ハスカップ

登録日:2020/1/25 (土) 13:39:00
更新日:2020/01/26 Sun 18:18:56
所要時間:約 3 分で読めます




ハスカップとはスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木である。
和名はクロミノウグイスカグラで
英語名はハニーベリー


概要


主にロシアから北海道の寒い地域にかけて生息しており、特に北海道では
数ある名物の一つとしても有名だが暑さに弱い植物であり、北海道以南の本州では高山植物に相当し
日光戦場ヶ原や荒川岳生といった限られた環境にしか生息しておらず、その数も少ない。

名前の由来はアイヌ語で「枝の上にたくさんなるもの」という意味のハシカプという言葉からであり、
クロミノウグイスカグラという和名が存在するがハスカップという呼称の方がメジャーである。

カルシウム、鉄分、ビタミンC、ポリフェノールといった健康にいい成分が豊富に含まれていて
アイヌの間では昔から不老長寿の秘薬として扱われていたという。

その成分の含有量は驚くなかれ、カルシウムはリンゴの13倍、鉄分はミカンの6倍と言われ、
アントシアニンは似ていることからよく比較されるブルーベリーの3倍、或いはなんと10倍ともいわれているので
不老長寿の秘薬という伝説ができるのも納得がいくだろう。


本来は酸味と苦みがとても強く、おいしく食べるのは難しい果実なのだが
北海道では養殖も盛んにおこなわれ、その結果改良種ができている。
改良種もやや酸味があるのだが品種改良のおかげで甘さもある為、
野生種に比べて食べやすくなっている。

花は白みがかった黄色でほぼ必ずと言っていいほど2ずつ花が咲き、
この花の子房が一つになって実がなるというほかの植物ではあまり見られない珍しい特徴を持つ。
実は青紫色をしており、ブルーベリーを細長くしたような見た目で
水分が多く含まれていることから足が早く、すぐに腐れてしまうので
加工されていない実が北海道以外で出回ることはほとんどない。
しかもブルーベリーと違って非常にデリケートかつ暑さにも弱く
国内では北海道以外では養殖されていない。
その為、もし木の実そのものが食べたいのであれば北海道に出向かなければいけないのだ。

それほどメジャーではないが現在では日本だけでなく北米でも養殖・栽培がされており、
先述のようにハニーベリーという名前で様々な加工品が作られている。

栽培

難しい。日本においては特に北海道以外では。
理由としては生育の条件が夏でも30度を超えない事、冬もマイナスに近づく程の寒冷な環境であることだからだが
日本国内においてはその条件に見合った環境が北海道位しかなく、
本州においては高山植物に相当し、とてもレアなのはその為である。
日本で栽培されて食されている多くの果実と違い、泥炭地でも生える…というかむしろそうした土壌が生育に適している珍しい特性もあり、
これも本州ではあまりない土壌の為、あまり見かけない理由である。
ちなみに同じハスカップでも土壌や水によって味が微妙に異なり、同じ場所に生えているハスカップでも味が違うこともザラではないのだという。

利用

産地である北海道ではそのまま食されるほか、ジャムやお菓子などに加工されて食される。
北海道に住んでいる人や旅行に行ったことがある人はそうした加工品が
お土産として売られているのを見たことがあるかもしれない。
先ほども述べたが保存が利かないので生食をしたいのであれば北海道に行かなければ不可能である。


花言葉


そんなハスカップの花言葉は「愛の契り」と何ともロマンチック。
これは先述のように二つの花が一つになって実を結ぶことに由来している。





追記・修正は愛の契りを交わしてからお願いします。

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