長野駅

登録日:2020/09/20 Sun 20:15:59
更新日:2024/11/29 Fri 19:13:01
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長野駅(ながのえき)は、長野県長野市にある鉄道駅である。
JR東日本しなの鉄道長野電鉄の3社が乗り入れる。

概要

長野県北部(北信州、北信地方)の代表駅であり、県内最大のターミナル駅でもある。

JRは北陸新幹線信越本線の2路線が乗り入れる他、篠ノ井線の列車や中央線名古屋方面の特急が信越本線経由で、飯山線の列車がしなの鉄道北しなの線経由で乗り入れている。
1997年に北陸新幹線の一部区間(高崎〜長野間)が長野新幹線として先行開業した際に当駅が終点となり、2015年に新幹線が金沢駅まで延伸開業してからも全列車停車駅の地位を維持し、北陸新幹線の最重要駅の一つとなっている。

しなの鉄道の北しなの線は当駅が起点である。元々はJR信越本線の区間の一部だったのだが、北陸新幹線が延長した際に経営分離され、しなの鉄道が引き継ぐこととなった。
ちなみにしなの鉄道は既にしなの鉄道線軽井沢〜篠ノ井間)を保有しているため、長野〜妙高高原間の区間は北しなの線として区別されている。
また、しなの鉄道線の一部列車もJR信越本線経由で乗り入れている。

出入り口は東口と西口(善光寺口)の2つあり、長野市の中心部に面しているのは西口である。
長野県庁や長野市役所、ながの東急百貨店の他、超有名な仏教寺院である善光寺も西口にある(だから西口は善光寺口と呼ばれる)。

JR駅はかつて仏閣型の特徴的な駅舎を備えており、現駅舎への建て替えの際には保存運動もあったが残念ながら取り壊されてしまっている。


駅構造

在来線

ホームは3面5線を有する。
歴史的背景から、現在はしなの鉄道と共同で使用している。
地上駅で1階にホームがあり、2階に改札口やコンコースがある。

昔は1番線があったが、現在は廃止され欠番となっている*1
また、3・4番線はかつては同一の線路だったが、車止めが設置されて分離され、直通運転ができなくなった。
在来線特急時代の「あさま」(軽井沢高崎大宮、上野方面)は7番線から発車していた。


2番線、3番線、5番線、6番線、7番線のいずれかから発車する。
特急「しなの」は全て6番線から発着。
一部の普通列車は松本駅から中央東線(小淵沢、甲府、大月方面)に直通する。

2番線、3番線、5番線、6番線、7番線のいずれかから発車する。

2番線、5番線、7番線のいずれかから発車する。

  • 飯山線下り(戸狩野沢温泉、十日町、越後川口方面)
専用ホームである4番線から発車する。


新幹線

島式ホーム2面4線を有する。地上駅で、在来線のホームとはほぼ同じ高さに位置する。
長野新幹線時代は終点だったという名残りからか、開業以来全列車停車駅となっている。そのため、ホームドアは設置されていない。

当駅を跨いで運行される「かがやき」と「はくたか」は、当駅で乗務員が交代する。これは北陸新幹線のJR東日本JR西日本の境界駅は上越妙高駅なのだが、上越妙高駅に「かがやき」が停車しないための措置。

11・12番線から発車する。「かがやき」は原則12番線から発車する。
早朝に1本だけ、当駅始発の下り列車(はくたか591号)が存在する。

  • 北陸新幹線上り(軽井沢、高崎、大宮、東京方面)
13・14番線から発車し、「かがやき」は原則13番線から発車する。
ただし、当駅始発の「あさま」の一部は下りのホームから発車する。

長野電鉄

長野電鉄長野線(須坂、信州中野、湯田中方面)の長野駅は地方私鉄としては珍しい地下駅となった。
ホームは2面3線の頭端式となっている。
JRと違って自動改札機は設置されていない。

ホームは1~3番線が振られており、特急列車は主に2番線から発車する。
ちなみに同駅では日本一巨大な入場券「長野駅ジャンボ入場券」を発売しており、2022年には発売から50周年を迎えた。

ながも

長野駅の公式キャラクター。ニホンカモシカの子供をモチーフとしており、北陸新幹線開業25周年を機に実施されていた「JR長野駅 駅キャラ選挙」にて、他6体のキャラクターを押しのけ、見事に勝ち決定された。なんと候補の6キャラも含めてすべて長野美術専門学校の学生が創作しており、駅キャラにしてはかなりの力の入れようとなった。見た目はカモシカの子供をデフォルメしたマスコットであり、一部の性癖の人にドストライクした。




追記、修正お願いします。



最終更新:2024年11月29日 19:13

*1 ちなみに旧1番線は現在は駐輪場となっている。