イェソド(lobotomy corporation)

登録日:2020/06/11 Tus 16:00:15
更新日:2020/12/28 Mon 12:17:59
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私は情報チームを担当しています。挨拶は後にすることにして、情報チームを開放して管理パートにいくので間違いないですね?


イェソドとは、lobotomy corporationに登場するセフィラの一人。
例によって、「セフィラとはなんぞや?」という方はまず親項目を参照のこと。





概要

イェソドは、ゲーム進行の関係上マルクトの次にXが出会うセフィラである。
彼は非常に論理的、かつ厳粛な性格をしていて、L社の規律やルールに反するものがいた場合、それが例え、位置関係としては上司に分類されるはずのXに対してすら、容赦なく態度をただすことを進言するほど。

また、思いやりのないと思われがちな態度もよく取り、それが原因で、職員達の間からは「毒蛇イェソド」なるあだ名をつけられている。
イェソド自身も、職員達との間のやり取りで余計な情けや信頼関係などは不要、と断じており、どんな時であろうと論理的に物事を判断しようとする。

……と、ここまで聞くと、血も涙もない冷徹マシーンであるかのような印象を受けるかもしれないが、そんなことはなかったりする。
実はここまで徹底した冷徹な態度をとっているのはつい最近のことで、過去回想シーンなどでは、自身が統括する情報チームに所属する職員と、アブノーマリティしりとりゲームに興じていたなんて微笑ましい一幕も。しかも結構楽しんでたらしい

それだけに、最近彼に何があったのかは気になるところだが……?

また、彼は模範のスーツの下には黒いタートルネックを着込んでいて、肌の露出を極力避けるようにしているが……?

なお、アンジェラからの評価は「精神の強いセフィラ」と、彼女にしては珍しく好感的。やっぱ自分にも相通じるところがあるとか思ってるのだろうか

但しそれ以外の上層セフィラとの仲は芳しくなく、勤務怠慢な態度を見せるネツァクとは喧嘩が絶えないし、職員に同情的なホドに対しても辛く当たっている。誰に対しても平等なマルクトとは普通のやりとりをしてるので、これが一番マシか。

研究・ミッション


彼が出すミッションは、「本能作業を4回完了する」などといった、特定の作業を数こなしていくものが大半。いかにも真面目な彼らしく、成功を着実に積み上げていくことを要求される。
マルクトのミッションから引き続き、それほど難しいものはないため、確実に達成していきたいところ。

ミッション達成により得られる研究内容は、情報チームらしくプレイヤー視点での情報・UI面での恩恵が主となる。ダメージ数値を可視化したり、職員やアブノーマリティの残HP・MPをゲージとして表示したり。これらの研究もないと色々不便なので、取りこぼしがないように気をつけよう。


情報チーム

イェソドが担当する部門。
オフィサー生存効果は、全職員の作業成功率上昇。
部門勤続効果は、対象職員の自制上昇。

情報チームは、アブノーマリティの危険度やその特徴を分類し、それに対する対処方法を検討/解決する部門、と説明されている。
ただ、その「解決方法」を模索するために、「実験」も行ったりするらしい。
アブノーマリティに対する実験。というと、誰がどう考えてもやばい感じしか臭わない。
……コントロールチームといい、なかなか闇が深い説明がなされているものである。




※以下はネタバレを多数含みます。

+正体
※注意!この欄を見る前に、マルクトの項目を熟読しておくことを推奨します!

彼もマルクトと同じように、L社施設の機能、認知フィルターで人間であるかのように見せかけているだけで、その実態は手足の代わりになるアームが四つ付いた四角い箱のような形状をしたロボットである。
肌を露出する恐怖の現れか、機体には黒いテープのようなものが巻き付かれている。

生前の彼は、旧ロボトミー社メンバーの一人、ガブリエル
彼は、イェソドと同じように厳粛な性格をしていて、エリヤの死亡事故が起きてからは、肌の露出を極端に避けるようになり、研究服の下に黒いタートルネックを着込むようになった。
だがこれは言ってしまうと、表面上は冷静に振る舞っていたガブリエルが、エリヤの死亡事故により少なからず動揺し、それから生じた心の傷が、彼自身の肌が腐って、蛆が湧いているかのように見せていたからだった。
彼は冷静ではあったかもしれないが、アンジェラのように冷徹ではなかった。というのも、実は彼が規律やルールに厳粛なのは、「もう誰も死ぬ姿を見たくない」という願いの現れだったのだ。彼は彼なりに、ルールや規律で、同僚を守ろうとしていた。そしてその傾向は、どんどん強くなっていき、彼自身の心の傷も悪化していく。
しかし、彼は、偽りの理性で心の傷を抑え込んでいくことを選んだ。

そしてガブリエルの肌は段々と腐っていき、どんどん蛆が湧いていく。
勿論、実際はそんなことはない。彼の瞳の中でしか、彼の肌は腐ってなどいなかったのだ。
だが彼は耐えきれず、掻き傷ができるのも無視して肌を掻きむしり始めた

旧ロボトミー社は、未知の物質で実験を行う研究機関である。研究メンバーがそんなことをし始めたら、当然、感染症を疑う。
彼はそのことを否定したが、その悲痛な訴えが届くことはなく、最終的にはトップであるAの判断により、本人の意向を無視して身体を拘束し、強制的に精密検査が行われた。

当然、彼には感染症などにはかかっていなかった。なんの異常もなかった。完全にAの杞憂だったのだ。
だが実際には彼の健康状態は悪化するばかりで、ある日、姿を消した、という記述が残るのみである。

……ガブリエルがイェソドの素材として使われているということは、少なくとも彼は死を遂げたのだろう。
恐らくは、多くの人があまり想像したくない末路を迎えたのだ。




+セフィラコア抑制
WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING
セフィラ崩壊によるクリファ顕現
セフィラコアの抑制が必要
WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING WARNING

クリフォト暴走レベル6達成&「エネルギー精製」
情報確認システムに異常を感知しました


貴方が読み飛ばしてる一行一句は、
すべて誰かの犠牲の上に書かれているのを知っているんですか?

