登録日:2020/04/03 (金曜日) 23:51:09
更新日:2024/10/29 Tue 15:39:46
所要時間:約 15 分で読めます
Escape from Tarkovとはロシアの
ゲーム制作会社「Battlestate Games」によって制作された
FPSである。
概要
紛争の後に隔離され、無法地帯となった都市「Tarkov(タルコフ)」が舞台。
プレイヤーはTarkov市に取り残された「PMC」、またはスカベンジャーである「SCAV」を操作し、
マップに落ちている資材を拾い集め、他プレイヤーやNPCから殺して奪い、時には隠れてやり過ごしながら、箱庭状のマップから生きて脱出することを目指す。
ボーダーランズやThe Divisionなどのルートシューターとは違う所謂「ゾーンゲーム」のはしりでもあり、
生還すれば手に入れた装備やアイテムを持ち帰ることができるが死亡すれば持ち込んだ装備含め原則全ロストという過酷さが最大の特徴。
その他体力や防具、武器の弾薬まで細かく仕様が組み込まれており、非常にハードコアな仕上がりとなっている。
その他にも細かな銃のカスタマイズや拠点の拡張、NPCやプレイヤー間での取引など、
ハードコアFPSだけにとどまらないMMORPG的な要素も魅力の一つ。
販売は公式サイトで行っており、複数のエディションが存在する。
上位のエディションほど、コンテナと呼ばれるアイテムをロストしない特殊なインベントリが広かったり有利な特典がつくが
ゲームの内容自体は変わりがない。
現時点ではオープンベータという扱いであり、時折ワイプと呼ばれる大きなアップデートによるセーブデータの完全リセットが発生する。
ストーリー
ロシア北西部に存在する都市「Norvinsk」(ノルヴィンスク)。
ロシアとヨーロッパが共同で作り上げた経済特区であり、特区内で最も大きな都市である「Tarkov市」を中心に目覚ましい経済活動が行われていた。
企業に対して様々な優遇制度を設けておりビジネスチャンスに溢れた場所であるが、そんな輝かしい都市の裏では多国籍巨大企業「Terra Group」が違法な活動や人体実験などを行なっていた。
そんなTarkovではTerra Groupを含むヨーロッパ企業のスキャンダルを皮切りに、半年後には政治的対立からロシア国内軍とPKOによる武装衝突が勃発。
さらにはTerra Groupの実態を探るべくロシア政府の密命により結成された『BEAR』と、その調査を妨害するべくTerra Groupによって雇われた『USEC』といった民間軍事企業(PMC)をも巻き込んだ類を見ない紛争へと事態は発展。
ロシア政府とTerra GroupのPMC達を介した代理戦争はのちに『契約戦争』と呼ばれる程の紛争に飛躍していく。
紛争の影響によりNorvinsk地域の境界線はロシア国内軍とPKOにより完全に封鎖され、紛争初期に脱出できなかった人々、紛争の混乱に乗じて金品などを盗む為に市内に残った無法者達は生き延びる為にSCAVへと変貌する。
他にもSCAVや元PMC達に何者かが高度な軍事訓練を施している謎の部隊『レイダー』、謎の神を信仰し、その神に銃を貢物として捧げる一方、同胞以外は全て殺戮する『カルト』を筆頭とした第三勢力までもが闊歩するTarkov市内は文字通り『地獄』と化した。
最早、ロシア政府やTerra Groupも予想出来なかった程の紛争状態と化したTarkov市内での工作行為など隠密に行う事など出来ないと判断され、各陣営の駒として派遣されたPMC達への支援を打ち切る事で関連性を消す以外に各陣営は出来る事はなく、PMC達も地獄のTarkov市内に事実上見捨てる形をとる。
支援を打ち切られた両陣営のPMC達も最初は各陣営ごとになんとかTarkov市内からの脱出を目指すも、市外への出口には表向きには市内の混乱を外部に出さないように『
ロシア連邦軍 (RUAF)』によって封鎖されており、市外への脱出は絶望的だった。
勿論、残された物資も無限にはなく限られた物資のいざこざからかつての仲間でさえも敵へと変貌し、『BEAR』『USEC』両陣営共に部隊としては壊滅状態に陥ってしまう。
そして、各陣営がPMC達を見捨てて暫く後…
未だに市内での紛争は収まる気配はなく、部隊壊滅後になんとか生き延びようとしている元PMC、その日を生き延びる為…もしくは更なる私腹を肥やそうと企んで今日も略奪を行うSCAV、各々の目的の為に動く第三勢力といった者達の闊歩は止まらない。
そんな中、紛争最初期にTarkov市内へと派遣されたPMC(BEAR若しくはUSEC)の一員である主人公は未だ生き延びていた。
辛うじて…
今までの敵は勿論、限られた物資の奪い合いからかつての同胞でさえも敵へ変貌してしまい、それでも協力していた数少ない仲間部隊ともはぐれ、司令部との連絡も途絶し、雇い主からも見捨てられ、Tarkovにたった独りで取り残された主人公はこれ以上の任務続行を不可能と判断し任務を放棄。
生きてTarkovから脱出する為に奔走することになる。
(長い!簡単に説明しろ!)
経済特区の裏で暗黒メガコーポがやべえことしてたら紛争起きちゃった!!俺もPMCとして派遣されてきたけどもう任務どころじゃねぇからどさくさに紛れて逃げるぞ!
人物
主人公
プレイヤーの分身でもあるPMC。
上記ストーリーの通りBEAR/USECの元隊員であり、地獄と化したTarkovに取り残された哀れな男。
生きてTarkovから脱出する為に、ソロで、時にはかつての敵陣営と協力して奮闘することになる。
数少ないバックボーンとして「紛争の最初期から戦闘に参加しており、今現在まで(ぼっちで)生き延びている」という公式設定があったりする。
その背景からいかにも屈強そうに聞こえるが、
ゲーム開始時点だと
『仮にも訓練された兵士なのに
20mほど全力疾走しただけですぐバテる』
『何の変哲もない
普通のライフル銃をまともに構えられない』
『出撃して数時間(ゲーム内時間)経つだけで
脱水&栄養不足で餓死』
『
焚き火に数秒触れただけで焼死』
というとんでもない虚弱体質。
なんでPMCで食ってこうとしたんだコイツ
しかし単なる虚弱ではないらしく、
『常温で放置されていた牛乳やジュース類を拾ってラッパ飲みしてもノーダメージ』
『麻酔なしで自分を外科手術して弾丸を摘出する』
『脚を骨折 or 大量出血しても市販の鎮痛剤1錠だけで平然と全力ダッシュ』
『銃やアイテムは勿論、知らない建物の鍵も凝視するだけで即座に使用場所を的確に判別』
といった異常なサバイバルの素質を見せる。
更にスキルが極まると
『異常なまでの重量の物品を異次元圧縮したバックパックを背負って走れる』
『治療しなくても撃たれた出血が自動で止まる』
『なんなら撃たれた痛みでブチ切れてバーサーカー化し、常に鎮痛作用がキマった状態になる』
『脱水・飢餓でHPが減少しなくなり、完全に飲まず食わずでも死亡しなくなる』
といった異能生命体になる。(なんだコイツ)
また、初期の虚弱体質でもガードレールは頑なに垂直跳びで越える拘りをもつ。
BEAR
正式名称は「Battle Encounter Assault Regiment」。
本作ストーリーでの主人公側でもあり、実写映画の『Raid』も彼らが主役である。 使用言語はロシア語とロシア訛りの英語。
Tarkovに登場するPMC派閥の片割れ。
ロシア側のPMCであり、Terra Groupの違法行為の証拠を明らかにするために露政府の密命によって結成された。
旧ソビエト諸国の特殊部隊員を中心に構成され、Norvinskの役人に雇われ政府の代理としてTerra Groupの下請けであるUSECと契約戦争を行っている。
…のだが、紛争がエスカレートする中で雇い主の露政府から見殺しにされ、Tarkov市内に取り残されているのが現状。
司令部側も社員であるPMC達をまともに捜索できておらず、雇い主の露政府に協力を仰いでも「Terra Groupの情報を持ってくれば協力してやる」の一点張りで放置されている始末。
このため組織としては殆ど壊滅状態となっており、生還する為にはかつての敵と協力してでもTerra Groupの陰謀を暴くしかない状態。
・Skif
ゲーム本編よりも少し前のTarkovにて奮闘する実写ムービー『RAID』の主人公であるBEARオペレーター。
