SCP-336

登録日:2019/12/14 Sat 08:47:42
更新日:2020/01/26 Sun 12:17:42
所要時間:約 9 分で読めます




「悪いわねデイヴ、あなたにそれはさせられないの」
「本名で呼ぶのはやめてくれ、リリィ」


SCP-336はシェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクトである。
オブジェクトクラスはEuclid

概要

SCP-336は外見上はアラビアから中東系の色白な20代後半に見える女性である。
体つきは172cm50kgで美人だが、背中に小さな二つの骨の隆起がある。
彼女は「リリス」という名で呼ばれることを好み、知的で冷静な性格でIQテストも好成績を出している。
やはり若い女性らしく鏡を見るのが好きで、鏡に映る自分の姿を何時間でも見てうっとりしている。
他には白いバラとポピーの花も好き。
SCP-071やSCP-166(どちらも性的に淫らな性質のSCP)の話を振るとブチ切れる。
ここまではまあ常人の女性でもおかしくはないが、ここからは彼女の異常な性質の解説に入る。

彼女は食事も睡眠もなしに生存でき、加齢も病気も起きる気配すらない。
そして鏡を見ることが好きなのだが 銀化合物を使っていない鏡 があるとその中に入って周辺の 他の鏡に転移できる
現代でも一般的な「鏡」は銀を薄く伸ばして作ることが多いが、アルミ製のものや古代日本にあったような銅鏡を渡したら余裕で収容違反されるということ。

それ以外に厄介な特性があり 彼女の声をそのまま聴いた者は彼女の思うがままに操られてしまう
聴覚障害者には無効だったので実際の声を聞くことがトリガーらしい。
テレキル合金で頭部を保護すると効果に抵抗できることがわかっている。
機械を介して声を加工すると効果も消えるため常に変声機を付けさせている。

SCP-336の外見は美しい女性なのだが、男性(と同性愛志向の女性)が彼女を見ても 性愛の感情を起こさない
正確にはSCP-336に対して、だけではなくSCP-336の側にいる人々は愛欲の情が起きない。
(好みのタイプの異性と、SCP-336を同時に会ったとして、そのどちらにも性的な興味が湧いてこない)
これはSCP-336自身も同様らしく、彼女は他の人物に性愛の感情を起こすことはないらしい。
なぜか収容前からSCP-073SCP-076-2のことを知っているが彼らについて語りたがらない。

元々SCP-336はとある街で 遥か昔から 花屋を営みつつ生活していた。
(おそらく自分のことを不審に思わぬよう住民を操っていたのだろう)
財団の研究員が休暇中にその花屋を見つけたのだが
その時点ではたまたま見つけた花屋の女店主でしかなかったSCP-336が唐突に店を閉店しだし、
研究員がどこかへ行くのかと尋ねると「 あなたと同じ場所へ行くのよ 」と答えた。
その研究員が財団に戻るとそこにはすでにSCP-336が 来ていた という。
読心術とか未来予知能力でもあったんだろうか。

SCP-336についてはこんなところである。

収容プロトコル

  • 60m×60mの専用居住区で普段は生活させる
  • 白いバラとポピー、銀製の姿見を欠かさず整備し、それ以外にも要求する道具や家具は審査の上で与える
  • 花や資材は整備は欠かさぬよう留意し、テレキル合金のヘッドギアを付けた職員に行わせる
  • SCP-336は常時声を加工する変調機を付けさせ、故障などが起きたら復旧や交換するまで部屋は隔離
厳重さはともかく妙に至れり尽せりだな
  • 危険なオブジェクトやセキュリティクリアランスが高い職員は、許可無しで彼女に接触するのは禁止
  • 彼女は心理学や交渉術について非常に高い知識を持っていることから、前項に該当しない職員と人型SCPに対しては 職員へのメンタルセラピストや、人型SCPと研究員との仲介の業務を行わせる

ちょっと待て!
人型SCPに職員の悩み相談だの他のSCPとの仲立ちとかさせていいのか!?
しかも普通に喋らせたら人を操れるような奴だぞ?
でも説明にはそう書いてたんだよなあ。書いていんだ。

解説

このSCP-336の項目名と彼女の自称は「リリス」となっている。
アニオタwikiにもリリス(悪魔)があるので詳しくはそちらを見てもらうとして
簡単に言うと「聖書においてアダムの最初の妻になったのだがある不満により翼を生やしてアダムの元を離れて悪魔と交わり悪魔の子をたくさん産んだ女性」である。
つまりはSCP-073“カイン”やSCP-076-2“アベル”と同じ 聖書や伝承が元ネタのSCP仲間 なのだ。

カインがその記憶力を買われて人型SCPなのに他のSCPの情報を記憶させるというよく考えたらとんでもない仕事をしているが
リリスも彼女の能力としてカウンセラーの活動をしているという点は近い。

だが、カインとアベル兄弟がSCP財団のおもちゃアイドルとしてあちこちで活躍しているのに対して
いまいちリリスはTaleや他の記事での客演が少ない。
彼女の能力や性質的に他の要素と絡ませにくいからだろうか。

そんなリリスが唯一輝くのがTale事件239 B クレフ-コンドラキである。SCP-239を抹消しに行くクレフ博士の前に現れた“リリィ”が活躍する。
ちなみにSCP-336の初版執筆者はコンドラキ博士の中の人である。

