登録日:2019/09/24 (火) 11:28:31
更新日:2025/03/07 Fri 22:44:45
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GET WILD, SAVE THE WORLD
悪を撃ち抜け 愛を守り抜け
概要
『ワイルド7』は、2011年に望月三起也原作の同名漫画を元に製作された日本映画。
監督は『海猿』『
映画 暗殺教室』『MOZU』などの羽住英一郎。配給はワーナー・ブラザース映画。
原作の重要な要素と言える銃およびバイクの描写に関しては細部まで拘っており、バイクのエンジン音がワイルド7の乗っている車種とできるだけ合うようにしている、飛葉の拳銃も当初は別の銃を使う予定が、原作者の要望によりコルト・ウッズマンの現代版カスタムとするなどしていた。
しかし、どういう訳か『
ミッション:インポッシブル』『
ダークナイト』に影響を受けたかのような原作の雰囲気がないストーリーや、
飛葉の人物設定、イマイチ個性を出し切れていないワイルド7メンバーの描写、終盤のアクションシークエンスの強引さ(
ワイルド7が非致死性装備も持たずに警官隊が守る施設に突撃→誰も殺さずターゲットだけを仕留める。)などが批判を浴び、
批評、興行面共に奮わずに終わった。
ストーリー
元犯罪者によって結成され、世の悪を徹底的に排除する超法規警察組織「ワイルド7」。彼らはウイルステロを未然に防ぐため、奪取を行った国際テロ組織「広域指定犯罪グループM108号」を制圧しようとするが、彼らの目の前で中心メンバーの一人が狙撃され、一員である飛葉がそれを追い詰める。
狙撃者は本間ユキといって、家族の敵であるM108号を独自に追っていた。やがてワイルド7はM108号の裏にいる黒幕をつきとめるが、逆に彼の陰謀により「凶悪犯罪集団」として追い詰められていく……。
登場人物
●ワイルド7
「蜂の巣だろうが八つ裂きだろうが、この引き金だけは引いてやるよ」
演:瑛太(現:永山瑛太)
ワイルド7のリーダー的存在。原作と違い、どちらかというと根暗で陰鬱な雰囲気。
かつて意中の女性を食い物にするチンピラとその仲間を殺害し、その直後に彼女が自殺してしまったという過去を持つ。
それゆえ他人を信じず、愛さずに処刑マシーンとして生きていこうとしていたがユキの登場でそれが揺らいでしまい、
ユキが
復讐の鬼と化した元凶である桐生には上記のセリフを放ち自分の手で始末しようとした。
「俺は命令されて仕方なくやってるわけじゃない。俺達だって、少しは世の中の為になってんじゃねえか?」
演:椎名桔平
原作と違い曲芸は披露しない。
実はこずえの生き別れの父親。彼女の存在を認知しており、自分の防弾ジャケットを手渡すなど守ろうとしていた。
演:丸山隆平
「その割には生き生きと退治してるよね、飛葉ちゃん?警察官として好き勝手暴れられるなんて、最高だもんな」
原作における両国。爆破のスペシャリスト。
「警察と犯罪者…どっちが表だろうが裏だろうが、関係ない」
「ワルにはワルの掟があんだ。警察なんかが出来ねえ事を、俺はやる為にここにいんだ」
演:宇梶剛士
ほぼ原作通り。元暴力団組長。
「どうなってんだよ、これ!?誰撃ちゃいいんだよ!?」
演:平山祐介
原作と違いヒッピーではない。トライク仕様のバイクを操る。
「もう面倒くせえ…!お前らもう全員ぶっ殺すぞ!!」
演:松本実
原作におけるチャーシュー。赤髪が特徴的なチビ。
●それ以外の人物
「そいつは私の家族を殺した…!私から全てを奪った男……。邪魔する奴は殺す!」
演:深田恭子
謎のスナイパー。自分の両親を爆破テロで殺害したテロリスト達を次々と仕留めていく。
「マシンはマシンらしく生きてればいい。人並みに存在理由など考えるな」
演:中井貴一
元警視庁刑事部参事官にしてワイルド7指揮官。年齢は高めだが、ほぼ原作通り。
「ただ一つ言えるのは…15人もの命を平気で奪える“悪意”が、この世の中には存在するという事です」
演:吉田鋼太郎
公安調査庁情報機関(通称:PSU)の情報分析部門統括者。
「悪が滅びる事はありませんよ。それは人間の歴史が証明している。ならば、悪と共存して生きていくしかないんですよ……。私のようにね」
実はテロや凶悪犯罪を黙認しての株取引による巨額の私財を蓄えており、国家の最重要機密を握っているという理由で裁かれることすらなかった。
劇中のウイルステロやユキの両親が死んだ爆破テロもこれらの一つであり、最終的にワイルド7の暗殺目標となった。
「リストラなど怖くない。怖いのは真実に対して目を瞑る事だ!」
演:要潤
東都新聞社社会部記者。ワイルド7を追いかけている。
「藤堂さんが言ってた通りですね…。とんでもない事が起こってたんですよ……」
演:本仮屋ユイカ
東都新聞社社会部記者。藤堂の部下。
■強盗団
冒頭における敵。メンバーらは能面を被っている。
逃走時に民間人を平然と虐殺し、最後の人質を殺そうとしたまさにその瞬間にワイルド7に狩られる。
■広域指定犯罪グループM108号
国際テロリスト集団で、本作における中盤までの敵。
致死率90%の殺人ウイルスを日本に散布し、要求が受け入れられてもそれを実行しようとする凶悪ぶりを見せる。ユキの両親を直接殺めたのもこのグループである。
原作のコンクリート・ゲリラに相当する。
蜂の巣だろうが八つ裂きだろうが、この項目だけは追記・修正してやるよ。
- せめてストーリーまで書きませんか? -- 名無しさん (2019-09-24 12:53:54)
- 何となくだけど日本の漫画原作映画の悪い癖の変にシリアスにしたりリアルな雰囲気にアレンジするのが全部裏目に出た作品だと思う -- 名無しさん (2019-09-24 13:02:53)
- エンドロールの演出見て「そうか、こいつら完全に大学のサークルのノリで作ってんだな、そりゃこうなるわ」と -- 名無しさん (2019-09-24 15:21:13)
- 昔のテレビシリーズも改変多かったがあっちの方が面白いな -- 名無しさん (2019-09-24 15:28:36)
- 深キョンを見るだけの映画 -- 名無しさん (2019-09-24 17:37:03)
- どうでもいいが私服を蓄えるって……誤字は言わずもがな私腹を肥やすか私財を蓄えるとかじゃないのか?ただ私服を買いまくってる人みたいになってんぞ -- 名無しさん (2019-09-24 23:31:22)
- 岩下こずえが(:椎名桔平)になってる -- 名無しさん (2019-09-25 09:00:01)
- ↑修正しました。 -- 名無しさん (2019-09-25 16:05:57)
- ↑×6 エンドロールの演出は監督のお家芸みたいなもので、この作品に限ったことではないから…。流石に『劇場版MOZU』の時は自重してたけど、これから公開の『太陽は動かない』はどうなるか…… -- 名無しさん (2020-02-17 17:34:09)
最終更新:2025年03月07日 22:44