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ディーラー(流星のロックマン)

登録日:2011/11/23 Wed 17:34:47
更新日:2026/05/27 Wed 08:27:47
所要時間:約 7 分で読めます





ロックマンなんざ、オレたちのてきじゃないぜ?




ディーラーは、流星のロックマン3に登場する悪の組織。
1のFM星人、2のオリヒメ率いるムーの遺産を悪用する集団と続き、3作目にしてようやくエグゼシリーズのWWWのような「人間による」ある程度の規模を持った組織の登場となった。
…3作目にしてというか、結果的に最終作での登場となったが……。

アジトは数十年前に放棄されたと思しき地下シェルター。立地と独自の電波封鎖によりサテラポリスの眼を搔い潜っていた。例によってどうやって建てたのかは謎
また、真の本拠地ともいうべき衛星軌道上の拠点「オービットベース」も保有している。キングの財力で使途を伏せて建てたんだろうか?キングとハートレスがどうやって出入りしてたかはやっぱり謎

組織とは言ってもWWWなどと比べるとかなり少数精鋭であり、やたら広々としたアジトにしては側近1人、幹部3人という少なさ。他に姿を見せるのはウィザードばかりで、末端構成員の類はいるかも不明(少なくとも過去に存在したことは語られる)。
だが、各人の能力が非常に高い事と、ボスであるキングの手法が上手な為、過去の組織と比べても脅威度はひけは取らない。

ボス含め、各メンバーの名前はトランプが元ネタ。


以下、ネタバレ注意


◆構成員


◆クインティア/クイーン・ヴァルゴ

ディーラー幹部の一人で、やや暗い雰囲気を醸し出した黒髪の女性。ジャックの姉。
教育実習生としてコダマ小学校5-Aに潜入する。生徒によると17歳らしい(本当かどうかは不明)。
キングの英才教育の甲斐あってか能力は優秀。キングの開発した兵器があってではあるが、WAXAとサテラポリスに一人で出向いて壊滅的なダメージを与えた。
FM星人の歴代最悪の犯罪者の一人であるというヴァルゴと組んでおり、電波変換でクイーン・ヴァルゴとなる!

…が

設定上ではジャックと共に、暴走したウィザード達より格上の強さとして描かれているものの
攻撃を出すタイミングがバレバレであり、且つモーションも大きく、弟と違って複合攻撃も無いため、実際の強さはぶっちゃけ最弱候補ですらある。
あまりの弱さにV3はレアなイリーガルカードゲットの為の専らのカモという有り様だよ!(´・ω・`)
一応、ロックマンと縦列が合うと水のバリアを纏い攻撃を反射するが基本的に攻撃時の前隙が特に酷く、特に必殺技のライトオブセイントは2秒ほどたっぷりと前隙を晒すのでその間に好き放題されることが多い。そもそも発動する前に倒されることがほとんどなせいでイリーガルカードでしかその技を知らない人が多いとか。

ちなみにメガカードはコーヴァスが一緒ならヒット数が増える隠し効果が付いている。

元々はテクノロジーで発展した小さな国の王族として産まれたが、テクノロジーを狙う周囲の国に戦争を仕掛けられ国は滅亡、ジャックと共に戦争孤児となり辛い日々を送る…。
そしてキングに拾われ、彼に才覚を見出されてディーラーの一員として非合法な「仕事」に従事させられることになる。その内にメテオGのことを知り、キングから土壇場で制御を奪い、『メテオGを地球にぶつけ、テクノロジーの発展により腐った世の中をリセットする』という願いを抱くことになる。
同じ境遇の子供たちを使い捨ててきたキングには一切の情を抱いておらず、計画は彼への復讐も兼ねている。
昔ディーラーに居たシドウとは元恋仲。というか今でも両想い。

