ムナンチョ・鈴木

登録日:2019/12/21(土) 11:55:21
更新日:2025/03/27 Thu 23:41:38
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GOOD! 大変素晴らしい挨拶ですねぇ。
我らが神、ムナンチョヘペトナスも、お喜びになっていますよ。








ムナンチョ・鈴木とは、『龍が如く』の登場人物。

CV-後藤淳一(『龍が如く ONLINE』)



新興宗教「ムナンチョヘペトナス教」の教祖。
偉大なる神・ムナンチョヘペトナスの代行者で、その威光を放つ姿はフレンドから崇拝されている。


大阪・蒼天堀で布教活動を行なっていたが、突如来襲した災厄「ウロゴマ」の卑劣な罠によって教団は壊滅し、自身も言いがかりをつけられて刑務所送りとなった。

しかし、教団の意志を継いだムナンチョ・赤松が継承者となり、教団の再建に成功した。


はい、追記・修正〜! っと。


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   *   *
 *   + うそです
  n ∧_∧ n
+ (ヨ(*´∀`)E)
  Y   Y  *



















インチキ宗教団体「ムナンチョヘペトナス教」の教祖にして、多くの人間から金を騙し取っている詐欺師。


【人物】

一言で言えばテンプレな詐欺師であり、肩まで伸びた髪にホクロとやらしい目つき、インチキ外人みたいな口調を交えた話し方という胡散臭さのオンパレードと言える風貌をしている。

詐欺師だけに嘘や洗脳といった人を騙して利用する事に頭が回り、その性格はかなりのゲス。
多くの信者を抱えているがそのほとんどが洗脳によるもので、当の本人は信者達を便利なATMとしか見ておらず、お布施といって信者から金を毟り取り、また女性には特別なシュレピッピといって性処理に使うなど、ゲスな欲望を満たすためだけに利用している。


目論見を邪魔されたり予想外のことが起こると教祖ぶっていた化けの皮が剥がれ落ち、醜悪な本性を剥き出しにする。
また、煽られただけで簡単にブチギレるため、頭の沸点も非常に低い。


【劇中での動向】

龍が如く0 誓いの場所
真島のサブストーリー「インチキ宗教の罠」で登場。

蒼天堀のとあるビルを本拠地にして活動していた。

信者達の激励のために顔を出し、そこで入信者のいおり*1がフセリンチョのための金が用意出来ていない事で他の信者達から非難されたいたのを目につけて、レイプしようと目論む。いおりを助けるために鈴木の元に近づいてきた真島吾朗に祝福という名の粗品*2を渡した後に「大事な儀式したいから早く出てけ(意訳)」と塩対応であしらうが、真島の機転によっていおりの洗脳が解けてしまう。

ぐ、ぐぬぬぬ!

もう少しでこの女をいいようにできたものを!
よくもお前、余計なことをしてくれたなぁ!!

目論みを台無しにされた鈴木は本性を剥き出しにし、突然の豹変に案内役は驚愕するが、そんな鈴木に対して真島は心置きなくぶっ飛ばせるのか嬉々とし、「これがお前ら、インチキ宗教の教祖様や!」と煽り、

だぁぁぁまぁぁぁれぇぇぇ!!!!

と逆ギレし、真島に襲いかかった。


戦闘になるが、ふざけたキャラクターに反して意外と強い。
「どうせザコだろ」と思って油断しているとあっという間に負けてしまうことも。

以下、強いと言われる理由

  • 酔拳で戦うため攻撃が変則的で、長いラッシュの隙をついて避けたと思ったら足払いが来て転ばされることもしばしば。
  • 高いアルゴリズムを持ちガードが堅い上にカードを崩す力も高く、さらにこちらの攻撃をヒョイヒョイ躱してくる。
  • 体力が中ボス並み。
  • そもそもこのサブストーリーの発生時期が真島編の序章であるため、強化が不十分な状態で引き受けるケースが多い。

自分たちに逆らう信者は例外なく暴力行為で黙らせているため、逆に言えばそれを可能にできるだけの実力を持っているということなのだろう。いずれにしろ回復アイテムを多く持ち、武器やヒートアクションを出し惜しみせずに出すのが望ましい。


最終的には真島によってボコボコにされ、重傷を負って悶絶する。
騒ぎを聞きつけた信者が部屋になだれ込み、信者を見るとすぐさま救急車の手配を命じたが……

教祖様がお怪我をされている!
みんな! 回復の儀式を行わければ!

