ハゲチャビーン博士(宇宙忍者ゴームズ)

登録日:2019/09/30 Mon 07:25:35
更新日:2025/04/22 Tue 09:44:05
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月を完全に征服する人間はわしだ!
このハゲチャビーン博士だぞ!見てるがよい!

概要

宇宙忍者ゴームズ』に登場した悪役のひとり。名前の由来は「禿げちゃびん」から。
声は二代目相模太郎。英語版の声はヴィク・ペリン。

新聞に載るほどの悪名高いロケット科学者で、月を征服して自分の本拠地にし、そこから地球を攻撃して地球を征服しようと企んでいる。
月に向かう途中「宇宙の嵐帯」を通過した時に実体を消して壁を抜ける事のできる力を手に入れた。

手下としてヒヒ、ゴリラ、オランウータンの三匹の動物を従えている。
この三匹は日々の稽古によって機関銃を使って戦ったり、ロケットの操縦や修理などができるように鍛えられている。
さらに、ハゲチャビーンと同じくヒヒが変身能力、ゴリラがガンロック以上のスーパーパワー、オランウータンが磁力線を発射する力を身に付けた。

余談

ゴームズのロケットと同時に月へと向かうロケットが発射したことで計画が露呈した。
上記の「宇宙の嵐帯」は、かつてゴームズ達が能力を得た際のと同じもの。だが、それにしてはハゲチャビーン一行に苦しそうな様子は見受けられなかった。


【その他】

ハゲチャビーン博士の原語版での名前である「レッドゴースト」は、1963年に初登場した古参のヴィラン。
ソ連、当時のロシア出身の科学者で、ファンタスティック・フォーと同じく、宇宙放射線を浴びて体を霧状に変える超能力を身に付けた犯罪者である。
ちなみに、レッドゴーストはその名の通り赤い服を着ているが、ハゲチャビーンは緑色の服を着ている。
彼をロシア・ソ連出身の科学者としたのは連載当時冷戦下で、彼が月を征服しようとしていたのも、ちょうど現実でソ連とアメリカが宇宙開発競争を繰り広げていた時期であったため、当時の時勢を反映したヴィランでもある。
なお、アポロ計画の一環でソ連より先にアメリカが1969年7月20日に月面着陸に成功しているが、『宇宙忍者ゴームズ』のアニメで彼が初登場する回『鉄人レッドと放射能隕石(この回は2話が別々のエピソードで構成されており、Bパート「The Red Ghost」に登場する。)』は、アメリカ本国では月面着陸に成功する2年前の1967年10月7日に放送されているが、日本語版では月面着陸成功から約2ヶ月後の1969年10月13日に放送されている。

作中、いきなり壁をすり抜ける場面があり、この能力を使ってのものと思われるが作中では一切説明がないため、知らずに見た人には制作中のミスかと思っても不思議でないほどに意味不明な場面になってしまっている。

原語版では三匹の動物達は「スーパーエイプス」と呼ばれ、それぞれ名前もありヒヒが「イゴール」、ゴリラが「ミーロ」、オランウータンが「ピョートル」である。
余談だが、前述の現実の冷戦下の宇宙開発競争に於いても動物をロケットに載せてその影響を調べるテストが行われており、その中にも猿などの霊長類も用いられているが、初めて宇宙へと猿を飛ばしたのはアメリカ合衆国であり、アルバートと名づけられたアカゲザルが1948年にV-2ロケットに乗せられている。
アルバートは残念ながら飛行中に窒息死してしまったが、その後も何度も猿を宇宙に飛ばしている。
一方、彼の故郷のソ連・ロシアはと言うと、猿の方ではなく犬の方を飛ばしており、1957年にスプートニク2号に載せられたライカという犬が初めて地球周回軌道を飛行した動物と知られており、中には複数回に亘って宇宙飛行を経験した個体の犬もいる程。
猿の飛行に関しては冷戦末期の1980年代・1990年代のビオン衛星計画に於いて複数回飛ばされている。


オランウータンでも叩き込めば、項目の追記から修正くらい簡単に直すわい!

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最終更新:2025年04月22日 09:44