シドウが命を賭して自分の幸福を願いつつも、最早後戻りはできないとメテオGに進入。計画成就まであと一歩のところで追ってきたロックマンに2度目の敗北を喫し、彼とジャックの説得を受けてついに復讐を棄てた。
地上に戻った後は、「スバルを地球へ」に協力するため、ディーラーアジト跡に向かっている。
EDのモノクロ絵では生還していた(?)シドウの看病をしており、この時の表情はとても穏やか。

なおクリア後シナリオでギャル口調になる彼女(?)は必見。

◆ヴァルゴ

クインティアのウィザード。モチーフはおとめ座。
だが性格は残虐、口調は「キャハハ」という笑いが癖のギャル系、肩書きはFM星最悪の犯罪者と、これでもかと言わんばかり乙女とは程遠い。
クインティア姉弟の願いに興味を持ちウィザードとなり共に行動するが、スバルやジャックに説得されたクインティアが戦いはもう辞めると決めた途端に離反。
が、最後はスーパーマンの如く駆けつけたブライに相方共々叩っ斬られて死亡。

◆ジャック/ジャック・コーヴァス

ディーラー幹部であり、クインティアの弟。
常に落ち着いている姉とは対照的に、チマチマした事を好まずケンカっ早く、我慢の利かない激情家。というかまだ子供。
だが良い意味でも子供であり、任務の一環としてコダマ小に入学した時の修学旅行は普通に楽しんでたり、スバル達のパンツ破りのアホらしいノリにマジになるなどの面もある。あとオクタマスタジオでは遠くにいるゴン太に正確にノイズドカードを投げるすごい投球力を持った面もある。

ウィザードのコーヴァスと電波変換してジャック・コーヴァスとなる。
こちらは誰かさんと違って設定に違わずかなりの強敵。ひっきりなしに飛んでくる炎と、翼の剣を連続で振り回す攻撃や突撃攻撃の複合攻撃はかなり厄介であり、作中最強クラス。
ロックオンし続けていると上空に舞い上がってロックオンを外してくるという特徴を持ち、そのまま画面外からロックマン目掛けて滑空突撃してくることがある。

メガクラスカード『ジャック・コーヴァス』、イリーガルで手に入るギガクラス『ペインヘルフレイム』はどちらも射程が短かったりストーンマン系のランダム攻撃だったりでエリアイーター等のサポートが必須だが、高火力+移動不可の追加効果があるので対戦では強力。
なおメガカードの方はお手元にヴァルゴがあると2回攻撃になる隠し効果付き。

クインティアと同じ願いを抱いて行動していたが、シーサーアイランドで曲りなりにも自分を気にかけていた白金ルナをジョーカーが手にかける瞬間を目の当たりにし、迷いが生じる。
当初は迷いの正体を自覚できず苛立ちに変えていたが、ルナやスバルの説得や再戦したロックマンへの2度の敗北を経て、自分達のやろうとした事が結局自分達のような子供を生み出すだけの『破壊』と理解。『テクノロジーの発展が生み出した犠牲は俺達だけで充分』と姉を説得する。

EDではスバル達と共に委員長の生徒会長当選パーティーに参加しているが、グラスの持ち方が何気に上品。王族生まれゆえだろう。

◆コーヴァス

ジャックのウィザード。モチーフはからす座。
相方のヴァルゴと同じくFM星最悪の犯罪者。FM星に居た頃はしょっちゅう突っかかってきたウォーロックをボコボコにする程強かったらしく、ウォーロックも再会時にはビビっていた。
相方と同じく改心したジャックから離反し彼らを襲おうとするが、ブライに叩き斬られて死亡。

