登録日:2020/12/30 Wed 00:28:12
更新日:2025/05/09 Fri 19:57:18
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ほとんど
ピクミンや
キャプテン・オリマーと変わらないほど小型の生物で、その名の通りうじ虫のような姿をしている。
元々空の生物だったようだが羽や脚は退化しており、普段は集団で地面に潜っているが、獲物が上を通るとモゾモゾ地上に現れ周囲を這い回る。
●目次
【一覧】
ウジンコ
和名:ヒラバヒメアギト
ヒメアギト科
作中では数少ない♂と♀がはっきり区別されている生物で、頭部にクワガタのような大アゴと甲殻がある紫色の方が♂、アゴが小さく甲殻の無いピンク色の方が♀。どちらも体力は非常に少なく、オリマーパンチで簡単に倒せるほど貧弱。
1匹の♂と複数の♀でハーレムを作る。
♂は小さな体の割にアゴで挟む力は非常に強く、これでピクミンを噛みちぎって食べてしまうほか、アゴが小さく狩りが出来ない♀に獲物を分け与える役割も持つ。
オリマーが攻撃を喰らった場合はあの
チャッピー以上の大ダメージを受けてしまう。
また、
初代のウジンコは
捕食行動中は無敵という謎の仕様があり、
ウジンコに喰われるとほぼ助からない。無犠牲縛りの鬼門としても有名で、よほど腕に自信がない限りはオリマーパンチによる処理が推奨される。
一方、アゴが小さい♀はピクミンを襲うことが出来ず返り討ちにされてしまうが、ウジンコはピクミン達が分泌する寒天状の物質を好むため、それを承知でピクミンを追い回す。
地表に出てくるのは成熟前の個体で、成長すると地中に潜って蛹となり、羽化すること無く蛹の中に産卵して、そのまま死んでしまう。
弱そうな見た目と名前から初見ではただの雑魚に見えるが、実際は様々な嫌らしい攻撃をしてくる難敵。
まず、掛けた橋やスロープを齧って壊してしまうという困った習性を持ち、最初はいなかった場所でも何日か経つとわざわざ橋の近くに新たに出現して朝から橋を壊すという悪意ある配置で出現することもある。壊すといっても段階的に少しずつなので、素早く倒してすぐにピクミンに橋を作らせれば元に戻せる(とはいえ、タイムロスには変わりないので壊れる前に対処するのが吉)。
弱点として、丁度真上にピクミンを投げ当てると一撃で倒せるほか、水中では呼吸ができないので誘き寄せて溺死させることも可能。特に前者はタイミングこそシビアだが捕食中も有効なので、喰われる前に救出する唯一の手段となっている。
ちなみに、初代に限り「ウジンコの潜むエリアを”オリマーが”通った時」に出現する仕様なので、ピクミンだけが通った場合は潜ったまま出てこない(これはトビンコも同様)。オリマーで近づかなければ絶対に出てこないので場所によってはスルー可能。
これらの特徴から多くの初見プレイヤーに衝撃を与え、チャッピー同様全ての作品に登場し続けた(『Hey!』を含むと♂のみ)。さらに、ヒメアギト科は下記の通り亜種が多く、いずれも小さな難敵として印象に残りやすい。
このゲームで「原生生物はどんな相手でも決して油断してはならない」という鉄則を教えてくれるのがウジンコなのだ。
♂:タカノツメやニンニクと一緒に炒める。
♀:軽くソテーに。産卵前は脂が乗っているのでオススメ。
トビンコ
和名:トビヒメアギト
羽が退化せずに残ったヒメアギト。とはいえこの種のうち羽をもっているのは大抵♂で、♀は後述のクイーンを除き羽をもたず、地表面近くで蛹化し一生を地中で過ごす(産卵もサナギの中で行うため、成虫になっても羽化しない)。
ピクミンの捕食・橋の破壊・弱点・行動パターンなどはほとんどウジンコ♂と同じだが、ある程度ダメージを受けると飛び回って体力を回復するのが最大の違い。回復すると地上に戻り攻撃態勢に入るが、飛んでいる間にピクミンを投げ当てると一撃で倒せる。
ウジンコよりも体力が多く、頑張って削ってもすぐ飛んで逃げてしまうため、オリマーパンチでの退治は非常に困難。一応『1』では水に誘い込んで空を飛ぶ前に噛み付きを誘いつつ殴ればオリマーパンチでも倒すことが可能。
全作品に(一応)登場する生物の一種で、地味ながらも回を追うごとに強化されている。
ただし、『
3』のストーリーモードで登場するトビンコは全て
ラスボスの細胞から生まれた偽者で、死ぬと金色の液体になって消滅してしまうため回収できない。チャレンジモードでは通常の(すなわち死骸が残る)トビンコが登場する。
見かけによらず栄養豊富なのか、1匹でピクミンを4匹も増やせるため、各種1ペレットよりコスパが良い。ただし群れていることもあり流石にピクミンが増えすぎるためか『3』以降は3匹に減っている。
『
4』では行動パターンが大きく変わり、ピクミン未発見の状態でも常時飛行しているのがデフォになった。空中からピクミンを襲い、ピンチになると地中に逃げ込む。