元々所属していた部隊のメンバーが音信不通となったことで、捜索部隊の一員として地獄のTarkov市内へと突入する事になる。
数々の戦闘に巻き込まれ、1人また1人と部隊の仲間が散りゆく中、遂にTerra Groupの陰謀の深淵をつかむ寸前まで行くが…
USEC
正式名称は「United Security」。
本作ストーリーでの悪役側。西側のPMC。使用言語は英語。
Tarkovに登場するPMC派閥のもう一つの片割れ。
Terra Groupの違法行為の証拠を回収・隠滅することが主な任務。
実態としてはほぼTerra Groupの私兵で、全世界に7500人のスタッフがいる模様。
しかし、証拠隠滅の一環とはいえTG社内の研究員らを容赦なく殺戮する命令などを受けており、
隊員の中にはTGの行いに疑問を抱いて部隊から離反した者も少なくない。
その結果、BEARと同じく部隊としてはほぼ壊滅状態となっている。(USEC主人公は離反した元隊員、という設定)
全く土地勘のない異国の地から生還する為には、かつての敵と協力してでも脱出の糸口を探さなければいけない状態。
「ROGUE USEC」
かつてUSEC所属だった「Goons分隊」の隊員達が離反した成れの果て。英語で喋る。
USECが占拠・使用していた大規模拠点の一つであるLighthouseの浄水所を拠点に活動している。
訓練された元PMCということもあって、普通のSCAVとは一線を画する射撃精度・装備をしており非常に手強い。
基本的には西側の装備を使っているが、残存装備の都合なのか一部AKなどの東側装備を使っている者も居る。
現在はGoons分隊の隊長であるKnightをトップとして活動している。
Terra Group
今作の紛争の主原因のファッキンシット暗黒メガコーポ。だいたいこいつらのせい。
立ち位置としては某傘社や某金庫社に並ぶレベルの暗黒っぷりを醸し出しており、
極秘の実験施設で違法な人体実験を繰り返したり、機密情報の漏洩防止の為に平然と身内の研究員の暗殺をUSECに命令したりとやりたい放題。
世間一般には「Terra Groupが何かやらかしたせいで紛争起きたんじゃね?」と疑惑の目を向けられているが、「我が社は何も関係ありません」「紛争に苦しむ市民の人達を救いたい」などとほざく始末。
しかし、USECが壊滅状態となり協力を得られなくなった現在は陰謀が晒されるのももはや時間の問題…
と、思われたが秘密裏に保有していた私設軍『Black division』を動かしてでも機密情報を守ろうと必死になっている模様。
(そんなにするなら最初から真っ当にやれ)
SCAV
「オッパチュキ-!!」
Tarkov市内に取り残され生き延びる為に物資を略奪するようになった元市民、火事場泥棒の為に自ら残ったチンピラなど、Tarkov市内で活動しているスカベンジャー達の総称。やたら訛ったロシア語で喋る。
ある程度SCAV同士で協力している事が多いが、その中でも物資のいざこざで仲間割れしていたりすることもあるので一枚岩の組織とはいえない集団でもある。
一定のエリア内を巡回しており銃声や死体に反応する通常タイプの他、高台に陣取っており感知・射程範囲の広いスナイパーSCAV、
特定のマップでのみ登場する重装備の強敵・SCAVレイダーなど種類は様々。
元市民や無法者達の集まりという事で練度や装備の質は千差万別。
基本的に(SCAVレイダーを除き)軽装で、得物も安いライフル・ショットガンなどが主だが、
たまに高性能な
ボディアーマーやAP弾などを装備している事もあるため油断は禁物。
また設定上は上記の通り烏合の衆であるのだが、ゲーム内では
そこそこの距離からでも的確にプレイヤーを感知して発砲してくる。
本作のシステム上どんなに貧弱な弾薬といえども、充分な強度のアーマーが無い状態で頭部・胴部にクリーンヒットすれば容赦なく即死するため、装備の貧弱な序盤では大きな脅威となる。
所詮雑魚NPC…と思って油断していたらいきなり捕捉困難な距離からスナイパーSCAVにメッタ撃ちにされてこの
ゲームの厳しさを叩き込まれた人も多いのでは?
SCAVの出現地帯ではクリアリングを徹底すべし。
・Ryzhy
ゲーム本編と時間軸を同じくする実写ムービー『The Chronicle Ryzhy』の主人公を務める生まれも育ちもTarkov出身のSCAV。常に身に付けている黒いバラクラバとIDEAのチェストリグがトレードマーク。
自らの意思で街に残った上で、かつ火事場泥棒もせず、必要最低限の物資以外は集めようとしない変わり者。
彼が街に残った目的は、契約戦争勃発の直前に突如失踪した父親と再会する事。
父が失踪した直後に現れた謎の男『Lightkeeper』が事に絡んでいると読み、父の形見であるダブルバレルショットガンを手に地獄と化した故郷の街で奮闘するが…
SCAV BOSS
SCAV達を統率し、そのマップ一帯を支配しているネームドのSCAV。
毎回必ず出現するわけではなく、レイド開始時に確率で出現判定が行われる。
基本的にマップ毎に出現するSCAV BOSSは固定されているが、
中にはGOONS分隊3人組やPartisanなど複数マップを跨いで出現する特殊なSCAV BOSSも存在する。
装備・射撃精度共に普通のSCAVとは一線を画しており、更に護衛を伴って集団で行動している事もあるため、無策で挑むのは自殺行為。
一方でSCAV BOSSの落とす強力なユニーク装備やレアドロップは高値で売れるため、倒すことができれば非常に大きな利益となる。
カルト
PMC、SCAVいずれにも属さない狂信者たちによる第三勢力。
基本的に同胞以外は問答無用で攻撃してくるためその活動内容は謎に包まれており、
各地に点在する隠し部屋には銃器が捧げられた怪しげな祭壇が見られる。
そして捧げ物をパクる事もできる
一部マップの夜間でのみ低確率で出現する。
通常は茂みの中などに潜んでおり、プレイヤーを捕捉しても即座には攻撃せず、
一定エリア内に入ると敵対する…という特殊なルーチンで動く。
通常の射撃攻撃の他に、駆け寄って毒の塗られたナイフで切り付けてくるのだが、
普通のSCAVと異なり喋らず、更に走っても足音が発生しない、
更に更に体温を下げる注射を打っておりIRスコープでも映りにくい…
とインチキじみた特性を多数持っており、プレイヤーが先に捕捉する事が非常に困難。
撃たれるor切られてから初めて存在に気が付き、そして手遅れ…というパターンが多い。
PMCやSCAV BOSSとはまた違うベクトルでの難敵。挑む際は最大限の周辺警戒が必要だろう。
トレーダー
プレイヤーとの取引を行ってくれるNPCの商人たち。
全部で9(+1)人おり、それぞれ商品の品揃え・買い取ってくれる品物の種類などが異なる。
基本的に取引はルーブル紙幣か物々交換になるが、ドル・ユーロ紙幣が必要なトレーダーも存在する。
各トレーダーからは「タスク」と呼ばれる依頼を持ちかけられることがある。
内容は探索や物資の回収・設置、SCAVやPMCの排除、銃のカスタマイズ…など様々。
タスクを達成することでそのトレーダーの友好度(ロイヤリティ)が上がり、品揃えが豊富になったり特殊なアイテムをくれたりする。
特に強力な銃器・装備の大半は友好度を上げないと売ってくれないため、暇があればこまめにタスクをこなしていこう。
Norvinsk一帯を封鎖した国内軍の後方基地倉庫を管理する
ロシア連邦軍の准士官のおっちゃん。
腹と頭皮が全キャラの中で最も悲しいことになってる
口は悪いが義理堅く情に厚い昔気質の軍人であり、契約戦争の最中はBEARのPMC達に武器、弾薬等の様々な物資をひそかに『提供』していた。それ横流しやんけ
最序盤のタスクでは「お前ホンマに使えんの?すぐ死ぬんちゃうんか?」みたいな口の悪さを披露するが、彼のタスクをクリアして信頼を得ていくと口調が非常に優しくなり頼りにされる。
主にAKシリーズを中心に東側銃器や弾薬、一部のパーツと装備品を取り扱っている。
特に最初期から購入できる中では安価でフルオート連射ができるPP-91 Kedrや
PPSh-41、AKS-74U、
性能とコスパのバランスに優れる7.62×39mm PS弾を販売してくれる為、序盤からお世話になるトレーダー。
