GKドラゴン

登録日:2020/01/06 Mon 08:33:55
更新日:2025/04/06 Sun 01:54:14
所要時間:約 4 分で読めます





「その熱意に応えて面白い相手を紹介しよう」

「“GK(ゲート・キーパー)ドラゴン”だ」


GK(ゲート・キーパー)ドラゴンとは、銀河系中で人気の漫画タフ・シリーズに登場するキャラクター。


○概要

第三部『龍を継ぐ男』に登場。
鬼龍と決着をつけ主人公・長岡龍星を取り戻すために鬼龍の隠れ家に潜入した宮沢家三人の一人である宮沢尊鷹の前に登場した。
待機状態では直径2m程の金属製の卵だが、戦闘状態になると真の姿を開放する。
その姿は一言で言えば三本の重機のクレーンアームが搭載された巨大ルンバ。ふざけた外見をしてるがこれが滅茶苦茶強い。
シンプルかつインパクトしかないビジュアルのロボット兵器であり、その姿は「至高の美」と褒め称えられた。


○スペック

攻撃力

「機械の前では人間の肉体なんて豆腐のようにもろい」

伸縮・曲折も自在の重機のアームは一撃で人間の胴体の3倍はある石柱を半壊させる。
掠めただけで人間の腹の肉が抉れる程。


メカ触手

「無駄な動きは一切しない。その造形も無駄なものを全て削ぎ落とした機能美に満ちている」

ワイヤー状の触手を三本出せる。
何とこれキー坊を容易く捕獲して吊り下げられる、力・速さ・精度を持つ。
しかもそのメカ触手の先からは謎の液体を噴射可能。これを顔にくらうと瞬時に意識を失ってしまう。


AI

「人工知能(AI)の軍事利用で『戦争の有り様が根底から変わる』と言われている」

人間の感情を読み取り、敵対的脅威と認識(ロックオン)されれば戦闘不能になるまで執拗に攻撃する。
ロボット・アーム同士の相打ちを狙ってもストッパーをかけて敵対象のみを正確に攻撃できる。


レーザー

「このレーザーには約10万V(ボルト)の高電圧が流れてる。触れただけで黒コゲになるぞ」

GKドラゴン同士の間にレーザーを張って、簡易的な檻を作る事ができる。
何とこのレーザーは約10万ボルトの電流が流れている猿物理学仕様であり、触れるだけで人間なら黒コゲになる。

テレビ会話機能

「鬼龍出てこいや!プライドがアホ程高いくせにいつも卑怯なマネをしくさって!」

待機状態のドラゴンエッグの時に、

「なにっ!ガルシアと龍星が闘う!?」

表面に顔を映して遠隔会話ができる。

「ふざけんなっ!ガルシアかてお前の子供やないか!オラーッ出てこいや鬼龍ーッ!」

「ヤメロキーボー!」

ビリ ビリ

「ぐあっ!」

「忠告シタハズダ。抵抗スレバ 電流攻撃スルト」

「クソがっ!ロボットは手加減を知らんから洒落にならん!」

「糞ッテナンダ?」「うるさいッ!」

トダーってやつは結構かわいいな


○活躍


初登場は第三部『TOUGH外伝 龍を継ぐ男』第160話「GKドラゴン」(第14巻収録)。
鬼龍から龍星を取り戻すべく、ポツンと一軒家(通称・鬼龍美術館)*1に潜入した灘神影流まぬけトリオ(命名・鬼龍)の一人の尊鷹の前に登場。
ドヤ顔してイキり散らす鬼龍を尊鷹は糾弾したが、鬼龍は意にも介さず自論を披露。GKドラゴンを戦闘モードにする。
猿先生特有のメカ・サド看守・ヤクザが定期的に描きたくなる病気が発症したのかとマネモブから思われた。
戦闘モードになった瞬間に尊鷹でも反応できない速度でアーム攻撃、石壁を粉砕。掠めた尊鷹の腹を抉るという、
格闘マンガにあるまじき展開に「なにっ」とマネモブを驚愕させた。

そのアームの連続攻撃に、無くした足を義足で代用する尊鷹も対応できず柱の影に隠れるしかなかったが、石柱が連続攻撃で粉砕。
マネモブも見たことが無いような情けない顔で汗を流しながらピンチに陥るが。

「大丈夫か、尊鷹っ!」

「熹一!」

ギリギリの所でキー坊に救出される。
人類最高峰のガルシア28号を倒し、名実共に世界最強の人間になったキー坊ならなんとか……と期待したマネモブだったが、

「ロボットアーム同士の相打ちを狙ったがAIがストッパーをかけている!」

キー坊がアームの連続攻撃を避けつつ、アームに飛びついて相打ちを狙ったがそれも失敗。
触手に足を絡めとられ宙吊り、完全に無力化される。
そして触手からプシュウと謎液を顔にかけられ意識を喪失した。
NEO坊時代の強さが嘘のように、健闘すらできず一方的にやられたという事実に、マネモブは「な、なんだあっ!?」の叫びを上げたのは言うまでもない。

潜入前こそ、本来の実力は静虎にも劣る龍星と病弱き者おじさんの2人相手に、人類最強のキー坊に加え、加齢や義肢というハンデを抱えつつも当時は未だ第一線級の実力者であった静虎&尊鷹の3人がかりは過剰戦力気味では?とか言われていたが、その戦力差をまさかオーバー・テック気味なスーパー・ロボットで穴埋めする猿展開を超えた猿展開。
これほんと格闘マンガなんスよね……?と困惑するマネモブだったが、次の話ではマネモブのアイドルのトダーが登場。
見た目の雑魚さからは想像できない強さのトダーに「うあああああああああ!」(PC書き文字)をしたのは言うまでもない。

臓器が抜き取られ、腕や肋骨が折られたまま、真っ暗闇の中という無茶苦茶なハンデを背負わされたガルシア28号と龍星の戦いのために、レーザーの簡易リングを作り上げたり、
激怒して詰め寄るキー坊に、鬼龍がGKドラゴンで威嚇(武道家なのにそれでいいのかよ、あーっ!?)したりするなど、割と出番があった。


○余談

こんな兵器どう軍事利用するんスかね?と疑問に思うマネモブが893人は居るだろうが…
  • 銃器を使わないので、跳弾などの誤射を完全に防げる。
  • 相打ちを防ぐ高性能なAIなので味方への誤った攻撃はやらない。
  • 触手の謎液で殺さないように無力化もできる。
とこんな感じで、屋内の拠点防衛装置としては中々だと考えられる。



機械の前では追記なんて、その程度の修正しかない。

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  • ルンバ
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最終更新:2025年04月06日 01:54

*1 ポツンとはキー坊談。設定上は鬼龍が借りている米軍のセーブハウス。外観のコピペ元が国立西洋美術館だったことからこう呼ばれている。