軽井沢駅

登録日:2020/08/21 Fri 21:03:33
更新日:2024/03/18 Mon 08:00:37
所要時間:約3 分で読めます




軽井沢駅(かるいざわえき)は、長野県北佐久郡軽井沢町にある鉄道の駅。
北陸新幹線JR東日本)としなの鉄道線が乗り入れる。

概要

佐久平駅や上田駅と並ぶ、長野県東部(東信州、東信地方)のターミナル駅のひとつ。

元々は信越本線の単独駅かつ途中駅だったのだが、1997年(平成9年)10月に北陸新幹線高崎~長野間が開業*1
それに伴い、並行在来線となった区間の一部が経営分離され、軽井沢~篠ノ井間は第三セクターのしなの鉄道線として独立。軽井沢駅はしなの鉄道線の起点になった。

一方横川~軽井沢間は急勾配で沿線人口も少なく、車両運用コストの高さもあって廃線。2020年現在はJRバス関東が1日8往復のバス運行を行っており、片道40分ほどで碓氷峠を結んでいる。

北陸新幹線では唯一行政区分上の町にある駅だが、全国的に有名な観光地であるためか、利用者数は同じ長野県内の飯山駅や上田駅、佐久平駅よりも多い。
また、駅の標高は940.5mで新幹線の駅としては最も標高の高い位置にある。

駅構造

新幹線停車駅としては珍しく、橋上駅舎を持った地上駅となっている。
JR、しなの鉄道ともに改札口は3階にあり、1階にあるホームに降りていく形となる。
新幹線改札口には自動改札機が設置されているが、しなの鉄道のほうは有人改札である。

ちなみに北口2階には地元のラジオ局であるFM軽井沢のスタジオが入居している。

北陸新幹線

ホームは島式2面4線となっている。これは折り返し列車が設定されているのと、急勾配である碓氷峠でのトラブルの際の列車の避難場所を兼ねているため。

当駅には「あさま」全列車と大部分の「はくたか」が停車する。
ちなみに、「はくたか」号は当駅と高崎駅のどちらかには必ず停車することになっており、軽井沢通過のはくたか号は高崎には必ず停車し、逆に高崎通過のはくたか号は軽井沢には必ず停車するというパターンになっている。

  • 1番線
上り(高崎、大宮、上野、東京方面)の副本線ホーム。
待避線の役割も果たしており、上りの通過列車の待ち合わせもここで行う。
  • 2番線
上りの本線ホーム。
上りの通過列車はここを通る。

かつては上野駅や大宮駅と同様にホームドアが無く、通過列車は在来線特急並みの最高速度100km/h程度に減速して通過していたが、それでも十分速くて危険だったため、現在はホームドアが設置されている。

  • 3番線
下り(上田、長野、富山、金沢、福井、敦賀方面)の本線ホーム。
2番線同様、かつてはホームドアが無くて危険だったが、現在はホームドアが設置されている。
ちなみに通過列車の接近時には、山手線の品川駅や大崎駅のホームの発車メロディである「海の駅」(周辺地域104番)が流れる。内陸県なのに何故…。
  • 4番線
下りの副本線ホーム。

しなの鉄道

1面2線の行き止まりホームになっている。
信越本線時代は1面2線のホーム以外にも単式1面1線のホーム、機関車用の機回し線、その他留置線が多数あった。
ちなみに、しなの鉄道移管時に廃止された単式ホームが旧1番線、現在も使用されている島式ホームが旧3・4番線だった。


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最終更新:2024年03月18日 08:00

*1 当時の乗客向け案内は「長野新幹線」