中盤以降も東側系AP弾やSR-2M、AS VALといった強力な武器を販売してくれるので最後まで頼りになる。
その一方で買取に関しては渋いのはご愛嬌。
受注タスクの種類は千差万別。難易度も簡単な納品や探索から、難しいキルタスクまで様々。
その中でも中盤に受けられる『The Punisher』シリーズを最後までクリアするともらえるEpsilonコンテナは一人前の証。
Tarkov市に来たばかりの新米PMCはこのタスクを当面の目標としてみよう。
逃げ遅れた市民達を病院内に匿っているTarkov市中央病院の外科医長を務めている女性。
何気に(Fenceを除くと)本作の紅一点。
コネを使って真っ先に逃げ出す事もできたが、自らの意思で市内に残り、市民全員の脱出が叶うまではTarkovに残り続ける覚悟を持った医師の鑑。
一方で単なる平和主義者という訳でもなく、必要とあらば略奪した物資を溜め込んでいるSCAVの排除をも厭わない強かさを併せ持つ。
また職業柄Terra Groupの裏の顔に紛争以前から勘付いており、現在は匿っている市民達の脱出手段を模索しながら、自身にとって有益なTerra Groupの機密情報を入手しようとしている。
それにしては妙にTerra Groupの内情に詳しすぎるような…
医薬品をメインで取り扱う唯一のトレーダー。各種ルートアイテム・医薬品・鍵などを買い取ってくれる。
ロイヤリティが上がると疑似的にスタッシュを拡張できるケース類や、短時間強力なバフを付与できる各種注射などを取り扱う様になる。
更にアップデートで「クイックトリートメント」というサービスが追加され、
PMCでレイド終了時に負傷していた場合、ルーブルを支払う事で即時回復してもらえるようになった。
一定回数or一定Lvまでは無料で利用できるため、序盤はガンガンお世話になろう。Therapistマジ女神。
受注タスクは特定アイテムの納品や特定箇所の探索が大半で、全トレーダーの中で最も簡単。
キルタスクも若干あるが、全てノーマルSCAV相手なので苦戦する事は少ないだろう。
Lv35で受注可能になる『Private clinic』をクリアすると本ゲーム中トップクラスの容量&汎用性を持つTHICCアイテムケースを貰う事が出来る為、
ワイプ後のPMC達が血眼になってLv35を目指す光景はTarkov市内の風物詩。
紛争以前からNorvinsk地方全域に展開されている、密輸業者ネットワークを束ねる謎の人物。
何気に全トレーダーの中で唯一、立ち絵が実写。
本名や容姿は勿論、人種・国籍・年齢・性別・個人なのか集団なのか等、その素性は一切が謎。
過去のイベントタスク等でNorvinsk地方に留まらず、合衆国などの他国にも顧客がいる事が示唆されており、謎の深い存在。
Co-op脱出を成功させるとFenceから感謝・感心のメールが届くため、プレイヤーSCAVはFenceの部下である模様。
非常に特殊なトレーダーであり、他プレイヤーがFenceに売却した品物を販売するという特徴を持つ。
またレートは不味いが、(一部の鍵などを除く)ほぼ全てのアイテムを買い取るのも特徴。
上記の特性上、基本的に他トレーダーが買い取ってくれないボロの武器や装備品などを売買する事が殆どだが、
稀に思わぬ高額品・掘り出し物が売りに出されている場合もあるため、気が向いたら覗いてみよう。
友好度が後述のカルマシステムと連動している点も特殊。
通常のタスクもあるにはあるが非常に数が少なく、いずれも終盤で依頼されるエンドコンテンツ級の難易度のため
基本はカルマを上げていくことで付き合いを深めていくことになる。
カルマ値を最大の+6.0まで上げると「他プレイヤーがレイド中にロストしたアイテム」も売るようになる。
また、特定条件を満たすとFenceからプレイヤーSCAV時にSCAVタスクを受けることが可能になる。基本的な内容はPMCで行うデイリータスクと同じ。
尚、SCAVタスクをクリアしても「Good」しか言わないためFenceの真意はやっぱり分からない。Good BOT
Customs近郊を根城にしている、元港湾地区にある税関ターミナルの従業員だったおっさん。
名前の由来はいつも被っているスキー帽から。
当初はターミナル内の品物で細々と商売をするだけだったが、紛争が激しさを増す中で周囲のゴロツキ達をまとめ上げ、現在ではターミナル一帯を牛耳るかなりの武闘派。
…というかプレイヤーと取引に応じてくれるだけでやってる事は実質SCAV BOSSである。
紛争最初期からPeacekeeperと組んで様々な違法行為に手を染めており、気に入らない連中は即座に抹殺を試みる本作屈指の危険人物&金の亡者。
その為、PraporやTherapistなどからは非常に嫌われている。主人公相手にも最初には「どうせ使えねぇんだからさっさと死んでこい(要約)」と言い放つが、
タスクをこなして信頼を得る事で主人公の力を認め「この仕事にはお前の力が必要だ」と言われるまでになる。
また、殆どのトレーダーが危険性から避けているTerraGroupにも興味を示しており、彼のタスクではTherapistとは違った方向からTerraGroupの謎に迫る事になる。
品揃えは民間モデルの銃器やAKシリーズのアタッチメントが主だが、一部軍用銃や弾薬なども販売する。
序盤はセミオートでしか撃てないが精度とコスパのいいADARやAK-545、中盤以降はRFB、MCX.300 Bluckout、DVL-10、Vectorなど
Prapor、Peacekeeperにも劣らない高性能な銃器を多数取り扱うため、是非仲良くしていきたいトレーダー。
受注タスクは乱戦になりやすいCustomsの探索の他、数多くのPMCキルタスクが序盤から並んでおり難易度は高め。
また数は少ないが、クリアする事でPraporやTherapistなど他トレーダーの友好度が下がるタスクや
依頼元を裏切って情報を横流しするかどうかの二者択一、三者択一を迫られるタスクもあるため要注意。
中盤以降は武器や装備を指定された状態でのキルタスクも多い。
特にCustomsでショットガン+SCAVベスト+ウシャンカ帽の装備指定でPMCキルを要求される『Setup』は中盤の難関としてPMC達の悩みの種。
タルコフ市の港湾地域へと繋がる中央検問所のひとつ、Terminalに拠点を築いている国連平和維持軍(PKO)の補給担当官のおっさん。M字ハゲにグラサンが特徴。
…ただSkierの欄で書いている通り、Skierと協力して違法行為をしまくる事で金を荒稼ぎしているPKOの面汚し。
西側諸国の政府や諜報機関に情報を売るためのパイプを持っており、違法行為を上官に悟られながらも報告出来ない様に上官の弱みを握っていたりと、単なる金の亡者ではない狡猾さを併せ持つ。
その経歴上他トレーダーと違い、ルーブル通貨ではなくドル通貨で取引する事になる。ルーブル→ドルの両替もしてくれるが、ドル→ルーブルに戻すことはできないため注意。
なお、売っている装備はPKOの在庫な模様。お前も横流しかよ
主に西側の銃火器・アタッチメント・弾薬・装備を販売する。
序盤はMP5やUZI、中盤以降はM4A1やMP7、RSASSといった高性能な西側銃火器を多数取り扱っている。
弾薬についても優秀で、1発3$とは思えないコスパの良さと火力を両立する7.62×51mm M80や
高い肉体ダメージを与えられる9x19mm Quakemakerといった強力な弾薬達を調達できるため、
全トレーダーの中でも早急に友好度を上げたいトレーダー筆頭。
ただし序盤の時点ではPeacekeeperから受注できるタスクが無く、すぐにはロイヤリティを上げられないのが歯痒いところ。
彼の興味を得る為には、まずは彼のビジネスパートナーのタスクをこなしていくと良いだろう。
受注タスクは特定箇所の捜索や物資の回収・設置が多い。一部キルタスクも有るがノーマルSCAVが殆どで、タスクの内容自体はTherapistに次いで易しい部類。
その代わりにほぼ全てのタスクがShorelineに集中しており、新米PMCやShorelineが苦手なPMCには一気に難易度が跳ね上がる。
Shorelineの超危険地帯である中央部のリゾートホテルにもタスクで複数回赴く事になる為、マップ構造はしっかり叩き込もう。
各種付属品や改造済みの銃器を販売する凄腕ガンスミス。超の付くヘビースモーカーでもある。