過去作のように地中から奇襲されなくてやりやすいと感じるか、空中のトビンコを狙い落とすのが難しいと感じるかは人によりけり。
ソフトシェル(脱皮したての個体)を姿煮に。羽までおいしい。
ブリコ
和名:ムレヒメアギト
『3』にのみ登場した新たなヒメアギト。♂準拠でアゴのあるトビンコとは反対に、アゴが小さい♀寄りのビジュアル。
地中に潜らず一生を地上で過ごし、エサを求めて群れで移動する習性を持つ。
主食は大地のエキスや果実の汁なのでピクミンを襲わず、終日エリア内を集団で動き回るだけの無害な生物。だが、その実とにかくうざい。非常にうざい。
まず、運搬中の果実を発見するとその果実にくっつき重くするというほかに類を見ないタイプの運搬妨害をしてくる。大きな物を運ぶ場合、何かが引っかかって間接的に妨害されること自体は少なくないが、こいつの場合重くすることで物理的に運べなくさせてしまうのだ。加えて、こちらが発見した大地のエキスを横取りする地味に嫌な行動をとることもある(その個体はパンパンに膨らむが、移動時のエネルギー消費で元に戻る)。
この手のタイプは早めの退治が定番だが、質の悪いことに
一発でも攻撃を喰らうと白ピクミン並みの凄まじいスピードで逃げていくので退治も難しい。更に、カケラや
ピキノツユクサの実を運搬するピクミンがブリコに遭遇すると、
そちらを追いかけ行方不明になってしまうことがある。こうなると退治の難しさやブリコの行動範囲も相まって、他の原生生物に襲われたり水に落ちたりして高確率で死んでしまうため要注意。ついでに苦労して退治して運んでも1匹しかピクミンが増えないのも微妙にイラつくポイント。
結局のところ無視が一番の対策になるが、ブリコの場合はその無視すらさせてくれないので、始まりの森にしか出現しないにもかかわらず凄まじい存在感があり、多くのピクミンとプレイヤーを苦しめた。
弱点自体はウジンコと同じ(溺死はしないが)なので、デラックス版ではロックオンが簡単になったことで少しだけ退治しやすくなった。また、当初はヒメアギト科かどうかは
一応不明だったが、後の生物図鑑実装により
大方の予想通りウジンコの仲間であることが確定した。
茹でた後一気に飲み込む。味よりのどごしを楽しむ。
マルデムシ
和名:マルヒメアギト
『Hey!』に登場したヒメアギト。水陸両棲なので、主に水辺・陸上エリアのあるステージに登場する。
ピクミンを食べないが、危険を感じると
ゴロムシのように体を丸め、体の両端に複数ある突起からトゲを出し転がって反撃してくる。
この状態では攻撃できなくなってしまうので、発見でき次第トゲを出す前に攻撃するか、距離を取ってトゲが引っ込んでから攻撃すると倒せる。
トゲデムシ
和名:トゲヒメアギト
『Hey!』に登場し(ry。一応同じヒメアギトだが、全身トゲトゲでほとんどウジンコの原型を留めていない。
いくつか穴を開けた洞窟の壁の中に生息し、穴から穴へ移動する習性があるが、その理由や目的は不明(オリマーは、呼吸か光を浴びるためもしくはただかまってほしいだけであると推測している)。
こちらもピクミンを襲うことは無いが、見た目通りどこに触れてもダメージを受けてしまうので退治できない。主にお宝やキラキラの近くに出現するので、どちらかといえばトラップとしての側面が強い。
名前は似ているが
こいつではない。見た目が似ているが
こいつでもない。
そもそも電気使えないしね
オッコ
和名:オトシヒメアギト
『Hey!』に登(ry ウジンコの変異体で、派手な体色の通り毒を持っているが、アゴは完全に退化してしまっている様子。
アミダ草というツル状の植物に住みつき、この草を伝って地表に落ちてくる習性を持つ。縄張り意識が強いらしく、近付くと毒ガスで攻撃してくる。
ピクミンを投げ当てると倒せるが、厄介なことに倒してもしばらくすると同じ場所からまた湧いてくるので、ほどほどにしておかないと先に進めなくなってしまう。
その姿はオリマー曰く「なぜか機嫌が悪い時の妻を思い出す」らしい。
クイーントビンコ
和名:グンタイトビヒメアギト
『Hey!』に(ry ♀でありながら羽と大アゴを持つ異色のトビンコ。体色は緑ではなく紫色で、ヒメアギト科ではぶっちぎりのデカさを誇る。一方で、アゴはウジンコのようなハサミ状ではなく、意外にもピクミンを食べない。
この系統初のボスとして登場しており、無数のトビンコを従え波状攻撃を仕掛ける。ステージ内では羽ピクミンのみで対峙するが、最初はトビンコに阻まれまともに攻撃が通らないので、地道に1匹ずつ退治することで初めて攻撃できるようになる。
『3』に登場したタテゴトハチスズメとは生態や行動パターンがよく似ているが、下僕を無視して本体を直接叩くあちらとは逆に、クイーントビンコの場合は必ず下僕を攻撃しなければならない。また、♂を従えている理由と方法は不明。
マザーウジンコ
和名:ヒラバヒメアギト 幼形成熟個体
ヒメアギト科
