カタリナ・ラウラン

登録日:2020/1/26(日) 22:24:30
更新日:2025/04/12 Sat 04:56:04
所要時間:約 2 分で読めます





カタリナ・ラウランとは、ロマンシング サ・ガ3の主人公の一人である。
舞台版のキャストは緒月遠麻。

プロフィール

肩書:ロアーヌ貴族
年齢:24歳
性別:女性
宿星:辰星


人物

ロアーヌ貴族でありモニカの侍女を務めている。ロアーヌ侯爵家に伝わる聖王遺物マスカレイドを預けられるなどミカエルからの信頼も厚い。
ミカエルに対して淡い恋心を抱いているが、身分の差からそれを表に出す事は無い。
しかし、ゴドウィン男爵の反逆が鎮まった後、ミカエルに変装した何者かに騙され、マスカレイドを奪われてしまう*1

聖王遺物の一つであり、ロアーヌ侯爵家に伝わる家宝でもあるマスカレイドを奪われたという大失態は本来なら即座に自害すべきものであるが、
奪われたマスカレイドを取り返すため、彼女は長かった髪をばっさりと切り落としミカエルに挽回のチャンスを求める。
ミカエルには「取り戻すまでロアーヌへの帰還禁止」を言い渡されるもチャンスを与えられ、マスカレイドを取り戻す旅に出る。

主人公として

オープニングでミカエルに言い渡された通り、カタリナはマスカレイドを取り戻すまでロアーヌには絶対に入る事が出来ない。
これはロアーヌがビューネイに襲撃されても徹底され、ロアーヌ宮殿以前にロアーヌの街に入ること自体ができないため、ビューネイ討伐隊に志願する事もできない。

マスカレイドを取り戻すのは彼女の旅の大きな目的の一つだが、これ自体に専用のイベントが用意されている訳ではない。
取り戻す手順そのものは他の主人公と同じで、マクシムス追跡イベント完了(神王の塔攻略)後に取り戻す事が可能。
逆に言えば、他の主人公の時はカタリナはマスカレイドを取り戻す事ができないまま彷徨い続けている事に…

なお、マスカレイドを取り戻すのは進行中のイベントの一番上に常に表示される大きな目的の一つではあるが、ロマサガ3というゲームをクリアするのには必須ではない。
そのため取り戻さないままゲームクリアすることは一応可能だが、上記の通り取り戻さないとビューネイ討伐関連で支障があるため、イベント進行を間違えると最悪ハマリ状態になってゲームクリア不可能になる危険がある。

具体的には、ビューネイ討伐にはロアーヌのビューネイ討伐隊によるビューネイの巣突入ルート、グゥエインとの共闘ルートの2つのルートがあるのだが、グゥエインと戦闘して倒してしまうと共闘ルートができなくなる。
すると嫌でもマスカレイドを取り戻して討伐隊ルートを使わなければいけないのだが、マスカレイド(を含めた聖王遺物)を入手できる「マクシムス追跡イベント」を開始する前に、このイベントの開始に必要なキャラのハーマンまたはブラックをLP0にして殺してしまっている場合、マスカレイドを取り戻せなくなる。
それでも他の四魔貴族が未討伐で残っていれば、それを倒す事でLP0のキャラを復活させられるためハマりから抜け出せる*2が、先に他の3体を倒してビューネイを最後にしてこの状況を作った場合、ハーマンを復活させられないため、ゲームが詰んでしまう。


無事にマスカレイドを取り返した暁には、晴れてロアーヌに凱旋することができる。
ただし貴族の地位を返上した事になっているのか何なのか、他の一般人と同じように、ビューネイ襲撃イベント中であるかミカエルorモニカが仲間にいる時しかロアーヌ宮殿には自由に出入りできない。
しかし髪を伸ばしてオープニングでのロングヘアー&ドレス姿に戻った後はカタリナ単体でロアーヌ宮殿への自由な出入りができるようになる。