はい!

ば、馬鹿野郎がぁぁぁ!

そんなもんで治るわきゃねーだろぉぉぉ!!

しかし信者達は鈴木の懇願をシカトし、一心不乱にシュレピッピを行って鈴木の回復を願っていた。
それから教団では鈴木の悲痛な叫びだけが残り、かくして稀代の詐欺師は、信者達の盲信ぶりが仇となって自滅するという自業自得な末路を迎えた。

その後は、真島の行動により教団内の悪事が公となり、鈴木は刑務所にぶち込まれて教団も壊滅した。




逮捕された事が正史となったため『極』には登場しないが、代わりに自称一番弟子のチョリトス・矢澤が登場する。





それが連中の手なんだよミエさん!私は知ってるんだ
あいつらは…… ムナンチョヘペトナス教なんだよ!

ムナンチョへペ…… 何を話してんだ?

『6』ではムナンチョ・鈴木によく似た顔の老人「鈴木」が登場。
鈴木太一もとい桐生一馬が作中の舞台となる広島の尾道仁涯町を訪れた際に出会う。

桐生に滅んだはずのムナンチョヘペトナス教が尾道で再建され、近所に住むミエという老婆が教団に騙されて入信し、お布施として1000万円を教団に支払おうとしているのを聞き、「ムナンチョヘペトナスはインチキ宗教だから行くな」と注意するも完全に信じ込んで聞く耳を持たない状態にまでなってしまっていることを話す。

ミエを助けるために桐生と共に教団に潜伏し、熱心な入信希望者として振舞って信者達を欺きつつも、ミエは教祖であるムナンチョ・赤松の元にいると見て赤松の居所へ近づく事に成功する。しかし、仮初めの入信希望者にしてはやけに教団に詳しかったり、演技にしては口が上手い事を桐生に指摘されるが……


以下、正体。ネタバレ注意






























私はかつて…… ムナンチョ・鈴木と名乗っていた者だよ


なんと、ムナンチョ・鈴木本人だった。

教団を作った事に関しては「ムナンチョヘペトナスなんて神はいない」と心底後悔している事*3を話し、ミエに「死んだ旦那さんが浮かばれない」「それでもまだ1000万円という大金をフセリンチョしますか?」と諭し、思いとどまらせた。
その様子を裏切りと見なされて赤松に制裁されそうになったが、桐生が赤松をボコボコにする形で助けられた。

教団を葬った後は、桐生から尾道に来た本当の目的を問われ、そこで本当は教団に戻ってもう一度開祖として返り咲こうと考えていたと話す。
刑期を終えシャバに戻ったが頼れるものがないと気づいた鈴木は、教団が尾道で再結成されたのを聞いて引っ越してきたが、教団に辿り着く前にミエに出会い、彼女の優しさに惹かれて思い止まったのだった……(改心のきっかけが自分の作った宗教に騙されてしまった被害者との出会いというのは皮肉ではあるが)

正体を明かした際に詐欺師だった事を話したため、ミエから避けられるようになり彼女とは疎遠になってしまったが、当然のことと受け入れ、自分の犯した罪を一生背負って生きていく決意を語る。
そして、ミエと桐生のおかげで罪を償うための第一歩を踏み出せたと感謝の言葉を残し、町中へ去って行った。