『4』に登場した、あまりにも巨大なウジンコ♀。大きな地面を掘る音と共にいきなり出てきてその巨体を見せ、初見プレイヤーに多大なインパクトを与えた。
本来ならばウジンコの♀は成熟すると脱皮をして地中に潜り産卵に備えるが、ある種の
幼形成熟を果たすと、未成熟な幼体の姿のまま餌を求めて地上を這い回るようになる。そして潤沢な栄養が得られるポイントに居住しつづけそこでどんどん
巨大化していったのが、このマザーウジンコである。
見た目は幼体だが生殖能力は獲得しており、爆発的な繁殖を見せるが、生まれてくるウジンコのサイズは通常サイズ。
元が無害な♀のウジンコであり捕食活動も行わないが、その巨体は見かけだけでなく大きな武器となり、攻撃しようと目の前で突撃させようものならその巨体から放たれるボディプレスで目の前にいるピクミンをペシャンコに潰してしまう。
範囲も意外と広く、時に連続で飛び込んでくるため、当たりどころが悪いと大多数の犠牲を出すことになってしまう。
おまけに同じくボディプレスをかましてくる
イモガエルなどに比べてボディプレスの動作が異常に早いうえ、攻撃動作が非常に分かりづらいと来ている。何しろ目玉と胴体しかないので……。
どうせ♀だから食われないだろうと決して油断せず、遠くからピクミンを投げつけたり、圧死に強い岩ピクミンを使うなどして冷静に対処しよう。場所によっては数匹同時に出てくるのでそこも注意。
丸々とした子持ちを塩焼きに。ブリブリ、ネバネバの食感がクセになる。
おぉう…
ノミンコ
和名:ベニトビサシ
トビサシ科
『4』に登場した、その名の通りノミのような虫。
名前も敵としてのポジションもウジンコらと似ているが、ヒメアギト科とは全く別の種である。
ヒメアギト科と異なり4本の脚を持っていて、高く、かつ繰り返し跳びはねることができ、
その跳躍力によって素早く近づいてくるため、気づいたら囲まれていた、ということも。
また、主人公及びオッチンにはカギ爪状の前足を使ってへばりついて吸血してくるため、非常にうっとうしい。
繁殖力も非常に高く、産卵直前のメスが数匹いる状態から1か月ほど経つだけで100匹以上に増えていることも珍しくない。
塩辛かったり、酸っぱかったり、甘かったり。
体液を吸った生き物によって風味が違う。
……食べて大丈夫なのかそれは?
追記・修正された項目をウジンコに食べられないように、定期的に巡回をお願いします。
- 運搬妨害はパンモドキがしてなかったっけ? -- 名無しさん (2020-12-30 00:47:19)
- ブリコはマジで許さん -- 名無しさん (2020-12-30 02:44:23)
- 運搬妨害に関していえばショイグモ系統もいるからブリコが史上初ではないと思う -- 名無しさん (2020-12-30 04:30:15)
- 一気に飲み込む…? -- 名無しさん (2020-12-30 08:32:23)
- 重さを増やすという意味合いではこっちが初 -- 名無しさん (2020-12-30 08:58:08)
- 見た目からしてアゴジムシの元ネタとしか思えない(偏見) -- 名無しさん (2020-12-30 10:01:37)
- ↑×3 し、しらすの踊り食いと同じ様なもんだと思えば… -- 名無しさん (2020-12-30 10:30:03)
- ↑サイズ的にオリマーらが飲み込むのは無茶なのでは… -- 名無しさん (2020-12-30 18:13:45)
- ポケモンのユキハミはウジンコの寒冷地適応種と言われても違和感ない見た目よね -- 名無しさん (2020-12-30 18:19:19)
- 3のトビンコは空中戦が強い羽でも食われやすい強敵(しかも岩じゃないと一撃で倒せなくなった) -- 名無しさん (2020-12-31 13:17:39)
- ちなみにブリコはカクレバ(葉っぱの群生地)で休んだりもする -- 名無しさん (2021-10-07 01:09:04)
- マザーウジンコは絶対許さない -- 名無しさん (2023-07-25 18:02:05)
- 巨大ウジンコ出るのかなーとか言ってたら本当に出てきてビビった -- 名無しさん (2023-07-29 08:39:33)
- なんかキモいの出てきてビビった -- 名無しさん (2023-08-04 15:53:07)
- チャッピーとかドックリ系の巨大個体と違って何とも言えない異形感あるよねマザーウジンコ -- 名無しさん (2023-08-04 16:55:58)
- トビンコまじキモイ -- 名無しさん (2023-08-17 12:27:33)
- 家ステージのノミンコ嫌すぎる -- 名無しさん (2023-09-29 02:29:51)
- ブリコといいマザーといい、新種のウジンコがチャレンジモードでの敵過ぎる。オリマー遭難記のマザーはほんとに許さない -- 名無しさん (2025-05-09 19:57:18)
最終更新:2025年05月09日 19:57