◆ジョーカー/グレイブ・ジョーカー

ディーラー幹部の一人で、茶色のスーツでキメた大柄な黒人男性。
身長は240cm辺りにまで達する威圧感たっぷりの男。
幹部の中で新入りらしいが、クインティアとジャックの監視役をしていたことから2人よりキングに信頼されている模様。
性格は冷徹かつ残酷であり、『弱きものは存在価値はない』という哲学を持ち、たまたま様子を見に来ただけの白金ルナをその哲学に従い(ロックマンの怒りを引き出すという意図もあって)ティウンティウンさせるという大悪行をやってのけた。
その思想に恥じない実力の持ち主ではあり、バトルの後で弱っていたとはいえウイルス100匹斬りをやってのけるストロングを一撃でデリートしたりもしている。

デリートの際に生身で必殺技「グレイブメテオレーザー」を放つ人間離れした力を見せるが、それもそのはず、コイツの正体は人間ではなく最強のバトルウィザード
開発者はヨイリー博士で、アシッドとは共通したプログラムを持つ兄にあたる。
かつてサテラポリスに封印された後、脱走しキングに拾われ、自らの存在理由(レゾン・デートル)を「力ある者による支配」に見出してキングに従うようになる。

メテオGに接続し、ファイナライズする事によって本来の姿にして究極の姿であるグレイブ・ジョーカーとなる。
見た目はエグゼ4のレーザーマンに赤色を採り入れてよりいかつくしたようなもの。
ジョーカーに言わせれば、ロックマンが得たノイズチェンジもまがい物に過ぎないとのこと(ゲーム上はこの時点のロックマンもファイナライズ可能だが、ストーリー上ではファイナライズしたことがない体で進む)。
しかし予想を超える成長を果たしていたロックマンに敗北。その後キングの命令で自爆を決行。自らの確実な死と引き換えに皆を守ろうとしたアシッド・エースによりエネルギーを抑えられ、その覚悟を「愚かだが見事」と評しつつ消滅した。いや結局シドウとアシッドは復活した……かもしれないのだが

作中では彼の過去は上記の程度しか語られないが、連動書籍『シークレットサテライトサーバー』と『流星のロックマン3究極ガイド バトルブラックボックス』で詳細に語られた。
元々は『強大なメテオサーバーの力を使える最強のバトルウィザードを作る』というサテラポリスの計画に基づき、科学顧問ヨイリー博士によってノイズ制御プログラム「ジョーカープログラム」を組み込まれたウィザードとして生み出された。
しかしメテオサーバーアクセス時に、ノイズの悪影響をそのまま悪の意志として実行してしまうという致命的な欠陥が発覚。
更に、あまりにも人間に近い外見・思考を与えてしまったが故に、自我が強く表れたジョーカーは自分より知力・戦闘力に劣る人間への服従を拒む。
このためサテラポリスはジョーカーを失敗作とみなし、ヨイリー博士が破棄に難色を示したため、サテライトサーバーの奥深くに封印される(実際、サテライトサーバーのバトルカードアーカイブの「ジョーカー」フォルダは32階層中30階層目)。
しかし何らかの方法で封印を破ったジョーカーは脱走し、人間への憎悪に取り付かれ復讐を誓うことになる。

自分を生み出した人間に処分されそうになったことで、自分の存在意義を見失ってしまったジョーカー。
そして逃亡を続けるうちに出会ったミスター・キングが謳う「世界の支配」に深い感銘を受け、ディーラーに加入する。
「人間によって生み出された自分が人間を支配したとき、自分の存在意義がわかるかもしれない」という期待と共に。

その後にヨイリー博士は改良型としてエースプログラムを開発し、人間と共生するウィザードとしてこれを組み込んで生み出されたのがアシッドである。

「生み出されたはいいものの一方的に人間から処分されそうになり、それが原因で人間を憎むようになる」という設定は前シリーズフォルテ別ゲームを彷彿とさせる。
彼の場合はそれだけにとどまらず、前述された「ノイズ」が「悪意」としてそのまま実行されてしまうというAIシステムの欠陥も相まって、「本人が意図せずとも『存在自体が悪』になってしまう」というサガを背負ってしまった。
そういう意味ではジョーカーはその名が示す通り「『悪意』(ノイズ)に踊らされる道化師(ジョーカー)」なのかもしれない。
しきりにアシッドを自分と同じく破壊衝動に従わせようとしたり、ウォーロックが放った「存在意義なんて自分で見つけるもの」「そんなことをウダウダ言うあたり人間にでもなりたいのか」という言葉に少なからず動揺し「面白い」と評したりしていたのは、無意識下で感じていた孤独ゆえともとれる。

でもいいんちょ爆発四散させたのは許されざるよ!