全てのイェソドの過去と向き合ったXは、怒りに駆られて暴走する彼を抑制しなくてはならない。

暴走したイェソドは、彼が統括している情報部門のメインルームに鎮座している。
その外見は、例えるなら全身を黒いテープで巻いた、歪な樹木といった様相だが、テープの隙間からは、まるで彼の視界が具現化されたかのように、腐って膿んでいる肉肌が顕になっている。

私たちが一体なにを誤ったのですか?

イェソドが施設に与える負の影響は以下の通り。

まずは1つ目。

開始時:一部情報UIの解像度が低下し、ピクセル化される
また、職員のステータス画面や名前などは特に粗くされており、判別が困難。

「は、そんなものかよ!マルクト抑制に比べてば屁でもないぜ!」と思ったそこの貴方。甘い。

では、実際にはどうなっているかを、ご覧いただこう。


出典:lobotomy corporation+Project Moon+Prohect Moon+2016年12月17日(legacy版)+2018年4月9日(正式版)


……。
なぁにこれぇ?

粗い。かなり粗くなっていて見ずらい。あと目にも悪い

施設の大雑把な光景などは辛うじてなんとか判別できるが、職員のステータス画面などの細かい記載がある部分はどうやっても判別できない。

どの職員のどの作業が得意不得意なのかを、必死に思い出して作業指示を飛ばすしかないだろう。

何ひとつまともに見れないでしょう

そして、残る2つの影響はこちら。

クリフォト暴走レベル2達成:施設全体の解像度が更に低下し、ピクセル化される。

クリフォト暴走レベル4達成:画面全体の色が飽和し、解像度が不規則に乱れる。


出典:lobotomy corporation+Project Moon+Prohect Moon+2016年12月17日(legacy版)+2018年4月9日(正式版)


あーもうめちゃくちゃだよ。

まともに規則も覚えないあなたは、管理人として失格です

ここまで来たら、もはや画面を解読することは完全に諦めた方がいい。大まかな特徴で判別していくのだ。
親項目を見れば十分に承知できると思うが、lobotomyは些細なミスでゲームオーバーを引き起こすので、ミスを引き起こしやすくなっているこの状況に、あくまで冷静に対処していかなければならない。幸い、マルクトと異なり操作面で制限は設けられないため、落ち着いて判別し、対処していけば、突破できるはず。


腐って膿が溢れて出ていた私の身体をあなたは見ていないんですか?


私はとっくの昔に絶望していたのか


誰よりも大丈夫なふりをしたけど、 本当は誰よりも大丈夫じゃなかった。 心から死んでたんだ



何も見えていなかったのは私だったのですね…



セフィラコア抑制を完了すると、イェソドは管理人に以下の恒久的なアップグレートを与える。

  • 作業終了時に得るPE-Boxesの量が25%増加
  • 情報チームに対するクリフォト暴走を免除

抑制後の回想によると、ガブリエルはエリヤの死に心を痛め、新たな規則を設けることをAに提案するシーンが流れるが、Aは無慈悲にもそれを却下してしまう。
どこまでも冷徹になってしまったAに、ガブリエルの願いは届くことは、終ぞなかった。

その後、イェソドとXの会話場面に移行する。イェソドは、自分がしたことを明確に理解はしているが、初めて理性が壊れた瞬間であることを語り。少しだけスッキリしたことをXに語る。
だが、未だにイェソドには、身体が腐る幻覚と、X……Aに対する怒りも消えていないと述べる。
しかし彼は、かつては感じることのなかった「絶望」を感じることができる、と言った。
そして、腐りゆく傷の苦痛から育つものを、イェソドは「希望の種」と呼んだ。

イェソドは、過去を受け入れることは、誰しもが辛いものだと言い、それに同意したX。
イェソドの成長と共に、管理人自身も少しずつ過去を受け入れ始めているようだ。

双方の中には、確かな「分別できる理性」を、持っていた。

そしてそれは、最後に立ちはだかるセフィラの弁舌を打ち破るための鍵の一つとなる。


悲しい話をするには、我々はあまりも多く歩み過ぎたのではないですか。

感情に頼ったところで、なんら助けになるとは思ってなかったのですか。

ですが、悲しみを受け入れる過程もそれに負けず劣らず大事だったのです。

偽りの理性で固めたところで、その中は腐って膿んでいくのですから。

最初は辛く大変で、壊れてしまいそうでも受け入れ続ければ少しずつ良くなります。





※余談
イェソドは「何かしらの闇を抱えたイケメン」ということで、ネットでの女性人気が非常に高く、中には「lobotomyは知らないがイェソドは知ってる」という人もいるくらいである。
そのため、ファンアートなども多い。よく絡まれる相手としては、同じく女性人気が高いネツァクが多いか。


追記修正は、分別できる理性を持った方がお願いします。

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最終更新:2020年12月28日 12:17