの進化に使用する。グレイシアのみ後述する進化方法が後から石によるものに変更されたポケモンである。
原種がレベルアップ進化だったサンドがこれに該当するのは対となるのがロコンだからか。

サンド(アローラのすがた)→サンドパン(アローラのすがた)
ロコン(アローラのすがた)→キュウコン(アローラのすがた)
イーブイ→グレイシア(第八世代より)
ダルマッカ(ガラルのすがた)→ヒヒダルマ(ガラルのすがた)


  • まんまるいし
他の石とは使い方がまるっきり異なるが、発掘などで他の進化の石と同じ扱いを受けることがある。
卵型でつるつるの白い石、第四世代からの登場。ピンプクがラッキーに進化するのに必要。
しかしなぜか野生のラッキーから入手可能である。それがゆえに第四世代ではしあわせタマゴを欲しがるユーザーから厄介がられていた。

ピンプク(まんまるいしを持たせて昼にレベルアップさせる)→ラッキー


持たせたポケモンが進化しなくなる石。道具を持たせない進化の全てを無効化する。見た目は普通の石ころ。
なお、この石を持っているポケモンに進化の石を使おうとすると、効果なしの扱いになる。
そして廃人御用達アイテムでもある。

ちなみにゲーム内でのポケモン交換の際に相手のポケモンが通信交換で進化するポケモンの場合は大抵これを持たされている。
いまでこそGTSという救済手段があるものの、それが導入される前まではぼっちに対する嫌がらせとしか思えない仕様だった。

●入手法

  • 第一世代
ほのお・みず・かみなり・リーフのいしに関してはタマムシデパートの進化の石フェアで幾らでも買うことが出来た。
つきのいしはフィールド上で拾うことで入手できるが、5個しか手に入らない。

  • 第二世代
カントー地方の岬の小屋にいるマサキのおじいさんに特定のポケモンを見せるとほのお・みず・かみなり・リーフのいしが入手出来る。
ただし1個ずつしか貰えない。
つきのいしはフィールドやおつきみやまで起きる週一度のイベントで1回1個と言う制限付きだが無限に入手出来る。
たいようのいしは自然公園で週に三度行なわれる虫取り大会の一等景品、かわらずのいしは二等景品になっている。
ふしぎなおくりものでも極稀に手に入るが、本当に滅多に手に入らない。

歴代でも最も入手が困難な作品であり、当時苦労した者も多いだろう。
ただし本シリーズではポケモンを過去作に送れる上、新登場のポケモンにほのお・みず・かみなり・リーフで進化するポケモンはいないため、初代のタマムシデパートを使えばある程度はどうにかなるという一応の救済があったりする。
…問題は一部の第二世代で追加された技をタマゴ技として覚えるポケモンが石進化の場合である。
また、クリスタルでは特定のトレーナーを電話登録すればたまに石が貰えるようになった。

  • 第三世代
ほのお・みず・かみなり・リーフのいしは特定の野生のポケモンが稀に持っている赤・青・黄・緑のかけらと交換することで手に入る。
たいよう・つきのいしはフィールド上に落ちている。特定の野生ポケモンが持っている場合もある。
またこれ以降の世代では特性「ものひろい」を持ったポケモンが一部の進化の石を拾ってくる時がある(ほとんどつき・たいようだけだが)。

  • 第四世代
ほのお・みず・かみなり・リーフ・つき・たいようのいしは地下通路で化石を掘っていると稀に発掘出来る。
新アイテムのひかり・やみ・めざめいしはフィールド上のみで、DPtではものひろいで入手できた。

  • 第五世代(BW)
全ての石がフィールド上での入手のみ。ただし洞窟ダンジョン内の砂煙で極稀に入手出来る。
ただし、たいよう・つきのいしは特性「ものひろい」を持ったポケモンを連れていると拾ってくる事がある。
またブラックシティで買う・ホワイトフォレストで拾うことも可能だが、ランダム性が高い。
過去シリーズに比べて入手法が面倒。
だがブラックシティでは一度購入できるようにして、その状態を維持できるようにしてしまえばいつでも買えるので楽になる。ホワイトは知らん。