Ryzhyともビジネスの関係での付き合いを持っており、彼の事を高く評価している。
かつてFactoryで現場主任を務めていた過去を持つ。
彼の手がける銃器の質は数多くの人に認められているらしく、同胞以外は容赦なく殺戮するカルトでさえも手を出さずにきちんと顧客として取引を行っている模様。
また、EMP攻撃によってまともに外部との通信が取れないTarkov市内において数少ない生きているインターネット回線を保有している人物でもあり、後ろ盾のない個人ながら他勢力から命を狙われないだけの立場を築いている。
寡黙で孤独を好む性格だが、別に人間嫌いという訳ではなく
多くのタスクをこなして仲良くなると、物事や世界に対する彼の独特な考えを聞くことができる。
主に武器アタッチメントやカスタムされた銃器を販売するトレーダー。
各種アタッチメントは後述するフリーマーケットから買うこともできるが、Mechanicの販売品と同じパーツをフリマで揃えようとすると5倍以上の費用がかかることもザラの為、本格的なカスタム銃器を使いたいならしっかり仲良くしておこう。
また、一部のアイテムはルーブル通貨ではなくユーロ通貨やBTCを要求する。
全トレーダーの中で一部除く銃器・アタッチメント類の買取が最も高い。いらない銃やアタッチメントがあればこまめに売っておこう。
耐久が低いなどで銃本体が売れない場合でも付けているアタッチメントは買ってくれるので、バラしてアタッチメントをMechanicに、銃本体をFenceに売ると銃まるごとFenceに売るよりも多少売値が増える。
受注タスクは特定アイテムの納品と特定箇所の探索が多い。
また彼固有のタスクとして、提示された条件の通りにカスタムした武器を納品する『Gunsmith』シリーズがある。
銃本体とカスタムパーツさえ用意すればレイドに出撃しなくてもクリアできる為、経験者のPMC達からは「お金で楽にクリアできるタスク」として人気。
但し、シーズン毎に地味に指定条件が変わってたりするので要注意。
全体的には探索収集を中心に簡単なタスクが並ぶが、中盤で依頼されるタスク『A Shooter Born in Heaven』(通称シュタボ)が大問題。
「ボルトアクションライフル×ヘッドショット×PMCを各5キル×FactoryとLab以外の全8マップ」というEFT全体で見てもトップクラスの超難関タスクが立ちはだかる。
ボルトアクションの扱いにはしっかり慣れておこう。
かつてはTarkov郊外の大きな市場で管理人を務めていた、戯曲や小説等からセリフを引用してみたりキザな言い回しを好むおしゃれおじさん。フリーマーケットの運営も彼が行なっている。
基本的には誰に対してもフレンドリーかつ落ち着いた雰囲気で「商品さえ買ってくれるなら、相手がどんな奴でも『客』として扱う」というビジネスライクな思考をもつ。他トレーダー達は勿論、PMC達と敵対している特定マップのSCAV BOSSですら客として取引している歴戦のビジネスマン。
また、Interchangeにあるショッピングモール「ULTRA」には特別な思い入れがあるようで、SCAVの巣窟になっている現状を苦々しく思っている模様。
主にヘルメットやアーマー、バックパックなどの各種装備品をメインで取り扱う。
Therapistと同じくどんなプレイヤーであっても彼のお世話になるだろう。
ちなみに装備品の買取も全トレーダーで1番高い。
受注タスクは特定アイテムの納品や特定箇所の探索、タスク限定アイテムの入手が大半を占める。
序盤から中盤はlnterchangeでのタスクが集中している為、Interchangeのマップ…特にULTRAモール内の構造はしっかり叩き込もう。
特に終盤タスクでは多くの貴重品をFIRで要求される為、タスクが出る前からこまめに集めておこう。
また、固有サービスとしてPMC用のコスチューム(スキン)を購入する事が可能。
見た目以外の変化はないが、周囲の環境によっては迷彩効果が増す…かもしれない。
アイテムと違って死亡してもロストしないが、モノによってはかなり高額なので注意。
かつては野生動物保護管理局の職員としてプリオゼルスキー自然保護区(Woods)を管理していた熟練の老ハンター。
Mechanicの古くからの友人でもある。
紛争が起きてからSCAVによる数々の残虐行為を目にしており、通常時であれば救えるはずの人々を救えなかったという絶望と自責の念から隠遁生活を送っているが、その心には「正義」を渇望している。
また、紛争前に半年間だけFactoryの警備主任を務め、Shorelineのリゾートエリアに住んでいた事から間近でTerraGroupのキナ臭さを感じていた。
ゲーム開始直後は取引できないが、序盤のとあるタスクを達成することで登場し、以降取引ができるようになる。
ハンターらしくショットガンとライフル、それらの各種弾薬を豊富に販売している。
その他にも狩猟用の装備品や一部のケース類といった他トレーダーが取り扱っていない物を販売している。
特にライフルとショットガン、スコープ類の品揃えが豊富なため、なんだかんだお世話になるトレーダー。
また、ロイヤリティLv3になると『Red Rebel Ice pick』(通称:RR)というアイテムを扱うようになる。
所持していると一部マップにある特殊な脱出ポイントが使えるようになり、脱出が楽になるため頑張って交換してみよう。
買取に関してはFence以外で唯一、近接武器を買い取ってくれるのが特徴。
銃器はショットガン・スナイパーライフルのみ買い取ってくれるが、実はMechanicよりも高く買い取ってくれる為この2種は彼に売ると良い。医薬品や食料品もそこそこ高めに買ってくれる。
受注タスクは殆どがキルタスクなのだが…その内容は全トレーダーの中でトップクラスの鬼畜難易度。
序盤からいきなり「ボディアーマーを着用せずにSCAVを倒せ」「ボルトアクションライフル+40m以遠+アイアンサイトでSCAVを倒せ」などの理不尽な縛りプレーを要求される。
特に全編通してボルトアクション縛りの『The Tarkov shooter』シリーズと、各地のSCAV BOSS撃破が条件の『The Huntsman Path』シリーズは多くのPMCを発狂させた。
追い討ちをかけるように、他トレーダーのタスクを達成すると時々友好度が下がるため、彼のロイヤリティを上げるにはこまめに友好度を気にしながら上記の鬼畜タスクをこなさなければならない。
一応設定上はシリアスな背景を抱える善人なのだが、
『殆どのタスクが高難度、かつ理不尽感の強い縛りプレー』
『放置するとすぐに友好度が下がるメンヘラ具合』
『タスククリア後の態度も投げやり』
『そもそもタスクを依頼する理由の殆どが「目障りだから殺してこい」という適当っぷり』
…と言った感じの為、PMC達からは「クソ髭」「メンヘラジジイ」等、散々な言われ様をされており割と可哀想なおじちゃん。
まぁ、頑張って完遂したタスクで「本当にやったのか?凄いな」とかほざくコイツもコイツだけども
Tarkov市内で闘技場「Arena」を主催しているスキンヘッドのおっさん。
Jaeger同様、序盤の特定のタスクを完了する事で取引できるようになる。
スタンドアロンの派生作品『EFT:Arena』との連携要素を担っており、稼いだルーブルやGPコイン等をEFT本編-Arena間で相互に転送してくれる。
また、集めたGPコインはEFT本編でカスタム済みの銃器や鍵、資材などと交換してくれる。
転送機能を使えば実質ノーリスクでルーブルを稼げる上にGPコインで交換できる品目もかなり美味しいため、
Arenaを持っていれば仲良くしておこう。
人間の屑ほど優秀なトレーダーの法則
タスクもArenaに関連する内容がメインを占める。またArena側のデイリー/ウィークリータスクもRefからのタスク扱いであり、どちらを達成しても友好度が上がる。
Lighthouse内の灯台を根城にしている、無線機や海軍の電子機器の専門家。
カルト達の紋章のネックレスを持っていたり、他トレーダー達にモールス信号越しに脅迫メッセージを送って多額の金を要求したりしている謎の人物。
どうやら『フードの男たち』と呼ばれる者に啓蒙を受けて、何かを実行しようと企んでいるようだが…?