…… もし神様ってのが本当にいるとしたら
犯した罪とまっすぐ向き合う人間を悪いようにはしねえはずだ













『ONLINE』では『0』時での姿で登場。キャラストーリーでは真島にぶちのめされる前の時系列での出来事が描かれており、俗物根性丸出しな面を見せることも。
いつもの様に信者から巻き上げた金を手にして悦に入っていたところに、信者から石塚という入信希望者が現れ、すぐさま洗脳して新たなカモにする。
石塚を洗脳してすぐに幕内組というヤクザの構成員である金宮が教団を訪れ、彼から組員の石塚が組の金1000万円を持ち逃げしたと聞かされる。石塚が大金を持っていた事に驚愕した鈴木は1000万をふんだくるために「石塚はここには来ていない」と金宮に嘘をついて誤魔化し、石塚に金を渡すように促す。しかし、洗脳が仇となって金の在り処も綺麗さっぱり忘れてしまったため、石塚の記憶を呼び起こすはめになる。

女体! 尻! 太もも!
札束! カジノ! 肉!


とりあえず自分の好きなものを叫ぶも箸にも棒にもかからなかったため、好物の「木野屋の饅頭」を食べて落ち着こうとした途端に「キノヤノマンジュウ」という単語に反応したため、食べさせても反応しなかったため幕内組の目を欺きつつ木野屋の店舗に行っても同じだった。
今度は通りかかった風俗通いのオヤジの会話の中で「穴」「ウラスジ」「馬並」と言う単語に反応したため、風俗好きとみて風俗店をハシゴさせるも結局反応なしだった。なかなか思い出さない事にイラついて「お前といると金の無駄になるから金宮に引き渡すわ(意訳)」といって追い出そうとしたが、競馬で大勝ちし、その儲けをお布施として納めようとした競馬好きの信者が言った「キノヤノマンジュウ」という単語に反応したため、キノヤノマンジュウは競走馬の名前だ穴とウラスジと馬並も競馬用語だという事を知りすぐさま競馬場に急ぐが、そこで金宮と鉢合わせし石塚を匿っていたことがバレて追い詰められるが、信者の不意打ちでことなきを得た。
邪魔者の金宮を始末した後は、石塚の記憶も戻ったため金の在り処を聞こうとするも、「金は競馬でスったため、組の殺されそうになって教団に逃げ込んだ」と突きつけられ、骨折り損に終わった事に落胆した鈴木は今度こそ石塚を見捨てようとしたが、逆に石塚から逃亡の手伝いをするように脅され、断れば「金は鈴木に奪われたと組長にチクる」*4と道連れにする気でいるため、石塚の要求を飲もうが断ろうが自分に利が全く無い事に板挟みにされた。



くっそぉ〜……! この世には神も仏もいないのかぁああ!!


結局殺される事を恐れて石塚の逃亡の手助けを選ぶが、幕内組を欺くためにかかった手間と費用は鈴木の想定以上のものを記録し、この影響で教団が傾いたそうな……







追記・修正は自分の犯した罪を一生背負っていく覚悟を決めてからお願いします。

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最終更新:2025年03月27日 23:41

*1 モデルはセクシー女優の古川いおり本人。

*2 案内役の信者が出した全4問のクイズの正解数によって違い、全問正解だと水晶、3問正解だと玉鋼、それ以外だと材木になる。

*3 ちなみにサブストーリーのタイトルは「教祖様のつぐない」だが、正体を明かす前にタイトルが表示されるためある意味ネタバレになっている。

*4 当然鈴木は金は奪ってないと反論したが、金目的で石塚を匿った事をネタにされたため、仮に石塚の嘘を組の人間が信じたら嘘だと証明できないと怯えた。

*5 エンディングノートが追加されてからになる。

*6 風貌からしても特に鈴木の被害者やその関係者等ではなく、単にニュースやネットで見聞きして「こいつなら殴ってもいい奴」と見なしているようなDQN連中ものもの。