モニカ・アウスバッハ

登録日:2020/01/26 (日) 20:08:59
更新日:2025/04/02 Wed 22:56:11
所要時間:約 3 分で読めます





モニカ・アウスバッハとは、ロマンシング サ・ガ3の主人公の1人である。
舞台版のキャストは山本ひかる。

プロフィール

肩書:ロアーヌ侯の妹
年齢:19歳
性別:女性
宿星:螢惑


人物

ロアーヌ侯ミカエルの妹。兄と同様容姿端麗。
レオニードによれば(直接の面識がある)先祖ヒルダよりも美しいとのこと。

宮殿育ちゆえか、物腰柔らかで礼儀正しく、やや世間知らずな所もある典型的なお嬢様ではある。
だが、いざと言う時の行動力はかなりの物。
基本的に誰に対しても敬語で話すのだが、たまにブチ切れたりするとタメ口になる事がある。
物語開始前までは実戦経験は全く無いのだが、カタリナから馬術と剣術の訓練を受けており、護身術程度ならこなせる模様。
彼女がゴドウィン男爵の企てを偶然立ち聞きした所からこのゲームの物語が始まる。


主人公として

ミカエルがゴブリン討伐の遠征に出かけている最中のロアーヌ宮殿から始まる。
宮殿内を歩いている時、偶然ゴドウィン男爵が反乱の計画を話しているのを立ち聞きしてしまい、
これをロアーヌの一大事と捉えた彼女は、自身が人質に取られてしまう危険を回避するのを兼ねて、
自らが早馬としてミカエルへ知らせに向かう事にする。
脱出後の偽装工作をカタリナに任せて馬で走るが、途中で馬が何かに怯えたのか走らなくなってしまい、仕方なく馬を捨て徒歩で先に進む。
雨も降り始め、疲労困憊の状態でかろうじてシノンの開拓地へとたどり着く。

開拓民に保護されて事情を話し、彼ら+たまたま居合わせたハリードに護衛してもらいながら改めてミカエルの遠征地へと向かう。
道中、アビスゲートの復活を匂わせる魔物と遭遇するアクシデントもあったが無事にミカエルの元にたどり着き、ゴドウィン男爵の謀反の企てを知らせる。
知らせを聞いたミカエルは開拓民に謝礼を約束し、ついでにモニカ保護のためにポドールイまでの護衛を依頼する。

なお、ミカエルまたはハリード視点だった時のみ語られる事だが、ゴドウィン男爵の叛意はモニカに知らされずともミカエルは既に把握しており、
今回の遠征もゴドウィン男爵の反乱を誘うためのものであった。
つまりゴドウィンの手元にモニカが残る事も計算済みの事であったのだが、モニカが自力で脱出してきてしまう事は予想外だったようで、
ハリードが「もっと護衛を付けてやったらどうだ」と忠告するもそれができない理由として語っている。

ポドールイではレオニード伯爵の居城で宿泊し、時間つぶしとして近隣の洞窟探索をしつつ、反乱が治まった頃を見計らって帰還する。
他の主人公ではロアーヌの反乱イベントが終わるのがオープニングイベントの終わりであり、ここからフリーシナリオが始まるのだが、モニカはまだもうちょっと続く。

先日の護衛の一件からユリアンがモニカの護衛「プリンセスガード」に任命され行動を共にすることになるが、
「ゴドウィンの弟のエドウィン」を名乗る人物*1が差し向けた魔物に誘拐されてしまい、洞窟内に幽閉されてしまう。
モニカ視点の場合は洞窟内からスタートして自力での脱出を図る事になるが、出口付近に待ち構えているボスとの戦闘開始時にユリアンが乱入、2人*2でボスを倒して脱出。