極めて特殊なトレーダーであり、上記の通りマップ上に住んでいるため
出会うためにはまずレイドでLighthouseに出撃する必要がある。
更に現地に行っても無条件でコンタクトできるわけではない。
灯台へ続く一本道は配下兼護衛のスナイパーや
クレイモア地雷で厳重に封鎖されており、無断で侵入する者は問答無用で排除の対象。
とあるアイテムを所持した状態で赴くことで封鎖が解け、ようやく彼からのタスクを受ける事ができる。
複雑かつ長大な下準備を経る必要があり、出会うだけでもその難易度はエンドコンテンツ級。
受注できるタスクは少ないが、エンドコンテンツ級の装備やアイテムを開放するためには避けて通れない超高難易度タスクが並ぶ。
ここまで来れた熟練のPMCでも過酷な戦いになる事は必至。全力を尽くして彼の野望の果てを見届けよう。
システム
レイド
EFTのメイン要素となるFPSパート。
「PMC」か「SCAV」のどちらで出撃するかを選び、マップを選択して出撃する。
スポーン地点はランダムに決定される。
アイテムを集めたりトレーダーからのタスクをこなしたり敵を排除したりしつつ、
マップ内に数箇所存在する脱出地点へ制限時間までに辿り着くことが目標となる。
脱出地点は無条件で利用できるとは限らず、PMC限定・SCAV限定の地点や、
特定の条件を満たさないと利用できない地点も存在する。
マップには天候や時間経過の概念も存在する。
雨が降れば物音が判別しにくくなり、霧や夕暮れの時間帯は見通しが悪くなる。
夜間は更に見通しが悪くなり隠密行動がしやすくなるが、暗視スコープなどで一方的に撃たれるリスクもあるため注意。
PMCモード
プレイヤーのメインキャラを操作するモード。
(自PT以外の)他PMC、およびSCAV全てが敵になる。
自分の手持ちの中から好きな銃・装備を使って挑めるが、
死亡すると(保険を掛けたorコンテナ内のアイテム以外は)ロストしてしまう。
また、トレーダーからのタスクは基本的にPMCモードでないと進められないため注意。
出撃時にはアイテムに「保険」を掛けておく事ができる。
あらかじめルーブルを支払っておくことで、死亡後にそのアイテムが他者に持ち去られていなければ一定時間後に返却してくれる仕組み。
高額な装備ほど保険に掛かる費用も高くなり、持ち去られやすいため保険が不発に終わることも多くなるが、
ここ一番の大事なレイドには使っておいて損はない。
過去には「斧マン・HGマン」と呼ばれる超軽装で死亡時の損失をほぼ無にする捨て身の戦法が流行ったが、
現在はゲームシステムで対策されているため非推奨。
SCAVモード
こちらはSCAVの一人となって脱出を目指すモード。
通常のNPCのSCAVと区別するため、「プレイヤーSCAV」「P-SCAV」「Pスカ」と呼ばれたりする。
大まかなルールはPMCモードと変わらないが、
- 外見や名前、初期装備はランダム。SCAVのため、装備の質は低い
- ある程度の時間の経過したレイドに途中参加する
- マップ上のNPC-SCAVは、こちらから攻撃しない限り原則として味方
- PMCとは別キャラであるためタスクを進めることができず、各種スキル経験値も上げられない
- ただし脱出成功時に集めた装備・アイテムは全てもらえる
- 出撃する度に一定のクールタイムが必要
- カルマシステムが存在する(後述)
等の違いがある。
出撃に元手が一切かからないため、リスクを気にせずある程度強気な行動に出られるのがPスカ最大の強み。
死亡するとアイテムをロストするのはPMCと同様だが、儲けがゼロになる事はあっても赤字になる事はない。
装備の貧弱さ故に自分からPMCに戦闘を仕掛けるのは(基本的に)無謀だが、
アイテムを漁って金策を行うにはうってつけのモード。
レイドへの途中参加はメリットでもデメリットでもある。
アイテム湧きが美味しい場所は先発したPMCに漁られてしまう事が多くなるが、
時間が経過すると既に死亡or脱出済みのPMCも出てくるため、PMCと接敵する確率は少なくなる。
運が良ければ放置されたPMCの死体から装備一式を丸ごとハイエナできることも。
Pスカ固有の要素として「カルマシステム」がある。
SCAV出撃で脱出に成功したりPMCをキルすると「カルマ値」が増加し、逆に友好的なSCAVをキルすると減少する。
PMC出撃でも特殊な脱出ポイントを使う事で増加する。
カルマ値が高いとPスカ出撃時の装備が豪華になったり、使える脱出ポイントが増えるなど様々なメリットがある。
逆にカルマ値が低いと周囲のSCAVに無条件で攻撃されたりするなど無視できないデメリットが増えるため、
Pスカ同士が撃ち合わない動機付けにもなっている。
また前述の通り、カルマ値はFenceの友好度にも連動している。
キャラクター操作
非常に多彩な動作ができるのもEFTがハードコアFPSたる所以。
リーン一つ取っても通常リーン・スローリーン・サイドステップを選択できるのは序の口で、
立ち~しゃがみ~伏せで姿勢を8段階に調整できたり歩行速度を無段階で調整できたり、
ブラインドファイアやショルダートランジションなどの動作が可能。
またスタミナが2種類あるのも特徴。
スプリントで消費する脚部スタミナとは別に、ADS構えで消費する腕部スタミナが存在する。
ADSし続けると腕が疲れて狙いがブレてしまうため、必要なタイミングでのみADSする必要がある。
HPステータス
頭・胸・胴・両腕・両脚の各部位に、それぞれHPと状態異常が設定されている。
例えば脚部にダメージを負って「骨折」すれば移動速度が落ち、「出血」すれば徐々にその部位のHPが減ってしまう。
部位のHPが0になると「壊死(破壊)」となり、各部位ごとにより重度のデメリットが発生。
更に「壊死」した部位にダメージを受けると、そのダメージが全身に分散する非常に危険な状態となる。
出血などで全身のHPが0になった場合や、銃撃などで頭or胸が壊死すると死亡となる。
当然
自動回復なんて甘ったれたものは存在しないため、
ダメージを受けた場合は治療キットで部位のHPを回復したり、包帯や添木で状態異常を回復する必要がある。
また、壊死した部位は手術キットでしか回復できない。
その他、HPや状態異常の治療はできないが痛みを抑えて行動ができる鎮痛剤、
高価だが短時間強力なバフを付与できる注射などが存在する。
スキル
特定の行動をすることでスキルポイントが溜まり、有利な効果が働くようになる。
例えば、マップ上でアイテムを漁ると「注意力」スキルが鍛えられ、より高速でアイテムを漁れるようになる…といった具合。
スキルLvが極まると「エリート」という状態になり、更に特殊な効果を得る事ができる。
その為、筋力スキルを上げる為にクソ重たい軍用バッテリーを担いで走り回る変態が現れることも
飲食
「エネルギー」と「水分」というステータスがあり、出撃中はこの2つが徐々に減っていく。
完全に0になってしまうと「疲労」「脱水」状態となりHPが徐々に減ってしまうため、
長時間のレイドの際は現地でアイテムを飲食して栄養補給をする必要がある。
…基本的にはそれだけなのだが、飲食物の種類やモーションがやたら凝っているのがEFTクオリティ。
レーションや缶詰、ペットボトルの水などは勿論、瓶入り
マヨネーズや角砂糖、コンデンスミルク、
果ては
常温で放置されていたジュースや牛乳など、どう考えても食べられなさそうなものまで平然と一気食いする。
またモーションも凝っており、缶なら開けてスプーンで掬って食べたり、クラッカーは袋をちぎってサクサク音を立てながら食べたり…と地味な飯テロ要素になっている。
武器
プライマリ2丁+セカンダリ1丁+格闘武器の計4枠を持ち運ぶことができる。
ロシアが舞台のFPSなだけあって、東側銃器のラインアップが特に豊富。AKシリーズだけでも10種類以上存在する。
中にはADAR 2-15やKS-23など、他作品ではなかなかお目に掛かれないマニアックな銃器も。
西側銃器についても、お馴染みのM4A1やMP5から最新鋭のSIG SPEARまで充実している。
銃にはレート・反動・精度などの他、取り回しの良さを表した「エルゴノミクス」というステータスが存在するのが特徴。
エルゴノミクスが高いとADS速度が上がったり、より長時間ブレずにADSを維持できるようになる。
また銃には「耐久度」があり、耐久度が減ってくると精度が落ちたり、弾詰まりなどの動作不良が発生する事がある。
弾を連射しすぎることでも、銃身に熱が溜まって動作不良の原因になる。
一度動作不良を起こした状態の武器は、「チャンバー確認」という動作を行って対処しないと再度発射できなくなるため戦闘中に発生すると非常にピンチ。
弾薬
射撃のダメージは銃本体ではなく、発射する弾薬に依存するのがEFTの大きな特徴。
西側系ライフルでメジャーな5.56x45mm弾だけでも実に10種類以上あり、それぞれに「ダメージ」と「貫通力」というステータスが設定されている。
「貫通力」はヘルメットやボディアーマーを貫通できる性能、
「ダメージ」は弾が貫通して肉体に命中した場合の与えられる実際のHPダメージを指している。
その他、弾によっては精度や反動、状態異常の発生確率にバフ・デバフが付くものも。