ちなみに髪を伸ばす条件は若干めんどくさい。
条件そのものは「ミカエルに話しかけること」だけなのだが、髪を伸ばすよりも優先される会話がいくつもあるせいで、色々な条件を満たさなければいけない。
カタリナの髪を伸ばすより優先される会話は
「ビューネイ討伐隊への参加を募る会話」
「ミカエル自身を仲間に加えるかどうかの会話」
「ミカエルに話しかけたことによる、モニカ離脱の会話」
の3つ。
これらを全て発生しないようにするには、「モニカもミカエルも含まない6人パーティで、ビューネイ討伐隊募集期間中にビューネイ討伐隊に志願し、その後に再度ミカエルに話しかける」こと。
こうする事でようやく髪を伸ばすかどうかを問う会話が始まる。
会話で了承すると一瞬で髪が伸びるため、よくネタにされる。

なお、彼女は全主人公中唯一人、なぜかユリアンを仲間にすることができない。(話しかけることは可能。)

EDは意外にもマスカレイドを取り戻したか否か…ではなく、ミカエルがPTにいるかどうかで決まる。
とはいえミカエルを仲間に加えるにはマスカレイドを取り戻す必要があるので、分岐EDを見るにはどちらにしろ必須となる。
ミカエルがPTにいた場合、突然ミカエルに求婚され、彼と結ばれる。
ミカエルがPTにいない場合、ミカエルにマスカレイドを返納し、旅に出る。マスカレイドを取り戻していなくてもマスカレイドはお返しします!と言ってしまったり。

ちなみに貴族とは言えモニカの侍女兼護衛に過ぎない彼女がマスカレイドを任されていたのは、前当主フランツにミカエルの伴侶にと目されていたからだという。
とは言えフランツの死去はわずか3か月前。そこまで知らされていないというのは二人の年齢的に厳しい感じもするが。

3の300年後の世界を描くロマンシングサ・ガ リ・ユニバースでも続投。
キャラ紹介にてミカエル有のEDを迎えたことが示唆されているので自力でマスカレイドを取り返した模様。
8人の主人公の中で一番サラに面識がない(RSのシナリオ中では「最後のアビスゲートを閉じる前に見かけただけ」と明言されている)のにサラを復活させるための7人のうちの一人にされ、RS3のどの主人公ルートとも違い全員がラスボスの撃破に関わっていたと設定されている。


ステータス(仲間としての場合)

【能力値】
最大LP 10
腕力 17
器用さ 21
素早さ 23
体力 18
魔力 10
意志力 16
魅力 17
閃き 大剣タイプ

仲間として戦う機会があるのは主人公がミカエルかハリードの時のオープニングイベントの時のみ。他主人公では彼女の勇姿を見る事が出来ないのである。
ぶっちゃけ閃き適性もあってない様な物である。
聖王遺物のマスカレイドが初期装備だが、ストーリーの都合上ミカエルかハリードに装備させてもオープニングイベント終了後に強制没収される。ロードアーマーは没収されないのに
する人はいないと思うが、間違ってもミカエル初期装備のエストックやロードアーマー、生命の杖を彼女に装備させないこと。