誘拐騒ぎからさらに日が経ったある日、ミカエルに呼ばれたモニカはツヴァイク公の子息との縁談が決まった事を知らされる。
王族としては自身の意志に関係のない政略結婚は避けられないもので、ツヴァイクはロアーヌにとっても無視できない強国である。
なので本来なら是も非も無い話なのだが、変わり者ではあるが領主としての才覚は確かなツヴァイク公に対し、
ただ変わり者なだけで才覚も何もあったものではない暗愚なバカ息子と噂のあるツヴァイク公子息との結婚はモニカ個人としては「絶対ヤダ!!
ここでこの縁談を素直に受け入れるか、拒否して逃げるかの2択でモニカの道は大きく分かれる。

  • 嫁入り話を受け入れる(ミカエルの返事に「はい」と答える)
ユリアンと共に船でツヴァイクに向かうものの船が難破してしまい、ユリアンとはぐれファルスに流れ着く。
モニカを介抱した夫婦(いつも「濡れ手に粟」と言っている)は彼女が良家の娘と見て実家からの謝礼金を期待していたため、とっさにシノンの田舎娘の振りをしてロアーヌに連絡が行くのを回避する。
「あ、あたしシノンに帰って家の手伝いをしないと。
   家族多いし、そうじとかせんたくとか、あと、あのー」
この時点でポドールイとロアーヌがマップ上から消失する。ポドールイは二度と行けない。
また、ユリアンが行方不明になり仲間に出来なくなってしまう。

  • ユリアンと駆け落ちをする(ミカエルの返事に「いいえ」と答えた後ユリアンに話しかけて「絶っっ対ヤダ!」を選択)
ユリアンと共にミュルスへ向かう。
ロアーヌには行けなくなるが、ユリアンがいる為かポドールイには行く事は出来る。
ユリアンは仲間として残留するが、外すとやっぱり二度と会えなくなる。


どちらのルートでも、共通しているのがツヴァイクトーナメントに挑めない点。コレにより聖杯をゲット出来ない=レオニードを仲間に出来ないのに加え、貴重な開発素材である竜鱗が1つ手に入らなくなる。
もう1つ、彼女が再度ロアーヌに入るためにはアビスゲートを1つ閉じ、ビューネイによるロアーヌ襲撃事件の情報を各地のパブで聞かなければならない。先にグゥエインと共闘してビューネイを倒してしまっていると二度と帰還できないのである。
また、ポドールイにいくこと自体ができなくなる嫁入りルートだとトレードに影響が出てくる。


仲間として


【能力値】
最大LP 10
腕力 14
器用さ 19
素早さ 20
体力 14
魔力 16
意志力 17
魅力 24
閃き 小剣タイプ


仲間にする場合、通常の居場所がロアーヌ宮殿内のためユリアン以外の主人公で彼女を仲間にするチャンスはビューネイ討伐前(襲撃発生時)のみと限定的である。
カタリナ編の場合はマスカレイドの奪還も条件に加わる。
また、ミカエルが仲間にいると仲間にできない。
先にモニカを仲間にしてミカエルに話しかけると、話しかけた時点で怒られてモニカが抜けてしまう。

ビューネイ撃破後は宮殿に入れなくなるため仲間にできない。
ミカエルが仲間にいれば宮殿には入れるが、ミカエルに怒られるため仲間にできない。宮殿内では仲間を外す手段も無い。
本気で使うつもりなら、仲間にしたら最後まで連れ回す事。
原則、ミカエルと同時にパーティに入れる事は不可能だが、主人公がユリアンの場合かつプリンセスガードの依頼を断った場合のみ、ミカエルが加入している状態で加入させる事が可能。

初期能力はWP、JP共に0。戦闘能力は皆無だが、兄とは違い若干素早さと器用さが高い。(代わりに腕力は最弱レベルだが。)
小剣の閃き適性を持ち、小剣の成長補正も1なので、時間は掛かるが小剣使いとしての資質は十分ある。
技能Lvの成長補正の値が全般的に低く、武器Lvの補正は・棍棒と・小剣の1しかない。
そのため、中盤以降は意識して複数の武器を使っていかないとWPが低くなりがち。
サブの武器としては、小剣と同じく器用さ型の武器であるのほか、一部の小剣は剣技が使用可能なので、剣Lvを並行して伸ばしていくのも悪くはない。
打属性を補うなら成長補正のある斧・棍棒か、素早さの影響を受ける体術で戦うという選択肢もある。