- 貫通力が低い弾薬は、コストが安価でダメージが高い傾向にある。序盤~中盤のつなぎとして用いられることが多いが、アーマーレベルの高い堅牢な防具には弾かれてしまうため不利。
- 中には9x19mm RIPなど、低貫通でかつ高価だがダメージが極大、という特殊な弾薬もある。レッグメタと呼ばれる特殊な戦法で重宝されることも。
- 貫通力が高い弾薬は、アーマーレベルの高い防具を貫きやすく安定して有効打を見込めるが、ダメージが低いので軽装の相手には効果が薄い。またコストも高価なものが多く、せっかく敵を倒したのに弾を無駄撃ちしすぎて赤字…なんてことも。
弾薬はマガジンごとに管理されており、「マガジンチェック」という動作を行う事で確認可能。
しかし、確認しても残弾数が正確に分かるわけではなく「About half(ほぼ半分)」や「Almost empty(殆どない)」と言ったアバウトな表記になる。。
場合によっては空になったマガジンを外して弾込めを行ったり、
中途半端に残った弾薬を抜き出して1マガジンに集め直したり…といった作業をする必要が出てくる。
なおリロードやマガジンチェック、弾込め時に発生する音はしっかり他のプレイヤーにも聞こえるため、無防備な状態であることがバレしないように注意が必要。
マガジンによっては装填可能な口径が複数ある事があり(例:5.56×45mmと.300 Blackout)、気づかずに装填して戦闘時にリロードしようと思ったら銃の対応マガジン内に銃に対応しない弾丸が装填されていてリロードできずに死亡…なんてことも起きるのでしっかり確認しよう。
なお、この
ゲームのインベントリは複数の種類に分かれているが、リロードするためには「リグ」や「ポケット」にマガジンを差しておく必要がある。
レイド時には大容量のバックパックを背負うことができるが、ここからマガジンをロードすることはできない。
特にリグは装備するリグによってマスの個数や大きさが変わるため、考えて選ばなければならない。
マガジン差し替え時に差していたマガジンはリグに収納されるので、リロードのためにリグはマガジン1本分開けておくのが基本。
リグをパンパンにしてリロードしたせいでマガジンを一個失くすのはほとんどの初心者が通る道
カスタマイズ
シビアなゲーム性などと並ぶEFTの目玉要素の一つ。
各種銃器は非常に細かくパーツ分けされており、対応するパーツを変更することで銃を機構や外装を自分好みにカスタマイズできる。
例えばAK-74なら
- ガスブロック
- ハンドガードストック
- マズル
- ピストルグリップ
- レシーバー
- リアサイト
- マウント
- チャージングハンドル
- マガジン
…と非常に多くの部位をカスタム可能。装着するアタッチメントによっては更に部位が増える。
同じ銃でもカスタム次第で全く違う銃になることも珍しくない。
サイト一つとってもそのまま載せられるもの、専用のマウントが必要なもの、マウントを乗せるレールを付ける必要があるもの、レールを付けるために外装ごと取り換える必要があるものなど、銃との組み合わせによってさまざまなカスタマイズが生まれる。
高級なパーツでカスタムすれば当然性能は上がるが、その分死亡してロストした際の損失も増える。
またゴテゴテと無駄に大量のパーツを付けるとその分エルゴノミクスが低下して取り回しが悪くなるため、
自分の目的に合ったカスタマイズが大事になる。
防具・装備
武器以外の装備は
- 銃弾から身を守るボディアーマー、ヘルメット
- マガジンや投擲武器などの手元で利用するものを収納するタクティカルリグ
- アイテムを大量に収納できるバックパック
- 周辺の音を増幅するヘッドセット
- 収納量は少ないが死亡しても中身をロストしないポーチ(コンテナ)
等が存在する。
アーマーとヘルメットには1~6までの「アーマーレベル」が設定されており、
数字が大きいほど防御性能が高く、より貫通力の高い弾を防ぐ事ができる。
また、各種アーマーやヘルメットは防御できる範囲が決まっている。同じアーマーレベルでも首元や二の腕、脇腹までカバーしてくれる重装備のアーマーもあれば、
胸の前後しか守れない代わりに移動速度ペナルティが軽いアーマーなど種類は様々。
また撃たれると消耗し性能も下がるために修理が必要になるが、高ランクほどそのコストも高くなる。
リグやバックパックは耐久の要素はないが、収納が多いものはアーマーと同じようにそれだけ重量やマイナス補正がかさむ。大きなバックパックはそれだけ物理的にデカくなるため敵から見つけられやすくなることも。
ヘッドセットは収納にも防御にも関係せず、周辺の音を増幅して敵の足音などを聞き取りやすくなるだけの装備
しかしタルコフは音を聞くゲームと称されるぐらいには音の把握が重要であるため超重要装備の一つ。PMCで出るならよほどの理由が無い限りは装備必須。
ヘッドセットによってどの音をどのように増幅するかという違いがありマップやリアルの音環境、個人の好みなどから選ばれる。
このように多様な装備があるが、それ故に詳しくないと「防弾ヘルメットかと思ったら防弾性能皆無のレプリカだこれ!」とか「この武器セミオート限定の民間モデルだ!」なんてことも。データ詐欺はないのでちゃんと装備詳細でどういうアイテムかは要確認。
ただ組み合わせは広がるので、ぜひ自分の任務に合った装備を略だ……選んでみよう。
アイテム売買
銃器や装備、各種アイテムは先述のトレーダーを通じて売買できる他、
プレイヤーLvが上がると他プレイヤー達との直接取引を行えるフリーマーケットが解放される。
また、後述する「ハイドアウト」を使えばトレーダーが売ってくれないorフリーマーケットで販売できない高性能な弾薬などを自分でクラフトすることも可能。
トレーダーへ売っても二束三文だが、(タスク要求やクラフト素材として需要があり)フリーマーケットでは高額の人気品…といったアイテムも少なくないため、しっかり調べて儲けるべし。
ハイドアウト(隠れ家)
プレイヤーが過ごすことになるTarkov市内の拠点。
最初は単なる防空壕の廃墟でしかないが、アイテムやルーブルを消費する事で設備をアップグレードでき、様々な恩恵を受けることができるようになる。
- HP、水分やエネルギーの自然回復速度の上昇
- 経験値、スキル経験値のブースト
- 弾薬やアイテムのクラフト
などは序の口で、更に拡張が進むと
- 射撃場で手持ちの銃を試射したり
- ジムで筋力を鍛えたり
- 銃器や装備をディスプレーして飾ったり
- 太陽光発電で電力を賄ったり
- 密造酒を作って売り捌いたり
- ビットコインをマイニングして売り捌いたり
- SCAVやカルトを遠征させてアイテムを集めてもらったり
…と実に様々な事が可能。
設備をアップグレードしていくとビジュアルも綺麗になっていくので目で見ても楽しめる。(休憩スペースを最大レベルまで上げるとPS4の様なものまで置いてある)
主なエリア
GROUND ZERO
Tarkov市の商業区画にして、契約戦争の元凶となったTerra Groupの本社がある全ての始まりの地。
当初はプレイヤーレベル20以下しか入れない初心者専用エリアとして実装されたマップであり、後にPMCでの出撃がレベル20以下とレベル21以上で分けられる形で誰でも出撃可能となった。
そのような経緯で実装されたマップだけに主要な脱出地点を結ぶような大通りと地下駐車場、その道沿いに探索箇所となる建物がある覚えやすいシンプルな構造となっている。
序盤のタスクもアップデートによってここに固まるようになっており、基本的な動きを学ぶのに最適なマップになっている。
とはいえ(分かりやすい警告があるとはいえ)エリアオーバーすると即死するポイントがあったり、SCAVもそれなりに湧いてきたりなど本作の洗礼とも言える部分はきちんと存在しているため油断は禁物。
MAPが狭い上に常時脱出ポイントが南北2ヶ所のみかつスポーン地点と反対側のみ利用可能なため、大半のPMCはマップの反対側を目指すように大きく移動する必要がある。
そしてどちらに行くにしても中央大通り付近を通る必要があるためここで襲われることが非常に多い。地下ルートもあるので状況に応じた選択肢を採れるとよいだろう。
また平面マップこそシンプルだが、殆どの建物内部が多階構造だったり通路を抜けて別の出入り口や地下に繋がっていたりと立体的で結構分かり辛い構造であり、慣れないうちはかなり方角を見失いやすい。
右も左もわからない初心者がウロウロして射殺される事態が後を絶たないため初心者殺しMAPと言われることもしばしば。
マップ構造を頭に叩き込んでないと立ち回りが制限されるというEFTの掟を嫌でも教え込まれるだろう。
初心者が選ぶことが多いP-SCAVモードでは上述したレベルによるマッチング分けが発生しないため、場合によっては初心者向けとは思えない探索難易度となってしまう場合も少なくない。
幸いPMCと違い南北両方の脱出ポイントが常時利用可能なので、慣れないうちは中央には寄り付かずに近い脱出路にすぐさま向かって直帰するのも選択肢。少しずつ探索範囲を増やして慣れていこう。
SCAV BOSSは『Kollontay』。
