キレイハナ

登録日:2011/07/19 Tue 14:51:48
更新日:2024/03/05 Tue 02:36:10
所要時間:約 3 分で読めます




ときおりキレイハナが集まって踊るようなしぐさをみせる。太陽を呼ぶ儀式と言われる。


キレイハナとはポケットモンスターシリーズに金・銀から登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.182
分類:フラワーポケモン
英語名:Bellossom
高さ:0.4m
重さ:5.8kg
タマゴグループ:植物
性別比率:♂50♀50

タイプ:くさ
特性:ようりょくそ(天気が晴れの時、素早さが2倍になる)
隠れ特性:いやしのこころ(ターン終了時、1/3の確率で味方の状態異常を治す)

種族値
HP:75
攻撃:80
防御:85
特攻:90
特防:100
素早さ:50
合計:490

努力値:特防+3

進化:クサイハナに「たいようのいし」を使う


■概要


金銀からクサイハナの分岐進化として登場。
見た目が一新し、可愛らしい姿となった。

金銀発売前のかなり早い段階から姿が公表されたポケモンの一種。当時は分岐進化の概念がなかったため、ピッピやプリンのようなマスコット枠だと思われていた。
まさかクサイハナから進化する最終進化ポケモンだとはだれが思ったことだろうか……。

主に南国に生息する。
踊る習性があり、踊ると花びらが擦れ合い、きれいな音を奏でる。
また、キレイハナの踊りは太陽を呼ぶ儀式とも呼ばれている。
夜は花を閉じて眠る。

なんと、より強烈な臭いを放つクサイハナから進化したキレイハナ程、きれいな花を咲かせるという。

進化して複合タイプではなくなった。
また、クサイハナはおろかナゾノクサよりも小柄になっている。
ある意味珍しいポケモンである。


■ゲームでのキレイハナ


金銀ではジムリーダーエリカが使用。
当時は仕様によりゲーム上では黄色の部分が緑っぽい色になっていた。
(モノクロハードとの互換性によりポケモン一種類ごとに白黒+二色しか使えなかった)
野生では出現しない。

早く手に入れようと思うなら、ウバメの森でナゾノクサをゲットして育てるのが良い。
進化に必要な太陽の石は虫取り大会の優勝商品なので、入手するのに手間がかかる。

他のバージョンでも、クサイハナから進化する事で入手可能。
だが、バージョンによってはナゾノクサが出現しなかったり、太陽の石の入手が面倒だったりと、手に入れるには苦労する場合がある。
ラフレシアとキレイハナ、どっちに進化させるか迷う人も多いはず。

アローラ地方に生息していそうな容姿だが、野生ではナゾノクサ系が一切登場しない。
ただUSMではアーカラ島・カンタイシティのホテルしおさい3階にキレイハナとキュワワーを連れた謎の女性がいる。
話しかけると「私たちは見られてはいけない運命なの」とよくわからないことを言われて追い出され、「オレンのみ」を渡される。

ちなみに初登場の第二世代ではキレイハナに進化すると技マシン36「ヘドロばくだん」を使うことができなくなる。
進化して使えなくなる技マシンがあるという極めて珍しい例。
第三世代以降では使うことができる。


■対戦でのキレイハナ


特防が高く、素早さは低い。後は平均的な能力を持つ。
進化してどくタイプがなくなったので、弱点はむしろ増えてしまっている。
分岐進化のラフレシアは特攻と特防が入れ替わっただけで、他の能力は全て同じ。

素早さがかなり低いが、特性「ようりょくそ」により、晴れにすれば問題なく動ける。
また、草タイプ故に「ねむりごな」「しびれごな」「こうごうせい」「つきのひかり」と補助技が豊富。
粉で相手を異常状態にさせつつ、「ギガドレイン」や「ドレインパンチ」で攻撃しながら回復という見た目とは違った嫌らしい戦い方もある。

ラフレシア共々、「やどりぎのタネ」はFRLG時代の配布イベント限定なのが残念。

SMでは強力な積み技「ちょうのまい」を習得。
また、同じ草単で「ねむりごな」「ちょうのまい」を使用できるドレディアよりもサブウェポンは豊富。

不一致になったとは言え、「ヘドロばくだん」は同じ草タイプやフェアリータイプに有効。
だが、はがね複合のナットレイメガクチート等、通じない相手も多いので注意。

フェアリー技の「ムーンフォース」「マジカルシャイン」はあくかくとう対策として使える。
ただし、一致技を半減する毒・鋼には通じないため、相性補完としてはイマイチ。

草タイプの例に漏れず、「めざめるパワー」はこおりいわほのおあたりが候補。
場合によっては「しぜんのめぐみ」の活用も考えられる。

ぶっちゃけ登場した当時から「ただでさえマイナーなラフレシアと比べてさらに弱くなった」という評価であり、覚える技の共通ぶりや草単であることのメリットのなさから大変不遇をかこったポケモン。
「タイプが違うのだから下位互換ではない」なんて言っているうちはキレイハナの運用の難しさをまだまだ理解できていない証拠。マイナー使いだからこそ匙を投げるという、運用には愛が何よりも必要なポケモンである。
たとえばそこそこの耐久力を用いた耐久戦法は昔から言われていたこと。当時はどくタイプの技なんてあまり飛んでこなかったのでそこまで痛手というわけではなかったが、代わりに「どくどく」で居座りを否定されてしまうし、弱点の多さはいかんともしがたいし、そもそも「やどりぎのタネ」を覚えられない。
こういった事情から「こいつを使うならラフレシアを使う。そしてラフレシアを使うんだったら……」というかなりしょうもないポケモンであり、入手が地味に面倒なことなどもあって対戦における研究はあまり進まないまま現在まで来ている。
技の乏しさから死に際の「はかいこうせん」も候補に挙がるなど、あまり強いと言えるポケモンではない。

USMでは耐久型向きの「ちからをすいとる」を習得した。ネマシュ系統から遺伝させよう。
第八世代ではついに「やどりぎのタネ」を獲得。……遅すぎる。

不遇な草単の中でも素の特攻は低く、「ちょうのまい」積み前提でもあまり無茶は出来ないのが現状。
他の草タイプにもライバルが多いため使っていくには少し愛がいる。
ダブルバトルでサポート役として使った方が無難かもしれない。


■アニメでのキレイハナ


ほとんど金銀のマスコット枠。
映画『ピカチュウたんけんたい』ではエレキッドレディバホーホー達と先行登場
躍っている事が多かった。

XY編第57話ではシトロンハリマロンにプロポーズされたが、思い切り振った。
(その次はキレイハナのトレーナーがユリーカにシルブプレされた)。

■ポケモンカードゲームでのキレイハナ

不遇。

というのも分岐進化先のラフレシアが、ポケモンカード初期のやらかしもあってポケモンカードにおける顔役のようになってしまっているため。
あちらはexやGXといった、その世代のポケモンカードの特徴ともいえるポジションをもらえているが、こちらは常に単なる一般ポケモン。
何をするのもお前が優先されやがる。いつもマスコット扱いだ……どこにでも出てきてボス面しやがる!
下手に強くしすぎるとラフレシアと使い分けができてしまうため、調整が難しいのだろうが……どうにかならないもんだろうか。



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最終更新:2024年03月05日 02:36