  • 第五世代(BW2)
BWで進化の石の入手が難しかった(特にホワイト)のが不評だったのか、
前回の石の入手法に加えて、バトルポイントを払ったり(ほのお・みず・かみなり・リーフのみ)、フェスミッションをしたり、ジョインアベニューの古道具屋を利用したりすることでも手に入るようになった。
またブラックシティホワイトフォレストが仕様変更され、進化の石は平日に一日一つずつのみだが確実に購入可能になった。
ブラックシティではほのお・かみなり・やみ・めざめ、ホワイトフォレストではみず・リーフ・ひかり(+まんまるいし)を購入できる。
ただしある程度黒の摩天楼、若しくは白の樹洞をクリアしてないといけないので注意。

  • 第六世代
ほのお・みず・リーフのいしはミアレシティの石屋で購入できるが、かなりの高額。スタイリッシュ度を上げれば値段を下げることができる。
ほのお・みず・かみなり・リーフのいしは戦闘フィールドの背景に出てくる岩を破壊することでも入手可能で、こちらはランダムだがコストは低い。
ORASでは旧作と同じかけら交換で手に入る。
たいよう・つきのいしは特性「ものひろい」で手に入る。
めざめ・ひかり・やみのいしはスパトレの裏トレーニングや、PGLのアトラクションで手に入ることもある。
また、さかさバトルの報酬で進化の石が全種類の中から毎回いずれか1種類がランダムで手に入れられることがある。

  • 第七世代
フィールド上での入手に加えて、ほのお・みず・かみなり・リーフのいしはコニコシティのジュエリーショップで購入できる。
また他の石もポケリゾートのどきどきリゾートでいくらでも入手が可能。
少し時間がかかる上に、どの石が手に入るかはランダムという欠点はあるものの、どきどきリゾートLv2から選ぶことができる「かがやくほうせき発見ルート」を選択することで高確率で進化の石が手に入る。
探検を開始すればあとは時間経過のみが必要条件なので、気軽に石集めできるのが強み。

  • 第八世代
基本的にはフィールド上に落ちている物を拾う事になる。
ワイルドエリアには進化の石のうちいくつかが日替わりで復活するエリアがあるので、どの石も確実に複数手に入る。
また、W(ワット)さえ惜しまなければ、穴掘り兄弟に頼んで大量の石を(ランダムではあるが)一気に掘り出してもらう事も可能。
石で進化するポケモンは一部の例外を除き、進化すると進化前の技を含めた全ての技を思い出せるようになった。
逆を言えば思い出しを使わないと技を一切覚えなくなったため、初見で気付かなければ初見プレイヤーは貧弱な技で苦戦を強いられることになる。
なおDLCまでピンプク系統が登場しなかったので、この手のイベントではハズレ枠扱いされがちなまんまるいし相手に一喜一憂する必要はなかった。
他にも、進化の石と同様に使用するだけで特定のポケモンを進化できる道具が登場している。

カジッチュ→アップリュー(すっぱいりんご)、タルップル(あまーいりんご)
ヤバチャ→ポットデス(贋作はわれたポット、真作はかけたポット)
ヤドン(ガラルのすがた)→ヤドラン(ガラルのすがた)(ガラナツブレス)、ヤドキング(ガラルのすがた)(ガラナツリース)

●特徴的なポケモン

ほのお・みず・かみなりのいしを使うことでブースターシャワーズサンダースと複数の種類に進化する珍しいポケモン。
勘違いしてリーフの石を使おうとしたトレーナーも多いはず。進化後も多数の技を覚えるが、タイプが変わるため進化前とは覚える技が変わる。
第二世代ではエーフィブラッキーが追加され、分類がたいようポケモン/げっこうポケモンだった為たいよう・つきのいしを使おうとするトレーナーが続出した。
実際には新しい進化方法「なつき進化」であった。
因みにポケモンXDでは「たいようのかけら」と「つきのかけら」というアイテムが存在し、それを使う事でエーフィやブラッキーに進化出来た。
第四世代ではリーフィアグレイシアが追加された。
特定の場所でレベルアップすることで進化するのだが、そこには苔むしていたり、凍結していたりする大きな岩がある。やっぱりリーフの石では進化しない。
第六世代ではニンフィアが追加されたが、こちらの進化には石ではなくポケパルレが大きく関係する。
第八世代ではリーフィアとグレイシアが場所進化から石進化になった。ついにリーフのいしが使えるように。ここまで来たらエーフィやブラッキーも石進化にしていいんじゃないですか

