ブラストマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2020/11/03 (火曜日) 00:00:04
更新日:2025/05/22 Thu 22:36:22
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思ったよりも、やるようだな!
しかし次のエリアでは、更なる灼熱地獄がお前を待ってるぜ!

命が惜しかったら、さっさとプラグアウトするんだな!
おっと、プラグアウトしても灼熱地獄が待ってるんだったな!

せいぜい頑張りな! ギャハハハハ!


「ブラストマン」は『ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は炎(ヒート)。

●目次

【概要】

無印のロックマンに元ネタが存在しない、本作オリジナルのキャラクター。

後に「ロックマン11」にて名前の同じロボット「ブラストマン」が登場しているが、
外見や戦闘スタイルは大きく異なるので逆輸入かは微妙なところ。
なお、ブラストマンという名義は『ロックマン&フォルテ』のバーナーマンの初期名だった。


体内に電脳酸素を取り込んで燃焼させ、高火力の炎を胸部の噴出口から発生させる事ができる。
その火力はファイアマンをも上回る。
目つきとニヤけた口が示す通り非常に凶暴な性格で、「クォォォォッ」というシャウトが口癖。

【活躍】


・ロックマンエグゼ6
第1話で、持ちナビと喧嘩して孤立していたコジローのPETに侵入。
光熱斗に嫉妬していたコジローを言葉巧みに操り、警備ロボを管理するコンピューターを乗っ取ることに成功。
警備ロボを火炎放射器にたちまち変えてしまい、才葉学園を火の海にすることを目論む。
だが駆け付けたロックマンとの戦いに敗れ、負け惜しみを吐いてその場を後にした。

その後、ロックマンがガッツマンたちと久しぶりの再会を楽しんでいたところにダイブマンと共に姿を見せる。
ガッツマンたちを攫いロックマンにリベンジマッチを挑むが、彼らがパワーアップした以上に
ロックマンは電脳獣のチカラで強化されており、なすすべなく敗北したのだった。



【主な技と強さ】

  • エアボンバー
横一列に進む爆炎を発射させる。
火属性がついていること以外は技名も含めてエアーマンのエアボンバーと同じ。
エリア内のメタルキューブの陰にいればやり過ごせるうえ、爆炎のスピードもさほど速くない。

  • ブラストハリケーン
横一列を攻撃範囲に熱風を発射する。
なんと他の二つの技と違い、メタルキューブを貫通するぞ!
といっても攻撃予備動作が分かりやすすぎるので大変当たりにくい。

  • ブラストファイア
3つの火球を発射し、エリア内を焼きつくす。
発射前の火の粉で火球の軌道が丸わかり、尚且つ火球は物体を貫通できないので
これまたメタルキューブの陰にいればやり過ごせる

【驚きの弱さ】

上記のように、攻撃前後の隙が大きすぎたり攻撃パターンが分かりやすすぎたり、
攻撃を避けるためのメタルキューブをわざわざ用意してくれたりと、脅威要素がまるで存在しない。
勿論ゲーム最初のボスが強すぎるのも問題だが
シリーズ6作目ということで、本作から始めたならまだしも『1』の頃からやっている熟練プレイヤーなら流石に操作も上達し、尚更「とても」弱くみられた部分がある。


しかしこれだけなら「最初の弱いボス」でしかなく、特に注目することではないのだが
ブラストマンにおいては、その戦闘力の低さが更なる悲劇を招いている。

それは本作のミニゲーム「ウイルスバトラー」でのこと。
これは自分の手持ちのウイルスで、相手のウイルスと戦うミニゲームなのだが、
最高難易度ラストバトルの敵ウイルスは、なんとメットールとブラストマンであった。

ウイルスと戦うはずのゲームでネットナビのブラストマンが登場する時点でトンデモないのだが
ボスナビらしくウイルス相手に無双する……ことはまずなく、たいていの場合こちら側のウイルスにハメ倒される運命にある。
流石に編成は真面目に考える必要があるが、ブラストマンが炎属性の攻撃しかしないこと、相方が最弱ウイルスのメットールなこと*1から対策は容易。
レベルアップした個体ならいざ知らず、与ダメージが10とか20とかの一番ショボい個体を登場させたんじゃあねえ…

じゃあEXやSPなどの強化個体なら強いんじゃないの?という疑問が湧くかもしれないが、上記のような単調な攻撃パターンが強化されないためこれもそんなに強くない。
エグゼ6はシナリオのボスを倒した直後からEXナビのフラグが立つため、早ければセントラルエリア3に入る時点(つまりブラストマン編のシナリオの最中)にもセントラルエリア2のEXと戦うことが可能。
HPが800と2倍になり、攻撃力も50〜80と上がっているが初期HPでも一回は耐えられる。丁寧に攻撃を当てていけば撃破は難しくないだろう。
EXを倒すと今度はランダムエンカウントでSPが出現するようになる。
HPは1400にまで増え、攻撃力も90〜150と流石にこの時点ではキツいものがあるが、フルシンクロと多段ヒットするチップを組み合わせるなど考えを巡らせれば勝つことは不可能ではない。もちろんシナリオが進めば余裕だろう。

そんな全方面隙の無い弱さがあって、プレイヤーから単なるザコボスに留まらない変な愛され方をするようになった。
ブラストマンではなくウイルスマンと呼ばれたり、「ウイルス戦BGMが流れない」とバグ扱いされたり…
そんなことしてたら、1作品しか登場していないのにも関わらず
u-capcomでの人気投票にて、ロックマン・ブルース・フォルテに次ぐ第4位にランクインしてしまうのだった。


そんなブラストマンだが、彼のナビチップはそこそこ強い。
ロックマン相手に使用したブラストファイアを発動させるのだが、火球に貫通性能こそ無いものの
敵エリアの広範囲を攻撃できるので、ウイルスを一掃するのに大変便利。
また上記の通りブラストマンEXとはかなり早く戦えるため、腕さえあればかなり早く入手可能なのも嬉しい限りである。
さらに先述のブラストマンSPをノーダメージで倒すと結構な確率でEXチップを入手できる。
威力こそ無印に毛が生えたようなものだが、使い勝手は据え置きである。
ナンバートレーダーでは御多分に洩れずアスタリスクの無印が入手でき、
これとホワイトカプセルのコンボで敵をほぼ確実に麻痺させるコンボ始動の役目をこなしたり、
ステータスガードがうっとうしいトマホーククロスを引っ剥がしたりと対戦でも活躍が期待できる。


クォォォォッ! 追記修正してやるぜ!

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最終更新:2025年05月22日 22:36

*1 ウイルスバトラーではHPはパーティで共有する