登録日:2021/02/05 Fri 00:46:40
更新日:2025/01/19 Sun 10:31:36
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●目次
【概要】
ヒーロー協会に所属するヒーロー。
最高戦力であるS級ヒーローの一人で、ヒーローランクはS級16位。
ゼンコという妹がいる。
「金属バット」という名前はヒーロー協会から付けられたヒーローネームで、本名は「バッド」。
ヒーロー名と本名が似ているためややこしいが、ヒーロー名の方が金属バット(bat)で本名がバッド(bad)。
妹の名前が「ゼンコ(=善子?)」なので、おそらく「不良→悪い→bad」というネーミングなのだろう。
外見は
リーゼントにバットを持ったヤンキー風の青年。
ジェノス(19歳)や、
童帝(10歳)と同じく、この漫画では数少ない未成年者の主要人物。
OVAの温泉旅行編では未成年だからと酒は飲んでいない。
【人物】
性格は喧嘩っ早く短気だが非常に妹思い。
ヒーロー協会からの出頭命令でピアノの演奏会を抜け出した時は隠すこと無く協会の上役に敵意をぶつけていた。
妹が演奏会で3位を取ったと電話で聞いた時は感涙したが見に行けなかったことを責められて、喧嘩を始める一歩手前の険悪な雰囲気になっていた
アマイマスクでさえ戦意を削がれるほど平謝り。
どうやら妹には全く頭が上がらないらしい。
村田版によると
「妹の前では暴力を見せない」という約束を交わしており、例え要注意怪人を前に絶好の攻撃機会だとしてもバットを止めざるを得ない。
それを苦戦の
言い訳にしない辺り、いかに「家族(妹)の約束」を大事にしているかが窺える。
また家では猫を飼っており、そちらも溺愛している模様。
出産に立ち会えない事でブチ切れたり、世話代行がネオヒーローズ移籍の決め手の一つになるなど、彼の中では妹同様に高いウェイトを置いている事が分かる。
重役護衛の任に就いた時は心底うんざりしながらも要請自体は受けていたり、愛猫の出産を控えながらも怪獣出現の報を受けて出動したりとS級ヒーローの中ではなんだかんだで協会へは協力的な方だが、その分ヒーロー協会幹部の傲慢さや身勝手さに苛立つことも多い。
そのせいもあってか怪人協会編後、ネオヒーローズが台頭するとヒーロー協会からそちらに移籍。
支給されたバトルスーツなども使い前線に立っているが、ネオヒーローズの方もハナから金回りに疑念を抱いていたりとあまり信用している訳では無い。
【戦闘能力】
超能力や兵器などは使わず、戦闘ではバットを振り回して戦うヤンキースタイルだが、災害レベル:鬼の怪人を単独で撃破する実力者。
ガロウの分析からすると武術の類を心得ていない素人の様だが、ダメージを負えば負うほど跳ね上がる攻撃力と速度は目を見張るものがある。
衰弱に比例して強くなる非科学的な仕組みの根拠を問われるも、本人曰く
「原理もクソもねえ、気合いだ気合い」。
例え血まみれ・骨折多数の重体でも一切気力が落ちない士気の高さとタフネスは見事の一言。
だが流石に限度はあり、なおも戦いに行こうとした際に止めようとした妹からの「ポコッ」の一撃で糸が切れたようにダウンした。
総じて、追い詰められれば追い詰められるほど更なる力を発揮するヒーローと言えるだろう。
シミュレーションによれば災害レベル竜の
阿修羅カブトには負けるが、当人としては「追い詰められてからが本番」のつもり。実際、災害レベル竜の
ムカデ長老との戦いでは、ダメージを受けながらも彼の弱点は唯一柔らかそうな頭部と見抜きそこへ集中攻撃を行なう機転を見せた。
真っ先に敵の弱点を発見して突破口を見つけるなど戦闘面における地頭もいい。ただし学はない。
尚、彼の金属バットは普通の物とは違う、ヒーロー協会に作らせた特注品で、あり得ないほど硬い。
その耐久力は、災害レベル竜のムカデ長老の突進を真っ向から受け止めても無傷という、かなりとんでもない代物。