基礎能力値


最大LP 10
腕力 16
器用さ 20
素早さ 24
体力 15
魔力 12
意志力 17
魅力 17
これに宿星と得意武器の補正が加わる。


主人公キャラの中では器用さ素早さが最も高く、魔力は最下位。
このゲームでは素早さが非常に重要で、この点で突出している彼女は強キャラの部類に入る。
ズバ抜けて素早さが高い為素早さが20未満になる事は絶対に無い。
どんなに遅い設定にしてもユリアンの最速よりも素早い。
選択次第では、ツィーリン、ノーラをも上回る器用さにしたり、ようせいをも越える素早さにしたりできる。
器用さと素早さの両方が高いため、ゲーム中1、2を争うほどのカウンター技や無刀取りの名手。
得意武器が大剣である事から、攻撃前に自分が攻撃されるとフリーズバリアが発動して行動がキャンセルされてしまう氷の剣の使い手としても優秀と言えるだろう。
腕力は意外にもエレンと同値で、太白・斧にしても21までしか上がらない。
補正を腕力に回すと物理火力の底上げが可能だが、長所である器用さが低下、素早さは据え置きといった感じになる。
実際のところ、器用さはそれほど重視すべき要素とは言えず、剣・大剣技能を伸ばすなら最終的に分身剣に行きつくので腕力にも過度に拘る必要は薄い。
キャラメイク選択肢の候補としては
屈指の体術使いとなる太白・素手か、より素早さに特化した歳星・槍or素手あたりとなるだろうか。

成長補正はが2、他武器種は1となっており、どの武器を使わせても困る事はない。

術に関しては成長補正が朱鳥と月に若干ある程度。そもそも魔力が低い為基本的にノータッチで問題はない。
あえて覚えさせるならこの2つが比較的得意という程度。
先手で「ファイアウォール」や「ムーンシャイン」等の術が使えるため、あればあったでそれなりに便利。
しかし、技の使用コストや閃き確率にも影響するので習得は慎重に。


マスカレイドの性能

彼女の物語に深く関わるマスカレイドではあるが…正直言って武器としての使い勝手はかなり悪い。
初期状態では攻撃力9という最弱クラスの小剣なのだが、戦闘中に固有技「ウェイクアップ」を使う事で、その戦闘中のみ攻撃力35の大剣に変化。

だがマスカレイドを取り戻す頃にはまず間違いなく攻撃力34の大剣フランベルジュを手に入れているはずであり、正直ありがたみが感じられない。
攻撃力35の大剣に変化させる為に、いちいち1ターン犠牲にしてまでウェイクアップを使わなければならないのだが、そんな事をする位なら他の武器で普通に殴った方が早い。
最強クラスの大剣で同じく聖王遺物の氷の剣なら、素で攻撃力40である。
そもそも大剣に変化する事はゲーム中に一切説明がないため、ウェイクアップの仕組みに気づかない事も有り得る。
このため、OPイベントではエストックをぶんどられたミカエルが代わりに持たされる事も。カタリナは主人公時ならマスカレイドとは別に得意武器に設定した武器を自前で持っているので特に不便はない
一応ミカエルとハリードのOPイベントの時点では、攻撃力35というのは破格の数値ではあるのだが、ウェイクアップの仕組みに気付かない可能性や、カタリナ主人公時に装備を全て没収されている可能性を考慮してか
これを使わなければならないほどボスも強くない。
ぶっちゃけて言うと、エストックをぶんどるために変化前マスカレイドを持たされたミカエルと初期装備ハリードがスネークショットとデルミーンを連発するだけでも倒せる

似たような武器としてマスカレイドと同時に入手出来る七聖剣があるが、こちらは素の攻撃力が35で、固有技「スターバースト」を使う事で攻撃力60に変化する。同じ聖王遺物なのに、この扱いの差は一体何なのか…。
一応フォローすると、普段は目立たない小剣として携行でき戦闘では強力な大剣になる性質は、侍女のカタリナのように大っぴらに武器を持てない人間にうってつけではある。
……なのだが、主人公時は得意武器を持参するのでデフォルトだと大剣を持ち歩いている
護衛や護身用としては重宝するであろうことを考えれば決して聖王遺物の名に恥じるものではないだろう。


追記、修正はマスカレイドを取り戻した方がお願いします。

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最終更新:2025年04月12日 04:56

*1 この時男女の関係に誘う騙され方をしていたため、秘めたミカエルへの恋心も知る者には知られていたという事に。

*2 LP0にして殺したキャラが複数いる場合、蘇生順の問題で他の四魔貴族が全員残っていても詰む場合がある。