戦闘中はメテオサーバーからカードをダウンロードしているのか、ブレイクカウントボムやサウザンドキックなど、ギガカードによる攻撃を行う他、Gメテオレーザーでエリア全体を焼き払うなど豪快で強力な攻撃を多数揃えている。

更に本編では敵対していたアシッド・エースと裏シナリオでは……。

◆ハートレス

キングの側近であり、チャイナドレスとカジノのディーラーの服を併せたようなものを着た美人な大人のお姉さん。
あくまでキングからメテオGを奪う事を目的に従っているクインティア姉弟と違って忠実。
…に見えたが、実は彼女もメテオGの中にいる大吾を救うためにキングの下に居たスパイ
かつては大吾の仕事仲間で、あかねとも旧知の間柄。
さすがに彼女に裏切られた時はキングも取り乱していた。

◆ミスター・キング

ディーラーのボス。いつも専用のマシンに座りトランプをパラパラやっているお爺さん。
表の顔としてキング財団の会長を務め恵まれない子供を養っているが、これも優秀な子供を見つけ自分の手駒にするために他ならず、任務の為に当たり前の如く子供を死なせていく等、ワイリー以上の鬼畜である。
部下達を見捨てて置いて「クリムゾン収集に猫の手も借りたい」等と発言する傲慢な男であり、そのためか人望は上述の通り皆無。
自分に本当に忠誠を誓っているのはジョーカーのみという有様だが、それでもメテオGを支配下に置き世界の支配一歩手前まで成し遂げたのは彼の手腕あってこそである。
主に本編前に準備を終えて指示だけだったFM王やドクター・オリヒメらと違い、ギリギリまで財団の会長の顔を保ちつつノイズドカードやクリムゾンマシンでメテオG制御の準備をしたり、ロックマンのデータからウォーロックコピーを作ったりとかなり手を動かすタイプのボス。
ハートレスに裏切られ、ノイズウェーブに叩き落とされ死んだかと思われたが………。



ラ ス ボ ス と な っ て 復 活

事前にかつての大吾のようにジョーカーの手で電波体になっており、ノイズウェーブから生還。
メテオGのコアと融合し、エグゼから通して唯一人間が変身したラスボス、クリムゾンドラゴンとなりラスボスとしてロックマンと対決、激闘の末敗北しその野望は潰えた。
しかしキングが消滅してもなおクリムゾン・ドラゴンは残って暴走。強化された状態で2戦目に突入する。
具体的にはHPが初戦よりも圧倒的に増え、暴走しているという設定からか攻撃速度もワンランク上のSP(SPなら∑相当)の速さで攻撃してくるようになるが……

ちなみに開発段階ではクリムゾン・キングと言う名前だったそうな。


◆元構成員

◆暁シドウ

クインティアやジャックと同様、キング財団に養われてディーラーの一員となっていた孤児。
初登場時に「学校に初めて来た」と発言する、うまい棒を知らない、民間のバトル大会で大人気なく無双するなど、浮世離れしたところが見られたのもおそらくはこのため。

犯罪に加担することに耐えられず、ディーラーを脱走しサテラポリスの一員となる。
当時恋仲だったクインティアと、ジャックを置いていったのは守りながらの逃避行は不可能と考えたため。作中の会話からすると彼女達の「願い」については知らなかった模様。


追記・修正は星が5つかがやくときにお願いします。

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最終更新:2026年05月27日 08:27