内務省の執行部門に所属していた元職員で、お気に入りのゴム警棒による尋問や法定外の圧力に頼ることが少なくなかった卑劣なハゲ男。
超大型エリアのStreets of Takorvにも登場するボスで、PMC出撃でレベル21以上のマッチングにのみ登場する。
RPDによる制圧射撃や待ち伏せを好み、至近距離にいる場合やリロードなどで隙を見せた場合には警棒を構えて突撃してくる。
後者は一見するとただの隙に見えるが、警棒の攻撃がヒットするとスタミナが0になる、彼が警棒を構えている際に近くにいると"パニック"の状態異常に陥り、使用する銃が必ずジャムを起こすという能力を持っており、接近を許せば反撃すら許されずに叩きのめされることになる。
固有のドロップ品は「PR-Taran police baton」。
上述した戦闘でも使ってくるトンファー型の警棒ではあるが流石にパニックを起こす効果はない。
FACTORY
かつてTerraGroupへ違法に貸し出されていた第16科学工場。
契約戦争の間、Tarkovの工場地区の支配をめぐりUSECとBEARが衝突した戦場となり、その後USECとBEARが残した物資を手に入れる為に孤立したPMC達やSCAV達が闊歩している。
全エリアの中で最も狭い面積が特徴のCQBマップ。
PMCの湧きポイントも非常に近いため戦闘はほぼ不可避。その性質から数多くのキルタスクのために訪れる好戦的なプレイヤーが大半であることも拍車をかけている。
それに加えてマップの全域がSCAV&BOSSのスポーンポジションの為、気がついた時には袋小路に追い込まれていることも珍しくない。
また、P-SCAVが多く集まるマップでもあるのでもたもたしていると更に脱出は厳しくなる。常に退路は確保する事。
至近距離の戦闘になる事が大半な為、顔面を保護できるバイザーなどを付けていると生存確率が飛躍的に上昇するので金に余裕があれば是非装備しておこう。
SCAVBOSSは『Tagilla』。
かつてFACTORYで作業員として働いていたイカついタトゥーが上半身に沢山掘られた筋肉モリモリマッチョマンの変態。
『INTERCHANGE』のSCAVBOSS「Killa」の実弟でもある。
かつては兄のゴプニクカラーヘルメットに憧れて奇抜なデザインの防弾仕様の溶接面を作って付けたりする変人な一面も有りながら、基本的には筋トレ好きな普通の市民だったが紛争後に突然バーサーカーを化し、気に入らない人物を愛用のハンマーで撲殺する狂人へ変貌した。
豹変した原因は詳しくは判明していないが、Jaeger曰く銃弾を頭部に受けた事で性格が変わったor謎の薬品で狂人化したのではないか?との事。薬の方は絶対TerraGroupのヤツだろ
兄と同じく取り巻きこそ居ないものの、総体力1220という全BOSS2番目のタフネスを活かして『近距離の敵を愛用のハンマーでブン殴りに来るAI』を持つ。
ハンマーの殴打は非常に強烈で、被弾すると2撃死or即死してしまうレベル。
中距離ではBOSS特有の高精度射撃も行う為、苦戦は必死。
BOSSと戦う際の基本の1つである「超至近距離で戦う」を真っ向から立ち向かう近距離特化型BOSSとして多くのPMC達をハンマーの鯖にする強さを見せつけた。
...のは、実装初期だけ。
実装から程なくして全NPCのAIに調整が入り、NPCが行う行動のバリエーションが増えて驚異度が増したのだがそのバリエーションの中に「被弾すると近場の遮蔽物に退避する」行動ルーチンがあるのだが、この行動ルーチンが近距離特化型AIと非常に相性が悪く、自慢のハンマーで突撃してきたのにいざ撃ち返すと突然Uターンして退避し、回復行動をとってしまう事態に。
コレだけならまだ良かったのだが、マップ自体が超CQBマップなのもあり退避場所に追いつくのはとても簡単で、仮に追いついてもPMCには目をくれず一生懸命回復しまくるので無抵抗なまま一方的に倒されてしまうことになってしまった。
アホの極み
この事から最強格のBOSSから一気に全BOSSの中でぶっちぎりの最弱BOSSへと転落してしまった悲しいBOSS。
今では暇な上級PMCに乱獲されまくる醜態を晒してしまっている。どうしてこうなった。
その一方、特徴的なBOSSでもあるKillaの弟という設定や兄と同じくユニークなデザインのマスクを付けている事、工場を舞台としたマップのBOSSという方で『工場長』という愛称でPMC達からは割と愛されていたりする。
開発からもマスコットキャラ扱いされてるKillaと一緒に色んなイベントに出されていたり、彼をモチーフとしたマグカップをグッツとして販売し始めたりと兄と並んでかなりお気に入りな模様。
ユニークアイテムは『Tagilla's welding mask』と『Crye Precision AVS MBAV (Tagilla Edition)』と『BOSS cap』、『Superfors DB 2020 Dead Blow Hammer』の4つ。
『Tagilla's welding mask』は後頭部こそ保護してくれないものの、顔の前面は全てクラス5アーマーで保護する一品。少々、クセがあるが強固な防弾マスクとして扱える。
『Crye Precision AVS MBAV (Tagilla Edition)』は彼お手製のカスタムアーマーリグ。この兄弟、見た目と違って家庭的だなオイ
クラス6のアーマーリグが最大の特徴で材質もチタンな為、非常に強固。クラス6のアーマーリグ自体がかなり少ない事もあり、直りこそあまり良くないが高水準な防具に違いはない。
『BOSS cap』はBOSSの字が目立つ真っ赤なベースボールキャップ。特別な性能こそないが、紛争前の常人時代から愛用してたキャップで、彼の討伐タスクでも討伐の証拠としてJaegerから回収を頼まれる程にはトレードマークだった模様。その割にはプレイヤーSCAVで装備してる事も多いが...もしかして、気に入ったヤツに配ってたりしてんの?
『Superfors DB 2020 Dead Blow Hammer』は彼の愛用のハンマー。残念ながら彼のユニークアイテムの中で唯一、奪取出来ない様になっている。数多くのマッチョPMCから「使わせろ」という声が絶えなかったり。
INTERCHANGE
港湾地区と南Tarkovの工業地帯を結んでいたインターチェンジ。
マップ中央にそびえ立つ巨大なショッピングモール「ULTRA」が最大の特徴。
廃墟と化した3階建てモール内は広大な上に昼でも薄暗く、構造が分かっていないと迷子になりやすい。
基本的に室内戦が多くなる為、フラッシュライトがあると心強い。
モール内、特に銃器店およびSCAV BOSSが比較的高確率でスポーンする中央部は激戦区になりやすいが、その広大さ故に初動以外でモール外周部や屋外でかち合うことはあまりなく、他プレイヤーが取りこぼしたアイテムを拾って回るだけでもそこそこの稼ぎになる。
基本的に「モール中央に行かなければ(比較的)安全」「モールを出て北西or南東が脱出地点」と立ち回りが明確であり、モール内の構造さえ押さえておけば探索しやすい為、比較的初心者向けのマップ。
SCAV BOSSは『Killa』。
かつては何かのプロアスリートを務め、紛争前は『FACTORY』に作業員として弟である『Tagilla』と共に勤務していた。
取り巻きこそ居ないが、元アスリートという事もありPMCよりも足が早く、驚異的な速度で追跡をしてくる。一度見つかれば、追跡を振り切るのはほぼ不可能。
戦闘時も弾切れを恐れない弾幕を展開し、あっという間に標的を蜂の巣にしてしまう為、物陰に隠れながらの戦闘は必須...なのだが、『障害物に隠れた場合、その障害物を貫通させようと発砲しまくるAI』を搭載しているため木などの障害物に隠れる事はそのまま死を意味するので注意。
非常に強固な防具も装備しており、それだけでも脅威的なのだが
ゲーム中でも最高クラスの高貫通力弾を使ってくる事が殆どなため、並大抵の貫通力の弾薬を使う武器では彼のタフネスと圧倒的弾幕に押し切られてしまう為、真正面での撃ち合いは自殺行為。
彼の着ているアーマーをブチ抜けるパワーを持つ弾を詰めた銃で立ち向かうか、唯一防御されていない脚部へ肉体ダメージの高い弾を装填したSMGでレッグメタを行うのを推奨。
腕に自信があるなら
比較的薄い装甲を持つヘルメット本体を大口径弾で撃ち抜く事でワンパンも可能。しかし、ヘルメットの正面の大部分を覆うバイザーはゲーム中最硬の6アーマーである為、しくじれば死あるのみだが。
出現ポイントは『モール内の全域』。
どこで急に接敵するかも分かりづらいにも関わらず、『モール内の電源が付かない場合はスポーン位置で警戒』『電源が起動するとスポーン位置から離れて周りを巡回』という2つの行動パターンがある為、余計に接敵ポイントが分かりづらく危険。
モール中央にスポーンした際はモール中央の銃砲店・KIBAの警報が鳴ると真っ先に駆け付けてくるため注意が必要。
上記の習性から通称「店長」とも。
ユニークアイテムは『Maska-1SCh bulletproof helmet (Killa)』と『6B13 M modified assault armor (Tan)』の2つ。どちらとも彼のお手製カスタム品。(もしかしたら裁縫とか趣味だったりする?)