  • クサイハナ
リーフのいしでラフレシア、たいようのいしでキレイハナに進化する。石で分岐進化する珍しいポケモン。

  • ニョロゾ
みずのいしでニョロボンに進化するが、もう一方で「おうじゃのしるし」を持たせて通信交換するとニョロトノに進化する。
どちらも任意のタイミングで進化出来るが、その方法が異なっているポケモン。

  • キルリア
♂だけがめざめいしでエルレイドに進化できるポケモン。♀には使う事ができない。レベルでサーナイトに分岐進化。

  • ユキワラシ
こちらはキルリアとは反対に♀のみがめざめいしでユキメノコに進化できる。♂には使えない。レベルでオニゴーリに分岐進化。

  • クワガノン
初登場時は「特殊な磁波の発生する場所」で進化したのだが、その場所が終盤に訪れる「ポニの大峡谷」であり、序盤虫のデンヂムシはその時まで進化を待たねばいけなかった。(USMでもう一つ進化できる場所が追加されたため、SMより早く進化できるようになった。)
第8世代ではリーフィア・グレイシア同様石により進化するようになった。いずれも「特殊な環境により進化していた」ので、その仕様が廃止され進化の石によるものに変更されたのだろう。*1*2

●Pokemon GOにおける進化の石

ゲーム自体の仕様により、やや複雑な経緯を辿っている。
本作は第一世代から順を追ってポケモンが実装された関係で、いわゆる「後の世代で進化系が追加されたポケモン」の進化方法を分けなければならないからである。
第一世代の段階では進化の石そのものが存在せず、アメ(ポケモンを捕まえたり博士に送ったりすることで手に入るアイテム)だけですべて進化することになっていた。
イーブイの場合はランダムで進化が分岐することに。
ところが第二世代では一転してたいようのいしが追加され、クサイハナの分岐進化に対応した。
さらに第四世代ではオリジナルアイテム「シンオウのいし」ができ、第四世代にて進化系が追加されたポケモン全てがこれで進化するようになった。
これを踏まえて第五世代のポケモンでは、「たいようのいしで進化するポケモンはたいようのいし、それ以外の石進化ポケモンはイッシュのいし」というややこしい事態へと発展している。

●余談


  • アニメ等の描写を見る限り、基本的にポケモンが石に触れると進化する模様。
    風に乗って流されてきたリーフのいし・たいようのいしの成分によって野生のクサイハナが勝手に進化し、ラフレシア・キレイハナ間で対立してしまう回もあった。一方で、コジロウが一時的に所持していたウツドンがリーフのいしが無いのに進化したというケースもある。
    サトシのピカチュウはライチュウへの進化を拒否しており、シリーズではかみなりのいしを扱ったエピソードが何度か描かれている。一番最初のマチス戦ではサトシが持つ石を尻尾で弾いて拒否したが、よほど進化を拒む意思が強かったのか触れても進化しなかった。

  • ポケスペには、使用しても効果を失わない、特殊なほのおのいし・みずのいし・かみなりのいし・リーフのいしが登場する。
    第1章では窮地に陥ったニョロを進化させ、第2章ではレッドがリーフを除く3つの石をシバとのリベンジ戦で活用した。
    また石の形でなくとも成分を含んでいればOKらしく、たいようのいしの成分で構成された岩のエネルギーでゴールドのキマたろうはキマワリに進化している。

  • 電ピカには「稀に人も進化します」という進化の湯(温泉)が存在する。
    カスミの胸は進化しなかったが。年齢を考慮すると進化する必要性が一切感じられない素晴らしいスタイルである。
    そんな有様であるから進化などせずとも将来更に成長する可能性は高い、
    もしも進化の湯が遅効性だったりした日には…ゴクリ…

  • ギエピーのポケモン漫画ではピカチュウが一度ライチュウにかみなりのいしで進化したことがある。しかしギエピーがもとにもどるいしを与えたためピカチュウに戻ってしまった。


追記・修正は10種類以上のポケモンを進化の石で進化させた方々お願いします

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最終更新:2021年06月15日 01:40

*1 他に同じ方法で進化するポケモンはジバコイルダイノーズ、またグレイシアと同じ方法で進化するポケモンはケケンカニがいる。

*2 ただしかなり特殊な方法であるが、条件を満たした後にワイルドエリア内の特定のアーチをくぐることで進化するデスバーンが剣盾で登場している。