彼のパワーで地面を叩き割った上に延長線上にあるビルを倒壊させる一撃を放っても折れ曲がりもしない。
原作では麻酔薬弾の乱射を背中に受けて意識を失っており、薬物はある程度効くらしい
◆技一覧
村田版で使用。
相手にひたすら金属バットを叩きつけ滅多打ちにする。
村田版で使用。
駒のように高速で回転して金属バットによる連打を浴びせる。
原作で使用。
高速で振り下ろされるバットの乱れ打ち。絶対半殺しじゃ済まない
おそらく対人間用に手加減した技と考えられるが、それでも全身を改造したサイボーグに「これを受け続けるとまずい」と思わせるほどの威力。
村田版で使用。
気合と共に回転しながら敵に猛烈な金属バットの連打を浴びせる。
村田版で使用。
縦にスピンしながら金属バットを振り下ろして攻撃をする。
普通の攻撃ではあまり効果が無かったムカデ仙人の触覚を千切り落とす威力。
ガロウとの共闘時に使用した
合体技。
元々個別に放った技が、似た力の性質を持つ両者の共闘による共鳴と増幅に相まって災害レベル不明のムカデ仙人の外骨格を砕く破壊力をみせた。
【来歴】
◆暗黒盗賊団ダークマター編
予言者シババワが遺した最期の予言についてヒーロー協会職員シッチの招集を受け、A市のヒーロー協会本部会議にて初登場。
実は学がなくシババワのことを知らずに話から置いてかれかけたが、同席した
サイタマが質問してくれたおかげで事なきを得た。
ダークマター壊滅後に現れた
イケメン仮面アマイマスクが、被害を防げなかったS級達を酷評し一触即発となるが、その時ゼンコから電話がかかってきて妹に平謝りする金属バットの姿を見てアマイマスクも戦意を失った
ついでにアマイマスクに妹からの頼みでサインをお願いした。
◆怪人協会編
ヒーロー協会からの依頼で重役の護衛を務める。
その最中に
怪人協会の襲撃を受け、まずムカデ後輩とヒトトリグサを瞬殺。次にムカデ先輩とラフレシドンの災害レベル鬼2体に襲われる。敵の攻撃で一時劣勢になるもバットで頭突きし気合を入れ直して一発ずつぶん殴り撃破。
しかし重役の子供を攫われ、災害レベル「竜」のムカデ長老と交戦。
更にムカデ長老に吹き飛ばされた際、ガロウの襲撃を受け、我流の金属バット戦法ゆえ彼の『武術』に苦戦しながらも『気合い』でパワーを上げて対抗し激戦の末に、倒したと油断したガロウに攻撃しようとしたところで妹ゼンコが現れた事で金属バットは戦いを停止。
ゼンコを見たガロウもやる気を無くして撤退。金属バットも重傷故に入院することとなった。
暫くしてニュースを見てヒーロー達の危機にじっとしていられず現場へキングと共に飛んで参上。
ムカデ仙人相手にその場に居合わせたガロウとなし崩し的に共闘。救助ヘリを救ったりガロウと合体技を放ち硬い外骨格を砕くなど活躍する。
事件後はガロウの処刑に反対し止めようとする。
追記・修正は気合を込めてお願いします。
- 奇人変人博覧会のS級の中では容姿・性格共にわりとマトモな方 -- 名無しさん (2021-02-05 12:49:37)
- モチーフは黄金バットかな? -- 名無しさん (2021-02-12 17:48:40)
- 喧嘩っ早い・物知らんだけで頭は回るし、対人方向でも見てられる部類ってのもデカイ -- 名無しさん (2021-02-26 05:35:50)
- ONE版村田版でもどんどん株を上げてきてる。ほんといいキャラだわ -- 名無しさん (2021-03-13 01:10:49)
- こいつの妹がアマイマスクの正体を知った程度でファンをやめるとは思えない なら妹がアマイマスクの復帰の鍵になるのでは -- 名無しさん (2021-07-29 05:56:02)
- S級ヒーローで一番好きかも。かっこいい -- 名無しさん (2024-11-24 15:56:14)
最終更新:2025年01月19日 10:31