…が彼女が目立ったのは本当にこれくらいで、後は
「大人で美人な女性」「(元ネタから)性的に弄りやすい」という設定からブライトのセクハラネタに出ればましな方だった。
カウンセラーとしての活躍もあったのだが財団の性質上アレな相談も多く、
SCP-252-ARC(起爆した周囲にいる男を ホモに変える爆弾 )で発生した 大量のホモたち のカウンセリングをさせられた。
ぶっちゃけカインやアベルは初期だから許されてるけどリリスはそこまでじゃないし能力や性質もそんな面白くないよね、
ということでDV削除まではいかないが大部分の内容を 改訂された
そう。改訂されている。ここまで読んでもらって申し訳ないが
このSCP-336の記事は投稿初期のものであり、現在は大部分の内容が変わっているのだ。







SCP-336 (最新版)

登録日:2019/12/14 Sat 08:47:42
更新日:2020/01/26 Sun 12:17:42
所要時間:約 9 分で読めます





「貴方の動機はとても純粋。でもその手段はとても極端」
「私が君を愛するのを止めることはない。知ってるだろう?」



SCP-336はシェアード・ワールドSCP Foundationに登場するオブジェクトである。
オブジェクトクラスはEuclid

概要

SCP-336は外見上はアラビアから中東系の色白な20代後半に見える女性である。
体つきは172cm50kgで美人だが、 太ももからふくらはぎにかけて爬虫類のような鱗がある

彼女は 他者と会話や交流は好まないが 冷静で知的な性格をしていてIQテストも好成績を出している。
やはり若い女性らしく鏡を見るのが好きで、鏡に映る自分の姿を何時間でも見てうっとりしている。
ここまではまあ常人の女性でもおかしくはないが、ここからは彼女の異常な性質の解説に入る。

彼女は食事も睡眠もなしに生存でき、加齢も病気も起きる気配すらない。
それ以外に厄介な特性があり「彼女の声をそのまま聴いた者は Y染色体に異常な作用が起きる 」という点。

Y染色体というのは男性だけが持っている性染色体であり、要は男性がSCP-336の声を聴くとY染色体に異常が起きる。
詳しくはY染色体が減少して 一時的に生殖能力が喪失する ことと、
声を聞いた男性が眠ると体の一部にY染色体が集中して移動し、その部分(100g程度)が 自然にちぎれてしまう
(ちぎれる部位は生命維持に必要ない部分だけが事前にそこに集中するので分離しても元の男性は痛くもかゆくもない)

そしてちぎれた部位がどんどん肥大化して 新しい生命 (SCP-336-1)となる。
生まれたSCP-336-1は、ヒト・クマタカ・クサリヘビ・ライオン・ウシ・ウマ・シカの特徴が2種以上 混合 した謎の脊椎生物となるが
このキメラたちはすぐに死んでしまう。仮に生きたとしても知性はほとんど無いと思われる。
SCP-336自身はSCP-336-1のことを 嫌悪 しておりこれらについてのコメントを拒否する。

後に判明したが、Y染色体がコーヘン型ハプロタイプだった場合に限り生まれるSCP-336-1は 知性の高い純粋なヒト (に見える生物)である。
(コーヘン型ハプロタイプは父から男子に受け継いでいく染色体で、遡っていけばモーセやアブラハムといった啓典の民の始祖に繋がるとも言われている)

収容プロトコル

  • 6m×6mの専用リビング で普段は生活させる
  • SCP-336が道具や家具を要求する場合は審査の上で与える が異常性や危険がある場合は却下
  • 施設や備品の点検は 原則として女性 職員に行わせる
  • SCP-336は常時声を加工する変調機を付けさせ、故障などが起きたら復旧や交換するまで部屋は隔離


解説

以上が 現在の SCP-336“リリス”の内容である。
X-MENはお帰りくださいと言われかねなかった初期版と比べると能力や設定がおとなしくなっている上に
リリスと自称せずカインやアベルとの関連も削除されている。
(リリスという要素が残っているのは項目名のみ)
ただしこちらの版における彼女の性質は、
「相手の男がアダムの遠い子孫だった場合は正しい人の子を作れるが、そうでなければ悪魔のような形の子になる」であり
聖書のリリスの「アダムの妻の座を捨て悪魔と交わり沢山の悪魔の子を産んだ」という設定からだろう。
男の方に産ませているのがアレだが
しかしこの能力や設定では他キャラやSCPと 絡ませにくく 、実際に初期版以上にTaleなどへの客演は少ない。

いつかリリスがカインやアベルに負けない人気キャラになることを祈ろう。

余談

前述した通りSCP-336が短いながら重要な活躍をするTaleとして、
事件239-B クレフ-コンドラキと、それをリメイクしたIncident 239-Abridgedがあるが
そちらに登場するのは明らかに初期版のSCP-336であり 最新版のSCP-336の能力ではクレフに関与しようがない
この場合は本来なら旧SCP-336の記事を「 SCP-336-ARC 」として保存してそちらを引用するのだが
ディスカッションでブライト博士の中の人が「混乱するかもしれんがそれも面白いし」とあえてアーカイブしなかった。

なお、記事冒頭の会話についてはTaleの設定なのでクレフ博士の本名が本当にデイヴなのかは不明。


追記・修正は悪魔の子を産んでからお願いします。


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