『Maska-1SCh bulletproof helmet (Killa)』は彼のトレードマークの黒に白線のゴプニクカラーヘルメット。性能自体はノーマル品と変わらないが、売価は段違い。
『6B13 M modified assault armor (Tan)』はノーマル品からがっつりカスタムされており、(自己主張が強いデザインを添えて)大幅に性能が向上している。ゲーム中でも最強格の防御性能・修復性能を持つ一品。ここぞというキルタスクに着ていきたい。
特徴的なヘルメットを付けている事や「店長」の愛称から、BOSSとしては非常に強くPMC達を殺戮している一方で割とPMC達からは愛されていたりする。
開発からも全BOSSの中でぶっちぎりのイベント出演率を誇り、公式グッツでも彼のヘルメットを模したマグカップや彼のアーマーのレプリカを販売したりとかなり気に入られてる模様。
余談だが、彼の誕生秘話には某特殊部隊のマリモヘッドが深く関わっていたりする。(同じヘルメットだしね。)
CUSTOMS
FACTORYに隣接する大規模工業団地。
かつてFACTORYに勤める社員達が使っていた寮や資材倉庫が立ち並び、建設現場の周りには数多くの重機や貨車が建設途中のまま放棄されている。
CUSTOMSは税関という意味であり、マップにも税関らしきエリアがある。
マップに流れている川を境に大きく分けて、寮や倉庫、建設途中の敷地がある建設エリア、貸倉庫が立ち並ぶターミナルエリアからなる長方形型のMAP。
脱出ポイントが東西に集中していることから、大半のPMCやP-SCAVがマップの反対側を目指すように大きく移動する必要がある。
更に建設エリア内は見た目よりも移動できるルートがかなり限られているため、
必然的に反対側から来たプレイヤーと遭遇・交戦する確率が他マップと比べても非常に高い。
そのくせタスクで序盤から何度も通う必要があるため、GROUND ZERO、WOODSと並んで初心者殺しのMAPとして名高い。
一方でGROUND ZEROと並んでEFTの基本が詰まったマップと言っても過言ではなく、この修羅場をしっかり生き延びられる様になるのが熟練PMCへの第一歩。しっかりと構造を叩き込もう。
マップ中央はどんな展開でもほぼ確実に戦闘が起こるが、
特に建設エリアでは社員寮、中央2か所の建設敷地(通称:新建築、旧建築)、
貴重品が湧くことがある2階建ての建物(通称:インテリ棟)、
ターミナルエリアでは中央の大きな倉庫(通称:赤倉庫)が激戦区になりやすい。
SCAV BOSSは『Reshala』。
紛争前からギャングだったReshalaと元警察隊と思われる取り巻きの集団で活動している。
元々は街のチンピラに過ぎながったが、とある一件からのし上がり自身のギャングを作り、汚れた金で警察官を含めた数多くの人物と関係を持っていた模様。彼の取り巻きもその1人だろう。
他のボスに比べて取り巻きが非常に多い(最大3〜5人)のが特徴。
出現ポイントはこちらも激戦区である、建設エリア内の社員寮とガソリンスタンドの2箇所。
個々の強さは他SCAV BOSSと比べても下の方だが、比較的強い装備と大人数を活かした数で攻める戦術を行ってくる為、常に追い詰められた際の逃げ道を確保しておく事。
また、取り巻きが全滅するとReshalaはプレイヤーから隠れて不意打ちを狙おうとしてくる為、注意。幸いにもReshalaは防具を一切身に付けて居ないので不意を突かれた際には急所の頭か胸を即座に攻撃すればReshala自身のAIの強さから勝つ事は容易な筈。
ユニークアイテムは『TT-33 7.62x25 TT pistol (Golden)』。
なんとも悪趣味なエングレーブ付きゴールデンカラーTT。性能自体はノーマル品と全く同じだが、装備時にガンスピンをする特殊モーションを行う。
(彼の討伐タスクではコレの納品が必須なのだが、他BOSSと違って何故かコイツだけユニークアイテムを確定で持ってこない為、最弱クラスのBOSSなのに凄い嫌われている)
WOODS
北西連邦管区により野生生物保護地域に指定されたばかりの森林地帯。Jaegerの住処でもある。
正式な名称は「プリオゼルスキー自然保護区」。
その名の通り、マップ全域に鬱蒼とした森が広がる屋外マップ。
遠くからでも分かりやすい目印やロケーションが少なく、似たような景色が続くため全MAPでもトップクラスに迷子になりやすい。
更に夜間になると月明かり以外ほぼ暗闇に包まれるため、現在地の把握が更に難しくなる。
序盤のPraporタスクをクリアすると入手できるコンパスがあれば比較的マシになるが、よりにもよってそのタスクの内容がWOODSの探索のため、大抵の初心者は迷いながら挑戦することになる。
それ以外にも序盤のタスクでここを訪れることは多いため、初心者殺しのMAPとして名高い。
初心者殺しばっかじゃねーかこのゲーム!
マップ自体が相当広い上に森の中は見通しが悪く、草むらに伏せていればまず見つからないため接敵率は低い…のだが、
湖付近や道沿いなど急に視界が開ける狙撃ポイントも多いため、マップ理解と交戦距離の意識が重要になる。
PMCの脱出ポイントや主要な漁りスポットがマップ南側に集中しており、
マップ中央南の湖沿いにある製材所、次いで南東の医療キャンプと北西のUSECキャンプ、
それらを繋ぐ南東~中央や南~南西のラインは接敵の危険度が高まる。
特に製材所は、序盤からPMCが殺到しSCAV BOSSが湧くこともあるWOODS屈指の危険地帯。
集落が点在するマップ北外周は比較的安全だが、夜間になるとカルトが潜んでいる事があるので注意。
INTERCHANGE同様、激戦区を避けながら隠しスタッシュを漁って稼ぐ戦略も有効。
またマップ西端には(警告の看板があるが)エリアオーバーすると即死の地雷原が広がっている。
更にUSECキャンプのすぐ裏手には警告の看板がない地雷原があるため更に注意。
SCAV BOSSは『Shturman』。
毛皮付きの黒いフードを被った狙撃手で、2人の護衛を付けて製材所に潜んでいる。
狙撃手らしく、異常な視野と射撃精度が最大の特徴。
頭部にアーマーがないため、ある程度高威力の大口径弾でHSできれば一撃で倒せるのだが、
一度捕捉されると2~300m離れた位置からでも平然とカウンタースナイプしてくるため非常に厄介。
また接近すると距離を取るように動き、護衛が手榴弾で援護してくるため接近戦を挑むのも骨が折れる。
取り巻き諸共、遠距離からのHS一撃で仕留めたいところ。
レアドロップとして、低確率で『Red Rebel Ice pick』を所持しているため
徒党を組んだPMCに乱獲されることもしばしば。
THE LAB
Tarkov市内の地下どこかにあると噂されるTerra Groupの極秘研究施設。
かつて違法な人体実験が行われていた。
怪しげな実験設備が並ぶ、廃墟と化した研究施設。
非常に特殊なマップであり、入場の際には専用のカードキーを用意・消費する必要がある。
更に保険が適用できないため、死亡した時点で(味方がいて装備を回収してくれない限り)全ロストが確定。
大まかな構造自体は地下通路・メインフロア・吹き抜けのある上階…という3層構造で比較的シンプルだが、
ほぼ全ての脱出ポイントが無条件で使用できず、別の場所にある電源を入れるなどしてアクティブ状態にする必要がある。
ご丁寧に電源を作動すると警報やアナウンスが爆音で鳴り響き、後述のSCAVレイダーや他PMCに脱出ルートを感付かれるため、普通に脱出することも一筋縄ではいかない。
SCAV BOSSは登場しないが、代わりに出現するSCAVが全てSCAVレイダーという専用の敵になる。
「何者かに高度な軍事訓練を受けている」という設定で、常に2~4人で集団行動しており
制圧射撃や回り込みなど周囲と連携した攻撃を行ってくるため極めて厄介。
装備や射撃精度自体も大幅に強化されているため、普通のSCAV感覚で戦うと簡単に返り討ちにされる。
マップ自体の攻略難易度が極めて高いが、その分報酬も非常に豪華。
注射や各種軍用品、ビットコイン、GPU、LEDXなど高額なアイテムが多数出現し、
各種色付きカードキーで入れる隠し部屋には更に大量の物資が残されている。
総じて超ハイリスク・ハイリターンを地で行くマップ。突入の際は最大限の装備と警戒が必要になるだろう。
余談
- SCAVで出撃した際にAI操作のSCAVにハンドサインを出すとそれに対して色々と行動をとってくれるが、何度か中指を立てるハンドサインを行うと敵対する。
- SCAV達はロシア人の為、勿論ロシア語を言うのだが何故かSCAV達のロシア語は凄い訛っており空耳が聞こえやすい。
オッパイチュキィ...
- 先述の通り、アニメーションに凝りまくっているゲームである。飲食はもちろん、銃器も個別に動作が設定されており、残弾チェックなども飽きさせない。中には普通のプレイだけだと気づかないようなモーションまで用意されてるので探してみるのもいいだろう。
- 現在、公式のYouTubeチャンネルで実写ムービーである「RAID」が公開されている。(全5話。全て纏めたものも有り)非常によく出来ていて一見の価値あり。言語は殆どロシア語だが日本語字幕もあるため視聴には問題ない。
尚、ムービー内の出来事は
ゲーム本編より前の出来事の模様。
追記・修正はTarkovから脱出してからお願いします。
- 軽く編集してみたけど謎の空白が出来てしまった...申し訳ない -- 名無しさん (2021-06-28 09:42:42)
- 常温でほったらかしの牛乳が普通に飲めるのは、沸騰温度で殺菌した牛乳(いわゆるロングライフ牛乳)だから。実は開封してからしばらく経った(しかも口付けてる)飲みかけジュースを後でまた飲む方がヤバい。 -- 名無しさん (2022-06-02 17:31:16)
- ↑ロングライフ牛乳だとしても一応、真夏のタルコフシティに放置されてる牛乳とか流石に腐ってそう...というかこんな状況で紙パックの飲み物とか飲みたくねぇよぉ!仮設トイレに置いてある牛乳とか最早、ホラーやんけ!! -- 名無しさん (2022-06-18 03:02:56)
最終更新:2024年10月29日 15:39