また、初期WPが0なので、純粋術士として育成することも考えられるが、魔力は低めなので火力には期待できない。
ただ、月術の成長補正はミューズ様に並ぶ4とゲーム中トップタイの値で、回復術や補助術の使い手としてはそれなりに有能。
地術の成長補正は全て0なので趣味で選べばいい。
強いて言えば、攻撃術がウリの蒼龍術や白虎術よりも、魔力が影響しない補助術が多い朱鳥術や玄武術のほうが好相性。

意志力は標準的な値だが、サラやトムよりは高いため、フェイント、足ばらい、影ぬい等の技を使わせるなら彼女のほうが向いている。
……というか、最序盤はWP不足が深刻で、いずれにせよローコストな技しか使えないという事情もあるにはある。
火力担当にするには少々力不足な感は否めないが、素早さが高いので、HPと技能Lvが追いついてくれば使い勝手は案外悪くない。

条件の関係でユリアン以外の主人公では仲間になるタイミングが遅いのも難点。
仲間から外している間の成長補正はHP以外皆無なので、中盤にビューネイ襲撃イベントが起こって仲間にできるようになったとしても、
HP以外オープニングイベント時そのままの初期レベルモニカが仲間になることになる。そういう意味でも彼女を本気で使う場合は根気がいる。

技王冠がつけられる閃きタイプが小剣タイプのキャラは彼女以外ではロビン(太)のみ。場合によっては重宝する場合も…。



主人公としての能力値

最大LP 10
腕力 17
器用さ 17
素早さ 18
体力 18
魔力 13
意志力 17
魅力 21
この能力値に宿星、得意武器の補正が加わる


(宿星・得意武器による補正がない)LPと魔力以外の能力がどれも17以上と、高水準で平たいステータスになっており、ぶっちゃけ兄より優れている面が多い。
体力についてはなんと8人中1位。魅力もエレンに次いで高い。
ただし技能Lvの成長補正は斧・棍棒、槍・小剣以外は0なのは少々痛い。(技能Lvの成長が他キャラよりも遅い。)
しかしながら、素早さを始めとした基礎能力は高めなので、デフォルトの設定にしない限りはそこまで深刻に考えなくても良いかも知れない。
素早さ型でも腕力型でも器用さ型でも、魔力型以外ならわりかし自由なメイキングが可能。
脳筋ビルドにすると大概体力も同時に20以上になって相当ふとたくましいお嬢様になる。
得意武器を素手にした肉体派のモニカ様は某所ではよく知られている。

なお、モニカ編ではレオニードが加入せず、さらに自らの閃き適性を小剣以外にすると王冠持ちの小剣使いがロビン(太)1人だけになってしまう。
他の主人公では小剣使いの人材に困ることはないが、モニカ編では人数が1~2人減ることになる。




エンディング

エンティングは嫁入りルートか、駆け落ちルートでパーティにユリアンがいるかどうかで決まる。

  • 嫁入りルートor駆け落ちルートでユリアンがいる→ユリアンがミカエルから男爵を地位を与えられ2人仲睦まじいEND嫁入りルートだとユリアンどっから湧いてきた

  • 駆け落ちルートでユリアンがいない→縁談を持ちかけられるも逆にミカエルに「私、まだ嫁に行く気はございません。それより、お兄様こそ早く結婚なさってください!!」と言っちゃう

スマホゲーのロマンシングサガ リ・ユニバースにも登場し、過去の世界ではユリアンと結ばれた事が示唆されている。
しかし、今回はポニーテールが身を引いてないのでどう見ても三角な関係に。女同士は仲良しだけどね。


追記・修正はユリアンと駆け落ちした人がお願い致しますわ。

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最終更新:2025年04月02日 22:56

*1 別人を装っているだけで落ち延びたゴドウィン本人

*2 洞窟内にいる詩人を仲間に入れていた場合は3人