キングボーネ(スーパーマリオギャラクシー)

登録日:2020/11/02 Mon 22:49:41
更新日:2025/04/03 Thu 15:20:44
所要時間:約 3 分で読めます



キングボーネは、スーパーマリオギャラクシーに登場するボスキャラクター。

概要

「コボーネ」という魚の骨のようなモンスターを使役する骨の巨大魚。『スカルシャークギャラクシー*1』のボス。ステージ開始と同時にボス戦がスタートする。
実在の魚で言えばメガマウス(巨大な口から名前を付けられたサメ)級のサイズを誇り、身体中の傷痕からその強さを推し量ることが出来るのだが、その行動パターンは…


何もしない。


いやホントに。マジで泳ぐだけで何もしない。そもそもマリオに気付いているそぶりすらない。
コボーネの方が追跡・爆発・無限召喚と三拍子揃っているせいでこっちの方がまだ強い、このコボーネが攻撃手段といえるが。
じゃあ何もしないならそんなに難しくないんじゃないか、と思うかもしれないが…



これがまた冗談抜きで難しい。


というのも、スカルシャークギャラクシーはマリギャラの通常ギャラクシー屈指の難易度の高さで知られている。(いたずらコメットを含めると中の上くらいの難易度にはなる。エンディング前だと最高難易度になるかもしれない)

主な要因

  • スカルシャークギャラクシーは全面が水中である
これ自体は不思議な事ではない。水中ステージというのはマリオお馴染みだからだ。
ただ、本作は3Dマリオシリーズ。酸素ゲージがある。つまり水中に無制限でい続ける事は出来ず、定期的に酸素補給をしなければ溺れてしまう。
一応、泡が定期的に出る場所があるのでわざわざ水面に顔を出す必要性はない。そもそもキングボーネの泳ぐ高さの関係で水面に上がる必要性がなく、せいぜいライフUPキノコ回収の時くらいである。
  • コボーネの厄介さ
前述の通りコボーネは魚雷に近い性能をしており、マリオを追跡しては近付くと「ピコンピコンピコンピコン…」という接近音を鳴らして恐怖心をあおってくる。こいつからの逃げにスピンを使うと酸素ゲージが急速に減ってしまう。スピンもコウラもなしだと近くの障害物に誘導してぶつけるくらいしか回避手段がない。
  • ステージの雰囲気の怖さ
このギャラクシーは全体的に暗くて、そこに現れるキングボーネ、恐怖感と緊張感を煽るBGM*2、そこにコボーネの追跡と追跡音の怖さ、そして水中ステージという、3Dマリオシリーズのトラウマ要素をこれでもかと詰め込んだようなギャラクシーであり、トラウマになるプレイヤーが続出。マーレのいりえの虫歯うなぎに近い恐怖感がある。
  • 攻撃手段の面倒さ
攻撃手段は甲羅だけで5回当てる。任天堂にしては珍しく3回ではない。
1回ぶつけて以降コボーネが現れ、3回目の攻撃以降はBGMが高速化する。
図体がデカイのでクッパJr.やボスカメックよりはマシだが、甲羅当てを外すとマリオの機動力がダウンする上にまた甲羅探し、甲羅を手に入れたら今度はこいつを探すという、ひやひやする中で長い手順を強いられる。一応まっすぐ飛ぶ緑甲羅だけではなく投げた時に自動追尾する赤甲羅もあるのが幸いか。


幸いな事にこのギャラクシーはスターが1つしかないのでいたずらコメット襲来の対象外なので、こいつを倒せばギャラクシーコンプリートとなる。むしろ来てたまるか

更に本作のパワースターをコンプリートしようとするとマリオ・ルイージで一度ずつ戦わされる。やめてくれよ…

スーパーマリオくんでのキングボーネ

こちらではギャラクシー編最終回に登場。地上だが普通に活動可能。
「このまま俺様の出番なしで終わらせるか」と星くず祭り*3を襲撃し、キノピオ達を次々と捕食するが骨なので食っても脱出されてしまった。それに驚いている所をマリオのスピンアタックで粉々に砕かれ、その後破片はスープの出汁にされてしまった。


余談

  • 名前の由来は「キング+骨」。分かりやすいが、ギャラクシー名やシナリオ名から「スカルシャーク」「ガイコツザメ」と間違えやすいかも。

  • 2Dマリオシリーズにはコボーネに似た「フィッシュボーン」という敵キャラがいる。こちらは追跡はしないがマリオに向かって一直線に突進してくる。雰囲気的に深海ステージに生息する為、心臓に悪いのはキングボーネどもと同じ。




追記・修正はキングボーネをマリオ・ルイージ共にノーミスで撃破した人にお願いします。
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最終更新:2025年04月03日 15:20

*1 スター55個に加え、キッチン付近のハラペコチコの変化する「ティアドロップギャラクシー」をクリアする事でマシンルームに出現する。

*2 題名は『キングボーネ』だが、順序的にはほぼファントムギャラクシーのポルタ戦で先に聞くこととなる。

*3 原作のエンディングには登場しない。他のボス(ディノパックンなど)は一部が登場している。